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地域に溶け込む川崎フロンターレ72

2017-09-19 00:01:57 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 当ブログで考える付加価値の高いJクラブの二卿の一つ(もう1つは湘南さん)、川崎さんの久しぶりの事例です。紹介すべき記事が何も無かった訳ではなく、新しい事業が無かっただけで、今まで紹介させていただいた事業は、更にパワーアップされて継続事業として実施されています。一見いい事業でもいつの間にかやらなくなる単発事業を普段何度も見ている分、川崎さんの素晴らしさを実感します。記事も70って・・・改めて当ブログでの存在感の高さを実感しています。
 今回の新しい「ブルーパーク」という新規事業ですが、Jクラブがいかに地域を信頼してアウトソーシングできるかというお手本のような事例です。まずは地元神奈川新聞(カナロコ)の記事。以下、引用して紹介。
   
「サッカーJリーグ1部(J1)の川崎フロンターレ応援イベント「コスギブルーパーク」が16日、東急線武蔵小杉駅南口のこすぎコアパーク(神奈川県川崎市中原区)で初めて開催される。チームに関連したステージや模擬店で初タイトルを目指す同チームを盛り上げる。 チームのサポートカンパニーやサポートショップの有志でつくる実行委員会(宮田一信代表、約20人)の主催。ホームの等々力陸上競技場周辺で試合当日に行われるイベント「川崎フロンパーク」を駅前に移動したような催しで15店が出店。地元の和菓子店はチームマスコットのイルカと優勝をイメージした星をデザインしたようかん「イルカに星を」、印刷店はチーム公認の美少女キャラクター「カワサキまるこ」のグッズなど、それぞれチームに関連した商品を販売する。ステージでは、洗足学園音楽大学の声優アニメソングコースの学生によるアニソンライブや、声優の貝原怜奈さんらのトーク&ライブショーなどが行われ、フロンターレの応援歌も演奏される。宮田代表は「フロンターレは地域の一部になっている。地域の活性がクラブの力になるのでぜひ成功させたい」と話している。入場無料で、午前10時〜午後4時。小雨決行。」
引用:神奈川新聞(カナロコ)
コスギブルーパーク公式HP:https://www.shippo.co.jp/kosugi/

 サポーターによる応援イベントではなく、スポンサーやサポショ(有志)による応援イベントというのは25年のJリーグの歴史でも無いでしょう。実行委員会形式というのもいいですね。まさにお手本どおりのJクラブによる地域活性化イベントだと思います。イベント内容も脱線する事なく、チームに関連した内容を貫いているので、来る方もわかりやすい。代表さんの「(クラブは)地域の一部になっている。地域の活性がクラブの力になる」というセリフは、こういう部分で劣っているところにぜひ聞いて欲しいですね。クラブ公式HPに更に詳細が出ていました。フロンターレ日記と続いて引用して紹介。
   
「武蔵小杉周辺で川崎フロンターレを日頃から熱く応援してくれているサポートカンパニー、サポートショップの有志が集まり、9月16日(土)に東急東横線武蔵小杉駅南口そばにあるこすぎコアパークにて、川崎をより元気にするためのお祭りを初めて開催します。その名も「コスギブルーパーク」。川崎フロンターレも実行委員の一員として参加し、川崎のお店・企業と共に地域を盛り上げます!!
 当日は、サポートカンパニー、サポートショップがそれぞれで考えた川崎フロンターレに関連した飲食を楽しめたり、川崎フロンターレと関わりのある洗足学園音楽大学さんのアニソンライブや、カワサキまるこの声でお馴染み声優の貝原怜奈さんのトーク&ライブショーがあったりと、ステージイベントも盛りだくさん! サポーターにはたまらない、地域のお祭りだからこそできるイベント内容になっております!」
「イベント名 コスギブルーパーク 
主催 ブルーパーク実行委員会 
共催 コアパーク管理運営協議会 
後援 川崎市中原区」
引用:J1川崎公式HP

「川崎フロンターレを日頃からアツく応援してくれているサポートカンパニー、サポートショップ有志の熱い想いで実現することになった、中原区で初の記念すべきお祭りを開催します!!!」
「今年の冬に新丸子のサポートカンパニー「azzurro private salon」の宮田さんから「サポートカンパニー、サポートショップ同士が川崎フロンターレを通して繋がって、地域をもっと盛り上げていきたい。フロンパークのようなお祭りをしたい」とご連絡をいただきました。」
「これまでサポートカンパニー、サポートショップの方からこういったお話をいただいたことはなかったので正直、初めはイベントのイメージが湧かず、わくわく感よりも不安の方が多くありました。そして不安よりも「フロンターレと一緒に盛り上げたい」とフロンターレ愛と地元愛と熱意をもって話をもってきてくれた宮田さんはじめ、今後「ブルーパーク実行委員会」となるメンバーに感謝の思いが強くありました。また、フロンターレが地域の方々に認めてもらえている、と少し自信を持つこともできました。関わるサポートカンパニー、サポートショップ、サポーター、会場近くに住む方々を幸せにして地域活性化に繋がるイベントにしようと決めて、川崎フロンターレもブルーパーク実行委員会の一員となって、約半年間ミーティングを積み重ねてきました。
 今回出店される方々へのオファーは他の実行委員会のメンバーにお任せしました。自分たちの仕事もあるなか、空き時間をみつけては駆け回っていたそうで、見事に同じ熱意を持ったメンバーが集まっています(笑)イベントの内容も全て自分たちで考え、地元有志の方々の手作り感満載のイベントになっていますよ。場所は武蔵小杉駅近くにある「こすぎコアパーク」、時間は10時から16時。」
「15時から「ビンゴ抽選会」を実施! コスギブルーパークに携わるサポートカンパニ、サポートショップから集まった景品のビンゴ抽選会をします。フロンターレからは選手の直筆サイン入りスパイクをご提供させていただきました。
 当日、各お店でスタンプラリーカードをお配りしています。スタンプをすべて集めた方は、フロンターレブースにお越しください。そこでスタンプラリーカードと引き換えにビンゴカードをお渡しします。」
引用:J1川崎「フロンターレ日記」

 いいですねー チームを応援してもらうイベントなのに、クラブはあくまで実行委員の一員。まさに地域を信じてアウトソーシングする先進的な事例。以前にどのカテゴリのどこだったか忘れましたが、地域からいろいろとコラボ企画を提案されても、その都度却下している事例を見かけた事があります。「アウトソーシングできない人達」と陰で言われていたっけ・・・今は少しは運営体質が改善されているのだろか。地域や支援者を信じれなかったら、逆に信頼もしてくれないし、馴染みもどんどん薄れてしまうという事でしょう。まさに百年続かずに消えていくところか。Jクラブにはまさかそのレベルのところは無いと信じていますが、川崎さんのはそれとは真逆に最先端を突っ走っていて、加速している気がしますね。いつも眩しい存在です。

 代表さんのお店の公式HPを観てみました。素晴らしい。まるでクラブ直営店のような内容でした。まさに身も心もクラブと一体化していました。
 今回のイベントの細かいレポはサポーターが主催するFBのグループページにあります。どんなグループかというと、サポーターとサポショやサポートカンパニーが一緒になって盛り上げるページで、詳しくはFBグループページから引用して紹介。

「川崎フロンターレのサポーターとサポートショップ・サポートカンパニーが一緒になって、チームはもちろん、川崎を盛り上げていくためのグループです。フロンターレLOVEな方やお店はもちろん、フロンターレをあまり知らなくても、サッカーで盛り上がるまちが大好きな方も是非ご参加ください。サポーターだから出来ること、サポートショップだから出来ること、一緒に力を合わせたら出来ること、自由にコミュニケーションをとりながら盛り上がっていきましょう!」
引用:FBグループ「フロンターレ サポ♡サポショ

 単なるサポーターサイトではなく、チームを応援する店舗や企業とともに盛り上げようという画期的な試みです。実際よく読んでみると、宣伝PR色は少なく、サポーター個人レベルでの書き込みが多かったかな。それでもサポショに登録すれば、こういう交流サイトでもPRできるメリットを提供できる訳ですから、クラブ運営に協力しています。
 サポショについては、当ブログでも大昔から取り上げているテーマ。こちらの記事をご覧下さい。残念ながら地元のJ2岡山にはありません。今やサポショを導入していないクラブを探す方が難しい状況ですが、いつか岡山のホームタウンも川崎のような街になって欲しいですね。
J1川崎関連:717069686766656463626160595857565554535251504948474645444342414039383736353433323130292827262524232221

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