花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

現役ながら農業遺産!

2016年08月08日 | 研究
チームの2年生を案内し、
いろいろ説明したくださったのは部長さん。
なんと一番偉い方でした!
開発者として長年育種に携わってきただけあって
とても具体的でわかりやすく説明して頂き
メンバーにとってとてもよい勉強となりました。
最後に案内してくださったのがイネの耐冷性試験の現場。
冷たい湧き水を利用して、ここで冷水をかけ流しては
それぞれのイネの耐冷性を調査しているのだそうです。
人間の歩みを物語る史跡を見てまわる観光が注目されていますが
歴史に残る耐冷性品種が生み出されたこの場所も立派な生きた農業遺産です。
温暖化が叫ばれていますが、温暖化は何も猛暑だけをもたらすものではなく
暖冬や冷夏など異常気象を多発させています。
したがって冷害だっていつまたやってくるかわからないのです。
説明の最後に部長さんは、まもなく寒さに強い上に
美味しい品種が誕生する可能性があることをほのめかしてくれました。
数年後がとても楽しみです。
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冷害記録

2016年08月08日 | 研究
チームは先日、十和田市にある
県産業技術センター藤坂稲作部を訪問しました!
みなさんはこの試験場をご存知ですか。
藤坂5号をはじめ、
数々のイネの耐冷性品種を生み出した全国的に有名な試験場です。
現在は社会のニーズが「青天の霹靂」など良食味品種に移行してきたので
なかなか脚光を浴びていませんが、知る人ぞ知るすごいところなのです。
実はこの試験場に貴重な冷害資料館があります。
品種改良の歴史はもちろん、
過去に起きた冷害の被害などがネの標本や新聞記事など
さまざまな資料が展示されているのです。
猛暑に見舞われている東北ですが
なぜかイネの冷害について調べているチームの2年生。
貴重な学習となりました。
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