野鳥・旅行・観光・テニスなど趣味の写真ブログ
ROSSさんの大阪ハクナマタタ



翼をややV字型にしてゆっくり飛行するのはチュウヒでしょう。

チュウヒは環境省レッドリスト絶滅危惧ⅠB類に指定されている絶滅が危惧される野鳥です。

マガンの仲間のカリガネも環境省レッドリスト絶滅危惧ⅠB類に指定されていますが、今年の渡来数はマガン763に対して0(10月24日)と宍道湖グリーンパークに掲示していました。

チュウヒの渡来数もかなり減少していて、大阪市内でチュウヒを観察できる場所は僅かでしょう。

しかし、斐伊川河口まで足を伸ばせば、かなり容易に見つけることができるようです。

背景に住宅が写っていますが、ここは人里からあまり離れていません。

それでもこうして渡来してくるのは、斐伊川河口の自然が豊かで餌となる小動物が多いからでしょう。

これから生息数がもっと増えてゆくことを祈るばかりですが、かなり難しいでしょうね。



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斐伊川河口右岸から見たマガンの集団

川向こうは広大な農地

ときどき上空からマガンが下りてきていました。

マガンの飛び出し

コハクチョウの横を右(宍道湖側)に低空飛行

こちらは左側(斐伊川上流)に向けての飛び出し

葦とススキが密集している河川敷を背景としたマガンの飛び出しは自然豊かです。

次から次へと飛び立ってゆきますが、数が多いのでなかなか減りません。

次々と飛び立つ大型野鳥を真横から撮影できる場所は少ないと思います。



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大阪から高速バスで5時間半でJR出雲市駅に到着、すぐ隣にある一畑電鉄の駅から電車に乗り換えます。

これが一畑電車

湖遊館新駅で下り、15分ほど歩くと宍道湖グリーンパークがあります。

右側の2階建てがその建物

宍道湖グリーンパークは宍道湖に注ぐ斐伊川の左岸にあり、斐伊川は野鳥の楽園として知られています。

斐伊川河口右岸から左岸側を見るとこんな状況でした。

宍道湖グリーンパークの2階展望室から、宍道湖がよく見えます。

10月24日現在、マガンの渡来数763、コハクチョウは76と掲示してありました。

中央のグラフを見ると、マガン、コハクチョウ共に12月下旬頃がピークのようです。またマガンとコハクチョウの餌場が斐伊川河口付近に集中していることが判りました。



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昨日の記事からの続きとなりますが、大阪市内の公園で見かける秋の野鳥の紹介です。・・・クロツグミのメス

公園の樹木にチョコンと止っていました。

クロツグミのメスは、喉の下が白く、黒い斑点があるのが特徴です。

暗い薮の中にいたクロツグミのオス

クロツグミのオスはノドの下が黒く、胸の辺りから腹部にかけて白地に黒斑点があります。

背中の黒色は構造色なので微妙な光沢があります。

風切り羽が黒茶色なので恐らく幼鳥でしょう。

大阪市内にある公園の薮の中にクロツグミという野鳥が渡来してきていることを知らない大阪市民は多いと思います。

オオルリのオスの幼鳥も見かけました。成鳥になると頭部から背中が青(瑠璃色)に変化します。

 



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今の季節、大阪市内の公園でちょっと待っていると、多くの旅鳥たちを見ることができます。・・・センダイムシクイ

その多くは、これから南方の越冬地に旅立つ野鳥です。・・・コサメビタキ

キビタキのメスは、好奇心が旺盛なのか、かなり近くまで寄って来てくれます。

これもキビタキのメス

一方、クロツグミのメスは、警戒心が強く、なかなか姿を見せてくれません。

北の繁殖地から越冬するために大阪市内に渡来する野鳥(冬鳥)もいます。・・・冬鳥の代表はジョウビタキ

こちらは越冬地に渡る前のオオルリのオス。翼の一部だけが青くなっているのは若鳥の特徴。 

コマドリのメス

こんな野鳥が市内の公園に渡来してきていることを知らない大阪市民は多いと思います。・・・ムギマキ



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早朝でしたが、近所の公園に渡来してきているホウロクシギを撮影してきました。背中の羽が1枚立っていますね。

突然、飛び出しました。

横から朝日を浴びた翼の模様が美しいのですが、ピントが甘い。

トリミングするとピントの甘さが目立ちます。

ここまで飛び出しの瞬間を秒6コマで連続撮影することができました。最大11コマの機能があったのでそれを使わなかったのが残念。

次にファインダーに入れたときには遙か遠くまで飛び去っていました。・・・ピントは背後の葦にきているよう。

それでも何とか追い続けて、後ろ姿を撮影。

真横から朝日を受け、遠くを飛び続けるホウロクシギ

方向転換のため横向きに。それにしても遠かった。



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大阪市内にある公園ではコサメビタキを良く見かけますが、胸に黒い斑点のあるコサメに似たヒタキを見つけました。

サメビタキにも胸に斑点のある個体がいるので、識別の難易度が高い野鳥ですが、これはエゾビタキのようです。

左側に飛び出しました。体はやや下向き、右の翼は上、左の翼が下、頭はこちらを向いています。

向きを右側に変更するようで、かなり窮屈な姿勢となっています。

一旦、翼を畳み前進。

そのまま上昇

さらに羽ばたいて

飛び去ってゆきました。

背後から見たエゾビタキ。コサメビタキやサメビタキよりも初列風切り羽が長いのが識別ポイントとか。



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ちょうど今頃、大阪市内の公園に渡来してくる旅鳥がムギマキです。ムギの種を播く時期に渡来するからという説があります。

鳥名の由来辞典・柏書房によれば、明治時代にはコツバメ・ムギマキと並記されたものもあったとか。・・・下の写真・中央イチョウの幹の手前にいます。

キビタキ(14cm)よりもやや小型(13cm)なので警戒心が強く、なかなか姿を見せてくれません。

ムギマキは、その姿が見えない場所に止りまることが多いのですが、たまに全身を見るチャンスがあります。

下の写真は、ムギマキが止る典型的な場所です。手前にある木の葉と枝でその全身を見ることができません。

また、全身を見ることができても、大抵暗い場所で、すぐに飛び出してしまうから厄介です。

ムギマキは、渡来数が少ないことと、顎から胸にかけてのオレンジ色がキビタキオスの黄色よりも鮮やかなので人気があります。

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によればオスの成鳥は顔から頭部、背中尾までの上面と翼が黒。尾羽根の外側基部が白とされています。・・・この個体は頭部が灰色ですが、尾羽根の外側基部が白なのでオスの幼鳥でしょう。

こんな野鳥が誰でも無料で利用できる市内の公園に渡来してきていることを知らない大阪市民は多いと思います。



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鷹やハヤブサなどは猛禽類ですが、干潟に渡来するサギやシギは水禽類の中の渉禽類とも呼ばれています。・・・足が赤いアカアシシギ

サギやシギは干潟を歩いて渉りながら採餌するからでしょう。・・・空中はアオアシシギ

水禽類の中でも水面を泳ぎながら採餌するカモなどは游禽類とも呼ばれるようです。・・・右下の2羽がアカアシ

しかし、現在では猛禽類以外の鳥類分類に使う言葉(水禽類や游禽類など)は死語に近い状況となっています。・・・着地したのはアオアシシギシギ

以前、ブログのタイトルを語呂の良い水禽寡黙道(水金火木土・すいきんかもくどう)に変更しようかと考えたこともありました。・・・飛び出したのはソリハシシギ

しかし、私の好きなシギ・チドリなどは水禽類の中の渉禽類という位置づけなので、語呂の良い言葉が見つかりません。

「渉禽写真」、「渉禽探し」、「渉禽目当て」ではどうも品が良くありませんので改名は先延ばししました。

ところで渉禽類に属するアカアシシギは、環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類に指定された絶滅が危惧されているシギです。

いつまで大阪市内で見ることができるのでしょうか。・・・アカアシシギの赤い足は魅力的ですね。



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先日紹介したムギマキの写真の在庫が未だありましたので掲載しておきます。

ムギマキの喉から胸にかけての黄色は、オレンジ色に近い濃い黄色ですね。

一方、キビタキ・オスの喉から胸にかけての黄色は明るい黄色なので、並ぶとその色の違いが判ると思います。

この日は天気が良かったのですが、明るい場所には出てくれません。遠くにある日向の反射が丸い玉ボケになっています。

玉ボケを背にしたムギマキ

暗い樹木を背景としたムギマキ

額に直射日光が当たったムギマキ

やや明るい緑を背景としたムギマキ

暗い緑を背景としたムギマキ



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近所の干潟に渡来してきているホウロクシギの食事を紹介しましょう。

ホウロクシギの食事場所は、撮影場所から逆光となる方向に有って色が出ないのですが、この日は曇りでした。

ホウロクシギは、まずカニの爪を振り千切ってから胴体部を丸呑みします。

蟹を丸呑みする直前、ホウロクシギは眼をつぶるようです。

但し、曇り空だった関係からシャッタースピードを落として撮影したために画面がややブレてしまいました。

蟹を呑み込む寸前、首の下部にある素嚢部分が膨らんでいるので、既に大量のカニを呑みこんでいるようですね。

こちらは、やや小さな蟹を捕まえた瞬間。クチバシの根元と先端は閉じ。蟹を挟んだ部分だけが広がっています。

そのまま呑み込み

呑み込む際にはやはり瞼を閉じていますね。



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去年も撮影した公園にノゴマが渡来してきていると聞きましたので行ってきました。

このノゴマ、喉の部分が薄いピンク色です。

先日まで去年と同じ喉の赤い成鳥がいたようですが、この日はこの鳥だけでした。

外見は成鳥と変わりませんが、喉の赤い部分が無いのが残念。

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によればノゴマのメスにはオスのような赤い部分はありませんが小面積ながら淡い赤色斑を持つものがいるとか。

日が当たると、陰影のコントラストが強くなり、野鳥の細部が判りにくくなりますね。

ということでメスである可能性もありますが、オスの幼鳥という可能性もあるようです。

これは露出不足でした。

大阪市内の都市公園で、こうした渡り鳥を見ることができるという事実を知らない大阪市民は多いと思います。



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近所の公園にイソヒヨドリのオスが姿を見せています。・・・逆光だったのでちゃんとした色が出ていませんね。

イソヒヨドリのオス成鳥は、頭部から背中尾までの上面と顔、喉から胸までが明るい青、腹から下尾筒までが赤褐色となります。・・これは若い鳥なので色が中途半端でした。

飛び出しを撮ってみましたが、逆光だったので色が冴えません。

撮影者の方に向かって飛び出すシーンは珍しいと思います。

飛び出しシーンをもう一度見ることができました。

足が離れた瞬間

脇羽は明るい赤褐色でした。

初列風切り羽の枚数10枚が良く判る写真

かなり近くの枝に止ってくれましたので、最後は大写し写真となりました。



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春に日本に渡ってきて各地の山で繁殖したキビタキは、これから東南アジアなどの越冬地に渡ってゆくことが知られています。

キビタキは繁殖地の山などからいきなり越冬地へ渡るのではなく、一旦低地にある都市公園などに立ち寄るようです。

この公園でも、林の中を少し探すとキビタキ・オスを見つけることができました。

キビタキ・オスは、喉から胸にかけての黄色が鮮やかです。

また目の上の黄色い眉斑も特徴です。

一方、同じ時期に都市公園に立ち寄るキビタキのメスは地味な色をしています。

頭部から背中にかけてはオリーブ色

オスにある喉から胸の黄色は無く、薄いオリーブ色をしています。

姿の派手なキビタキのオスは警戒心が強く、なかなか近くから撮ることができませんが、地味なメスは比較的近くから撮影できるようです。



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環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類指定のアカアシシギが近所の公園の干潟に渡来してきました。

下の写真は左と中央にアカアシシギ、右はやや小型のソリハシシギです。

左の2羽はアカアシシギ、右側白くて大きいのはアオアシシギ、右端はソリハシシギ

左側2羽アカアサイシギ(全長27.5cm)、中央上部アオアシシギ(全長35cm)、右端ソリハシシギ(全長23cm)の大きさ比べ

環境省の2019年秋の全国一斉調査記録によれば一般サイト65か所、コアサイト48か所合わせてアカアシシギの全国渡来数は126、アオアシシギは1376、ソリハシシギは2864でした。

この調査からアカアシシギの全国渡来数が、他の2種に比べてかなり少ないことが判ります。下の写真の後ろはソリハシシギ。

このアカアシシギは、確かに足は赤いのですが、クチバシの付け根が赤くないので幼鳥かも知れません。

並ぶとアカアシシギはアオアシシギよりかなり小さいことがよく判りますね。

瞼を閉じたアカアシシギです。このアカアシシギのクチバシ付け根は赤くなっています。



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