野鳥・旅行・観光・テニスなど趣味の写真ブログ
ROSSさんの大阪ハクナマタタ



ウミアイサも繁殖地に向けて旅立つ時期ですが、近所の公園の池にメス3羽、オス1羽が残っていました。

ウミアイサのオスは、メスに向かって(他のカモには見られない)特有な求愛ポーズをとります。

頭部とクチバシを上に向け、首の部分をU字型に曲げて水中に沈め、翼は水面上に残します。

下腹部と尾羽は水面から出ていますが、尾羽の先端部だけは水中に沈める窮屈な姿勢を取ります。

メスの視線が外れた後もメスの近くで何度もその窮屈なポーズを取っていました。

オスは、求愛ポーズが容易にできることで、体が健康状態にあることをアピールしているのかも。

このオスが何度求愛ポーズを取っても、隣のメスは全く無関心でした。

メスが飛び出しそうになったので、オスは求愛ポーズをひとまず中止しました。

その直後、オス、メス並んで飛び出しました。下の写真でオスとメスで翼の模様が違うことが判りますね。



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近郊にある公園の池に生息しているバン(全長32cm)です。手元の図鑑(日本の野鳥590・平凡社)からバンを紹介しましょう。<・・・>が引用部

<バンは日本で北海道から南西諸島、小笠原諸島などに生息していて、世界でもユーラシア大陸、アフリカ、南北アメリカなどに広く分布している>

<ツル目クイナ科の中では最も普通にみられる野鳥で成鳥夏羽は全体に黒色。下尾筒の大部分も黒いが両脇に白い三角斑がある>・・・後ろから見るとその白が目立ちます。

<背中からの上面は緑褐色で脇に白い縦斑がある。額板とクチバシは赤く、クチバシの先端は黄色い>

<関東地方以北では夏鳥、以南では留鳥として湖沼、池、河川、水田、湿地などに生息する>

<足は黄緑色で脛の上部が赤く、足指は長い>・・・バンが潜水を開始した瞬間。

<冬羽は夏羽に似るがクチバシの赤味が無いか、わずかにある程度>・・・ということで夏羽のバンとヒドリガモ。

オオバンのような特異な水かき(弁足)は無いが、泳ぐことができ、時には水中に潜る>

インドから東南アジアにかけての狭い地域に、顔から腹部までが白い同種のシロハラクイナ(全長32cm)が分布していますが、腹部の白が目立つので間違うことはないでしょう。



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先日紹介したチュウヒ(環境省レッドリスト2020絶滅危惧ⅠB指定)が近所の公園に飛来してきました。

チュウヒは翼をV字型にして飛行し(帆翔という)ながら、下を向いて獲物を探しています。

しかし方向転換をする際には視線を上げることがあります。

このチュウヒの眼の虹彩は薄黄色なので比較的若い成鳥のようです。

完全な成鳥になると、虹彩の黄色がもっと濃くなるのではないでしょうか。

チュウヒの翼下面にはタカ目の野鳥に多く見られる鷹斑模様がありません。

ただし、ごく稀にこの場所に飛来することがあるハイイロチュウヒのメスには鷹斑模様があるようです。

いつか、ハイイロチュウヒを見てみたいと思っていますが、個体数は絶滅危惧ⅠB種指定のチュウヒよりもさらに少ないとか。

この日のチュウヒは、ごく短時間でしたが、かなり近くを飛行してくれました。



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桜の花を離れたメジロの羽ばたきを連写してみましたので紹介しましょう。・・・右足を枝から離した瞬間。

両足を下にし、次の枝を目指して羽ばたくメジロ。

次に止まる枝が見つかったのか、羽ばたきながら姿勢を立てるメジロ

上に向かって強く羽ばたくメジロ

ピンクの花が点在する緑の背景の中で羽ばたくメジロ

次は空を背景に羽ばたくメジロの連写です。

青空を背景に羽ばたくメジロでしたが、後方の枝が邪魔。

羽ばたくメジロの翼先端は、飛行機のウイングレットのよう。

最後は桜の花を背景に羽ばたくメジロ



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大阪市内からほど近い近郊に渡来していたベニマシコのオスです。いつも小枝の多い樹木に止まります。

8~10羽の群れで移動していたので体色が赤いオスも複数います。

左下から体色が淡い若いオスが飛んできました。その尾羽を見ると、外側の3枚が白。

1本の草に3羽のベニマシコ。最下部のオスと上部2羽の体色が違うことが良くわかります。

オスが飛び出すと、翼上面にある2本の白帯と上尾筒の赤が目立ちますね。

近くの枝から直下降するベニマシコ

次の瞬間、翼を広げ方向転換したのでフレームアウト。

かなり近い枝に止まったベニマシコ。背景の緑ボケは良かったのですが細かい枝が邪魔。

これも枝かぶり満載のベニマシコ・オスでしたが、翼にはピントが合っていいるようです。



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大阪市内にある川の土手を散歩していると、河口に多くの野鳥が終結していました。

黒いのはキンクロハジロ、茶色いのはカイツブリ科最大の野鳥カンムリカイツブリ(56cm)のようです。

カンムリカイツブリはユーラシア大陸に分布する野鳥なのでアメリカの野鳥図鑑(national geographic birds of north america)には記載がありません。・・・中央2羽のカンムリカイツブリが首を持ち上げて争っていますね。

カンムリカイツブリの英語名は(great crested grebe)で、冠羽のある大きなカイツブリという意味でしょう。・・・もっと近くに寄ってみました。

英国の野鳥図鑑(COLLIN BIRD GUIDE)に記載された全長は46~51cm、日本の野鳥590(平凡社)では56cm。極東地域では大型となるのかも。

英国の野鳥図鑑で分布図を見ると、繁殖地はユーラシア大陸中央部、越冬地はヨーロッパとアフリカ北部沿岸となっています。

日本の野鳥590(平凡社)の分布図でもユーラシア大陸中部から東ヨーロッパにかけての広い地域が繁殖地とされています。

日本には主に冬鳥として繁殖地から秋に渡来し越冬、これから集団で繁殖地に向けて旅立つのでしょう。

秋から冬にかけての地味な姿は、既に繁殖期の派手な夏羽になりかけていました。



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近所の公園でチュウヒを撮影していると、翼に黄色い模様のある小型野鳥が接近してきました。

かなりのスピードでチュウヒ(全長48~58cm)の上を通過していますが、カワラヒワ(14cm)のようです。

バードリサーチの野鳥図鑑によれば<チュウヒの越冬期の食性はカモなど大型鳥類約40%、小型哺乳類32%、小型鳥類9%、中型鳥類5%、中型哺乳類3%、魚類2%、その他9%>

カワラヒワはチュウヒに食べられる中で9%という小型鳥類で、結構飛ぶスピードも速いので襲われる危険性が少ないのでしょうが、チュウヒの頭上を飛び越すシーンに驚きました。

折角なので近所の公園でもよく見かけるカワラヒワを狙って撮影してきました。

カワラヒワの魅力は、羽ばたく際に見せてくれる翼と尾羽にある鮮やかな黄色模様です。

カワラヒワの翼にある黄色模様は翼の下面からも良くわかります。

飛行の際、翼にカワラヒワとよく似た黄色い模様がある野鳥にゴシキヒワ(14cm)がいます。

ヨーロッパに分布するゴシキヒワは赤白黒茶黄の5色で彩られ、飼い鳥として輸入されていますが、オーストラリアやニュージーランドでは野生化して問題になっています。



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シロハラ(全長25cm)は気の強い野鳥で、なわばりの中に入った大型のトラツグミ(全長30cm)まで撃退します。

下の写真では2羽がが同じフレームに入ったので大きさと体色の違いが良くわかりますが、ピントが甘かった。

次は、なわばりの草地に入ったマミチャジナイ(22cm)を攻撃しています。

上空かからシロハラの逆落とし攻撃を受けたマミチャジナイが草地から飛び出す場面。シロハラにうまくピントが来ました。

上空のシロハラに対抗するマミチャジナイが武器となる足を持ち上げる場面。

シロハラも足指をマミチャジナイに向けて攻撃態勢に

シロハラの足がマミチャジナイの頭上に迫っています。

マミチャジナイが体勢を立て直し、クチバシで威嚇攻撃しています。

シロハラとマミチャジナイが足を使って攻撃中。シロハラが空中のマミチャジナイに馬乗りとなって優勢に・・・このあとマミチャジナイは退散。



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先日ベニマシコのオスの写真を掲載しましたので、今回はメスを紹介します。・・・下の写真の右側

ベニマシコのメス(下)は、体下面が紅色のオス(上)とはっきり違います。

体色が赤いと目立ち、猛禽類などに狙われやすいせいか赤系統の小型野鳥は少ないようです。一方、ベニマシコのメスは褐色系統なので目立ちません。

体の赤い野鳥で大阪周辺で見ることができるのはクチバシの食い違ったイスカ(全長17cm)くらいでしょう。

アメリカの野鳥図鑑で赤いアトリ科の野鳥(finch)を探すと、common rosefinch(アカマシコ)とイスカが掲載されていました。

日本の野鳥590・平凡社には<アカマシコは数少ない旅鳥、日本海側の島嶼での記録が多い>とあるので大阪近郊ではちょっと見ることが難しいでしょう。

アカマシコのメスは、ベニマシコのメスとよく似ていて地味な姿をしていますですが、翼上面にベニマシコのような2本の白線がありません。

昨年、北海道の濤沸湖を訪問した際、濤沸湖水鳥・湿地センターの傍でベニマシコが繁殖しているという話を聞きました。

大阪近郊で越冬したベニマシコ達も、これから北の繁殖地に向けて旅立つのでしょうね。・・・メスは足(跗蹠)だけ赤い。



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近くの川の中州で休むユリカモメ(全長40cm)の集団ですが、こちら向きで座っている仲間と少し違う個体がいました。

クチバシの色からミツユビカモメ(全長41cm)のようです。そこで(日本の野鳥590・平凡社)からミツユビカモメを参照してみました。<・・・>が引用部

<冬鳥として九州以北の沖合や沿岸に渡来。繁殖地に近い北海道では一部が越夏し若鳥も見られるが繁殖記録はない>・・・ミツユビカモメは、趾(あしゆび)が3本しかないように見えることから。

<2年目で成鳥の羽になる。外洋性のカモメで航路上でよく観察され、通常内湾には少ない。クチバシは淡黄色>・・・羽ばたく姿。右のユリカモメと比べると、クチバシや足、翼上面など違いがよくわかります。

<足は黒っぽくて短く、静止時には立ち気味の姿勢をとる。成鳥冬羽は頭部から体下面が白、耳羽後方から後ろ頸にかけて黒斑がある>

<背や翼上面は、ユリカモメよりやや濃い青灰色で初列風切先端が黒い>・・・英語名称はblack  legged kittiwake(黒足の小型カモメ)

<第一回冬羽は雨覆や三列風切の軸斑が黒っぽく羽縁は白い。翼の上面には黒いM字模様が出る>・・・このミツユビカモメもM字模様が顕著です。

<クチバシは黒く、付け根は黄色味を帯びてくる。尾は白く、先端に黒帯がある>・・・ということで、写真の個体は第一回冬羽でしょう。

内湾や河口で見ることが少ないミツユビカモメですが、体形が似たユリカモメの中に混じってみたかったのでしょう。・・・やや左側にミツユビカモメが写っています。



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近郊の公園に来ているトラツグミが飛び出す姿を追いかけてみました。

トラツグミの飛行姿を撮影するには高速シャッターが必要ですが、暗い場所が好きなトラツグミを高速シャッターで撮影するのは大変です。

フレームから外れかけていますが、翼の裏側にある2本の白帯と脇羽部の白黒まだら模様が見えています。

地上の採餌場所から樹木先端部に飛び出すトラツグミ。

初列風切の基部と大雨覆・中雨覆の端部にある淡色部が白い2本の帯のように見えています。

下の写真は朝日に向かって飛び出すトラツグミでしたが、暗い場所に合わせていたので露出オーバー。

下の写真も露出オーバーでしたが、トラツグミの複雑な模様が何とか判ります。

下の写真もピントが合っていませんが、トラツグミが飛行する姿をちゃんと撮影するのは、かなり高いスキルが必要ですね。

これもピントが甘い写真となりましたが、トラツグミの姿が背景の暗い林の前に納まったので。



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大阪市内や近郊の公園で春に見ることができる赤系統(下のはピンク色)の野鳥がベニマシコ(全長15cm)のオスです。

左はベニマシコのメスで、図鑑((日本の野鳥590・平凡社)には<全体に淡いバフ色(黄褐色)で頭部から背、喉から胸にかけて黒褐色の縦斑>とあり、オスとは全く違った体色をしています。

また<オスの翼は黒褐色で大雨覆と中雨覆の羽先が白い>とあるように、翼の上面に2本の白帯が見えます。

この白帯は枝に止まっている際に見ることができますが、高速で飛行するベニマシコの白帯を肉眼で見ることは難しいと思います。

この白帯は翼下面からは良くわかりませんね。

ベニマシコは尾羽が長く、英名は<long-tailed rosefinch>直訳すれば、尾の長いローズピンク色をしたアトリ科の野鳥となります。

ベニマシコはモンゴル、中国、朝鮮半島、日本など東アジアだけに分布、ヨーロッパやアメリカにはいない野鳥のようです。

またオスの夏羽は<前頭から後頭は白っぽく、紅色の背中に褐色の縦斑。眼の後方や頬、喉は白っぽい>

ベニマシコが飛ぶ際、下から見ると、胸から腹部の紅色と白い翼がきれいでした。



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近所の公園の池の上をマガモ(全長59cm)のペアが飛行していました。

野鳥撮影ではカメラを持った人から遠ざかる(後ろ向きシーンとなる)ことが多いのですが、

猛禽類が出現した際にはパニックを起こし、通常は飛ばない方向に飛び出します。

ということで下の写真はメス2羽とオス1羽がこちらに向かって飛行してきました。

逆光に照らされたボケた葦原を背景にこちらに向かって飛んでくるマガモ3羽。

こちらの少し手前で右に旋回、高速で接近したためピントが甘い。

猛スピードで目の前を通過してゆきますが、ピントはオスに合っていますね。

そのままオスだけを追跡。

飛行するオスを横から



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近所の公園の池の上をハシビロガモ7羽(オス6・メス1・全長50cm)が飛行。カモ達の翼の色を見るのは、飛行姿を写真撮影するのが一番簡単です。

ハシビロガモの特徴は、翼の中小雨覆部分が水色(構造色なので青灰色や灰色にも)に見えることでしょう。

下の写真は、先頭がハシビロガモ雌雄、後方はコガモの集団です。ハシビロガモの雄は翼鏡が緑、背の中央部が茶褐色、その両側に尾羽まで伸びる白線部があります。

下の写真のハシビロガモ・メスの中小雨覆は、青灰色というより灰褐色に見え、翼鏡は雄の緑色に比べるとかなり濃い茶緑色。

池の水面すれすれを飛ぶハシビロガモ。最後尾は初列風切の一部が痛んでいますね。

大雨覆が白帯となって見えていて、雄のほうが広いと図鑑にありましたが、あまり差はないようです。

翼の中小雨覆部分が水色(青灰色とも)に見えるカモに、ミカヅキシマアジ(全長39cm)というカモがいます。

ミカヅキシマアジは南北アメリカ大陸に分布するカモで、日本へは迷鳥として飛来した記録が1度あるだけ(日本の野鳥590・平凡社)とか。

ということで、翼の一部が水色(青灰色)に見えるカモは(日本では)ハシビロガモだけなので写真撮影して観察してみてください。



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トラツグミ(全長29.5cm)が採餌する場所は、他の野鳥の採餌場所でもあります。シロハラ(全長25cm)が上空からトラツグミを威嚇しています。

トラツグミのほうが大きいので、シロハラは威嚇するだけ

飛行しているシロハラの尾羽両側2枚の端部は白ですね。

トラツグミは、尾羽を広げて体を大きく見せているのでしょう。確かにシロハラより大きいですね。

シロハラはそのまま飛び去ってゆきましたが、その尾羽の枚数が良く判る写真。

次はトラツグミより少しだけ小さいヒヨドリ(全長28cm)がモビング(疑似攻撃)してきました。

ヒヨドリはシロハラよりも一回り大きく、トラツグミとの差は少ししかありません。翼を広げたヒヨドリが大きく見えます。

樹木の下にいるトラツグミの保護色は、カモフラージュ効果抜群ですね。

ヒヨドリがモビングしていないと、トラツグミの存在が判らないほどの完璧な保護色ですね。



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