2017年6月児童手当号「年に一度のおつとめを2017」はこちら。
児童手当が不公平なものであることは、これまでも
・共稼ぎ世帯のほうが、専業主婦(主夫)がいる世帯よりもどちらかというと有利
……と特集してきました。ネット上ではもっと過激な
・どうして子どもがいると金がもらえるんだ
というそもそも論まで。
子どもがいない人の本音をむき出しにすると、こんなさみしい話になってしまいます。本来、社会全体で子どもを育てていこうという建前からすれば、所得制限があること自体が矛盾をはらんでいます。高校の無償化も同様で、膨大なコストと手間をかけて(高校の事務室は毎年てんてこまい)、親の所得で選別をすることに、どれだけの意義があるものだか。
不公平感に国も対処せざるをえなくなったようで、児童手当について、所得の判断は世帯全体を加算して判断する方向で議論が開始された模様。
それはともかく、本日のあなたへの支給額は0,000円です。
画像は「散歩する侵略者」(2017 松竹=日活)
監督:黒沢清 出演:長澤まさみ、松田龍平、長谷川勝己
思いっきりネタバレすれば、これは宇宙人侵略もの。彼らは地球人を理解するために、特定の人物の頭から特定の概念を根こそぎ奪います。主人公の妹、前田敦子が奪われたのは「家族」という概念でした。その結果、彼女は……。
2018年2月児童手当号「児童手当とマイナンバー。」につづく。
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