海へ

ヌマエビの卵が汽水域でないと孵らないというのを読んで、ヌマエビは産卵が近づくと河口まで行くのかと思いました。ところが親は塩水に入れなくて良いようです。卵を持った親は増水の時産卵するそうで。2日以内に河口までたどり着けない卵は孵らないそうです。すごいシステムだなと思いました。
人工的にできるのかと探してみましたが、これがまたとんでもなく大変。60㎝水槽を稚魚のために用意するくらいの勢いがいるみたいです。ゾエアを飼うのがそんなにしんどいとは。ごめんね、産んでも他の魚の御飯になりそうです。

リーが来るぞ

最後まで読めない、たぶん挫折をしそうなのでここまででおもしろかったところを。
数学者にガロアという人がいます。何をした人か説明を聞いてもやっぱりわからないのですが、若くして決闘で死んだ人というのは聞いたことありました。つまりゴシップしか覚えていない。
この決闘の理由については様々な意見が出ているようです。ある者は女性への名誉の問題だったとか、ある者は警察によって準備されたものだとか、ある者は栄光を求めてガロア自身が準備したとか。
この本のガロアの章の最後に書かれた話が一番大胆で信じられる話でした。おお、これって歴史ミステリが1本書けるぞ。日本の物語でいうと「菊花の契り」がちょっと精神が近いかもしれません。しかし結局ガロアの死が役に立たなかったというところが哀れを誘います。
マーク・ロナン「シンメトリーとモンスター」読書中。