果樹園のフェラーリ

第１農場に薬剤散布を行うスピードスプレーヤーを発見。
名久井岳を背景にしてフェラーリレッドがとてもきれいです。
さていつも見ているこの名農のスピードスプレーヤー。
実はすごい性能をもっているんです！
まずは排気量。なんと3200ccもあります。
これで1000リットルの薬液を散布しながら走行します。
さらに柔らかな畑でも走れるように４WD仕様。
ここまでならよくありますが、
すごいのは4WS技術を搭載していること。
４Wheel Steering、日本語に訳すと４輪操舵。
ハンドルを切ると前輪も後輪も曲がり、
低速回転での小回り性能を向上させています。
確か月面探査車がこの技術を採用していましたが
乗用車ではレクサスなど高級車じゃないと
搭載されない高度な装備です。
お値段は820万円也。
フェラーリよりは安いようですが
高級車であることは変わりません。

歴史的実験の再現！

この実験、どこかで見たことがありませんか？
これは一昨年、チームが大学の先生方の指導で行った
マイクロバブルによる除塩実験です。
その時の実験データはストックホルムの水大賞で
発表されました。つまりチームにとっては
とても懐かしく歴史に残る実験です！
その実験を今、チームの２年生が再び行おうとしています。
実はこの実験は岩手県で除塩活動に取り組まれている
樹木医さんとの共同研究で、
酸素を含んだバブルで除塩するとより効果があるのではないかという
チームの提案を受けたものです。
先日、ペットボトルをつなぎ合わせた自作装置で
津波被害を受けたのと同じ土壌を再現しました。
今週末はいよいよ除塩実験。
どうなるか楽しみです。

ミッションはトマトピューレ開発

環境システム科では選択科目によりマーケティングなど
商業的な分野に関しても学ぶことができます。
しかし机上で学んでいただけではなかなかイメージがわきません！
そこで授業ではグループに分け、環境スステム科の科長から
「新しいトマトピューレを開発せよ」という
ミッションが出されたというシナリオで体験しながら学んでいます。
先日完成した試作品がこれ。
瓶のサイズもラベルも同じグループなのにまちまちです。
これは試作品のためどんなスタイルにすれば良いのかを
考えるために行ったもので、完成品ではありません。
今後、各グループで商品コンセプト等をブラッシュアップさせ
11月に行う商品アイデア発表会に臨む予定です。
売りは何か？コストは？
これからプレゼンテーションに関わる
いろいろなことを詰めていきたいと思います。
発表会をどうぞお楽しみに！