Bamboo(てのりぐま)日記

子どもの成長とお出かけの記録。気が向いたら好きなものの勝手レビューをします。毒も吐きます。月の最後は読書記録で締めます。

令和2年度学生生活調査報告(詳細版)を紐解いてみた。

2023-09-18 22:02:30 | こども・教育
娘さんの進学にあたっての費用計算をアップデートしてみた。

令和2年度学生生活調査・高等専門学校生生活調査・専修学校生生活調査
https://www.jasso.go.jp/statistics/gakusei_chosa/2020.html
より引用しています。

<統計の前提>
進学費用を学費と生活費に分けて算出。
学費=授業料+その他学校納付金+修学費+課外活動費+通学費
生活費=食費+住居・光熱費+保健衛生費+娯楽・嗜好費+その他日常費

<私立大学自宅通学と地方国公立下宿通学の金額差はない>
地域別・居住形態別学生生活費の表からわかること

●私立大学自宅通学と地方国公立下宿はほとんど金額差なし。
・下宿の場合、親からの仕送りとしては月9~10万(学費除く)。
・学生寮の場合、親からの仕送りとしては月5~6万(学費除く)。
・学費は、年間60万(国公立)、130万(私立)。
※試算するにあたって、自宅の生活費分は、下宿や学生寮になった場合は仕送り分の一部に化けていることに留意。

<仕送りの費用内訳>
居住形態別学生生活費の支出状況の表からわかること

・食費21000、住居光熱費(学生寮)25000(下宿)41000、保健衛生費、娯楽嗜好費、その他日常費で26000
=>ざっくりの合計で見ると下宿仕送り9~10万、学生寮仕送り5~6万と一致している。
●アパートの家賃目安としては4万前後と考えられる。


<表に現れない負担分>
・進学時の環境整備
感覚的には40万~70万の間。
主なものは入学金、パソコン、教科書、アパート契約、最低限の家具の用意。
・食事の確実な確保
食事つき学生寮(だいたい家賃に1~2万上乗せ)
または生協のミールカード(年間15万程度)
・理系私立は授業料が高い。年間160万程度かかる。
・家具付きは月5千円~1万程度の価値がある。
・インターネット使い放題は月3千円くらいの価値がある。

<理系私立自宅通学と国公立下宿の比較>
入学時費用 私立自宅40万、国立下宿70万
1年目から4年目 私立自宅190万(学費160万生活費30万)、国立下宿183万(学費60万仕送り108万ミールカード15万)
=>合計 理系私立自宅800万、国立下宿802万

★4年間で800万と考えておけばよい。
下宿することになったらアパートは家賃4万円台が理想。仕送りは月9万。
アパートの契約にあたっては、安全最優先であるが、光インターネット使い放題、家具付きの案件も検討の余地あり。

<高等教育の修学支援新制度>
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/hutankeigen/index.htm
自分の年収が極端に低い(例えば額面で380万、300万、270万)かつ夫婦あわせて資産が2000万円以下の場合、学費の3分の1~全額免除(※左記は国公立の場合。私立の場合は最大で70万円)が受けられる。
また、給付型奨学金の支給対象にもなり得る。
リストラによる家計急変や、定年退職後で再雇用になった場合などは要チェック。

上記のほかにも、自治体や民間にいろんな窓口があるので相談にのってもらうのが吉。就職後に自治体や企業が奨学金を返済してくれる制度をもっているケースもあります。
学資を確保する方法はいろいろあるので、あきらめないことが肝要。
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