今月は8冊。
中旬頃にかなり読みました。2012年5月以来の豊作か(笑)
===
1.武士道シックスティーン 誉田哲也さん 文春文庫
2.武士道セブンティーン 誉田哲也さん 文春文庫
3.武士道エイティーン 誉田哲也さん 文春文庫
1日1冊のペースで3日で読破。
お気楽不動心で剣道をたのしむいまどき高校生の早苗と、
新免武蔵を奉じる剣道オタク香織の部活小説です。
早苗視点の話、香織視点の話、サイドストーリーが交互に展開していきます。
同じ体験をしてもキャラクターの違いで受け取り方が180度異なるのが
面白いし、物語がすすんでいくにしたがってお互いの視点が近寄ってくる
部分も面白い。
剣道を通じて成長していく2人の姿がとってもまぶしくて素敵。
4.鹿男あをによし 万城目学さん 幻冬舎文庫
これも大変面白かったです。
古都と神話と歴史と現代が融合した万城目ワールド。
以下ネタバレ。
1800年も昔から、60年に1度、なまずを鎮める儀式をしているそうです。
そして、儀式をつかさどるのが動物たちです。鹿や鼠や狐がしゃべります。
関西だと、なんか本当にそういうのがありそうです。
奈良の女子高に赴任した初日、遅刻した生徒が「駅前でマイ鹿を路駐したら駐禁をとられた」といいます。
奈良では鹿で通学しているのかもしれない、と信じてしまう四角四面な主人公。
当然?生徒とうまくいきません。関西の子はしゃれっ気たっぷりですから、まじめにうけとっていると大変かも。
そのうち鹿が話しかけてきます。奈良だし。
鹿からミッション「儀式に使うための鏡「サンカク」をうけとる」を与えられますが、失敗してしまいます。
いったいだれが盗んだのだろう。「サンカク」をとりかえさないと、主人公は鹿にされてしまいます。
ここから主人公と女子高生の大奮闘が始まります。
5.鴨川ホルモー 万城目学さん 角川文庫
鹿男あをによしが大変面白かったので、こちらも読んでみました。
鬼たちをあやつって「ホルモー」という競技をします。
古代中国の四神、日本古来の鬼、古都、そして葵祭、そして「ホルモー」
これらを融合させて本当にありそうな話に感じさせてくれる点でとっても面白いです。
6.ささらさや 加納朋子さん 幻冬舎文庫
加納さん版の「ゴースト」ですなあ。おすすめ。
突然の事故で幽霊になっちゃっただんなさんが、
ことあるたびに「さや」さんと赤ちゃん「ゆうすけ」くんのもとへやってきて助けてくれます。
だんなさんの愛情の深さに泣けるわ。
7.キリン 山田悠介さん 角川文庫
精子バンクのオークションで購入した精子から人工授精してうまれた「おにいちゃん」と「キリン」。
天才児でなかったからと、母親から捨てられてしまう「キリン」。
それでもお母さんやおにいちゃんをうらまず、いつか一緒に暮らせると信じている「キリン」。切なすぎるなあ。
この本は「キリン」君に寄り添ってよんでほしい。
8.ペンギン・ハイウェイ 森見登美彦さん 角川文庫
ペンギンといえば、川端裕人さんの「川の名前」を思い出します。
あちらは5年生の男の子3人が主人公でしたが、
こちらは4年生の女子1名男子2名のドリカム編成。
ドリカム編成だと、男子と女子をツートップ的に扱えるから面白く書きやすいかな。
ファンタジー満載な冒険小説、ってところでしょうか。
主人公のアオヤマ君の、理路整然としたところ、なのにオッパイが大好きなところ、
面白いキャラ設定だとおもいます。
結末はちょっとビターかな。
以上です
中旬頃にかなり読みました。2012年5月以来の豊作か(笑)
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1.武士道シックスティーン 誉田哲也さん 文春文庫
2.武士道セブンティーン 誉田哲也さん 文春文庫
3.武士道エイティーン 誉田哲也さん 文春文庫
1日1冊のペースで3日で読破。
お気楽不動心で剣道をたのしむいまどき高校生の早苗と、
新免武蔵を奉じる剣道オタク香織の部活小説です。
早苗視点の話、香織視点の話、サイドストーリーが交互に展開していきます。
同じ体験をしてもキャラクターの違いで受け取り方が180度異なるのが
面白いし、物語がすすんでいくにしたがってお互いの視点が近寄ってくる
部分も面白い。
剣道を通じて成長していく2人の姿がとってもまぶしくて素敵。
4.鹿男あをによし 万城目学さん 幻冬舎文庫
これも大変面白かったです。
古都と神話と歴史と現代が融合した万城目ワールド。
以下ネタバレ。
1800年も昔から、60年に1度、なまずを鎮める儀式をしているそうです。
そして、儀式をつかさどるのが動物たちです。鹿や鼠や狐がしゃべります。
関西だと、なんか本当にそういうのがありそうです。
奈良の女子高に赴任した初日、遅刻した生徒が「駅前でマイ鹿を路駐したら駐禁をとられた」といいます。
奈良では鹿で通学しているのかもしれない、と信じてしまう四角四面な主人公。
当然?生徒とうまくいきません。関西の子はしゃれっ気たっぷりですから、まじめにうけとっていると大変かも。
そのうち鹿が話しかけてきます。奈良だし。
鹿からミッション「儀式に使うための鏡「サンカク」をうけとる」を与えられますが、失敗してしまいます。
いったいだれが盗んだのだろう。「サンカク」をとりかえさないと、主人公は鹿にされてしまいます。
ここから主人公と女子高生の大奮闘が始まります。
5.鴨川ホルモー 万城目学さん 角川文庫
鹿男あをによしが大変面白かったので、こちらも読んでみました。
鬼たちをあやつって「ホルモー」という競技をします。
古代中国の四神、日本古来の鬼、古都、そして葵祭、そして「ホルモー」
これらを融合させて本当にありそうな話に感じさせてくれる点でとっても面白いです。
6.ささらさや 加納朋子さん 幻冬舎文庫
加納さん版の「ゴースト」ですなあ。おすすめ。
突然の事故で幽霊になっちゃっただんなさんが、
ことあるたびに「さや」さんと赤ちゃん「ゆうすけ」くんのもとへやってきて助けてくれます。
だんなさんの愛情の深さに泣けるわ。
7.キリン 山田悠介さん 角川文庫
精子バンクのオークションで購入した精子から人工授精してうまれた「おにいちゃん」と「キリン」。
天才児でなかったからと、母親から捨てられてしまう「キリン」。
それでもお母さんやおにいちゃんをうらまず、いつか一緒に暮らせると信じている「キリン」。切なすぎるなあ。
この本は「キリン」君に寄り添ってよんでほしい。
8.ペンギン・ハイウェイ 森見登美彦さん 角川文庫
ペンギンといえば、川端裕人さんの「川の名前」を思い出します。
あちらは5年生の男の子3人が主人公でしたが、
こちらは4年生の女子1名男子2名のドリカム編成。
ドリカム編成だと、男子と女子をツートップ的に扱えるから面白く書きやすいかな。
ファンタジー満載な冒険小説、ってところでしょうか。
主人公のアオヤマ君の、理路整然としたところ、なのにオッパイが大好きなところ、
面白いキャラ設定だとおもいます。
結末はちょっとビターかな。
以上です