こうべ動物王国のバードショーに登場するワシノスリは、南米に分布するタカの仲間。従って、日本や北米(アメリカ)、英国の野鳥図鑑には記載されていません。
もともと日本にいない鳥なので公式な名前ではなさそうですが、英名で「Black-chested Buzzard-Eagle」と呼ぶこの鳥をワシノスリとして紹介しましょう。
ウイキペデイア(英語版)では<ワシノスリの全長は62~76cm、トビ(59~69cm)やミサゴ(全長54~64cm)オオタカ(50~58cm)よりも大きく、南米の山岳地帯または丘陵地帯に生息。生息地の標高は1,500 mから4,600 mの間が一般的で、低地に進出することは稀>
<ワシノスリの食物は主に中型の哺乳類で、ヨーロッパから持ち込まれたウサギは、重要な獲物となっていて農業被害をもたらすウサギの数を減らすことで農家に役立っている>
<ワシノスリはアンデス地方での食物連鎖の頂点近くにあり、自分自身またはその子が脅かされていると考えると、人間を激しく攻撃することもある>
<高い木や岩だらけの崖の上に巣を作り、巣は直径約85センチメートルの棒の塊で、既存の巣を再利用することもあるが、放棄された巣も見られる>
<ワシノスリは、数週間かけて交尾、通常2個、時には1〜3個の卵を産み、約1ヶ月間で孵化する>
<南米の広い範囲に分布するために、絶滅の懸念は少ない種と考えられているが、ブラジルのリオグランデ・ド・スル州やサンタ・カタリーナ州、アルゼンチンの一部などでは減少している>
<アルゼンチンでの減少は、ネズミ等を根絶しようとする農家によって配備されたストリキニーネ餌(殺鼠剤)による中毒に起因している>・・・何とか目にピントがきていますね。