野鳥・旅行・観光・テニスなど趣味の写真ブログ
ROSSさんの大阪ハクナマタタ



いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)で休んでいるツクシガモが一斉に飛び立ってゆく姿を紹介しましょう。

この日、MFには50羽近いツクシガモが入っていました。・・・ツクシガモの翼鏡は金属光沢のある緑色ですが、緑色に見えるのは翼と太陽光線が一定の角度となる場合だけです。

このグループの前には小さなグル-プが何度か飛び出しています。・・・また幼鳥や若鳥の翼鏡は、ほとんど黒一色ですね。

最後に残ったツクシガモ約30羽が一斉に飛び出したシーンです。・・・翼鏡の緑色は、太陽光線を受けて光るため、曇りの日に見えることは稀でしょう。

この日は晴天でしたので、緑色の翼鏡を何度か見ることができました。・・・MFのミサゴがツグシガモ集団を見ていますね。

ツクシガモ集団が一斉に飛び出すと、他のカモ達もつられて飛び出します。・・・水面を滑空しているのはヒドリガモか。

ツクシガモ集団を先導するのは一緒に飛び出したコガモのよう。

貨物船の上を飛ぶツクシガモの先頭部隊。フレームの外(後方)に、ばらけた集団が続いています。

ばらけた集団と先頭集団がフレームの中にやっと入りました。全部で28羽のツクシガモが入っています。



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近所の府立公園にヤマガラが飛び出す姿を撮影に行ってきました。・・・シジュウカラ(左)とヤマガラ(右)  

ヤマガラが飛び出しす瞬間です。

1秒間に30枚の連写なので、上の写真から1/30秒(0.03秒)後のヤマガラ。

ヤマガラが何か(ヒマワリの種?)を咥えているので、誰かがここに置いたのでしょう。

飛び出すヤマガラを空中に止めるためには高速シャッターでの撮影が必要です。

今度はこちらに向かっての飛び出しか。

しかし、1/30秒後に向きを変えて

飛び出し

黒と白の頭、胸部の黒帯、灰色の翼と尾羽、脇の赤褐色が良く判ります。



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大阪市内の大型公園には冬鳥のユリカモメ(全長40cm)が渡来してきています。

今回、ユリカモメが飛行する姿を狙ってみました。・・・飛行する際には翼下面の構造が良く判ります。

これは正面から。尾羽が端部まで白いので成鳥でしょう。

ほぼフレーム一杯まで近づいたユリカモメ

ここで左を向いて

赤い脚を下ろして着水体勢に入ります

これは背後から写したユリカモメ。背や翼上面は淡青灰色。初列風切の外側4枚は白に近い灰色で先端部だけ黒。

飛ぶユリカモメの翼前縁部だけは白ですね。

すぐ近くを飛び去ってゆく際、翼がフレームアウト。



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)は、オオタカ(オス50cm・メス58cm)の狩場でもあります。・・・突然オオタカが飛び出しました。

オオタカの狙いは自分よりも大きいツクシガモ(全長63cm・環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類指定種)です。

MFではオオタカがツクシガモを襲う場面を何度か見ることができます。・・・下の写真でオオタカとツクシガモの大きさが判ります。

オオタカのすぐ前にいるツクシガモは、翼鏡が緑色に見えるので成鳥、右側は初列風切の端部が白いので幼鳥でしょう。

ツクシガモは飛び立つ際に助走します。しかし今回は緊急事態、助走は最小限にしたようで成鳥の翼が水面に触れていますね。

追うオオタカも大きく羽ばたいて急接近中。

オオタカの武器、鋭い爪のある足を下ろしツクシガモをキャッチしようとしています。

オオタカの視線はツクシガモの成鳥では無く、右にいる幼鳥(成鳥よりやや小さい)に向いていますね。

ツクシガモを追いかけるオオタカですが、ユーラシア大陸から渡ってきたツクシガモの飛行能力が勝り、今回の狩りは失敗に終わりました。・・・中央はそれを見物するヘラサギ(全長83cm)



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交通費100円で行って帰れる公園に冬鳥のジョウビタキを探しに行ってきました。

ジョウビタキが枝先に止まっている写真は沢山(撮影したことが)ありますので今回は飛び出す瞬間を狙ってみました。

ジョウビタキが枝から飛び出した直後、下面からでも翼上面の白斑が見えますね。

小枝でいっぱいの空間でしたが、ほぼ枝被りなしのジョウビタキです。

胸から下尾筒、尾羽までの赤橙色は翼下の小雨覆まで続いていますね。

次は露出をややアンダー気味にして撮影してみました。

飛び出す瞬間、高速に動く初列風切がブレています。

初列風切の端部は反り返って飛行機のウイングレットのようです。

次の瞬間には翼を大きく開いたまま飛び去ってゆきました。



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大阪近郊の川でカワアイサのオスが飛行する姿を追いかけてみました。

カワアイサ・オスの頭部は黒緑色、構造色なので黒く見えることが多いようです。

赤い脚を下尾筒にピタリ合わせて飛びます。

体の白色部が白飛びしないよう露出をアンダーで撮影。

露出アンダーだったので、赤いクチバシの色がちゃんと出ていませんね。

急流のすぐ上を朝日に向かって飛ぶカワアイサ。翼上面半分は白。

ダイサギの手前を飛ぶカワアイサ。

飛行するカワアイサを真横から撮影。翼端部が飛行機のウイングレッドのように反っています。

空気抵抗を減らすウイングレッドは野鳥の方が先で、後になって飛行機の方がそれを真似たということでしょう。



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近所の公園にニシオジロビタキ(全長12cm)が渡来したと聞いたので、行ってきました。

日本で最も小さいというキクイタダキ(10cm)より少し大きい野鳥です。

見えやすい枝に止まっていると、この場所を縄張りとしているジョウビタキ(14cm)にすぐ追い払われます。

止まったかと思ってカメラを向けるともういない、というケースばかりでしたが、何枚か飛び出す姿が撮影できました。

野鳥は翼を広げて飛行している姿が最も美しいと思います。

但し飛び出しは一瞬なので、それに合わせてシャッターを切る必要があります。

下の写真は1/4000秒という高速シャッター。電子シャッターを使ったので翼が歪んでいますね。

飛び出す姿を背面から撮影してみると尾羽の両外側に白斑があることが判ります。

この白斑こそ、その名前(尾白ヒタキ)の由来となっているのですが、尾羽を広げてくれないと見えません。



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大阪近郊の池にソリハシセイタカシギ(以下英名由来のアボセットとします)が渡来してきています。池の野鳥とアボセットが同時に撮影できたので紹介しましょう。・・・多くのカモと一緒のアボセット

アボセット(全長43cm)の周りはマガモ(59cm)の群れ

ホシハジロ(45cm)と一緒のアボセット。・・・全長2cmの差なのにアボセットが小さく見えるのはアボセットの長いクチバシのせい。(野鳥の全長は、クチバシ先端から尾羽の末端まで)

トモエガモ(40cm)とアボセット。アボセットが小さく見えるのは長いクチバシのせい。

トモエガモ3羽とマガモ・メスとアボセット。トモエガモはマガモと比べると小さいですね。

アボセットとマガモ3羽、右端は同じカモ科でもガンの仲間のヒシクイ(全長85cm)。

以前、東北遠征した際に伊豆沼で多くのヒシクイを見ましたが、こんな場所にも渡来していることに驚きました。

アボセットやカワウ(全長82cm)、マガモに見送られて飛び出すヒシクイ。

そのまま高度を上げて飛び去ってゆきましたが、この池に再び戻ってくるのでしょうか?



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ヘラサギ(英名eurasian spoonbill)の飛び出しと着水シーンと一緒に、ウイキペディアの英語版翻訳文を紹介しましょう。<・・・>部分

<ヘラサギの繁殖は、脚が黒く、先端が黄色の黒いくちばし、ペリカンのような黄色い胸のパッチを除いて、すべて白です>

<ヘラサギはほとんど鳴きません。彼らの繁殖コロニーでも時折の深いうめき声と、たまに出すプウという音くらいです>

<この種はヨーロッパ、アジア、アフリカで広く見られ、ヨーロッパでの繁殖地はイギリスとポルトガル、局所的にはデンマークからバルカン半島、黒海に及びます>

<アジアでは、黒海から朝鮮半島までの大陸の中央部、クウェート、イラク南部、イラン、パキスタン南部、インド、スリランカなど広帯域で繁殖します>

<ヨーロッパ北部で繁殖するグループは、一般的にアフリカの北半分またはアジアの暖かい地域に渡って越冬します>

<ユーラシア大陸のヘラサギは冬の間、デルタ、河口、沿岸のラグーンなど自然が保護された海洋生息地を頻繁に訪れることが知られています>

採餌は、長さ10〜15 cmまでの小魚や甲殻類、軟体動物、水生昆虫で構成されています。また、藻類や水生植物の小さな断片を取ることもあります>

<ユーラシア大陸のヘラサギは絶滅の危機に瀕しておらず、2015年の総個体数は6万5千羽と推定されています>



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郊外の川までちょっとした遠征をしてきましたので、ウイキペディアからカワアイサを紹介しましょう。・・・飛ぶコサギ3羽に囲まれたカワアイサのメス。

<カワアイサはカモ類の中では、最も細長く見える(体高と体長の比率)種の一つで、全長はオスで概ね68cm、メスはオスより小さく60cm程度>・・・対岸のコサギ集団(1羽はダイサギ)の前で泳いでいるのもカワアイサのメスとオスでしょう。

カワアイサのメスは頭部が茶褐色で、冠羽は短い。胸から体の下面は白色で、背からの体の上面は灰褐色である。雌雄とも嘴と足は赤い。・・・カワアイサはメス5羽とオス1羽

越冬時は、和名のとおり湖沼、河川などの淡水域に生息するが、内湾や沿岸部の浅瀬にも生息している。

北日本では海水域に多く生息し、西日本では淡水域に多く生息する傾向がある。

あまり大きな群れは作らず、数羽くらいの小群で生活する。

食性は主に動物食で潜水して魚を捕食するが、郊外の公園に生息する個体の中には人間が与えるパンなどを食べているものもいる。

雌雄ともウミアイサと似ているが、本種の方がやや大型。また、オスの場合は冠羽がなく胸と脇が白いこと、メスは喉の白斑がはっきりしていること等で識別される。

西日本のカワアイサと同じ淡水域に生息するコウライアイサは、本種よりやや小型で脇に鱗状の斑がある。



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)に渡来してきているツクシガモのうち左の2羽が急に飛び出しました。

飛び出しの理由はミサゴをオオタカと勘違いしたせいでしょう。

オオタカはツクシガモを襲いますが同じタカ科でもミサゴが襲うことはありません。

もしオオタカが出現したなら、池にいるすべてのカモ類が揃って緊急避難を開始します。

こちらのツクシガモ2羽もオナガガモと一緒に飛び出しましたが、そろそろ着水するよう。

着水地点の手前にはヘラサギが、さすがに大きなヘラサギをオオタカが襲うことは無いようです。

着水する直前、翼鏡が薄緑色に光って見えました。ツクシガモの翼鏡が緑色に見えるシーンは珍しいと思います。

こちらは海上を飛行するツクシガモたち。

ちょうど10羽が遠くに飛び立ってゆきましたが、夜にはMFに戻ってくるのではないでしょうか。



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カワアイサ(全長65cm)の撮影のため、大阪近郊の川まで遠征してきました。

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によればカワアイサは北海道北部をはじめとして、ユーラシア大陸北部の広い地域で繁殖。

英国の野鳥図鑑にはカワアイサ(goosander)の全長を58~68cmと記載。

イギリス北部では留鳥、南部では冬鳥とされ、観察難易度はいずれも5段階の4(scarce or local)=少ない又は地域限定。

また、北米大陸にはカワアイサと酷似したアメリカカワアイサ(merganser)が分布しています。

米国の野鳥図鑑によればアメリカカワアイサの全長は64cm。日本や英国などに分布するカワアイサよりやや小型のようですね。

インドの野鳥図鑑にもカワアイサ(goosander)は記載されていましたが、分布するのはインド北部(とネパール)のかなり狭い地域のようです。

ちなみにオーストラリアの野鳥図鑑を見ると迷鳥としてハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、シマアジなどは記載されていますがカワアイサの記載はありません。

最後になりますが、メスの後ろからオスがクチバシを上に向けているのはカワアイサの求愛ポーズでしょうか?



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大阪近郊の池にソリハシセイタカシギ(全長43cm・以下英名のアボセットとします)が渡来していると聞いたので行ってみました。

この池で越冬しているミコアイサ(全長42cm)の後ろからアボセットが接近中。・・・ミコアイサの上はコガモ、アボセットの上はホシハジロ。

今度はアボセットにミコアイサが接近中。上左はコガモ・メス、上右はマガモ・メスのようですね。

マガモの番を挟んで泳ぐミコアイサとアボセット・・・アボセットとミコアイサが一緒に撮影できるケースは少ないと思います。

昨年、別の池に渡来したアボセットを撮影したことがあります。・・・ミコアイサ・オスとメス2羽に接近するアボセット

昨年のアボセットは何度も飛行してくれましたが、今回はその飛行姿を見ることができませんでした。・・・アボセットの手前でミコアイサ・オスが羽ばたき始めました。

また、昨年のアボセットはかなり近くから撮影できましたが、今回はかなりの距離がありました。・・・オスにつられてミコアイサ・メスも羽ばたきをスタート。

まあ1年ぶりにアボセットを見ることができたので良かったと思います。・・・ミコアイサ・メスが羽ばたき始めると、先に始めたオスは羽ばたきを止める



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)にはツクシガモ(全長56~65cm)も渡来してきます。・・・右端はヘラサギ(全長83cm)

ツクシガモは環境省レッドリストの絶滅危惧Ⅱ類指定種で、国内で主に観察されるのは主に佐賀県の有明海沿岸。・・・右からマガモ(全長59cm)が接近

コロナ前2020年1月の環境省都道府県別調査では、全国合計3675羽のうち佐賀県だけで3237羽

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によれば、ツクシガモの繁殖地はユーラシア大陸の中部からスカンジナビア半島沿岸。

イギリスやアイルランドでは留鳥。英国の図鑑には全長55~65cmとあり、オスの方が大きいようです。

英国とアイルランドでの観察難易度は5段階の3。

越冬地は韓国南部、中国南部沿岸、インド、アフリカ北部など・・・次列風切の翼鏡は濃い緑色

最近入手したインドの野鳥図鑑には、ツクシガモの越冬地が狭い地域に点々と記載されていました。

従ってツクシガモはインドで普通に見ることができる野鳥ではないようです。



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)にはヘラサギ(全長83cm)が渡来してきています。・・・カワウ(下)との飛行

頸をまげて飛行するサギ科の野鳥と違い、トキ科のヘラサギは、頸を伸ばして飛行します。

幅の広いクチバシを、まっすぐ前に出して飛行します。

若いヘラサギなら初列風切先端部に黒斑がありますが、それが無いので成鳥でしょう。

後方から朝日を受け、初列風切の下面に影ができていますね。

翼上面の拡大。初列風切の重なる部分が、濃い白色となっていますね。

背景にある山の稜線と平行に飛んでいます。

翼下面の拡大。

最後は高架道路やビル群を背景に飛ぶヘラサギ。



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