「斎藤家のひとびと」はこちら。
♯97 有島武郎 & 森雅之
この二人が親子なのは有名ですね。
有島の情死とは、乱暴だけど要するにめんどくさくなっちゃったんじゃないのか。アクティブで、蠱惑せずにいられない女性(ではなかったという説もあるけど)とつながり、その積極性に流されるうちに、死すらもイニシアチブをにぎられてしまったのだろうと想像しています。この人はなにしろ自分に厳しすぎる。だからこそ、ポキリと折れてしまったのではないか。
息子の森雅之(日本映画界最高の美男だと思います)の不倫にしても、なんかガッツが感じられないんだよな。色男とは、そんなものなのかもしれない。わたしにはよくわかります。いてっ!なにも殴らなくても。
次回は「師弟の愛憎」