2011年12月ボーナス号~「全国最低アゲイン。」はこちら。
別に「明細書を見ろ!」と強調しなくても、年に一回みなさんが明細を熟読する月がやってまいりました。言うまでもなく今月は年末調整が反映されているので、他の月と手取り額が大幅に違っているからです。
明細書の中段、【所得税】の欄が要注目。ここがマイナス表示だと、マイナスがマイナスなので手取りが増える道理。マイナスでなくても、いつもの月よりも少なくなっている人が多いので、まあみなさん今月はお慶びでしょう。
にしても、昔話をするようですが、前はけっこう12月に手取りが減る人はいたのです。それがここまで少なくなったのには理由があるはず。まあ保険料控除の限度額がアップしたとか、住宅取得減税該当者が増えたとかによるのでしょう。
しかし邪推であればいいのですが、日ごろの源泉徴収額を高めに設定しておき、年末調整で還付することでいろんな税への不満をうやむやに……いやいや、確信のないことは申しますまい。言っちゃったけど。
さて、来月は大方の人の昇給月。影響がまことに大きい現給保障についてはそこで解説しましょう。
このシリーズにおいて主演のトム・クルーズは、必ず、それはもう必ず垂直に落下するシーンを演じています。スタントなしで挑戦するその姿勢は立派だけれど、ひょっとしてトム、あんたはただフリーフォールがやりたいだけなのでは?
2012年1月号~源泉徴収票を見ろ!につづく。