バラの住人

花弁の中の小人を探す そんな小さな日記です
もしもあなたが見つけても どうぞ秘密にして下さい(笑)

私の歌

2011年09月01日 | 記事日記
♪月がわびしい露地裏の 屋台の酒のほろにがさ

    知らぬ同士が小皿叩いて チャンチキおけさ

    おけさせつなや やるせなや
 
 
先日夫が、今晩NHK・BSで、三波春夫の歌番組があるよと教えてくれました。
君は忙しい時間帯だから録画して上げると言ってくれました。

三波春夫さんが亡くなって十年になり、「歌藝」を目指された氏の足跡が楽曲と共に甦る見応えのある番組でした。
わたくしは録画ではなく、リアルタイムで見ることが出来ました。

浪曲界を辞められた三波さんを、国民的大歌手に育てた第一歩が上記の「チャンチキおけさ」と言われています。

わたくしが、浪曲歌謡や、股旅ソングを大好きだと言えば、へぇ~と驚かれますが、好きなのです。


月がわびしい露地裏の 屋台の酒のほろにがさ♪ 歌詞の鮮烈さがまず心を掴みませんか?
わたくしだけかなぁ。

母方の祖父は早くから私の祖母である連れ合いを亡くし、淋しさからか初孫である私を連れて、昔で言う飲み屋さんへ出向いておりました。
どう言う訳か歌好きで、ラジオから流れる歌を簡単に覚えたこの孫が、酔客の前で歌い、おひねりを貰うものですから、ジジは喜び、母はいつも怒っていました。

「○ちゃん。歌ってはダメ!」
三歳の知られざる露地裏歌手の誕生でした。

そんな原風景がわたくしの中に刻まれたようで、いい曲だなぁと今でも思ってしまいます。

 
 

気が向けば夜の台所でこのCDや五木ひろしさんの股旅物を流し、一回転する頃には、辛い片付けも終ります。
正に「応援歌」になっている訳です。

今はすっかり歌わないカナリヤになりましたが、歌はれぞれに思い出に繋がれ、音楽の流れない心は淋しいと思います。

Jですか?
今鑑賞中のなので、歌わないように言いますが、外れ腰を振っています。


ランキングに参加しています
およろしければクリックを♪ 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする