野鳥・旅行・観光・テニスなど趣味の写真ブログ
ROSSさんの大阪ハクナマタタ



早朝の近所の公園には多くのカルガモが翼を休めていますが、そのカルガモ達が、一斉に飛行する姿を見ることかあります。

朝日を反射した翼鏡は、青や緑色に見えています。

白い灯台の眼を通過

密集飛行するカルガモをよく見ると、8羽も写っていました。

後続部隊が離水

カルガモ12羽の集団飛行

この集団の先頭はマガモです。

また次の集団が池から離水

横から朝日を浴びたカルガモ3羽



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大阪市内の公園にマガモが渡来してきています。 

日本のカモ識別図鑑のマガモ説明では<♂は黒くて緑色光沢のある頭と白い首輪、黄色いクチバシ、先方が上方にカールした黒い中央尾羽が特徴>

<頭の光沢は見る角度によって藍色光沢にもなる>

この角度からの頭部は緑色

マガモは、安土桃山時代の日葡辞書に「あをくび」と表記されています。江戸時代までの日本で、緑色の野菜を「あおもの」と呼ぶように緑と青を区別せずに使っていました。

従って「あをくび」を漢字表記すると青頸又は緑頸となりますが、その原因はマガモの色からきていたのかも知れません。・・・この角度からみたマガモの頸は青色。

この角度なら藍色でしょう。

この角度からは藍色か緑色か青色か、判定は困難。

これなら藍色と言えますが・・・日本人の色彩表現にマガモの頸色が影響していたのでは、と考えると面白いですね。

参考文献:日本のカモ識別図鑑 氏原巨雄 氏原道昭共著   図説鳥名の由来辞典 菅原浩・柿澤亮三編著



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大阪市内にある公園の池には多くのヒドリガモが渡来してきています。・・・羽ばたいているのがヒドリガモ♂

羽ばたくヒドリガモ♂の翼鏡は、メタリックグリーン

これがヒドリガモ♂

水面で羽ばたくと、翼鏡の緑色が見えます

正面から見た羽ばたき

真横から見た羽ばたき

脇羽に薄い灰茶色の模様が見えています。

これはヒドリガモの♀

ヒドリガモ♂の羽ばたきを拡大すると、翼内側の構造がよく判りますね。



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中之島の野鳥の続きです。こちらは堂島川のヒドリガモです。前が♂、後ろが♀

堂島川の水面が光り、水銀のように見えませんか。

こちらは水銀のような水面を泳ぐホシハジロ♂

天神浜のユリカモメ

突然ユリカモメが飛び出しました。

飛び出したユリカモメの飛行

堂島川の上で方向転換し、

天神橋を超え

また堂島川に着水。大都会大阪のど真ん中、中之島公園で見ることができる野鳥の姿でした。



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今朝、近所の公園の池を覗くと、大型の白い野鳥が3羽、渡来してきていました。独特のクチバシの形からヘラサギのようです。

飛び出した3羽を追いかけてみましょう。・・・先頭を飛ぶ個体は、翼後縁部に黒いエッジがあるので幼鳥でしょう。

よく似たダイサギ(コウノトリ目サギ科)は、首を折り曲げて飛行しますが、コウノトリ目トキ科のヘラサギは首を前に伸ばして飛行します。

図説鳥名の由来辞典によれば、江戸時代には全国各地にヘラサギが数多く渡来してきたようですが、今では1羽から数羽が渡来するだけとなっています。・・・しばらく飛行したあと着地しました。

ヘラサギには「かうかいさぎ(笄さぎ)」という別名がありますが、そのクチバシが髷を形作る道具(笄)に似ているからといいます。

また「どろ(泥)さぎ」という別名は、泥の中に生息するエビなどの餌をとるため、クチバシを始終泥の中に入れているからでしょう。

さらに「えびすくい」という別名は、ヘラサギがエビをすくいとる姿からそう呼んだのでしょう。・・・クチバシの先端は黄色

 この公園でヘラサギを見たのは3年ぶり。前回は1羽だけで、2015年11月20日のことでした。・・・長いクチバシを使った羽繕い

ヘラサギをクローズアップしてみました。曇り空の早朝だったので、画像はあまり鮮明ではありませんが眼がかわいい野鳥でした。

参考文献:図説鳥名の由来辞典 菅原浩・柿澤亮三編著



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早朝の中之島公園 では、大阪市役所の向こうに満月が沈む姿を見ることができます。

近年、土佐堀川にはホシハジロの渡来が増えているようです。

近くに寄ると、ホシハジロが飛び立つのですが、暗いのでブレた写真となっています。

何度か水面を蹴って飛び出すのが、ホシハジロの飛び出しです。

ふと、空を見るとカワウの集団が飛行していました。

これもカワウの集団飛行です。風の抵抗が最小限となるような三角形の編隊を組んでいますね。

これもカワウの編隊飛行です。

こちらは中之島公園から見た堂島川

よく見ると、台船の上にユリカモメの集団が休んでいました。



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昨日に続き、ロシア人ミハイル・カラシニコフが1947年に開発した自動小銃「AK47」を「カラシニコフ」をヒドリガモの写真と一緒に紹介しましょう。<・・・>が本からの引用

一方<日本の自衛隊の銃(89式)の手入れは念入りだ。実弾射撃をしたあとは必ず掃除する。ふつうは1時間ほどかける。ガスシリンダーと薬室には火薬かすがこびりつき、一度拭いただけでは落ちない。二日がかりで掃除することもある>・・・ヒドリガモの翼鏡はメタリックグリーン

<陸上自衛隊幹部は「日本の自動小銃は精密機械なみです」と言い、アフリカでのAK47の扱いは使いっぱなしに近かった。それでも6年間も一度も弾詰まりを起こすことなく使い続けられた>と例を挙げて紹介しています。

次に価格ですが<AK47のロシアでの工場渡し価格は1120ドル(13000円)、日本の自衛隊が使っている89式自動小銃は、128万円>

AK47を製造する工場では、1日に14000丁を生産できるラインができあがっている。しかし日本の89式は年に3000丁弱、日産10丁に届かない手作り生産では当然単価が高くなる>取材したロシアメーカーから自衛隊も採用してはどうかと言われたそうです。

アフリカを取材した際<無政府所帯が続くソマリアの首都モガディシオで現地NGOが銃の回収運動を進めていた(中略)壁にびっしり並んだ回収された銃は壮観だったが、妙なことに気が付いた>

<倉庫に並んでいる300丁の銃のほとんどが欧米製なのだ。米国製が197丁、次いでドイツ製、イタリア製、町でもっとも多くみかけるAK471丁しかなかった>

<担当者に聞くと、AK47は故障が少なく使いやすいので市場では1200ドルもの高値で取引されています。高値のAK47は家に隠し、故障が多くて市場価格の安い欧米製を回収窓口に持ち込んでいるのでしょう>と説明されたといいます。・・・これはヒドリガモ♀

<英国の作家フレデリック・フォーサイスはAK47を「外観は武骨な印象を受けたが持ってみると軽くて使いやすかった」(中略)また「AK47を見ていると機械は単純であれば壊れないという哲学を感じる。それが世界のどこででもAK47が重宝される理由だ」>と書いているとか。

参考文献:カラシニコフ 松本仁一著



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ロシアからも渡来してきているホシハジロ♀の写真と一緒に、(強引ですが)ロシア人ミハイル・カラシニコフが1947年に開発した自動小銃「AK47」を「カラシニコフ」という本から紹介しましょう。<・・・>が本からの引用

朝日新聞記者だった著者は、特派員としてアフリカに駐在していた際、紛争取材で必ずAK47に出会ったことから<第二次大戦後、私たちは武力から目を逸らそうとしてきたが、国家の力の源泉は「武力」。例えば警察官の拳銃、警官が武力(拳銃)を持っていなかったら国家の権威は成立しない>と考察。

<問題は、国家がその武力をコントロールできないところにあり、武力をコントロールできない国に多数のAK47が存在する。そこから国家と武力の問題を描きたいと考えた>と言います。

さらに<第二次大戦後、世界中の軍隊の銃が自動小銃に切り替えられてゆくが、AK47は軍用銃の小型化・自動化の先駆けとなるもので、AKは(カラシニコフ自動小銃を)ロシア語で表現した頭文字、471947年に開発したという意味>と続きます。

ウイキペディアにもAK47は「実戦の苛酷な使用環境や、戦時下の劣悪な生産施設での生産可能性を考慮し、部品の公差が大きく取られ、卓越した信頼性と耐久性、および高い生産性を実現した」と絶賛されています。

「この特性から、AK47はソ連のみならず全世界に普及。半世紀以上を経た今日においても、あらゆる世界の軍隊や武装勢力兵士に最も信頼され『世界で最も多く使われた軍用銃』としてギネス世界記録に登録されている」とありました。

本の著者が高温多湿環境のアフリカ反政府ゲリラを取材した際の記事には<AKは分解しても部品が8個にしかならず、扱いは簡単だった>とし

<ポリ袋を切り開いて床に広げ。その上で銃を分解する。油をしませた布でガスシリンダーと薬室を拭く。組み立てる。それで終了だ。分解に2分、掃除に10分、組み立てに3分。全部で15分しかかからなかった>

<そんな手入れでも、戦闘と移動で毎日はできない。23週間に1回掃除すればいいほうだ>それでも弾丸の発射ができた優れた自動小銃でした。

つづく

参考文献:カラシニコフ 松本仁一著



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大阪市内にある池に渡来してきているホシハジロ♂です。

ホシハジロはヨーロッパからバイカル湖周辺までの広い地域で繁殖し、冬鳥として全国の湖沼などに渡来する渡り鳥です。

潜水して水中の動植物を取る潜水ガモの仲間ですが、都市公園ではオナガガモやキンクロハジロとともに人の与えるパンなどに餌付くことが知られています。

ホシハジロは、江戸時代中期から「ぼっちはじろ」、「あかがしら」、「くろはじろ」の名前で知られていました。

「ぼっち」とは小さな点状の突起物のことで、「ホシハジロ」の背中の細かく黒い横斑を「ぼっち」と表現したのでしょう。

この「ぼっちはじろ」が転じ、江戸時代後期からは「ホシハジロ」となったようです。

別名の「あかがしら」は、赤茶色の頭部からそう呼ばれたのでしょう。

また、この赤い頭から「かき(柿)はじろ」とも呼ばれていたようです。

さらに黒い胸から「くろはじろ」とも呼ばれたようです。

参考文献:図説鳥名の由来辞典 菅原浩・柿澤亮三編著



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大阪市内の池に頭部が緑色をしたマガモ♂(全長59cm)が渡来してきています。・・・水面が水鏡となっていました。

この池なら、かなり近くから撮影できそうです。・・・頭部は緑色と青に近い紫色に見えています。

「日本の野鳥590」によれば<マガモ♂の頭部は緑色光沢のある黒で白い首輪がある>ということですが・・・この角度なら紫色と言うべきでしょう。

鳥類の羽色は表面の微細構造が太陽光を反射して見える構造色なので、角度によって色彩が変化するのです。・・・これならメタリックパープルが正解かも

羽ばたくと脇羽は白でした。・・・この写真の頭部は緑色光沢のある黒。

大きく写そうとして左にはみ出てしまいましたが、頭部はほとんど黒に近い色。

図鑑によればマガモの翼は<翼鏡を大雨覆の羽先(右の翼に見えています)と次列風切羽の後縁部(左の翼に見えています)にある白帯が挟んでいる>・・・この頭部は黒色

それにしても近くから見るマガモは、なかなか美しいカモでした。

もっと近くから写そうと近づくと、急に飛び出したのでピントが間に合いません。



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先日、中之島公園を散歩していると、土佐堀川のほとりにカワウ(全長82cm)が休んでいました。

横から朝日を受けた雨覆の黒い羽縁が際だっていました。

カワウは繁殖期になると、目の下が赤からオレンジ色となり頭部に白い羽が生えるので、カワウにとっては今が繁殖期なのでしょう。

ウミウと非常によく似ていますが、ウミウは岩礁のある海岸部でしか見ることができないので識別が可能です。

カワウの特徴の一つは、薄い緑色をした虹彩でしょう。

カワウの虹彩は鮮やかなエメラルドグリーンと表現したNET記事をよく見ますが、エメラルドグリーンの眼を写した写真は意外と少ないようです。

眼をもっと大きく写そうと前に出ると、

土佐堀川に飛び出されてしまいました。

この距離でもカワウの眼の色ははっきりと判りました。



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鴨川で見た日本で見ることができるカモ類で最大種と言われるカワアイサ(全長65cm)の続きです。

カワアイサは、都心部よりも自然が豊かな水辺に渡来することが多いとされています。

鴨川は京都市という大都市を流れていますが、カワアイサを見ることができるのは、それだけ自然が豊かという証拠でしょう。

早朝のやや暗いときだったので、虹彩の色がよくわかりませんが、ウミアイサのような赤ではなく茶色でした。

カワアイサ♀のボサボサした冠羽は、近縁種のウミアイサ♀と似ていますが、こちらの方がやや長いようです。

赤褐色の首部と白っぽい胸部との境目が、ウミアイサよりもはっきりしています。

カワアイサ♀の脇は、水面と紛らわしい保護色(薄い灰色の鱗模様)となっています。

近縁種で姿が似ているウミアイサと識別でくる最も判りやすいポイントは、鉤状に曲がったクチバシ先端部です。ウミアイサのクチバシ先端部はこれほど曲がっていません。

もっと近くでクチバシ先端を写そうとすると、あっという間に飛び出してしまいました。



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伊丹市昆虫館では飛行するチョウ写真に挑戦してみましたので結果を紹介しましょう。

伊丹市昆虫館に関連するチョウ写真を見ても、チョウが空中に停止しているものは少ないようです。

空中をヒラヒラ飛ぶチョウ、それをしっかりカメラのファニンダーに入れ大きく撮影する。そのためにはそれなりの撮影スキルが必要です。

それと、チョウが近くから撮影できる場所が必要ですが、伊丹市昆虫館はうってつけでした。

また、あっという間に飛び立つチョウに素早くピントが合うオートフォーカス機能と、チョウが停止しているかのように写すための高速シャッターが切れるカメラが不可欠です。

さらに止まっていて、いつ飛び出すか分からないチョウをカメラでずっと狙い続ける根気も大事なポイントでしょう。

ところが、高性能カメラは重く、カメラを持ってチョウをずっと狙い続けるのはそれなりの腕力も必要となります。

ということで、飛行するチョウの写真を撮るのは、腕力と時間に余裕があるカメラマンでなければかなり難しいことになります。

ところで、飛び出したチョウをカメラのファインダーで追いかけ続けるのは難易度が高いのですが、慣れれば比較的簡単にできるようになります。



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久しぶりに伊丹昆虫館に蝶の写真を撮りに行ってきました。この日の狙いはシロチョウ科では世界最大級の種「ツマベニチョウ」です。 

ウイキペディアには<前翅先端(着物の褄に当たると考えられる部分)には三角形の黒い部分があり、その中に大きな橙色の紋をもつ>とあり、この橙(オレンジ)色を語呂の良い紅と見て「褄紅蝶」としたのでしょう。

<メスはオスよりも黒い部分が大きく、若干黒ずんでいる。シロチョウ類としては非常に飛翔力が強い>メスは褄の橙色がオスより薄いようです。・・・♀

<雄は明るい場所を好み、人家周辺や林縁を勇壮に飛び回るが、雌は食樹周辺の暗所にいる。よく花に来る>

以前来たときは、数が少なかった印象がありましたが、この日はかなりの数のツマベニチョウ」を見ることができました。

写真に撮るなら模様がくっきりして、翅の欠損の無い個体を探すのが良いと思いましたが、何しろ飛ぶのが早いのでそれを識別するのは至難の業

チョウの場合「模様がくっきりして、翅の欠損の無い個体」は、野菜のように「新鮮な」と表現されます。

新鮮を辞書で調べてみると<1.魚・肉・野菜などが、新しくて生き生きとしていること「新鮮なくだものなど」、2.汚れがなく、澄みきっていること。また、そのさま「山の新鮮な空気など」>とありました。

つまり、「新鮮なチョウ」とは、魚・肉・野菜などを連想して、食べたら美味しいという意味ではなく、2の例のように「汚れが無くきれいなチョウ」という意味なのです。



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鳥の翼の下面、最も胸に近い部分にあるのが脇羽です。今回は脇羽の話題を紹介しましょう。・・・微妙な模様のあるオナガガモの脇羽

脇羽をグーグル検索すると、「アメリカヒドリの脇羽」という記事が出てきます。・・・アメリカヒドリ

ウイキペディアによれば、アメリカヒドリは、北アメリカ中部から北部で繁殖し、冬季は北アメリカ南部から中央アメリカ西インド諸島で越冬する野鳥です。・・・アメリカヒドリ

日本へは数少ない冬鳥として毎年渡来、たいていヒドリガモの、群れに混じっていると言われています。・・・ヒドリガモ♀の脇羽は薄灰色

さて、ヒドリガモは顔から頸にかけて緋色に近い色をしています。古来から緋鳥(ヒドリ)と呼ばれ、その後にヒドリガモとなったと言われています。

一方、アメリカヒドリは眼から後頭部にかけ、勾玉状のメタリックグリーン模様、その下の頸部は薄茶色地に細かな黒斑なので容易に識別が可能です。

また、脇羽がヒドリガモの薄灰色に対してアメリカヒドリは白色です。

ヒドリガモの脇羽は薄い灰色

アメリカヒドリは白



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