「アール・ヌーヴォーの装飾磁器」と「芳年ー激動の時代を生きた鬼才浮世絵師」を見て来ました。
「アール・ヌーヴォー-」やはり美しいです。1つの窯元ではなく今回は各国の流れを追っています。日本の美術が向こうに行ってアール・ヌーヴォーに取り入れられ、広まるうちに釉薬の研究などが進み、それが日本に来てこれではいけないと日本でも研究が進み、と相互作用で技術が発展します。西洋が日本っぽくなったり日本が西洋っぽくなったり。最近は明治の超絶技巧も好きになりました。面白い流れです。金魚は1点あったのだけどザリガニっぽかったのでカタログあきらめました。超絶重いのよ。
「芳年-」この方の絵は耽美です。血みどろのイメージがつきまといますが。血みどろの武者絵ばかりかと思うと女性画がこれまた美しかったりします。いいやん。でもやはり「奥州安達ヶ原ひとつ家の図」のインパクトはものすごいです。これは発禁になるわな。