交通費往復100円で行って帰れる大阪市内の公園でツリスガラ(全長11cm)を探し、しばらく待っているとメスが出てくれました。
図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によれば、ツリスガラは葦の茎の中にいるカイガラムシ類を食べるとあります。・・・クチバシの先から舌を出し。
ツリスガラ、メスの過眼線は茶色、オスはモズの過眼線に似た黒。・・・クチバシを茎の中へ
さて、図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によればツリスガラの英名は(penduline tit)、ユーラシア大陸中央部で繁殖し、九州を含む西南日本で冬鳥と記載されています。
そこで英名(penduline tit)で、イギリスの野鳥図鑑(collins bird guide)を見ると、その姿(イラスト)は、日本のツリスガラと少し違います。・・・ここから後ろ向きの飛び出しシーン
野鳥図鑑(collins bird guide)のイラストでは、penduline titの過眼線がオス、メス共に黒で、幅広い楕円形をしています。
そこで最近入手した中国の野鳥図鑑を見ると、chinese penduline titのイラストが出ていて、それが日本のツリスガラそのものなのです。・・・尾羽はすべて同色で羽縁が白。
図鑑(日本の野鳥590・平凡社)に<本種は1970年代以前、大陸からの迷鳥であった>と記載してあるツリスガラの英名は、chinese penduline titと訂正すべきと思います。
ちなみに中国の野鳥図鑑には、日本の公園でよく見かけるシジュウカラが japanese tit と、しっかり記載してありました。・・・ツリスガラの尾羽は12枚