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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



2月に大阪城梅林の梅の開花をご紹介しましたが、3月になるとサクラの季節がめぐってきます。

3月1日の靱公園



かつて大阪の繁栄を謳ったとされる和歌「難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今は春べと 咲くやこの花」の春に咲く花とは、桜(以下サクラ)の花を指すとも言われています。

靱公園のカンヒザクラ(2月24日)



そのサクラは、梅と同じバラ科サクラ属、サクラ属の中で早く開花する種がカンヒザクラで、大阪のセントラルパーク、靱公園にはカンヒザクラの株があります。

靱公園のカンヒザクラ(2月24日)



先週水曜日に靱公園に行ってみると、カンヒザクラの花はまだ蕾でしたが、今朝立ち寄ってみると、少し開花していました。

靱公園のカンヒザクラ(以下3月1日)



カンヒザクラは、サクラの原種の一つで、旧正月くらいに咲くことからガンジツザクラ(元日桜)と呼ぶ地方もあるようです。



釣鐘型の真っ赤な花が特徴で、ヒカンザクラ(緋寒桜)と呼ぶこともありますが、ヒガンザクラ(彼岸桜)と混合されやすいので、カンヒザクラ(寒緋桜)となったようです。



さて、緋色の花を拡大してみると、5枚のはなびらが重なって釣鐘型となり、その中央に雌しべ、その周囲を雄しべがとりかこんでいます。



このカンヒザクラとオオシマザクラの自然交配種が1955年に静岡県河津町で発見されたカワヅザクラで、カンヒザクラよりもさらに早い、1月下旬から2月にかけて開花するようです。



河津駅近辺では、その花を2月初旬に楽しめるようですが、大阪でカワヅザクラを見ることができる場所があるのでしょうか。

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