野鳥・旅行・観光・テニスなど趣味の写真ブログ
ROSSさんの大阪ハクナマタタ



先日も紹介したことがあるチュウシャクシギの飛行写真です。

葦原の上空を飛ぶ姿を横から撮影してみました。

クチバシがやや短く、体の小さな個体(中央)は恐らく幼鳥でしょう。

フレームに4羽入りましたが、やや後ろ向きとなってしまいました。

先頭の1羽が右を向きました。

4羽は尾羽根を上手く使って右に方向転換します。

葦原の向こうに着地するようです。

チュウシャクシギが着地した瞬間、足に衝撃が加わらないよう翼を大きく上に持ち上げています。

水面下の地面に足が付くと翼を畳み、好物のカニを探し始めるのでした。



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環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類指定のオオソリハシシギが飛行する姿を紹介しましょう。

毎年、大阪市内にあるこの公園にやってくるオオソリハシシギ2羽が、採餌場所を変えるために飛行を開始。

絶滅危惧Ⅱ類に指定されている野鳥の飛行姿を、これほど近くから撮影できる場所は少ないと思います。

野鳥は、撮影者から逃げる方向、すなわち後ろ向きの飛行姿となることが多いのですが、今回はこちら向きに飛んでくれました。

飛行姿をほぼ正面から見ると、空気抵抗を減らすためにクチバシを前方に突き出していて、その長さがよく判りませんね。

葦の穂先をかすめてさらに接近中。

すぐ横を通過しました。飛行中のオオソリハシシギを、これほど近くから撮影できる機会は少ないと思います。

猛スピードで葦原の前を通過したので、カメラのオートフォーカスが間に合いません。

飛行中のオオソリハシシギを横から。後方の個体にピントが合って、前方はややピンボケでした。



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近所の公園の干潟にオバシギが渡来してきていましたのでその飛行姿を紹介しましょう。

環境省の2019年春の調査(全国120か所)によれば、オバシギの日本への渡来数は266と以外に少ないようです。・・・左の岸壁に向けて飛び出し

一方、環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類指定のオオソリハシシギの渡来数(1021)は、シギチドリ渡来ランキングの12位でした。

オバシギ(尾羽鴫)の語源は上尾筒が白く、尾羽根が目立つことからという説があります。・・・先頭の大型シギ3羽は、チュウシャクシギとオオソリハシシギ。後方の2羽がオバシギ

オオソリハシシギ以外の環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類指定シギチドリで渡来数が多いのはホウロクシギ(1369)・・・右から2・3羽目がオバシギ。左端はオオソリハシシギ。

絶滅危惧Ⅱ類指定シギチドリで渡来数が次に多いのがシロチドリ(707)です。・・・オバシギ2羽が着地寸前

それに比べるとオバシギの渡来数(266)は少なく、レッドリストに記載されても良いのかも知れません。・・・右端の1羽と右から3、4羽目がオバシギ

右端と右から3羽目、左端と左から2羽目の4羽がオバシギでしょう。左から3羽目はオオソリハシシギ。

結局、対岸に渡ったオバシギは4羽いたようです。



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日本に春渡来するシギチドリの個体数2019年度版で第四位(3500)にランクされているダイゼンの飛び出しです。

本来の繁殖羽は、もっと濃く黒に近くなるので成鳥の冬羽か、未だ若い個体かも知れません。

干潟上空で着地体勢に入りました。

繁殖期のダイゼンは喉から腹部が黒くなりますが、この個体は未だでした。・・・足を下ろして

着地直前。ダイセン特有の黒い脇羽がよく判ります。

ダイゼンに良く似たムナグロの日本への渡来数はキアシシギ(3439)に告ぐ第六位(2520)でした。・・・こちらは左方向からの着地

日本へのシギチドリ渡来数の第一位はハマシギ(2万7746)で、2位のチュウシャクシギ(6872)を圧倒しています。・・・翼を大きく上にあげて着地

ちなみに第三位はトウネン(5233)。トウネンよりもチュウシャクシギの方が多いとは意外でした。・・・尾羽根が濡れないように持ち上げています。

翼を下ろし、これから大好物のゴカイを探しにゆくのでしょう。



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近所の公園の池に渡来してきたチュウシャクシギの飛行写真を紹介しましょう。

この日、全部で17羽のチュウシャクシギがいましたが、ばらけて飛行していましたのでフレームには3羽だけ。それもピンボケでした。

猛スピードでカメラの前を通過したため、右の翼がフレームアウト。

ややスピードを落として着陸態勢に

このフレームには7羽のチュウシャクシギが入っていますが、下の2羽以外はピンボケに。

距離を保ちながら飛行する野鳥集団の撮影では、ピントをどこに持ってくるか瞬時に判断してシャッターを切る必要があります。

それをしっかりやらないと、今回のようなピンボケ写真の量産となってしまうのです。

下の写真は少し甘いですが、ほぼピントが合っているようです。

チュウシャクシギの後ろ向き着地。本当は前向きに着地する姿も撮影したいのですが今回は無理でした。



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近所の公園の池に渡来している2羽のオオソリハシシギですが、場所移動のためにときどき飛行する姿を見せてくれます。

2羽揃っての飛行開始。右にいるのはクチバシが下に向かって曲がっているチュウシャクシギ。

2羽とも尾羽根を一杯に広げて離陸。

羽ばたきながら、どっちの方向に向かうのか決めかねているよう。

どうやら左方向へ向かうようです。

左方向に向かって飛び続けていますが、足は未だ下ろしたまま。

後方の1羽は足を上げました。

この時点で2羽の足は尾羽根の下にセットされ。

そのまま次の採餌場所へ向け飛行を続けました。・・・この後の場面も撮影しましたので次回紹介する予定です。



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近所の公園の干潟に旅鳥のオオソリハシシギ(全長39cm)が渡来してきました。

羽ばたくオオソリハシシギ

やや上向きに反った長いクチバシが特徴です。

そのクチバシを使って砂地にいるゴカイを捕食していました。

呑み込まれる寸前、ゴカイがクチバシに巻き付いて必死の抵抗をしています。

オオソリハシシギは足を使ってクチバシに巻き付いたゴカイを離そうとしていますね。

巻き付かれないようクチバシを閉じていますが、先端部だけ上向きに反っていますね。

やっと呑み込めたようです。上向きに大きく反ったオオソリハシシギのクチバシは、ゴムのように可撓性があるようです。

こちらもクチバシを反らせてゴカイと格闘するオオソリハシシギでした。



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近所の公園の干潟にメダイチドリ(全長20cm)が渡来してきました。

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によれば、メダイチドリの越冬地は東南アジアからオーストラリア東部、ニュージーランドとか。

そこから渡ってきたメダイチドリは日本の干潟で栄養補給し、これからカムチャッカ半島などの繁殖地に向かうのでしょう。

メダイチドリの餌は、干潟の砂地に生息するゴカイです。

干潟を歩いて上手にゴカイを見つけ、砂地からそっと引っ張り出していました。

あまり強引に引っ張ると、ゴカイは切れてしまうので、最後まで切れないように慎重に引き出していました。

ゴカイはメダイチドリに食べられないよう、砂地の穴にしがみついて抵抗しているようです。

メダイチドリはクチバシ、首、足など全身を使ってそれを上手く引き出していました。

緊張が緩んでいるので、ゴカイの抵抗もここまで。メダイチドリは繁殖地に渡るための栄養補給に成功したのでした。



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コマドリを撮影した渓流で、カワガラス(全長22cm)を見つけました。

手元の図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によれば<留鳥として北海道から屋久島まで分布>・・・以外と広く分布していますが、バーダー以外その姿を見た人は少ないでしょう。

<山地の渓流や沢、河川の上流から中流域の石や岩の多い環境に生息する>

<滝の裏や倒木、岩の隙間、ダムの穴などに営巣する>

<雌雄同色、成鳥は全体がチョコレート褐色。クチバシは黒、足は濃い鉛色>

<潜水が得意でよく水中に潜って水生昆虫や魚を補食する>

<地上にいるときは、短めの尾を頻繁に上下に動かしたり、翼をパッパと半開きにする行動をする>

<飛翔時は速い羽ばたきで、低空を直線的に飛ぶ>

<一般に巣作りや、さえずりは、他の鳥よりも早い時期から行う>・・・3月末にはヒナに餌を与える姿を見ることができるそうです。



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大阪市内の桜も散ってしまいましたが、散る少し前の先日、オオルリが渡来してきました。

じっと見ていると、飛び出すよう。

翼を一杯に広げて

桜の花の向こうに飛び去ってゆきました。 

別の角度からの飛び出し

手前の葉が無ければ

狭い場所での羽ばたき

下の写真が最もピントが合っているようです。

すぐ隣にある枝に止まりました。



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近所の公園に出かけると、落ち葉をかき分けて採餌してる野鳥がいます。クロツグミ(全長22cm)のオスでした。

やや遠い斜面にも3羽のクロツグミを見ましたが、まとまって渡来してきているようです。

手元の図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によれば<夏鳥として九州以北に渡来し、平地か山地までの比較的明るい林に生息する>

図鑑の生息分布地図を見ると、夏鳥として見ることができるのは、日本列島と中国の一部の狭い範囲だけ。

従って欧米のバーダー(野鳥愛好家)が見れば喜ぶこと間違いなしでしょう。

クロツグミの魅力は、頭から背中翼にかけての真っ黒の体に黄色いクチバシ、黄色いアイリングと白い腹部にある黒斑でしょう。

ところが、地上で採餌する姿を見ることが多いので、腹部の黒斑を確認することが難しいのです。

明るい場所に出てくれましたが向こう向きでした。

人に対する警戒心も強く、人の姿を見るとすぐに林の中の見えない場所に飛び去ってゆきます。



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昨日の記事で都市公園のコマドリ(全長14cm)を紹介しましたが、今回は大阪近郊の渓流まででかけ、そこのコマドリを撮影してきました。

深い山の渓流沿いだったため、暗くてシャッタースピードを上げれません。

用心深いコマドリは、明るい場所に出てくれないのでブレ写真の量産となってしまいました。

手元の図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によれば<コマドリは夏鳥として九州以北から北海道に渡来。越冬地は中国南部>

<日本では山地の笹などの下草の生えた針葉樹林や針葉・広葉混合樹林に生息する>

<春秋の渡来時には都市公園など平地でも観察される>・・・春は遠距離飛行を続けた疲れを癒やすため、秋は遠距離飛行に備え栄養補給するためでしょう。

大阪市内の公園にも入るのですが、餌を与えない限り茂みの中に隠れ、その観察は容易ではありません。

ところが、この山地の渓流沿いでは茂みの中に留まることなくその姿を見せてくれます。

自然の中で餌を採っているコマドリの体色は、都市公園のコマドリよりも良好のように見えました。



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大阪市内の公園にコマドリ(全長14cm)が渡来してきていると聞きましたので行ってきました。

この大型公園には毎年コマドリがやってきます。

通常、用心深いコマドリは茂みの中から姿を現しませんが、その鳴き声で存在はすぐに判ります。

ここでは、コマドリの鳴く茂みの前に餌(ミルワーム)を置くと、コマドリが茂みから出てきます。

野鳥に餌をやることは、自然のルールに反するとして禁止されていますが、この姿を見たいと思う野鳥ファンがいるからでしょう。

餌を与えなければ見ることは困難ですが、野鳥が人の餌に依存するようになるのは問題です。

人の餌で生きることを知った野鳥は、人が餌をやらなくなった時点で餓死する可能性もあるからです。

また、開けた場所での餌の食べ過ぎで、他の動物に襲われる可能性も高くなる可能性もあるでしょう。

このコマドリも、栄養の偏りで体色がやや冴えないように見えましたが、どうでしょうか。



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オオルリ、キビタキの季節となりましたが、近所の公園に未だ滞在しているヘラサギの飛行を紹介しましょう。

羽ばたき開始

飛び上がりました。シャッタースピードが遅かったので翼がブレています。

翼を一杯に広げて飛行開始

池の周囲を回り、こちらに戻ってくるようです。よく見ると、尾羽根を傾けて方向転換していました。

飛行中の体を起こして前方に着水するようです。

ちょうどこちら向きに着水。風切り羽に隙間が出来て空気抵抗が少なくなるよう調整されていますね。

最後は風切り羽根の隙間を閉じてソフトランディングしました。

暫くして、再び飛び出し。初列風切り羽の先端部に少し黒い斑点があるのでやや若い鳥のようです。



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キビタキの飛行写真を昨日投稿しましたので、今回はオオルリの飛行写真です。

近所の公園には今年もオオルリが順調に渡来してきています。

オオルリが止った写真は数多く投稿掲示されていますが、その飛行姿を撮影した写真は数少ないようです。

その理由は渡来したオオルリを見つけるのがやや難しいこと。

見つけたとしても、いつ飛び出すか判らないオオルリが飛び出す瞬間にシャッターを切るのは至難の業となるからです。

さらに飛び出したオオルリが空中を飛行する姿をファシンダーで捉えて撮影するのもハードルが高いようです。

しかし、最近のカメラ技術は進歩していて、目的に応じたカメラを選べば、比較的簡単に飛行姿を撮影することができるのです。

オオルリの魅力は、飛行中にだけ見ることが出来る翼上面、背面、尾羽根の鮮やかな瑠璃色です。

さらに太陽の直射光を受けた際には、瑠璃色に金属光沢が加わった神秘的な姿を見せてくれるのです。



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