10年2月児童手当号「児童手当と子ども手当PART2」はこちら。
※2月給与号「あやしいプレゼント」はやばいのでアップしてません。
一年間、「明細書を見ろ」といいながら景気の悪い話に終始しましたが、今回はそのきわめつけ。若い職員にはなんのことかわからないでしょうが、昔からの山形県職員には「寒冷地手当」というお手当があります。
別名「薪炭(しんたん)手当」と呼ばれたことからもおわかりのように、寒い地域に居住する職員への寒冷対策で設定されたものです。前は8月10日が支給日。「いったいどうして夏休みの真っ最中にわざわざ登校日なんてものがあって、『宿題ちゃんとやってるか』って説教されるんだろう」と思った人もいたでしょうが、何のことはない、職員はその日しっかりとお金をもらっていたのです。
それがいつの間にか11月から3月にかけて分割して定額支給されることになり、あろうことか平成16年度には
「(旧)朝日村をのぞく庄内地域には寒冷地手当は支給しない」
というお達しが。つまり庄内地方は寒冷地ではないと宣言されてしまったのです。まあ、いきなりゼロにするのはあんまりだというので、酒田市居住者の場合、6年間は支給対象者をしぼり、額を漸減しながらも支給の事実はあったのですが、それもこの3月給与でおしまい。
それでも来年度以降もどうしても寒冷地手当をもらいたいっ!という人に裏技を伝授しましょう。簡単です。
1.内陸に転勤する
2.(旧)朝日村に転居する
3.庄内地方における特定の学校(略)に転勤し、その学校からおおむね1㎞以内に転居する
……どんなもんだか(T_T)
画像は、最新刊を買ったらあまりに字が小さすぎて世代を感じさせられた「銀魂(ぎんたま)」。中年は読むなってことか空知。
2010年5月号「子ども手当スタート」につづく。
しかし、なにをもって寒冷地かどうかの判定を行っているのでせうか。
「通年の積雪量で決定しました」などと外気温を無視した稚拙な理由か。
確かに山形道を毎年、月山越えして帰省している側の短絡的な印象で
言わせていただくと、確かに朝日村以降はそんなに雪が積もっていない。
・・・昔はあんなに海沿でも積もっていたのに・・・・
それにしても、外気温自体はそんなに違っていないはず。
ガキの頃に内陸に転向したことがあったけれど、積雪の量は違えど、
外気温はそれほど変わらなかったように記憶しております。
むしろ、庄内の地吹雪のほうがキツかったなー。って感じ・・・。
・アメダスの気象データによる過去30年間の気温・降雪量の調査
・寒冷生活増嵩費
なんてものが基礎になっているんだとか。
特に海岸部についてはほとんど支給の必要を認めないという
結論が出たみたい。
ってことは最大の眼目は降雪量だったってことかなあ。
庄内は確かに雪は降らないけど、降ったら横殴りなのに(T_T)