野鳥・旅行・観光・テニスなど趣味の写真ブログ
ROSSさんの大阪ハクナマタタ



いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)でハイタカが突然飛び出し、撮影できたのは下の1枚だけ。

もう一度ハイタカ撮影のチャンスがあるのか、半信半疑で待っていると1時間40分後に戻ってきてくれました。

スピードが速いのでフレームの端に入れるのがやっと、おまけにピントも来ていません。

腹部の横斑から、恐らく1時間40分前に出たのと同じハイタカでしょう。

MFから見える海を背景に猛スピードで視界を通過。

ハイタカのスピードにカメラのピントが追い付きません。

ハイタカをファインダーフレームの中央付近に入れると、ピントがやや改善するようです。

ここからの2枚は(距離が遠くなった関係で)トリミングしたため画像が粗くなっています。

ハイタカは、鷹斑模様の美しい翼下面を見せながら飛び去ってゆきました。



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カイツブリ科で2番目に大きいアカエリカイツブリを紹介しましたが、今回は日本で見ることができるカイツブリ科最大のカンムリカイツブリ(全長56cm)夏羽です。

カイツブリ科の野鳥は、羽ばたきながら水面を高速歩行する姿を見せてくれます。

その際、羽ばたく翼を見るとアカエリカイツブリと同様、次列風切が白いことが判ります。

翼の付け根にある肩羽も白ですが、アカエリカイツブリの肩羽は黒(昨日のブログ写真参照)。

日本の野鳥590・平凡社によれば、日本で見ることができるカイツブリ科の野鳥はカイツブリ、ハジロカイツブリ、ミミカイツブリ、アカエリカイツブリ、カンムリカイツブリの5種。

一方、英国の図鑑(collins bird guide)に掲載されるヨーロッパで見ることができるカイツブリ科の野鳥は6種。

下の写真を見ると翼上面の小雨覆も白です。アカエリカイツブリも同じですが、白い部分の面積はやや狭いようでした。

英国の図鑑にミミカイツブリは載っていませんが、代わりにslavonian grebe(日本名無し) と pied-billed grebe(オビハシカイツブリ)の2種が記載されていました。

カンムリカイツブリの翼下面は全面白ですが、アカエリカイツブリの翼下面を見ると三列風切が黒でした。



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昨日の記事に続いて近所の海岸に渡来してきたアカエリカイツブリの紹介です。

結構長く潜水し、突然私のすぐ近くに浮上してきたアカエリカイツブリ。・・・浮上直後に人を見て慌てて飛び去る後ろ姿。

後方から見るアカエリカイツブリ。頭部から頸後方(襟)背中、翼の大部分は黒で次列風切、小雨覆だけが白。

カイツブリと同じように回転の速い弁足で水面を蹴りながら水上を走る姿を見せてくれました。

その素早い動きにカメラのオートフォーカスが追い付いていませんね。

止まったところでやっとピントが合いました。

日本の図鑑にはアカエリカイツブリの翼の写真やイラストは紹介されていませんが、海外の図鑑ではどうでしょう。

英国の図鑑(collins bird guide)には、アカエリカイツブリ(red-necked grebe)が翼を広げて飛行するイラストが掲載してあります。

また北米の図鑑(national geographic field guide to the birds of north america)にも同様のイラストが掲載されていましたが、この翼の白黒模様は、日本の図鑑にも掲載して欲しいと思いました。



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自宅からすこし離れた海岸を自転車で走っていると、偶然アカエリカイツブリ(全長47cm)を見かけました。折角の機会なのでアカエリカイツブリを紹介しましょう。<・・・>が図鑑の引用部

日本の野鳥590・平凡社では<(アカエリカイツブリは)夏鳥として北海道の湖沼で繁殖、本州以南には冬鳥として渡来する>・・・腹部は真っ白

<雌雄同色。頸が長く、クチバシは黄色で先端部が黒い。成鳥の夏羽では額から後頭部が黒で、顔は灰白色。頸の赤褐色が目立つ>・・・ヒドリガモ(全長49cm)と並ぶ

<背からの上面は黒っぽく、胸から脇は赤褐色。腹からの体下面は白>・・・頭掻きをする足指は、カイツブリ目特有の木の葉のような弁足。

別の図鑑(新版日本の野鳥・山と渓谷社)によれば<越冬地では1~2羽が海上に浮く姿を見かける程度>・・・弁足を使って右の頭掻き

<東北地方の太平洋側では、10羽以上が群れとはいえない距離を置いて生活している>・・・図鑑に記載がありませんが、アカエリカイツブリには黄色いアイリングがありますね。

<潜水して魚や甲殻類などを捕食する>・・・この海岸でも浅瀬で潜水し、採餌する姿を見せてくれました。

遠くで潜水したアカエリカイツブリが、突然近くに浮上して来たのには驚きました。

人との距離が近すぎたと思ったアカエリカイツブリ。このあと急いで離れて行きました。・・・その場面は明日の記事で紹介します。



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)に行ってみると、1羽(前方)だけ胸部が茶褐色の個体がいました。

胸だけでなく、腹部も赤いようですね。

水上で羽ばたくと、その茶褐色は下腹部まで繋がっています。

採餌の際に見えてくる腹部全体も赤褐色です。

右で採餌している普通のオナガガモと比べると、その違いが明らかですね。

3羽の中央で羽ばたくと、その色の違いが良く判ります。

胸から腹部までが茶褐色です。

どうやら翼下面の一部も茶褐色で、腹部の茶褐色は鉄錆の色に似ています。

この1羽は、鉄分が豊富な池や河口などから飛来した可能性があり、腹部の茶褐色はその鉄分が原因かも知れません。



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野鳥の少ない今の時期に見ることができる小型野鳥ツリスガラ(全長11cm)を撮影してきました。・・・頭部が灰色で過眼線が黒いのがオス

頭部が淡褐色で過眼線が褐色なのはメス。・・・・メスは過眼線が淡色なのでキャッチライトが入りやすい。

過眼線が不明瞭なツリスガラもいました。

黒い過眼線は不明瞭ですが、頭部が灰色なのでオスの若鳥かも知れません。・・・過眼線が無いのでキャッチライトが入りました。

こちらはオスのツリスガラ。幅の広い黒い過眼線があるせいでチャッチライトが入りません。

オスのツリスガラでも、向こう側の眼を見せてくれれば、チャッチライトが入ることがあります。

こちらはメス。メスでも常にキャッチライトが入る訳ではありません。

背は淡褐色で、次列三列風切や尾羽の羽縁は白っぽい褐色。キャッチライトは入っています。

常にチョコチョコ動いている小さなツリスガラを大きく写すのは大変ですが、オスよりもメスの方が撮り易かったようです。



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)のミサゴについて、昨日の記事からの続きです。

杭の上で食べる獲物は、いつもよりやや大きいボラですね。・・・ボラが逃げようと体を捩っています。

しかし、ミサゴ足指の鋭い爪がボラの体に食い込んでいて、簡単には逃げられないでしょう。

ミサゴのクチバシは、まずボラの口の下を齧り、いつものようにボラの頭部から食べるのでしょう。

クチバシでボラの頭を咥えたミサゴは、ボラを持っていた右足を離します。

ボラが暴れたので、右足で掴み直し。

ミサゴのクチバシがボラの頭をしっかり掴むと、右足はボラから再び離し。

暴れるボラの尻尾に近い場所を掴み直すようです。

ボラは尻尾を大きく振って暴れますが、ミサゴの右足はボラの尻尾に近い場所を掴み、ゆっくりと食べ始めました。



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)にミサゴが両脚で獲物を抱え戻ってきました。

獲物を食べる場所はこの杭の上。

杭に止まるため、左足を獲物から離してフリーに。

当然、右足は獲物をしっかり掴んでいますね。

ミサゴの視線は、杭の先頭部に

左足を前に伸ばし、4本指を一杯に広げています。

左足の4本指を前に出し。

杭先端部のサイズに合わせて4本指をやや狭めていますね。

獲物が暴れているようですが、4本指を再び一杯に広げて杭に到達。



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3月に入り、チュウヒがMFに飛来する場面は少なくなってきていますが、粘り強く通っているとその姿を撮影することができます。

MFに渡来してきているカモを狙ってホバリングするチュウヒ。

フェリーが通過する海を背景に、特徴あるV字飛行。

池のカモの群れに向かうチュウヒ

驚いて飛び出したコガモ。

チュウヒの下を急いで避難するコガモ集団

コガモ達はチュウヒの前を無事通過。

チュウヒが移動すると、飛行するコガモも大急ぎで移動します。

貨物船の前で方向転換するチュウヒ。



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今年はじめてヒレンジャク(全長18cm)を撮影しましたので、その写真と一緒に図鑑に記載されたヒレンジャクを紹介しましょう。

ヒレンジャクの雌雄は、ほぼ同色ですが、オス(下の写真の右)の初列風切先端部には白色斑があります。

ヒレンジャクメスが翼を広げた時に見える初列風切の白色斑は、外弁先端部だけなので白色部が狭い。

またヒレンジャクの尾羽先端部は赤で、キレンジャクは黄色。従って尾羽を見ればすぐ両種を識別できます。

ヒレンジャクが飛び出す瞬間、尾羽を広げてくれました。

翼はアップストローク状態ですが、下尾筒と尾羽下面の状況が良く判りますね。

次はややピン甘ですが、下尾筒の端部が赤いことが判るシーン。

最後に昨年撮影したキレンジャクの写真も掲載しておきます。



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ハトと同じくらいとされる小型の猛禽類がハイタカ(オス32cm・メス39cm)です。・・・MFの葦原で獲物を探すハイタカ。

小型猛禽類なので飛行スピードが速く、しっかり撮影するのが難しい野鳥です。・・・MFを飛行するハイタカの背中

最初の写真もそうですが、ハイタカの腹部には黒褐色の横斑が明瞭です。・・・昨年撮影したハイタカ

これも昨年撮影したハイタカですが、腹部に明瞭な横斑が見えています。

ここからは先週撮影したハイタカで、腹部にある黒褐色斑が不規則です。

オオタカにある腹部の横斑は成鳥の証、幼鳥は縦斑となっていることが知られています。

このハイタカの腹部は、縦斑から横斑に変化する途中のようにも見えます。

オオタカと同じということなら、幼鳥から成鳥になる途中の亜成鳥か?

最後に一番ピントがあった写真を掲載しておきます。腹部の斑をじっくりと鑑賞して見てください。



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交通費往復100円で行って帰れる大阪市内の公園でツリスガラ(全長11cm)を探し、しばらく待っているとメスが出てくれました。

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によれば、ツリスガラは葦の茎の中にいるカイガラムシ類を食べるとあります。・・・クチバシの先から舌を出し。

ツリスガラ、メスの過眼線は茶色、オスはモズの過眼線に似た黒。・・・クチバシを茎の中へ

さて、図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によればツリスガラの英名は(penduline tit)、ユーラシア大陸中央部で繁殖し、九州を含む西南日本で冬鳥と記載されています。

そこで英名(penduline tit)で、イギリスの野鳥図鑑(collins bird guide)を見ると、その姿(イラスト)は、日本のツリスガラと少し違います。・・・ここから後ろ向きの飛び出しシーン

野鳥図鑑(collins bird guide)のイラストでは、penduline titの過眼線がオス、メス共に黒で、幅広い楕円形をしています。

そこで最近入手した中国の野鳥図鑑を見ると、chinese penduline titのイラストが出ていて、それが日本のツリスガラそのものなのです。・・・尾羽はすべて同色で羽縁が白。

図鑑(日本の野鳥590・平凡社)に<本種は1970年代以前、大陸からの迷鳥であった>と記載してあるツリスガラの英名は、chinese penduline titと訂正すべきと思います。

ちなみに中国の野鳥図鑑には、日本の公園でよく見かけるシジュウカラが japanese  tit と、しっかり記載してありました。・・・ツリスガラの尾羽は12枚



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大阪市内の大きな公園で最近よく見かける冬鳥ベニマシコ(全長15cm)です。

以前訪問した「湯沸湖水鳥湿地センター」(網走市郊外)では、敷地の草原でベニマシコが繁殖していると聞いたことがあります。

手元の図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によれば、ベニマシコの繁殖地は北海道、樺太、沿海州とあります。

従って大阪市内で越冬している彼ら(写真のベニマシコはオス)も、そろそろ繁殖地に向かって旅立つようです。

日本の野鳥図鑑によればベニマシコはユーラシア大陸東部から日本に分布する野鳥のようです。

そこで最近入手した中国の野鳥図鑑(guide to the birds of china / oxford社)でベニマシコ(中国名・長尾雀)の分布域を調べてみました。

中国の野鳥図鑑のベニマシコ越冬地は、日本・朝鮮半島・中国遼寧省、河北省、山東省辺りと新彊ウイグル自治区北西部とカザフスタン東部。

中国中央部(陝西省、甘粛省、四川省、青海省)では留鳥。

繁殖地は北海道、樺太、中国黒竜江省、モンゴル北部、ユーラシア大陸、ロシア東部(カザフスタン北部から沿海州まで)の広い地域となっていました。



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6日前のこと、いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)に、北の繁殖地に向かって旅立つはずのツクシガモが14羽。

昨年12月から、今年1月半ばまでMFの池でよく見かけたツクシガモです。・・・一斉に飛び出しましたが、フレームに入ったのは6羽だけ。

ところが1月後半からMFで見かけることが少なくなっていました。・・・次第に高度を上げてゆきます。

MFにオオタカやノスリなどの飛来が増えたせいかも知れません。・・・手前にいるのはミサゴ

この日は珍しく池で採餌していましたので何か理由があるのかも。・・・翼の後縁部に白い線があるのは幼鳥でしょう。

MFの池の先は海。・・・海面に出た7羽がフレームに入っています。

海面の先は、新しい埋め立て地の護岸。・・・ツクシガモ8羽とハシビロガモ2羽の飛行隊。

カモの飛行隊が船の前を通過。

MFではこの後ツクシガモを見た人がいないようなので、このまま繁殖地に向かった可能性があります。



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いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)には、クイナ(全長29cm)が冬鳥として渡来してきて越冬しています。

ところが警戒心が強く、なかなか姿を見せてくれません。

手元の図鑑(日本の野鳥590・平凡社)には<半夜行性で警戒心が強く、水辺近くの草むらの中で生活する>と記載されている通りですね。

MFにおける冬鳥代表はカモですが、コガモ(全長37.5cm)の上、葦原の中でクイナが翼をストレッチ。よく見ると初列風切の羽軸が白ですね。

ストレッチした後、コガモの池に入って採餌するようです。

干潟で休むコガモの前をクイナが通過。

ところで、MFには旅鳥のシギとして知られるアカアシシギ(全長27.5cm)とコアオアシシギ(全長24cm)が昨年から越冬しています。

アカアシシギ、コアオアシシギ、コガモが採餌する池を短い尾羽を立てて堂々と歩くクイナ(全長29cm)

冬鳥のクイナと越冬中のアカアシシギ、コアオアシシギが同じフレームに入る写真は珍しいと思います。



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