いくやの斬鉄日記

オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

Ubuntu 14.04/16.04 LTS用の新しめのMozcをPPAにアップロード

2016年08月31日 19時00分00秒 | Ubuntu
先日Debian sidにMozc 2.18.2595.102が入ったので、これをUbuntu 14.04/16.04 LTS用にビルドしたパッケージを用意しました。

このバージョンはprotobufのバージョンも最新の3が必要で、16.10の開発版も含めて現在のUbuntuにはパッケージがないため(おそらく16.10にも入らない)、内部のprotobufを使用するように変更しています。
16.04のバージョンよりも辞書が新しくなっており、変換効率も上がっているのではないかと思います。使える絵文字も増えているはずです。ちゃんと確認していませんが。
ついでにこのバージョンではQt5でのビルドもできるようになっていますが、14.04と16.04でソースパッケージを同じにするためにQt4でビルドしています。14.04のQt5のバージョンは古すぎるので。

インストール方法はCMのあとで!


== ここでCM ==

『うぶんちゅ! まがじん ざっぱ~ん♪ Vol.5』発売開始!
寄付だと思って買ってね!

== CMここまで ==

インストール方法というか、すでに皆さんMozcをお使いだと思うので、次のコマンドを実行してください。

$ sudo add-apt-repository ppa:japanese-testers/mozc
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade

Mozcをお使いでない場合は、自分でインストール方法がわからない方は使わないほうがいいかもです。PPAってそういうもんです。

なお、注意点としては、14.04用のパッケージのビルドにgypも上げています。gypを使ってビルドするようなことがある場合は、使用しないほうがいいかも知れませんし、ビルドできるものが増えて嬉しいかも知れません。

ちなみに自分用にはMozc NEologd UT Dictionaryを追加していたりします。こっちのバージョンを公開することはないでしょう。
また、16.10用のパッケージを用意する予定もありません。

追記(9/2):
予想に反してprotobuf 3.0が来ちゃいました。いずれにせよMozcは手を入れないとアップデートされませんが。
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Apache OpenOffice 4.1.2以前の脆弱性を修正するホットフィックスがリリース

2016年08月31日 10時00分00秒 | LibreOffice/AOO
CVE-2016-1513のページが更新され、ホットフィックスがダウンロードできるようになりました。

Windows版ではZIPファイルをダウンロード&展開し、[APPLY-4.1.2-patch1.bat]を右クリックして[管理者として実行]をクリックします。UACの確認画面をクリックすればバッチファイルが実行され、ファイルのコピーができます。
Linux版はそのようなものはなく、手動でコピーする必要があるようです。

Apache OpenOfficeユーザーは4.1.2にバージョンアップした上で速やかにこのホットフィックスるを適用するか、LibreOfficeに乗り換えましょう。ポジショントーク大事です。

それはそれとして、ホットフィックスのリリースに1ヶ月以上かかったのはいくら何でもちょっと頼りなすぎなので、ポジショントークでなくてもLibreOfficeに乗り換えるのがいい気がしてきました。MLを読んでるとドン引きするような内容もナチュラルに流れてきますしね……。まぁセキュリティに割ける人員すら満足に確保できないということなんですけど。
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