花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

世代交代と花占い

2014年09月15日 | 研究
ご存じサンパチェンスです。
今春卒業した3年生が
エアクリーニングプランツとして利用した鉢が
今も温室で元気に育っています!
昨年からメーカーの全面的協力もあり
サンパチェンスによる環境浄化研究に取り組んでいるチーム。
園芸科学科から環境システム科に籍を移したように
チームの主役である草花もサクラソウから
サンパチェンスに移行しつつあるように感じます。
園芸科学科と環境システム科がオーバーラップして取り組んだこの研究。
来年はいよいよ環境システム科だけで取り組みます。
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お家に帰ろう!

2014年09月15日 | 研究
これはチームが農ク東北大会で最後に映したスライドです。
花物語~永遠に~。発表タイトルではありますが
4年間取り組んできたチームが思う花への、
そして私たちへのメッセージでもあります。
長い間、ご支援ありがとうございました。
チームは今、やっとサクラソウ研究の旅から家路についています。
さて、これにてサクラソウ研究も終了かと思っていた矢先
サクラソウの苗をもらってくれないかという手紙が届きました。
お話によるとかつて天間林に
自生していた野生サクラソウだといいます!
天間林の自生地はすでに絶滅しているので
これは貴重な生物資源です。
いろいろ考えた結果、預かろうかと思っています。
もちろん種差海岸のサクラソウと一緒に栽培できませんが
貴重な資源として保存していくのが
保全に足を踏み入れたチームの義務ではないかと思うからです。
まるで花の女神フローラが子であるサクラソウを思う気持ちを
これからも忘れないでほしいというメッセージのようにも感じます。
チームとサクラソウの新たな関わりが始まりそうです。
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不思議の国から

2014年09月15日 | 研究
チームが温室で保護栽培している
種差海岸のサクラソウです。
震災直後に塩害から救出するために
保護に乗り出したのが3年前。
昨年からは自生地の長期存続のために
環境調査と遺伝的多様性の維持に取り組んできました。
その結果、保護成功はもちろん、関わったメンバーは
ストックホルムで行われた国際大会にも出場することができました。
またチームの憧れでもある東京大学の鷲谷先生にお会いでき
直接アドバイスや意見交換を行う機会も得ました。
さらにこの4年間の活動が評価され文部科学大臣賞まで
受賞することができ、感慨深いものがあります。
まったく専門外の分野に思いだけで飛び込んで
手探りで取り組んだこの4年間は自然の素晴らしさと
それに関わる人々の思いにふれたとても有意義で不思議な旅でした。
さてチームは今、サクラソウの不思議の国から
そろそろ家路につく頃合いだと感じています。
これ以上は行政による取り組みや専門家によるDNA調査の
出番ではないかと感じているからです。
もしできることならチームで活動後、大学に進んだメンバーが
より専門的な調査をしてくれらた嬉しいと思います!
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