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YouTube: 風になりたい~川村ゆうこ~
井上陽水特集はこちら。
伝説の1971年中津川フォークジャンボリー「人間なんて」90分間大合唱大会の真相をなぎらが解説してくれている。
メインステージではメジャー路線に走る(と観客が判断した)アーティストにはすべて「帰れ!」コール。安田南(片岡義男とのFM東京「気まぐれ飛行船」でも有名)のパフォーマンスにも情け容赦なく「帰れ」の嵐。
ほぼ同じ時間帯にサブステージで行われていたのが拓郎ライブ。もしもメインステージの客たちがサブステージにも注意を払っていたら、拓郎も血祭りにあげられていたであろうと(実際、前日には帰れコールが)。
印税とかがむちゃくちゃだったエレックを離れ、いまのエイベックスのような新興CBSソニーに移籍した拓郎は、パフォーマーとしてだけでなく、「襟裳岬」などで巨大な存在になっていく。そんな拓郎のその後を、このジャンボリーは変えることになったかもしれない。
ん?いや、初めてテレビの歌番組に出るとき、スタジオ入りが遅れた拓郎に
『それが面白くない先輩歌謡歌手のA・F。ソファにふんぞり返って「偉そうに。新人のくせに今頃来やがって」というようなことを言ったらしい。それにカチンときた拓郎、つかつかと寄って、有無を言わさず殴りつけ、Fが泣いて逃げ惑ったという話がある。マネージャーが平身低頭、どうやらうまくその場はおさまったらしいのだが、それ以来拓郎はテレビに出ないと言い出すのである』
先輩歌謡歌手のA・Fって、こりゃどう考えてもオリビア・ハッセーと結婚したあの人じゃないすか(笑)。ワタナベプロにケンカを売ったか!そんな拓郎なら、どんな経路でもビッグになったかもね。
次回は忌野清志郎。
本日の一曲は拓郎作曲の名作「風になりたい」川村ゆうこ。
日本フォーク私的大全 (ちくま文庫) 価格:¥ 840(税込) 発売日:1999-01 |