寄ってたかって邪魔

映画「ようこそ、アムステルダム美術館へ」を見て来ました。
なかなか改装工事が終わらないアムステルダム美術館の話と聞いてどんなどたばたコメディだと思いましたが。これはひどい。映画ではなく改装工事の現状が。改装工事が始まって工事の進み方を一般市民に公開したところ自転車道が狭過ぎるとサイクル協会から抗議が出て工事中止。設計の見直しを迫られます。アムステルダム美術館は何故か美術館の真ん中に自転車道があります。しかも無くした訳でもないのに市民のほとんどがサイクリストなので中止の決定が議会を通るのです。ひどい民主主義だなぁと。ようやく進んだと思ったら研究棟の高さがいけないデザインがいけないとつその都度邪魔が入り、最後は工事費がかさみ予算が降りないと。はあ。王様がいないとこういうことになるのかと。あれ、考えたらオランダは王国か。でも美術館は市民のものだし。デザインや設計が変更の度面白くないつぎはぎになっていってしまっています。工事費の増加分は変更をもとめた人が持つべきですね。