野鳥・旅行・観光・テニスなど趣味の写真ブログ
ROSSさんの大阪ハクナマタタ



昨日の記事に続き、今回もハシビロガモの登場です。

池の中のハシビロガモをじっと見ていると、たまに水浴びと羽ばたく姿を見せてくれます。

その姿を後方から見ると、翼の構造と色が良く判りますね。

翼で目立つのはライトブルーの雨覆い。

次に次列風切り羽の翼鏡のメタリックグリーン

雨覆いと翼鏡との境目にある白

初列風切り羽は薄い黒茶色、三列風切羽は黒と白という色彩豊かな野鳥でした。

左の翼鏡は深い青色、右の翼鏡は濃い緑と明るい緑色。鳥類の羽が持つ構造色の特徴ですね。



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大阪府内の池でハシビロガモを撮影してきました。

ハシビロガモのオスは、なかなか美しい野鳥です。

頭部は構造色の黒で、太陽光線の加減によって緑色や紫色に見えます。

眼の虹彩はクリアな黄色。

胴体は赤茶色

白い胸の一部が黒茶色のウロコ模様となっているのはオスのエクリプス。一部見えている翼鏡はメタリックグリーン。

この角度から見た頭部は緑色です。翼鏡も緑色。

雨覆いはクリーンな水色

頭部の緑、虹彩の黄色、背中の三列風切羽は黒と白、雨覆いの空色、腹部の赤茶色と実にカラフルですね。



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近くにある大阪府営公園のアオサギがウナギのようなものを咥えていました。

ヌルヌルしているうえに、暴れるので呑み込むのに難儀しています。

頭の部分を強く嚙んで弱らせているように見えました。

アオサギが咥えているのはどうやらタウナギのようです。ウィキペデアによれば<タウナギにはウロコが無く、1m前後になることもあるが、通常は40cmほど>・・・このタウナギも40cmくらいでしょう。

<背側は茶色あるいは緑褐色で、腹側は淡黄色あるいは薄茶色をしている>・・・アオサギの咥えたタウナギにも当てはまります。

<夜行性で、小魚や水生昆虫などを食べる捕食者である。あぜや用水路に穴を掘るので灌漑に障害を与える例がある>・・・ここで弱ったタウナギを頭から呑み込むようです。

<冬季は泥に深くもぐって冬眠し、土が湿っていれば、水がなくても生きていられる。そのため、東南アジアでは冬に水を抜いた水田を掘り起こしてタウナギを漁獲する>・・・アオサギはやっと呑み込みましたが、喉の入り口部分が膨らんでいるのでタウナギが暴れているのでしょう。

<日本に分布するタウナギは、中国に分布するものと同じ系統に含まれるため、中国大陸から人為的に移入されたものである可能性が高いとされる>・・・タウナギは、なかなか下がらないようで難儀しています。

<血液が多いために肉は独特の黒い色で、日本ではほとんど食べる習慣がないが中国大陸や台湾では美味とされる>・・・アオサギのクチバシからタウナギの尻尾の先端が舌のように出ていました。



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昨日はハジロカイツブリの受難を紹介しましたが、今回はオオバンの受難を紹介しましょう。・・・上空でホバリングするチュウヒを見てパニックとなったオオバン

チュウヒはオオバンの群れの中から離れる1羽を狙っていました。

パニックとなった1羽が群れから離れます。

チュウヒがそれに狙いを定めると、オオバンの群れのパニックは収まります。犠牲は1羽だけ(他のオオバンは襲われ無い)ということを知っているのでしょう。

チュウヒの足の爪は、オオバンの頭部を掴んでいるようです。

そのまま、横に浮かんでいる丸太に着地するようです。

着地と同時にチュウヒの足はオオバンの頸に移動して窒息死させるようです。

暫くするとオオバンはとうとう動かなくなってしまいました。

その直後、チュウヒ(下の写真の右端)よりも一回り大きいトビが3羽、苦労してキャッチした獲物を狙ってやって来るのでした。



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近所の公園の池にはハジロカイツブリ(全長31cm)が渡来してきています。下の写真の中央、両側はキンクロハジロ(全長40cm)

ところがこの池は、小型野鳥を捕食するチュウヒ(全長オス48cm、メス58cm)の縄張りなのです。

腹が空くと、縄張りの中にいる獲物を捕食しに、どこからか飛んで来きます。

この日も、ハジロカイツブリのいる池にチュウヒが飛来してきました。

ハジロカイツブリは、潜水が得意な野鳥です。チュウヒの襲撃から身を守るため、すぐに水中に避難します。

ところが、チュウヒは上空でホバリングを続け、ハジロカイツブリが息をするために頭を出すのを待っていました。・・・キャッチしたようです。

チュウヒが獲物を抱え池の岸に向かって飛行していますが、この時点では獲物の姿は良く判りません。

少し拡大してみると腹の白い水鳥でした。この大きさならハジロカイツブリでしょう。

この池に僅か3羽しかいないハジロカイツブリですが、1羽がチュウヒに捕食されてしまったのでした。



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近くの公園の池にいるオオバンを狙ってチュウヒが飛来すると、一旦集結したオオバン達がパニックを起こします。

そのパニックのどさくさで1羽が群れから離れると、チュウヒが狙いを定めます。

オオバンは潜水できるので、水中に避難しますが、チュウヒは上空をホバリングしながら息継ぎに出てくるのを待つのです。

潜水していたオオバンが息をするために浮上、チュウヒの足下にその頭が見えました。

チュウヒは長い足を伸ばして、指の鋭い爪でオオバンをキャッチしました。

キャッチされたオオバンは、文字通り必死でもがいていますね。

チュウヒの足はオオバンの翼に掛かっているようですが、オオバンが暴れるので持ち上げられません。

オオバンの必死の抵抗で、チュウヒの足からオオバンの翼が外れそうです。

そしてとうとうオオバンは、危機一髪のところでチュウヒの襲撃を回避したのでした。



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近所の公園に渡来してきているノスリ(全長オス52cm、メス56cm・タカ目タカ科ノスリ属・学名はBUTEO BUTEO)です。

たまたま並んだとき、その大きさを見れば雌雄の違いがわかります。左がメス、右がオスでしょう。

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によれば、繁殖地はユーラシア大陸中部の広い地域で、冬鳥として日本に渡来してきます。

図鑑には<成鳥の雌雄はよく似ており、褐色の過眼線と顎線がある。尾は短い円尾で下面に細い横帯>とあります。

また、ノスリ属には多くの仲間がいるようでウイキペディアに詳しく記載されています。・・・体の大きなメスに威嚇されて逃げ出すオスのノスリ(手前で飛行中)。

北日本が中心ですが、数少ない冬鳥として日本に渡来する仲間にケアシノスリ(オス56cm、メス59cm・学名BUTEO LAGOPUS)がいます。

手元にある英国の図鑑(HAWKS AT DISTANCE)には、BUTEOS(ノスリ属)という章まであります。・・・左上と右下にいます

その中のノスリ属には、BUTEO LINEATUS(日本名カタアカノスリ),BUTEO SWAINSONI(アレチノスリ)BUTEO JMAICENSIS(アカオノスリ)、

さらにBUTEO REGALIS、BUTEO PLATYPTERUSなどが紹介され、どれも飛行中の美しい姿が掲載されていました。



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関空国際線出発ロビーと国内線ロビーとの間にあるレストラン街です。

ラーメンの神座だけが早朝から営業していました。

2階にある国内線ロビーの出発ゲートも閑散としています。・・・左にフードコート営業中の看板が

国内線JALのカウンター、その向こうジェットスターのカウンター前。突き当りのファミマは営業していました。

人がいないはずです、1日8便のうち4便が欠航中。それでも札幌、石垣島、沖縄、羽田に1便づつ飛ばしていました。

こちらジェットスターの看板を見ると、成田行き4便のうち1便だけが運行という状況でした。

フードコート営業中の看板があるグルメアベニュー「煉瓦灯路」の様子です。

フードコート内の一部の店は営業していましたが、さすがに客は少ないようでした。

国内線JALカウンター前からANAカウンター方向の様子。コロナが収束まで、この状況が続くのでしょうね。



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関空の4階にある国際線出発ロビーの状況を紹介しましょう。ロビー中央から北方向。

ロビー中央から南方向

国際線出発便の時刻表。コロナ下でも、1日10便飛んでいるのでした。

早朝だったので航空会社のカウンター前は閑散としていましたが、出発する10便のカウンターはこれから利用されるのでしょう。

出発口には、関空が混雑していた名残の行列用バリケードが残っていました。

以前は混雑していた保安検査の入り口にも人の姿はありません。

外貨両替窓口もシャッターが下りていました。

看板の下に「出国審査後の店舗にて営業中です」と表示してありました。・・・ちなみに中国元は17.79円、かなり高くなっていました。

荷物の一時預りカウンターは営業中のようでしたが、ここにも客の姿はありません。

つづく



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先日、所要がありましたので南海難波7時発のラピートに乗って関西空港まで行ってみました。関空の今を紹介しましょう。

コロナ下なので混雑を避け、520円の特急料金を支払いラピートを利用することにしたのです。・・・誰も乗っていません。

あべのハルカスを見ながら難波を出発。

関西空港駅に到着。駅のチケット売り場は閑散としていて、T1T2看板前に警備員が一人いるだけでした。

改札を出て左手がターミナル1ですが、通路には誰もいません。

ターミナル1へ続くブリッジからリムジンバス乗り場を見ると、ここにも人がいません。

ブリッジが通じるターミナル1の2階から、1階の国際線到着ロビーを見ても人はいませんね。

そのまま進むと両側が国内線カウンターで左手がANA、ここにも客はいませんでした。

人がいないはず。ANAの出発案内看板を見ると、11時5分の羽田便(それもスターフラーヤー運航)を除いてすべて欠航という状況なのでした。

続く



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郊外にある池に今年もミコアイサが渡来してきていると聞いたので、そのミコアイサの飛行写真を紹介しましょう。・・・下の写真前方がメス、後方がオス

ミコアイサ・オス(下の写真右から2羽目)の翼上面は、白黒模様が綺麗ですね。

越冬地の日本に渡来してきたミコアイサ・オスは、1月になると白黒の繁殖羽に変わっています。

ミコアイサが飛ぶと、オスだけ翼付け根部に白い縦帯が見えます。それ以外の翼の模様はオスとメスにあまり差が無いようです。

ミコアイサのメスの体の色はオスと全く違います。・・・下の写真

手元の図鑑(日本のカモ識別図鑑・誠文堂新光社)によれば<ミコアイサはユーラシア大陸北部の広い地域で繁殖>・・・ここからもう一度ミコアイサの飛び

<日本には冬鳥として湖沼、河川、堀など主に淡水域に渡来する>・・・大阪市内では海水が入る池にも生息しています。

<ミコアイサは翼を開かずに潜水して魚類や甲殻類、水生昆虫などを捕食するが、植物質のものも摂ることがある>

<繁殖期のオスは、額の羽毛を逆立てて頭を後ろに引き、水面上で体を立てて伸び上がる求愛ディスプレイを行う>とありました。・・・今年こそそのディスプレイを見てみたいものです。



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近所の公園に渡来してきているツクシガモ13羽が一斉に飛び立ちました。

大阪市内ではカメラフレームにこれほど多くのツクシガモが入るのは珍しいと思います。

飛行中のツクシガモは、赤いクチバシ、黒い頭、肩から胸にある茶色の帯、翼と背中の境にある黒い帯、翼の白い雨覆、翼後方(風切羽根)の黒という派手な姿をしています。

ツクシガモの翼鏡は、金属光沢のある緑色ですが、写真の翼鏡は黒く見えているので幼鳥かも知れません。

翼の上面をよく見ると、翼の白い雨覆の中に小翼羽の黒灰色が目立っています。

図鑑(日本のカモ識別図鑑・誠文堂新光社)によれば、ツクシガモは茶色の胸の帯の幅で雌雄識別ができるそうです。

茶色が濃く、帯の幅が広いのがオス(下の写真の中央)、茶色がやや薄く、帯の幅が狭いのがメス(下の写真左右共)

また、成鳥のオスは繁殖期になると赤いクチバシの上に丸いコブ状突起ができるそうです。

ツクシガモが着地する直前をよく見ると、尾羽根の先端部に黒い帯があるのが判ります。



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ツクシガモ、オカヨシガモ、マガモに続いて近所の公園の池に渡来してきているカルガモの飛行写真を紹介しましょう。

鳥名の由来辞典(柏書房)によれば、奈良時代にはカモ類のことを「軽(かる)」と呼んでいたという説があるそうです。

江戸時代になって、年中見ることができる留鳥のこのカモにだけ、カモを示すカルを残してカルカモとしたとされています。

市内の公園の、ちょっとした大きさの池には大抵このカルガモの姿があります。

池で泳いでいる姿はよく見かけますが、こうして飛行する姿を見る人は少ないと思います。

また、カモの仲間には翼(次列風切り羽)の後方上面に「翼鏡」と呼ぶ金属光沢(構造色)のある色が付いた部分があります。

この翼鏡の色は構造色なので、角度によってかなり違った色に見えます。

手元にある図鑑(日本のカモ識別図鑑・誠文堂新光社)によれば、カルガモの翼鏡は「群青色」とありますが、上の写真では緑色ですね。

勿論、群青色に見える場合もあるのですが、それを見るには飛行している場合に限られるので、普通の人にはなかなかチャンスがありません。



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近所の公園の池にはオスの首が緑色なので「あをくび」とも呼ばれるマガモも渡来してきています。その呼称の変遷と飛行写真を紹介しましょう。

鳥名の由来辞典(柏書房)によれば、マガモは奈良時代からカモと呼ばれてきたそうです。

カモ目カモ科を代表する鳥とされていたようなので、当時は非常に多くのマガモが渡来してきたのでしょう。

室町時代になると他のカモと区別するため「あをくび」と呼ばれるようになったそうです。

江戸時代の前期になって「マガモ」の名前が与えられましたが、今でも「アオクビ」と呼ぶ地域があるようです。

マガモのメスは、オスに比べると地味な体色をしていますが、翼上面後方の翼鏡部分はオスとよく似ています。

前方がオス、後方がメス。色が違いますが翼鏡部分は同じ。

但し、オスの翼鏡の方がやや濃い色をしていますね。

かなりのスピードで飛行していたため、先頭のメスの体がカメラのフレームから外れてしまいました。



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江戸時代以降、オシドリに似た美しいカモ全般を「ヲシガモ」と呼ぶようになったという話を昨日しましたので、ヨシガモの写真を撮りに行ってきました。

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によれば<ヨシガモの繁殖地はバイカル湖南部から沿海州地域、樺太、千島列島。冬鳥として本州中部以南に渡来する>

<湖沼、池、河川、内湾などに生息する。オスはナポレオン帽のような頭部をして、額から後頭部、目先から頬線にかけて赤紫色>

<眼から後頭部にかけては緑色光沢。額(とクチバシの間)に白斑がある>・・・こんなカモが昔から日本に渡来してきていたことに驚きますね。

<喉から上頸は淡い黄色(白に近い)、黒い頬輪がある。体は全体に灰色。胸は白色羽縁のウロコ模様で脇にゆくほど細かい縞模様となる>

<クリーム色の羽縁を持った(黒い)三列風切羽は、わずかにカールしながら腰から尾を覆うように流れる>・・・この三列風切羽がヨシガモ最大の魅力でしょう。

<下尾筒は黒く、両側に(淡い)黄色の三角の斑がある>・・・三列風切羽は、これからさらに長くなりそうです。

今回はオカヨシガモの記事を書いた翌日(曇天でした)に急遽撮影を決行したため、ヨシガモ特有の色がしっかりと表現できていませんでした。

次回は、三列風切羽がもっと長くなるのを待って、晴天の日に再チャレンジをしてみたいと思います。



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