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YouTube: Steely Dan Time Out Of Mind
公募校長「給料は最低、若いから小規模校へ」…謝罪なき退職
大阪市立小中学校で今年度から導入された校長の全国公募に応募し、4月に民間人校長として就任した市立南港緑小学校(住之江区)の千葉貴樹校長(38)が25日、「私が力を発揮できる場所とは違う」と述べ、同日付で退職した。
同市の民間人校長は今春、11人が就任したが、退職は初めて。校長公募は橋下徹市長が掲げた教育改革の目玉だっただけに、3か月足らずでの退職は波紋を広げそうだ。
この日の市教育委員会議で退職を承認された千葉氏は、同小で記者会見。複数の外資系証券会社に10年以上の勤務経験があるという千葉氏は、「経験を生かし、英語教育に力を入れたいとアピールしたが、今の学校の課題は基礎学力の向上だった。英語教育に力を注げる環境ではなかった」と説明した。
また、採用過程で市教委側と意見交換する機会が少なかったことに不満を述べ、「若いからといって、各学年1学級しかない小規模校に配属され、給料も経歴に関係なく最低級。年功序列だ」と批判。自らの退職による混乱については「何も不祥事は起こしていないし、謝罪することではない」と語り、児童に対する思いを問われ、「申し訳ないという気持ちではなく、残念な気持ち」と話した。
(2013年6月26日 読売新聞)
……わたし、民間人の校長への起用は“あり”だと思っています。学校事務職員にも前歴のある人たちを積極的に採用するべきだと思っていたし、その考えは今も変わらない。
朝日町の(朝日新聞社出身の)校長の発想はわたしたちに大きな示唆を与えてくれたではないか。でも、大阪の場合は志望する理由と起用する側のミスマッチが最悪の結果を生んでいる。
もちろん、表明された英語教育云々だけが退職の理由ではあるまい。にしても、だ。小規模校では自分の能力が発揮できないと臆面もなく言ってのける根性にはおそれいる。遠回しに基礎学力がない学校だと言われているようなものなので学校も迷惑だろう。
ここには新自由主義者特有の
・成果主義
・長いスパンではなく、すぐに結果を出したい
・グローバルな人材育成(それは英語ができる人間らしい)が最優先
という志向が如実に出ていて辟易。それがわかっただけでも大阪の“実験”は有効だったと言えるだろうか。あ、ここ笑いどころね。
本日の一曲は、参加ミュージシャンの豪華さだけでも特筆ものスティーリー・ダンの「ガウチョ」からTime Out Of Mind ギターはマーク・ノップラー、バックボーカルはマイケル・マクドナルド。
Gauchoは最初に聞いたんだけど、今はそれほどでも。Babylon Sistersは超すき。
大阪は市長のご意向を忖度してそんな人材をわざわざ
選んだのでしょう。
転職=キャリアアップ
だという発想はおみごとよね。もちろん皮肉も入ってます。
「ガウチョ」は、今に至るも大好きなアルバムで、「彩」より
好きです。そうですわたしナンパなんです。