極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

トロをめざして徳兵衛へ

2011年07月02日 | WE商品開発

 

 

【トロをめざして徳兵衛へ】

突然朝に訪問者が。4年間鬱病で自宅で療養していた隣町の三期務めた元町議会議長が
尋ねてきたので近くの喫茶店で話を聞く。自力で回復したというから根性だけは並外れ
た力を持つものだと感心するが、自営業を再開するというので余り張り切り過ぎないよ
うに老婆心ながら注意する。それで大阪の都島に買い付けにいくが来ないかというので、
後で詳細の電話を入れるよと名刺をもらい分かれる。それにしても、どこでも仕事がな
いので困っているというので、力ある者が仕事をつくって引っ張って行くしかないね。
それにしても、不正なことまでして仕事を取ってきて町の信用を無くしてしまっては取
り返しがないよと言うと、たばこの脂がついた歯をだして笑った。

File:Anserine.pngアンセリン


雀の涙ほどの株式の配当金が入ったので外食しようと彼女がいったので、それじゃトロ
の握りを食べに出かけようと近くの回転寿司の『徳兵衛』に向かう。ドコサヘキサエン
酸の含有量が一番多い魚がまぐろのトロというのがその理由なのだが、正午まえだとい
うので満席状態。今日は1時からマグロの解体ショーがあるので、トロはその後でしか
握れないというので、仕方がないのでマグロの赤身を三皿と鯵を二皿注文し頂くが、ほ
んとに贅沢になったもんだねと彼女とあれこれ和食の世界化談義で楽しんで帰ることに。
彼女がなかなか勘定が終わらないので不審に思いクルマを入口先で止めてまっていると
白色のビニール袋をさげ店から出てきた。中身はというと『まぐろの力』というドリン
ク剤でアンセリンが疲労回復に良く効き、視力回復にも効くのではというので帰って調
べてみるということになった。

 多くの研究者の試験研究の結果、アンセリンには抗疲労効果など、次のようなさまざま
な機能があることが分っているという。いわく、

 ・抗疲労効果
 ・活性酸素消去能
 ・血圧降下作用
 ・抗炎症作用
 ・尿酸値降下作用

中でも、マグロ・カツオ由来のアンセリンに尿酸値降下作用のあることを突き止め、最
近の研究成果の一つだということで各方面の注目度が高い成分だという。がしかし、視
力回復向上というとそれは期待できないという結論に。それじゃ、こちらでつくっちゃ
おうということで、本業顔負けのニューカマーが特許検索にはいるとやはり気に入った
あものがあった(ということは参入遅しということか?)。

【本格的に視力向上にめざす】

視力の向上効果、筋肉の疲労回復効果、筋肉損傷の改善効果及び筋肉の持続力の向上効
果といった眼や身体に対して種々の効果が得られるアントシアニン及びアスタキサンチ
ンを主成分とした健康食品。
アントシアニン及びアスタキサンチンを主成分としたこと
を特徴とする複合成分からなる健康食品なのだ。そんなこと誰でも考えつきそうなこと
だが。

アントシアニンは、ブルーベリーに含有される天然青紫色素成分であり、このアントシ
アニンは、眼の網膜に存在するロドプシンという物質の再合成を促進する作用を有し、
視力の向上に効果があることが知られている。尚、ロドプシンとは、光の明暗を感知す
る物質であり、目を酷使することにより減少する。また、アントシアニンは、優れた抗
酸化力を有し、血管の保護や血液循環を良くする作用があることも知られている。体内
摂取により目の疲労感,目のかすみ,物がちらついて見える、肩こり・腰の痛み、イラ
イラする、頭が重いなどの眼精疲労の症状を軽減する効果があり、また、その予防にお
いても効果があるという。

アントシアニンはツツジ科・スノキ属・ビルベリー果実より抽出したもので、4~10
重量%配合している。具体的には本実施例のアントシアニンは、ビルベリー果実より抽
出したエキスの紛末を採用し、本実施例一粒に14.4mg配合される。日本健康栄養
協会から、アントシアニンの一日の摂取量は、28.8~172.8mg/日が望ましい
と公表されている。従って、実施例二粒の服用で一日最低摂取量をみたせるという。



アスタキサンチンはカロテノイドの一種で、海洋に広く分布するエビ、カニ等に含まれ
る赤色色素であり、抗酸化力を有する物質として一般的なビタミンEと比較すると、約
千倍の抗酸化力を有し、体内摂取することで、血液粘度の高まりが防止されて血液がサ
ラサラになり、血液循環が良好になるから、脳内の毛細血管や網膜内の毛細血管にまで
血液が良好に行き渡り、脳の血行や網膜の血行が良好となり、更に血管が保護される。
すぐれた抗酸化力を有し、血管の保護や血液循環を良くする作用があることが知られて
おり、眼精疲労の回復効果がある。また、アスタキサンチンは筋肉の疲労回復効果、筋
肉損傷の改善効果及び筋肉の持続力の向上効果があることも知られている。



実施例の場合、0.5~1.5重量%配合している。具体的には淡水の藻より精製抽出し
たヘマトコッカス藻抽出物を採用し、実施例一粒に2.00mg配合される。アスタキ
サンチンは自然界に広く存在し、食品として通常に摂取していることから、一日の許容
摂取量が決められていない成分であるが、富士化学工業社等から一日の摂取量は、2~
30mg/日が望ましいと公表されている。

血液循環を良好にする作用を有するアントシアニン及びアスタキサンチンを同時に摂取
することになるから、いずれか一方のみを摂取する場合に比し、血液循環が一層良好と
なり、従って、アントシアニン及びアスタキサンチンがそれぞれ良好に体内に運ばれ、
よって、アントシアニン及びアスタキサンチンが有する作用が一層良好に発揮される。

深視力とフリッカー値に改善がみられたことから視覚の鋭敏化効果がある。深視力と
は両眼による立体視機能(対象物との前後の位置関係や距離がわかるために必要な機能)
の程度をあらわす数値とされており、数値が小さいほど立体視機能が良好となり、数値
が大きいほど立体視機能が良好でないとされる。フリッカー値とは、眼精疲労の程度を
あらわす数値とされており、数値が大きいほど視中枢や網膜視神経の感度が良いとされ、
数値が小さいほど視覚系の疲労度が高いとされる。



ドコサヘキサエン酸は、ドコサヘキサエン酸含有精製魚油より抽出したもので、3~8
重量%配合している。具体的には本実施例のドコサヘキサエン酸は、マグロから採取、
精製したドコサヘキサエン酸含有精製魚油を採用し、実施例一粒に10.80 mg配合され
る。この10.80mgでドコサヘキサエン酸の効果が必要充分に発揮されると推測される。
コサヘキサエン酸はえさとなる植物性プランクトンに含まれるα-リノレン酸が魚の体
内に蓄積されて、ドコサヘキサエン酸に変化したものである。

また、ドコサヘキサエン酸は人間の体内で合成することができない成分であり、食品か
らしか摂取できない多価不飽和脂肪酸の一つで必須脂肪酸である。ドコサヘキサエン酸
は、脳及び網膜ではリン脂質を構成する脂肪酸の30~60%を占める重要な成分であ
り、脳のニューロンという神経細胞に多く存在し、脳や神経組織の発育や機能維持に不
可欠な成分であり、脳細胞中のドコサヘキサエン酸が減少すると、機能が低下して、神
経細胞間の情報伝達がスムーズにいかなくなる。体内摂取することで、視覚情報を脳に
伝達することが促進され、視覚情報が的確に脳に伝わることになり、網膜反射機能(視
力)や記憶・学習機能が向上することとなる。

また、ドコサヘキサエン酸は悪玉コレステロールを減らす作用を有し、従って、体内摂
取することで、血液がサラサラになり、血栓が予防されることになる。素早く消化・吸
収されエネルギー分解される作用があり、体内摂取することで、蓄積脂肪になりにくく
体脂肪が減少することとなる。



共役リノール酸は、共役リノール酸含有脂肪酸精製抽出物より抽出したもので、1~3
%重量配合している。具体的には本実施例の共役リノール酸は、サフラワー油を共役化
反応させた精製抽出物より抽出した共役リノール酸を採用し、実施例一粒に4.00mg
配合される。この4.00mgで共役リノール酸の効果が必要充分に発揮されると推測さ
れる。共役リノール酸はリン脂質細胞膜の効率的な栄養素の流れを保持するのに必要な
成分である。共役リノール酸には脂肪を細胞間で活発に通過させてエネルギー化する作
用を有する。従って、活発に動く筋肉細胞に栄養素を送り込み、褐色脂肪酸(基礎代謝
度を司る)を活性化して筋肉を減らさずに脂肪の燃焼を促進し体脂肪を減らすと同時に
筋肉量を増やすことができ、これにより筋肉や結合組織を若返らせ成長を促すこととな
り、筋肉を増強しバランスの良い身体がつくられる。

アンセリンは、カツオやマグロなどの回遊魚の筋肉に多量に含まれているジペプチド(
アミノ酸がふたつ結合したもの)、マグロ、カツオの魚肉から抽出される。0.1~0.5重
量%配合している。具体的には本実施例のアンセリンは、マグロ,カツオの魚肉より精
製した魚肉抽出物を採用し、本実施例一粒に0.50mg配合される。この0.50mg
でアンセリンの効果が必要充分に発揮されると推測される。アンセリンは、回遊魚の筋
肉に多量に含まれている成分であり、カツオやマグロなどの回遊魚が海中を時速60km
のスピードで泳ぎ続けられることから、アンセリンの生理機能の一つは、筋肉で生成
されるプロトンの緩衝作用にあり、筋肉PHの低下を遅らせることにより嫌気的運動能力
を向上させられると考えられている。

またアンセリンは、アルカリ性であり、また、筋肉は激しい運動によって発生する「水
素イオン」や「乳酸」によって酸性にさらされるが、アルカリ性のアンセリンはこれら
を中和して筋肉中のpHを中性に保つ作用がある。アンセリンは体内摂取することで、
疲労感を軽減させる効果があり、無酸素運動時により効果を発揮し、運動時に発生する
筋肉疲労に対して疲労しにくくする効果がある。また運動前に体内摂取しておくことで、
疲労物質(乳酸)の血中における増加を抑制する作用がある。継続的に摂取することで、
被験者の疲労感が低減し、摂取期間中その効果が持続することから、運動持続力が向上
する効果がある。


 <モニター試験>

・モニター対象者

社会人野球選手9名(他のサプリメントを摂取していない,病院にかかっていない(病
気を患っていない)及び規則的な生活(食生活)を送っている9名。)に対し、1日二粒
を4週間連続で服用
し、次の検査を行った。

・検査方法



まず、自覚症状として、眼精疲労と肉体疲労を自己評価(この評価はあくまでもモニタ
自身の主観的な評価)してもらい、次に、客観的評価として静止視力の測定と動体視力
の測定(移動する標的が、停止している標的と一致した時にスイッチを押し、その距離
の誤差の値を測定する。この測定には、ニデック社製の動体視力計KV-100を使用)
した結果を上図に示した。

評価を3段階にわけ、摂取前と4週間後の変化について効果があったものを○、現状維
持のものを△、効果がなかったものを×とし、効果があったものの○だけを1ポイント
と換算し、合計ポイントで総合効果評価とし数値で表した。期間中サプリメント摂取に
よる異常も見られず、全員指示通り1日二粒を4週間毎日摂取した。

・結果

摂取後の自覚症状では、眼の疲労感,体の疲労感ともに9人中4人が改善効果を示した
ことが確認された。静止視力の測定では、9人中6人が改善効果を示し、動体視力の測
定でも、9人中5人が改善効果を示したことが確認されたという。

なお、原価の見積もりはしていないが、廉価な製造方法を確立したら後発でも事業化で
きるそうだということは何となく感覚でわかるが、当面、被験者とサプリメントを服用
することが一番ということに、その結果をみて事業計画(案)を作成してみよう。

【Intermission】

 


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