いくやの斬鉄日記

オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

シャープが電子書籍プラットフォーム"GALAPAGOS"を発表

2010年09月28日 00時16分29秒 | 電子書籍
シャープが12月に電子書籍端末「ガラパゴス」を発売 新聞、雑誌など3万冊を配信
シャープ、電子書籍端末「GALAPAGOS」発表
外観とUIを速攻チェック――写真で見る「GALAPAGOS」端末
端末とサービスが“進化”する――シャープが「GALAPAGOS」に込めた意味

ポイントはいくつかあって、
・シャープ自身が電子書籍を販売すること(でも、これは今でもやってる)
・他の端末(スマートフォンやタブレットなど)にも提供する可能性がある
個人でXMDFを制作できる機能を提供する
などでしょうか。

現行のXMDFの悪いところはたくさんあるのですが(もちろんいいところもたくさんあるのですが)、うち1つは、シャープがハードウェアビジネスの延長上でしか捉えていないことが挙げられます。シャープの製品だとNetWalkerや電子辞書はもちろん、テレビやFAXでもXMDFが読めるそうですが、アプリケーションとして提供されているのはこのぐらいで、少なくともWindows版のブンコビューアはお世辞にも出来がいいとはいえませんし、Mac用には提供されていません。おそらく競合するハードウェアを提供しているからで、このへんがハードウェアビジネスの延長でしか捉えていない証左です。とりあえずブンコビューアは、Adobe AIRあたりで作り直してくれませんかね……。
Mac用はともかく、iPhone/iPad/iPod touch用にGALAPAGOSアプリケーションが提供されれば、シャープ本気だな、と理解することができますが、まぁそれは難しいような気もします。でも、そこまでしないと(サービスイン間近という噂もある)Amazon Kindleや、今のところ沈黙を保っているiBook Storeには対抗できない気はします。潜在的な端末数という意味でですね。

twitter見てる限りだと、次世代XMDFというところに引っかかっている人が多いようなのですが(まぁそれを吹聴している人もいるのですが)、こういうのはコンテンツが集まるか否かなので、ファイルフォーマットはどうでもいいでしょう。というか、普段ファイルフォーマットなんて別に気にしていないくせに、こういう時だけどうのこうの言うのはどうなの、というのが正直な感想です。

どう考えても100万台も売れるようなシロモノには見えませんし(iPadって何台ぐらい売れたんでしょう?)、いかにシャープ以外の力で普及されることができるのかが鍵なのかなーと思いました。
あ、とりあえず私は買う気でいますよ、今のところ。メッチャ強烈なDRMが付くとかでなければ。
コメント
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