バラの住人

花弁の中の小人を探す そんな小さな日記です
もしもあなたが見つけても どうぞ秘密にして下さい(笑)

心のしおり~ 反省一文

2012年09月19日 | 記事日記
 「お母さん、口を開けて寝ていたわよ!」

そう注意されて、現状を理解しました。

電車に揺られ、大都会の人混みをくぐり抜け、やっとたどり着いた息子の住まい。

孫のHが昼寝に着くや、急に睡魔が襲い、背もたれのまま眠ってしまいました。

他に眠っていたのは、夫と息子。

この家族を、嫁のYちゃんは何と思ったでしょう(笑)

しかも母親が大きな口を開けて、自我を喪失していたのです。

大変な光景だったと思います。

言っても、真から眠らない頭は、Yちゃんと、Kの会話を遠くで聞いていました。

Yちゃんは義妹になるKにも丁寧な言葉を使います。

「はい」とか、「・・・ですか?」と言った優しいイントネーションが静かに耳に聞こえていました。

兄の結婚直後、Jが娘に「Yちゃんは末っ子で下がいないのだから、君はお姉さんと呼びなさい」と言っていましたが、歳がさほど違わないので、名前で呼ぶ事に定着したようです。

Jも末っ子で、わたくしの妹達からお兄さん、と呼ばれて、すっかり慣れ親しんでいますが、それは少し歳が離れていたせいであったかも知れません。

妹達も、Jには丁寧な言葉を使ってくれます。

私はどうしても長女の威張りがあって、Jに乱暴な言葉を使い、注意をされます。


心地よい言葉遣いの響きに揺さぶられながら目覚めて、娘に恥ずかしい姿を注意されて、まだまだ修行が足りない事を悟りました。
一文を持って反省と致します(ショボン)




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ウインク

2012年09月18日 | 我が家の伝言板


 先日の事、やっと席に着いたレストランはイタ飯のお店でしたが、大変な賑わいで、目の前を次々に料理が運ばれて行きます。
夫もわたくしも選べないので、娘に任せたところ、エビのいっぱい入ったもの頼んでくれました。

子供サイズもあるらしく、Hにはナスの入ったものでした。





Yちゃんはかいがいしく世話をやき、すっかり忘れた遠い昔の事とは言え、私もこのように頑張っていたのでしょうか?
母性には感心します。

貴女も出来る?と娘に問いましたが、出来ない、と言いました。

ああ。さもありなんや 秋の風(笑)

まぁよろしい。


わたくし達は滅多に家族が揃う事がありません。
今回も若夫婦の声掛けで実現したひと時でした。

小さな幸せに違いありませんが、一声がとても嬉しく思いました。

Yちゃんも、息子も娘も翌朝はそれぞれに予定があるのに、長く時間を取ってくれました。

また三つの場所で頑張る生活ですが、仲良くして行きましょう。


笑われて止(や)めるより、
今ここで今日のこと、心からありがとう。


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雨にも負けぬ・・・賢治のいた朝

2012年09月18日 | 記事日記


 女親は得な一面がありまして(笑)、娘からピンク色が優しげな、ロングのアクセサリーを渡されました。
今年のトレンド丈で、グッと心が揺れました。

甥にあたるHには、旅先のアロハのシャツや、誰もが知っているアメリカブランドの衣類など、娘もどうやらこの甥っ子が可愛くてならないようです。
嫁のYちゃんも大層喜んでくれました。

父親へのお土産は特にありませんでした。

が、体への気遣いは大変なもので、先日の家族の集会(笑)で、Jがちょっと弱りを言いますと、とにかく医者に行くように熱心に言います。
わたくしが弱りを言っても、不思議なくらい、誰も相手にしてくれません。

程ほどに良く出来ているようです。

これと言って特別な希望はありませんが、Jが七十七歳なったら、子供達よ盛大にお祝いをしてやって下さい。
そこまで元気で暮していたら、こんなめでたい事はありません。

お金は惜しまないで下さい。

六十五歳以上が三千万人を越えた日本です。
六十五歳以上で、配偶者のいる割合が、女性で49.6%、半数の女性が夫を先立たせた事になります。

元気なお父さんがどれほど大切な存在か、子供達も分かっているのだと思います。

敬老の日になると色んな統計が発表され、日頃、ありがたみの薄れる事に小槌が振るわれます。

Jも我が家には大切な人である事が分かり、日頃の軽率さを深く反省しました。

願わくば、“J自身も反省すべきを反省して、出来るだけ元気にいようではありませんか!!”

素晴しい演説でしたね。
さぁ、頑張りましょう(笑)


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月曜便り49 「君の手を取り」

2012年09月17日 | 我が家の伝言板


 骨の髄まで疲れるという体験を一度したかったのです(笑)

ふる里のジー、バーは電車を乗り継いで、滅多に行かない大阪の少し外れに出向きました。

娘も加わった、とばりの下りる頃、食事をして別れる事になりました。

お出掛けが分かると、Jの帽子をかぶって玄関に立ちます。

夏の暑い間、保育園に出向く時、お母さんに帽子を着けて貰っていたのでしょう。
あたり前のようにがぶって、すっかりお出掛け体制に入っています。

三連休のなか日でしたが、店は外にも人があふれる盛況でした。

息子が他店を探して奮闘してくれたようですが、ここで落ち着いて待つ事にしました。

その間に、周りの方から聞いていた、“骨の髄まで疲れる”体験をしようと、外で駆け回るHの後を必死で付いて行きました。

夜のお出掛けは珍しいという事で、縁日(笑)のような人出も高揚感を高めるのか、Hは我々の名前が呼ばれるまで、動きを止めることはありませんでした。

駅でのさよならは、この幼い子に、楽しい日にも別れがある事を気付かせたようです(笑)
大変神妙な顔をして、私達三人が、ホームの階段を下りて行くのを見ています。

我々が何者であったのか、分からずじまいで眠りに付くのでしょうが、私はこの幸せの形を“骨の髄”に沁み込ませようと地下の通路を改札に向かいました。

今朝、案じた事もなく、敬老の尊意を受けるに、最接近の夫婦は、いたって元気にしています(笑)


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玉花

2012年09月15日 | 記事日記


 昨秋植え替えて、暑さに開花を危ぶんでいましたが、強健な性質を維持して、今日一輪の花が開きました。
田舎では大概の庭先にある草花で、際立つ華やかさはありませんが、暑さを乗り越えた後の清涼感は、愛好家には手離せない種類のものではないかと思われます。
まだ花をよく知らない頃に、下さる方がありました。
以後二十年、わたくしもこの花の魅力に、少し思いが及ぶようになりました。


郷土の俳人、滝瓢水(たきひょうすい)の「手にとるなやはり野に置け蓮華草」を彷彿させる、かの地を離れない花のように思います。
孤高にして、備わる気高さに、眼を留めざるを得ない素の花です。


思い掛けない季節の贈り物に、忽然と咲く花の力を、だだ嬉しいと感じました。



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弁は語らず

2012年09月15日 | 記事日記


 水を得た魚(うお)さながら、植物も天雨で勢い付きます。

昨日は正に夕立で、Jによると六甲山側に虹が上がったと言うので、よく見える所へ撮影に出ましたが、何も見えませんでした。
久しく虹など見たことがないのです。

ここは、尊敬する村一番の写真家、EiKiYasuda氏にまたの機会にお願いするしかありません(笑)


雨が良かったようで、「○ちゃん、花が綺麗」とJが言って来ました。
夏も終わりになって、ぐんぐん存在感だ出て来た花壇の白花です。
作る前は一角に、小さなホワイトガーデンをイメージしましたが(笑)、何となくそれらしくなっているでしょうか?



春に咲くサフランモドキが再生しています。
気温が似ているのだと思います。
その狭間でヤブランの花が咲き始めました。

晩夏と初秋の、ほんの短い自然の間合いを切り取ることが出来ます。
写真も植物も、「見る」と言う行為で、得られるものの豊さを感じてしまいますね。

こうなれば人もまた同じ?
長年連れ添えば、見るのも嫌などと言わずに、それとなく見続ける忍耐も必要かと思われます(笑)


花は決して語らず、さて涼しい顔をして咲いているものですね・・・


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ここにないもの

2012年09月13日 | 記事日記


 こんな可愛いカゴに入ったお菓子を持って、Jが先ほどアウェイの野球から帰りました。
男性でもこんなオシャレな品物を選ばれるのですか?
びっくりしてしまいました。

Jには想像もつかない、都会の発想です。
街に行けば色んな物があるのでしょうね。

夫の帰りを待つだけの、田舎の暮らしに、さぁっと新風が吹きました。

街はいいなぁ。
特に大阪。


碧いネオンにハイヒール。
渡れなかった橋の上。

石を落として面影消して、
さよなら言った淀屋橋。


ああ。丁度よいところで、Jが私を呼んでいます。
やかましいので、作詞の続きは夢の中で・・・笑



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心のしおり~ セピアの彩色

2012年09月13日 | 記事日記


 秋が深まるにつれ、文化面も一層催しが多彩になって来ます。
演劇もそのひとつですね。

これはどこかの撮影所の風景でしょうか?

いえいえ、職場の文化祭のひとコマです。
演劇好きは脚本をまかされ、パロディーの難しさに、予定女優に逃げられ、やむなく作演出、主演の全てをこなしました。
舞台は今は廃場になった大阪フェスティバルホール。

東大、京大卒の秀才に、セりフを覚えさすのが大変でした(笑)

今も懇親会では、この話が盛り上がります。

なんでもやっておくものですね(笑)

Kamomeさんのブロク記事から、わたくしの原点を(笑)



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可愛い花

2012年09月12日 | 記事日記


 繊細な小花が魅力の庭のミズヒキソウです。

半紙にくるんだ金封を、この長い紐のような花でくくってお渡しすれば、なんてオシャレだろうと思います。

今が最盛期で、夏から秋の、根占めに大変重宝する日陰の植物です。

毎年紹介が続いています。



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変わり目

2012年09月12日 | 記事日記


 季節が入れ変わった事を体感する朝でした。
薄いフトンにくるまりました。

こうして突然に変化する、境界の朝が必ずありますね。
さぁ、背中を押されたようです。

庭に出なくてはなりません。


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常に先輩らしく

2012年09月11日 | 我が家の伝言板


 今日は、文章を枠に収める練習をしましたが、もっとほかに、私は努力をすべき課題を持っています。

大事な事はなにか?

出来上がった画像を見て、反省をしています(笑)

K先輩。
楽し過ぎても、どうやらほんとは良くないようです(笑)


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花を贈る

2012年09月11日 | 記事日記


 遠雷と共に、良い雨の降るひと夜だった。

ああ。夏が行ったと、浅い眠りの中で考えていた。

薔薇は無事か?


大輪種は大輪らしく、閃光の中で、より白く輝いたのだろうか・・・

咲くという使命を持って、開花していた。


夏を見送ったであろう、真夜中の使者。

自然はどの演出家よりも、索が深い。


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月曜便り48 「希望」

2012年09月10日 | 記事日記


 嫁のYちゃんに、ちょっとだけ気持ちを届けたくて、Jと二人で探しました。
ささやかなものですし、秘密にするような物でもなく、実は手帳なのです。

勿論来年用で、可愛いディズニィーのミニーちゃんがいたるところに出て来ます。
Yちゃんが不用ならば、孫のHの成長日記にも使えそうで、そんな気になりました。

もうすぐ会えるのですよ。
九ヶ月振りです。

どんな顔をして、私達を見つめるのでしょう。
もし通じ合うものがあれば、私達が自分にとって、ちょっと違う存在だという事を感じるのでしょうか?

E・Tのように指先から光が伝わって、心が通い合うようになるのでしょうか。

未知なるものへの遭遇は、こんな身近にもいっぱいあるのですね。
宇宙は案外近くに存在する事が、可笑しくて衝撃的です(笑)
色んな流れのある人生ですが、今はこの小さな人間との愛の関係性を、希望を持って見つめているところです。

人の一生は、愛を知るためにあるのだと、わたくしはずっと信じ続けています。


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27(ツー・セブン)

2012年09月09日 | 記事日記



 良い夏でした。
たくさんのトマトが取れました。

ひと夏中、可笑しかった冬瓜や、
ゴーヤやオクラやピーマンも、皆んな終わりました。

サンキュー、Jさん、ありがとう。

楽しい夏でした。
たくさんの感謝はいつもこの数字で。



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夢のむこう側

2012年09月09日 | 映画館便り


 野球の練習を終えたJと、当日封切の映画を観るために、映画館に潜(もぐ)り込みました。
まさかと思いましたが、上映前に500ミリ缶を一気に空けます。
信じられない事です。

本編前に、いつものお約束事が流れますが、その間二度いびきをかきましたので、二度ともパンチを入れました。
懲りない男です。

さすがR15なので、その後は妙におとなしくなりましたが、どのような思いで見ていたのでしょうか?


夢を売りながら、ふたりは夢を買ったのか、捨てたのか、はたまた拾ったのか、鑑賞者の判断にお任せするとして、Jの感想は「○ちゃん、難しい映画だったね」。


「僕は寝なかったでしょ。しっかり見ていたでしょ」
「仲良く暮していこうね」

矢継ぎ早やに重なる感想を言って、わたくしを頷(うなず)かせました。

平凡な、誠実な暮らしの正解を納得させる映画でもありました。

ご覧になりますか?


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