喫茶 輪

コーヒーカップの耳

タニヨシユキ君

2017-02-09 13:56:51 | 懐かしい話
昨日のこと。
月一度のかかりつけのクリニックでの受診。
待合所で本を読んでいたら
「タニ○○○○さん」と受付から声がした。
受付に足を運んだのは男性の老人。
その名前になんとなく覚えがあった。
清算をしてすぐに帰って行ったので、声をかける間もなかった。

もう60年近くもの昔、昭和34,5年である。
中学生の時の同級生に「タニヨシユキ」というのがいた。
勉強がよくできて、生徒会の副会長をしていたと記憶する。
仲が良かった。
彼の家ではいち早くテレビを購入していた。
大相撲が人気があって、よく見せてもらいに行った。
栃若時代である。
彼が家にいなくても、彼のお母さんが家に上らせてくれて見せて下さった。
だから、彼よりもお母さんと仲良かったような気がする。

そのお母さんとは何年か前にあることで二、三度書簡のやり取りをし、一度会いに行った。
昔のお礼に行ったのである。
頭のいい人だったので覚えておられた。
だけどもうそれからも何年にもなるので、今もお元気かどうか?

今日見かけたのは、あのヨシユキ君だったのだろうか?
ハッキリとは聞き取れなかったのだが、なんとなくヨシユキと聞こえた。
姿を見たのは後ろ斜めからだったので顔がわからない。
が、なんとなくナツメの実に似た頭の形は似ていた。
正面に回って「ヨシユキ君?」と訊くほどの確実性もなかったので、声はかけられなかった。
受付で聞いても患者の個人情報は教えてはもらえないだろう。

しかし帰宅してから、どうも気になる。
えいっ、本名で書こう。
谷善之君、今どうしてますか?
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