マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

『シンドラーのリスト』・・・『一つの生命を救う者が世界を救える』 そして 『アブラハムの子ダビデの子、イエス・キリストの系図』

2020-12-17 13:00:00 | 大学。大学院。本。コンサート。ラジオ。映画。
12月17日。木曜日。曇。

3時間15分の大作映画を観ました。
     『シンドラーのリスト』


第二次世界大戦時。
ドイツによるユダヤ人の組織的大量虐殺(ホロコースト)が
東欧のドイツ占領地で進む中
ドイツ人実業家オスカー・シンドラーが
ポーランド系ユダヤ人1100人の命を救った実話 です。


  映画の最終で・・・
    
          『今夜、真夜中に戦争は終結する。War is over。』
 
               『最後の別れの挨拶』
      1100人のユダヤ人とドイツの軍人たちの前で挨拶をするオスカー・シンドラー


       『明日から、君らは生き別れの家族を探す、その多くは見つかるまい。
        6年間に及ぶ惨事。世界が犠牲者を悼んでいる。我々は生き残った。
        私に感謝する者もいるだろう。自らに感謝せよ。Thank yourself。
            死の前で勇気を見せた仲間に感謝を・・・。』


私は『最後の挨拶』を聞きながら
胸がいっぱいになり
胸に手を当て、涙せずにはいれませんでした。
思わず、映画を観ながら・・・
『最後の挨拶』をメモせずにはいれませんでした。


      『シンドラーのリストを作成するシンドラーとユダヤ人会計士イザック・シュターン』
   

       ナチス党の党員でもあるドイツ人実業家オスカー・シンドラーは
戦争を利用してひと儲けすることを目論み、潰れた工場を買い取って、ホーロー容器工場を開設。
       有能なユダヤ人会計士イザック・シュターンに工場の経営を任せ、
         「安価な労働力」としてゲットーのユダヤ人を雇い入れ、
     また持ち前の社交性でSSの将校に取り入って自らの事業を拡大させていきます。

 しかし。

やがて冷酷なSS将校ゲート少尉がクラクフ・プワシュフ強制収容所の所長としてクラクフに赴任して来る。
    少尉ゲートとその部下のSS隊員達は、ゲットーや収容所でユダヤ人を次々と殺戮していく。
    会計士シュターン初め、シンドラーの工場で働くユダヤ人たちにも危機が迫る中、
       金儲けにしか関心がなかったシンドラーの心境に変化が生じていく。
            そして・・・
            彼はある『リスト』の作成を決意する。

          もうけた大金すべてをゲート少尉に賄賂として差し出し、
        1100人のユダヤ人を、工場の『労働力』として雇うという名目で
             『1100人の命』を救う『決意』をします。
         『シンドラーのリスト・1100人のリスト』を作成するのです。


『最後の別れの挨拶』は続きました。


           『私はナチの党員で、弾薬の製造業者だ。
            強制労役で利益を得た。私は犯罪人だ。

             君らは自由。 私は追われる身だ。
     零時5分まで君らと共にいて、その後逃亡する私を許してもらいたい。

      亡くなった君らの同胞をしのび、3分間の黙想を捧げよう。』



『最後の挨拶』を終えて・・・
逃亡の身となったシンドラーは、
一つづつのスーツケースを持ち
妻たちと4人で旅立ちます。


   『抱き合い最後の別れをするシンドラーとユダヤ人会計士イザック・シュターン』
 

  シンドラーーは泣き崩れます。
      『もっと救い出せた。もう少し努力をすれば・・・。
       車を売れば、10人を救えただろうに・・・。
       金のバッチを売れば、もう二人、いやもう一人救えた・・・。
       もっと努力すれば、もう一人救えたのに、救えなかった。』

  シンドラーの片腕として働いた会計士シュターンも泣き崩れます。
      『彼らから新しい世代が育ちます。
        もっと大勢を・・・? こんなに救って?』
 と言って
          手作りした『指輪』 をシンドラーに贈ります。     
     『指輪』には『ユダヤの聖書の言葉』が刻まれていました。

      『一つの生命を救う者が世界を救える』


     なぜ? 人間はなぜ、 正反対の『生と死の道』、 を選ぶことになるのだろうか?
           
               『答』は自分で決めるしかない。
            『自由』が与えられた人間は、自分の『選択』の報い、
                 が、与えられると神様は言われる。
             『自由』には『責任』が伴う事だけは確かであろう。
                



シンドラーは、
ナチ党員として裁かれることなく
その後は、新事業を始めます。
後に。
1961年に彼が救ったユダヤ人たちにイスラエルに招待されて以来・・・
年の半分を彼が隠居生活をしているフランクフルトで過ごし、
他の半分をエルサレム在住の、彼が救ったユダヤ人たちの下で過ごすという
    『二重生活』が、13年間、
1974年(66歳)にドイツのヒルデスハイムで亡くなるまで続けられました。
彼の墓は彼自身の希望により、エルサレムのローマ・カトリックの教会墓地にある。
シンドラーが助けた方たちの子孫は6000人以上だそうです。
 『一つの生命を救う者が世界を救くった。』 のです。
    『彼らから新しい世代が育った。』 のです。

そして。
『シンドラーのリスト』の映画監督・スティーヴン・スピルバーグは
『この映画を、犠牲になった600万人のユダヤの方々に捧げます。』
の『言葉』で、映画を終えました。 



そして。
年末で思い出すのは
『2020年度 ビッグニュース』
そのに続いて、その

        今年は・・・ 『被爆75周年』 
 
     原爆投下後・・・亡き弟を背負った 『焼け跡にたつ少年』

   米占領軍カメラマン・米国の写真家ジョー・オダネル氏の『証言』
  原爆投下後の広島・長崎に入り、被爆した市内の様子を撮影しました。
 火葬場にいた2人の男が背中の弟を下ろし、そっと火の中に置いた。 と証言。
   
      『No More ヒバクシャ No More 核兵器』   『No More戦争』  
       目を離すことなく・・・『その後』を見守っていきましょう。 


そして。

今日は12月17日。御降誕八日前。

『今日の入祭唱』

   『天よ、喜び歌え、地よ、喜び躍れ。 山々よ、歓声をあげよ。
   わたしたちの主は来られる。 貧しい人々を憐れんでくださる。』

        イザヤ書 49章13節参照


    『今日の福音 アブラハムの子ダビデの子、イエス・キリストの系図』
 
 

       『アブラハムの子ダビデの子、イエス・キリストの系図。
   アブラハムはイサクをもうけ、イサクはヤコブを、ヤコブはユダとその兄弟たちを、
   ユダはタマルによってペレツとゼラを、ペレツはヘツロンを、ヘツロンはアラムを、
    アラムはアミナダブを、アミナダブはナフションを、ナフションはサルモンを、
 サルモンはラハブによってボアズを、ボアズはルツによってオベドを、オベドはエッサイを、
           エッサイはダビデ王をもうけた。

   ダビデはウリヤの妻によってソロモンをもうけ、
    ソロモンはレハブアムを、レハブアムはアビヤを、アビヤはアサを、
    アサはヨシャファトを、ヨシャファトはヨラムを、ヨラムはウジヤを、
      ウジヤはヨタムを、ヨタムはアハズを、アハズはヒゼキヤを、
      ヒゼキヤはマナセを、マナセはアモスを、アモスはヨシヤを、
  ヨシヤは、バビロンへ移住させられたころ、エコンヤとその兄弟たちをもうけた。

         バビロンへ移住させられた後、
      エコンヤはシャルティエルをもうけ、シャルティエルはゼルバベルを、
    ゼルバベルはアビウドを、アビウドはエリアキムを、エリアキムはアゾルを、
       アゾルはサドクを、サドクはアキムを、アキムはエリウドを、
      エリウドはエレアザルを、エレアザルはマタンを、マタンはヤコブを、
ヤコブはマリアの夫ヨセフをもうけた。このマリアからメシアと呼ばれるイエスがお生まれになった。

      こうして、全部合わせると、アブラハムからダビデまで十四代、
ダビデからバビロンへの移住まで十四代、バビロンへ移されてからキリストまでが十四代である。』 
           マタイ福音書 1章1-17節


    『イエスの系図』には、
       14代×①~③=42代の中に、
       女性四人が入っています。
       四人の中には、異邦人や罪人と言われる人もいます。
       『神の救い』は、異邦人にも罪人にも、及ぶのです。
     
 女性四人は、特別な事情があって、ダビデの子孫となり、『イエスの系図』に入っています。
 神様は、 人間を自分の協力者として立て、 『人間の歴史』を指導なさる御方です。


私たちも、
神の指導を信じて
歴史の1ページの協力者になれるかもしれませんね♡♡



『今日の拝領唱』
 
    『見よ、 万民が望んでいた方が来られ、
   神殿を栄光で満たす、と万軍のの主は言われる。』

      ハガイ書 2章7節参照


皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
私は今日、来年の心の計画を立てるのにふさわしい『豊かな時間』を過ごせました。
STAY HOMEの年末を有意義に過ごせるといいですね。  お元気で!

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