オオカモメヅル(大鴎蔓)
<キョウチクトウ科オオカモメヅル属>
高尾の山頂からの帰り道、よくぞ見つけた私だと思う。
山百合のように芳香や花が大きく華やかさがあるわけではなく、
つる植物は本当に見逃がしやすいものだ。
他の木々に巻き付くので見つけずらいし、何と言っても
花が小さくて目立たないのに名前だけはオオカモメヅルなのだから。
これは、もう花の気持ちが解らない人でないと理解してもらえないかも?♪
林の縁にひつそり咲く。
葉は対生し三角状披針形、先は尖り基部は心形。
葉柄は1~3センチ、花冠は淡暗紫色。
他にコカモメヅルというのがあり、葉が三角形で長細い。
コバノカモメヅルは、野川公園の植物園で出会っているので
7月12日のブログをみてくださいね。
花は直径約6ミリ。
葉脈に毛がある。裏面の葉脈にも毛がある。
茎にも毛がある。
花冠の内側にちぢれた毛があり、星形に開花する。
おまけの赤く色づいたトチバニンジンの実
もし間違っていたら、お知らせくださればありがたいです。
ガガンボかしら?
俳句は夏の季語ががんぼで。
蚊蜻蛉(かとんぼ)・蚊婆(かのうば)・ががんぼの足とも言う。
ががんぼ打つ影のいのちのまた来るを 野澤 節子