Bamboo(てのりぐま)日記

子どもの成長とお出かけの記録。気が向いたら好きなものの勝手レビューをします。毒も吐きます。月の最後は読書記録で締めます。

しばらくお休みします。

2019-06-06 08:38:22 | つれづれ
充電のためしばらくお休みします。
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大学受験振り返り(塾予備校高1高2たられば編)

2019-06-01 19:36:17 | こども・教育
ぜひぜひこちらも参照ください。渾身の一作です(笑)

前々回記事 (費用編) https://blog.goo.ne.jp/bamboo_horse_tenoriguma/e/1420f8144bc056e84d5f1ce465089c01
前回記事 (親サポート編(後方支援)) https://blog.goo.ne.jp/bamboo_horse_tenoriguma/e/649296a8d05e5d49a38350bb5f87cdb6

さて、今回は、国立大2次試験の成績が開示されたので、それを踏まえた親の振り返りになります。

悔しい悔しい開示結果でした。
うちはいわゆる1点差で不合格のほうになったサンプルなんだけど、反対に1点差で受かる人もいるんだろうから、その差はいったい何に起因するのか、本当に知りたいです。
1点差で受かった子どもさんの親御さんの記事あればぜひとも読みたい。うちと何がちがったのだろう?

以下、高1や高2の時期にうちの兄さんの勉強面でもうすこし親としてサポートができなかったか、その反省となります。

========

<兄さんの塾歴>
高校での英語が入学早々低空飛行でしたので、本人とも相談の上、高1わりと早い時期から個人塾で英語を学びました。
高2の晩秋に数学で一度ひっかかったのでそれから数学も教わるようになりました。
春夏冬の休暇は個人塾での講習と高校の講習を併用しての受験勉強でした。
塾で3年間で学習した割合ですが、ざっくりで英語7、数学物理3です。費用は浪人生の予備校1年分くらいいっているかも。
理系でも英語ができると大学選択の幅がぐんと広がるのでそこを重視してサポートしていました。

個人塾は、兄さんに向き合ってくれてよくサポートをしてくださいましたが、早めの受験勉強スタートのきっかけにはなり得なかったようです。
先生は本人によく話してくれたのでしょうが、いかんせん同年代の子が少なすぎたかも。


<兄さんの学校>
兄さんの行っていた公立高校は、学年が上がると大学入試レベルの問題を定期試験で出題していて、クラス平均点が20点とか30点だったのですが、「みんなできていないんだから今のところはしょうがないんじゃねー」って感じだったようです。
そうじゃなくて「石にかじりついても、60点とれるように復習をすべきだ」という解釈をすべきだったのではないか、それを兄さんに伝えるべきだったのではないか、と反省しています。

3年生での、担任の先生との3者面談は7月に1回きりでした。全統マークの結果をみながら志望校の確認のみ。
センターリサーチ後は、進路主任の先生に予約をすれば面談できたそうですが、特に利用せず。
本人の自主性にまかせる、との学校方針ですが、そのために必要な情報や考え方を生徒にレクチャーした上での”あとは各自に任せる”なのか。そのあたりはなんとも。
昔はそんなんでもよかったのでしょうが、今の時代はそういうのどうなん?というのが正直な感想です。

所属していた高校のクラスは、最後まで受験の雰囲気にならなかったようです。なんか残念。
(うちの兄さん、周りにはまったく影響されないタイプでありますが、それでも周りの雰囲気は大事だと思うのです)
高校選択のときに、その高校の定期試験の考え方とか、大学受験のサポートについて、学校相談会でつっこんで確認しておくとよかったのかも。
でも初めてのことなのでそんなことわからんし。


<本人の気づき(2次試験やばいぜ)は?>
高校では、2年生の3学期から、センター試験や国立2次試験の問題を出してはいたようです。
また、前述の通り定期試験でもそういう出題をしていたようです。
今は解けなくても、受験になったらこれが解けるようになっているんだよーという言いかたをしていたようですが、その時点で、本人が危機感をもつには至らなかったようです。
3年夏の時点で本格的に気づき、腰をすえて2次試験の対策をはじめたようでした。


<センターリサーチ>
鈴ペンさんの記事 http://penguin-report.com/2016/01/24/post-716/ をベースに自力で解析しました

国立前期
センターリサーチの度数分布を元にした推定では、C判定ですが合格不合格が半分づつのラインでした。
倍率が0.5倍ほど上昇しており、センターリサーチ1次ボーダーラインも5%ほど上がっていました(というのは前年度比やや難化だったはず)。
大学発表の合格者最低点は前年度比で大幅10%以上アップ。なんじゃそりゃ。
模試等ではB~C判定だったのですが。

国立後期
センターリサーチの度数分布を元にした推定では、C判定ですがやや合格が多めのラインでした。
倍率が前年度より下がり、センターリサーチ1次ボーダーラインは前年とさほど変わらず(ということは前年度比やや易化だったはず)。
大学発表の合格者最低点は前年度比で2%ダウン。2次試験が難化。
模試等ではB~C判定。

私立その1
センターリサーチの度数分布を元にした推定では、E判定。
模試等では常にE判定。チャレンジ。

私立その2
センターリサーチの度数分布を元にした推定では、A判定。
模試等ではA~C判定。押さえ。


<2次試験の結果開示>
数学(得点率)
35%、40%、55%、60%、70%、

物理(得点率)
50%、55%、60%、65%、

英語(得点率)
45%、55%、65%、

●国立前期
合格者最低点に51点足りず。(周りがすごすぎました。完敗。)
結果論ですが、
倍率が前年度比で上昇しているとき(かつ受験者の上位層が厚い場合)のC判定からの逆転を狙うなら、2次で数学もしくは物理のどちらかで7割5分以上の大量得点がとれるか、合計で(最低でも)6割以上確保できるか、というところの気がします。
現役生は最後の最後まで伸びますが、C判定からだと、みんなの伸びよりさらにそれを上回らないといけないのでそれは相当なことだと思います。
みんなと同じくらいの伸びであったのなら、逆にセンターはA判定が必要だったのかもしれないです。B判定でもこの結果なら届かない気がしました。

●国立後期
なんと、不合格者最高点でした(T_T)
これは、ご縁がなかった、としか言いようがありません。
本当に残念です。悲しい。

●私立
センター利用は、A判定出ていても落ちましたよ。
一般募集は、大差で落ちたのやら、あと1点で落ちたのやら。受験票紛失のため開示不可なんてのもありました。もう。
最終的には1校、同じ学科の違う日程をそれぞれ受かりました。後の日程のほうが点数取れています。問題に慣れたか。

========

<振り返り:2次試験が肝要。合計6割は必要>
6割を確保できないと受からないなあ。5割台だときついです。
どれか5割以下とると、まずあかんねー

兄さんは、高3夏から晩秋まで4ヶ月半と、センター試験後の1ヶ月は2次対策をしており、数学物理とも最後は手応え(過去問6割超え)を感じていたようです。
ただ、開示結果から見ると数学も物理もあまり安定していません。
大問まるごと白紙のケースが2度あったらしいです。時間配分の問題かな?
また、手応えがよかったと言っている試験でも開示で低得点のものがあり、何か(マークミスとか問題選択ミスとか)やらかしていそう。


<たらればその1>
センターリサーチの解釈について

大手予備校か面倒見のよい私立高校かに頼るのがよいのかもしれないです。
(本人の2次の伸びしろについてちょっと強気すぎたかもしれません。それについては高校の先生の忌憚なき意見を伺ってみたらよかったかも。)

前期受験校の分析に悔いが残りました。
センターリサーチ結果から2次試験必要点を計算する際に、合格者最低点ベースで計算してから、それに一定のげたを履かせて2次試験必要点を予測するやり方をしましたが、結果開示をみるに、センターの変動以上に2次試験の得点率がかわります。
合格者平均点ベースでそれを超えるためにあと何点必要と考えたほうが安全です。(それだと2次試験の年次による得点率の変動を無視できる気がする。)

1月の時点では大幅難化を見抜けませんでした。やや難化するぐらいまでは読めましたが。
河合塾のランキング表が更新されるたびにランクが上がっていくのはなぜ?(笑)


<たらればその2>
大手予備校に行かせることで早めの気づき(2次試験やばいぜ)につながる可能性はなかったか?

高校というローカルな集団の中での、市大会や地区大会レベルの経験だけでは、なかなか気づきがなかったようです。
まわりの意識の問題があるかもです。公立だといい意味でも悪い意味でも自由なので。
学年平均的な成績の位置にいてて、なんとなく、ゆでがえるになっていたようです。

大手予備校の集団の中で府大会や近畿大会レベルの経験をしていれば、より早く危機感をもって、3年の部活引退後すぐに2次対策に取り組んでくれたかもしれないなあ、とも感じました。(若干ラグがありました)
答案作成技術的なところ、テクニック的なところも、学校や塾より、大手予備校のほうがすぐれている気がします。
(国立合格ラインまでほんのわずかだったので、本人がもう少し早く取り組むきっかけをお金で作れていればなあ、と思いました)


<たらればその3>
もう少し、英語数学理科に均等に時間を配分したほうが、総合点がとれたのかもしれないとも感じました。

受験勉強が終わった後に、本人に対して、受験勉強しての各教科の手応えと、仮に1年浪人して勉強続けるとどうなると思う?と聞いてみました。

英語については、「もうこれ以上伸びる気がしない、長文は単語がわかるとわかるんだが、文法がわからない(あれだけ塾でやったのに)」
数学と物理については、「塾で聞けば聞くほどわかるようになっていった実感はある。もう1年やればやった分は伸びる気がする。」
とのこと。
でももう1年勉強するのは「勘弁してくれ」とのことでした。「もう1年早く生まれて1年早く受験したかった」といっていました(笑)

数学や物理は全統マークや全統記述では結果が出ませんでしたが、センターでは比較的高得点をとれました。
国立2次試験や私立では、やらかしや時間配分ミスによる大量失点もあったようで、ちょっとのところで脳みそが埋まりきらなかった気がします。無念。

高2のときに、現在進行形で、数2や物理・化学について塾または予備校に行かせるというサポートをすべきだったかもしれません。

========

<まとめ>
* 高1高2のときに勉強する仕掛けをいかにして作るか(ほっといても高3は勉強する。差があるのは高1高2)、
* その仕掛けは、2次試験やばいぜという気づきのきっかけになるか(ほっといても高3夏には覚醒する。それより早くスタートするきっかけ)、
* その仕掛けは、英語数学理科の時間バランスがとれているか(兄さんの場合、不得意教科にかけすぎた感がある)、
* そこにたいしてお金を集中投下できるか(季節の講習会だと10万は必要。)、と思いました。

2次試験での伸び(受験直前の追い込み)を期待しすぎないことかな。
(本人はめっちゃがんばっていますよ。偏差値で夏より5ぐらい伸びたらすごいです。周りが伸びる以上に伸びていくのはものすごく大変なことだと思います。)


<おわりに>
兄さんは楽しそうに私学に通っています。
やりたい学科に進学できたので、勉強は楽しそうです。
素敵な技術者になれるように、これからも応援していきたいと思います。

次は娘さんの番ですが、これらの気づきは、ぜひとも生かしたい。
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