Bamboo(てのりぐま)日記

子どもの成長とお出かけの記録。気が向いたら好きなものの勝手レビューをします。毒も吐きます。月の最後は読書記録で締めます。

7月度月報

2009-07-31 23:58:58 | 読書
今月は1冊。
「イノベーションの本質」野中郁次郎さん、勝見明さん 日経BP

前に読んだ「イノベーションの達人」とはだいぶ切り口が違う。
ケーススタディは今回のほうがおもしろいなあ。

参考までに事例としては
 サントリーのDAKARA
 本田技研のアコードワゴン
 デンソーの2次元レーザーシステム
 キャノンのIXY DIGITAL
 スズキのチョイノリ
 富士通のプラズマディスプレイ
 ヤマハの光るギター
 黒川温泉
 日清の具多
 松下の遠心力乾いちゃう洗濯機
 ミツカンのにおわなっとう
 スタジオジブリの千と千尋の神隠し
 海洋堂の食玩
です

印象に残ったところ引用
====
主観的な世界について、少し別な角度から見てみましょう。主観的観点は放っておくととかくくもりがちです。これをもう一度磨き直し、自分の主観を極力ありのままの現実に近づけるため、現象学ではエポケー(判断停止)という方法が用いられると、第五章のスタジオジブリの事例で述べました。エポケーとは、「カッコに入れる」こと。われわれは日常の中に埋没し、ビジネス社会で浸かって生きているうちに、直面する出来事をありのままに見たり、感じたりすることができなくなってしまいます。
そこで、ビデオを一時停止するように、今ここで行っている判断をカッコに入れる。もちろん一時停止しても意識作用そのものがなくなるわけではありません。思考や判断を停止したときに、原初的な近くの世界が自ずと立ち上がってくる。この知覚から新しい知識の創造が始まると、フッサールは唱えたのです。
フッサールはドイツのユダヤ人哲学者ですが、エポケーしてありのままに見て感じる世界は、東洋の禅の瞑想とも共通するものがあります。禅は目を閉じているように見えますが、開けるともなく開けています。目をつぶるとイマジネーションになってしまうからです。
目を開けながら、しかし、一切の価値判断を交えず、何にも汚染されずに見るともなく見ていると、ありのままの世界が浮き上がってくる。禅僧であり、芥川賞作家でもある玄侑宗久氏は、この「意識を拡散させたまま集中している状態」を「うすらぼんやり」と表現しています。

(中略)

翻って、われわれはビジネスの世界において、どれほど顧客や市場をありのままに見ていることでしょうか。分析はツールさえあれば、誰にでも同じように行うことができます。しかし、同じような答えしか導き出すことしかできません。これに対し、現場で直接経験しながら、ありのままに見て直感する主体的な世界は、自分なりに意味を見つけて、新しい知を生み出していくことができます。
分析の奴隷と貸した傍観者の立場から自らを解き放つには、もういちど直接経験できる現場に立ち戻り、近くや身体感覚を信じ、自らの主観的光景に自信を持つことです。分析的な認識や思考を一時停止し、カッコにいれる。一切の価値判断を廃し、ありのままを見て感じる。一歩踏み出しさえすれば、新しい世界が開かれることに今すぐ気づくべきです。

====
分析から生まれるのは形式知ですが、これだけではあかん。
現場体験(知覚)からうまれる暗黙知も必要。
ヒット製品を生み出した人たちは、この両方をアウフヘーベンしているよ、って話がベースにあります。
きっと形式知を極めてもこんな問題がでてくるんだろうな。
でも形式知ですらまともに得られてない現場は、その入口以前の問題なんだろうな。

こうやって分析しているのがよくないのかも。見るものを判断しないでありのまま感じれば、新しい知が生まれるかもしれない、というのが読んでいて新鮮だった。

職場で、いろんなものを分析し対案を検討し実施するというのではなく、まずはありのままその状態を感じてみよう、というのは視点としてなかったなあ。

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ばったとゴッキー

2009-07-29 23:43:52 | ちいき・食・文化
ちび1号と2号がばったをつかまえてきた。おんぶばった。飛ばないから簡単につかまえられるのであろう。
北の国では「とのさまばった」「ひしばった」くらいしか記憶にないが、内地はバラエティに富んでいる。
この前は棒みたいな「しょうりょうばった」をみた。暖かい地域のほうが種の多様性が高い。

北の国にいなくて、内地にいるものの代表は、ゴッキー。
クワガタのメスだと思っている道産子もいるに違いない。

実は、これからゴッキーを1機撃墜しなければいけない。家族でゴッキーと戦えるのはbamboo一人なので、こういうときは重宝されているが、でかいのと戦うのはちょっと憂鬱だ。
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暫定対処、恒久対策

2009-07-28 23:26:29 | 仕事・育成・転職
昔、ばりばりの若手社員だったころ。
厳しい先輩がいて、仕事をみっちり指導された。

対処と、対策の意味は違うのだという。
対処は暫定対処。とりあえずその場をつくろうこと
対策は恒久対策。原因を究明し、それを取り除くこと。再発を防止すること

よく、「君のやることは対処だ」と怒られた。
どうしても解決のスピードが要求されるときは対処でもかまわないが、そういうときでも対策を考えていくことが重要と諭された。
時間のあるとき(コストをかけてよいとき)は、対策をとるべき、と言われた。
仕事への取り組み姿勢という点ではよい話だと思うし、おかげで今の自分があると感謝はしている。

ただ、人生の中では、どうしようもないやっつけ仕事もあり、そんなときは前向きは少しお休みしたい気分になる
前向きすぎても疲れる


総選挙については、どちらが政権をとるにせよ、今までのような暫定対処でなく、恒久対策を考えていっていただきたい。また、そういうほうに入れようと思っている。
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アウトドア携帯にぜひつけてほしいもの

2009-07-26 18:32:43 | デジもの・ケータイ
日本気象協会が開発した「携帯型熱中症計」が人気で品薄状態!
http://diamond.jp/series/brandnew/10197/
以下引用

=====
いよいよ梅雨も明けて、夏向け商品もシーズンたけなわだが、ちょっと意外な商品がけっこう売れている。

 それが、日本気象協会が発売した「携帯型熱中症計」。発売された6月26日には、同協会のネットショップ「てるてる君☆Web Shop」にアクセスが集中してサーバもダウン、入荷分があっさりと完売した。現在、オノデンオンラインショップでようやく販売を再開したところだ。


これが「携帯熱中症計」。気象協会もここまでの反響は予報できなかった?
「携帯熱中症計」とは、気温と湿度から独自の計算手法によって算出した熱中症指標値(WBGT近似値)に基づいて、熱中症の危険度ランクを5段階で知らせる機器。電源をオンにすると、気温と湿度を計測して液晶画面に表示、LEDランプの点灯で「ほぼ安全」「注意」「警戒」「厳重警戒」「危険」のいずれかを知らせ、危険性が高い「厳重警戒」「危険」ではブザーが鳴るという仕組みだ。

 熱中症計自体は既に存在し、自治体などに向けて販売されていたが、本品は従来品に比べ、掌サイズときわめてコンパクト。ストラップ付きで気軽に持ち運べるのが最大の特長である。価格が1050円とリーズナブルなあたりも人気の要因だろう。ちょっと前に一世を風靡した某ゲーム機を思わせる卵型のボディもあいまってか、「子どもに持たせたい」という要望も多いようだ。

 そもそも、熱中症というのは、高温環境下で体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、調整機能が破綻するなどして発症する障害の総称。ヒートアイランド現象、地球温暖化などによる気温上昇ともにリスクが大きくなってきていると考えられており、実際に、厚生労働省の調査によると、平成11年より平成19年まで毎年20人近い死者が出ている。夏場の健康リスクとしては看過することのできないものだが、予防のための知識が浸透しているかというと、そうでもないようだ。

 たとえば、熱中症というと、炎天下での激しい運動時などに発症するイメージがあるが、高温多湿の室内でも発症するケースも少なくなく、とくに高齢者などはリスクが高い。また、「身体が熱い」「のどが渇く」といった自覚症状が発症を知らせてくれるとばかりは限らない。「おかしい」と感じたときには、既に発症しているという可能性が高いとも言う。

 自分の身体からの警告が必ずしもあてにならないとなると、なるほど、「熱中症計」というものは、なかなか有用そうだ。さらには、発症の場所などを特定できないとなると、室外などに据え置くタイプより、場所を選ばず持ち運べる「モバイル型」の方が、より実用的とも言えるだろう。

 ちなみに、労働災害としての「熱中症による死亡災害」の統計によると、業種別では「建設業」が圧倒的に多いが、その他、「警備業」や「運送業」、高温多湿になる屋内作業場で業務を行う「製造業」なども死亡災害が報告されている(厚生労働省調べ)。リスク管理の一端としても手頃な「熱中症計」、チェックしてもよさそうだ。

(梅村 千恵)
=====

カシオさん、アウトドア携帯の中にぜひいれてくださいな。
それともDSにつけておいて、公園でDSしてる子たちに熱中症になりそうになったら警告してくれるのも実用的?

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クラフトワーク

2009-07-25 11:03:09 | こども・教育
紙細工の展開図コレクション:キヤノンの『Creative Park』

ちび1号向けに月、太陽、ちび2号向けにウエディングベアをみつけて、ウエディングベアの女の子を週末ごとにぼちぼち作っていた。
ついに本日完成しちび2号に贈呈式。

「かわいい~」
「作るの上手やろ」
「お父さんじょうず~」

ちび1号が製作した月は、すでに崩壊しており、残骸になっている。接着を急ぎすぎてきれいに丸くならず、きちんと乾かないうちにボール投げをしたのですぐに壊れてしまった。
太陽はbambooが作っているが、どうやったらきれいに丸くなるか、はさみできれいに切れるかを実演している。

「しゃべっているのにうまいな~」
「うまいやろ」
「(しゃべっているのに)切るのはやいな~」
「はやいやろ」
「きれいにまるなってる」
「まるいやろ。あせってくっつけたらあかんで。」

最近誰にもほめられないから自分でいばりながらやっている。

コメント (2)
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部分日食

2009-07-23 00:23:10 | こども・教育
今回は曇天でほとんど見えず。(後でテレビの報道を見ましたが、ツアーにいって嵐だった人もいますね。お気の毒様です。)
ちび2号が「つまんない。帰る」とだだをこねる。
そのままでは大泣きするのが見えているので、いっしょにつれていったちび1号を急遽お友達のおかあさんに預けて、2号を家に連れて帰る。
太陽がどんどんかけて、少し薄暗くなった中、2号とシャボン玉に熱中する。
シャボン玉のお片づけをした後、太陽がかんかんに照り付ける中、ビーズを買いに出かける。この前おもちゃ屋で900円のセットを見つけていたがまだ買っていない。
今日は手芸のお店にいく。
するとなんと315円で子供向けの手ごろなセットがあるではないか。迷わず買う。2号、大喜びでビーズを持ち帰る。

夕方からはひたすらビーズを通す。
ちび2号、黙々とビーズを穴に通す。
たくさん入った後、かあさんめんどりに見せるためにやりかけの作品を持ち上げたところ、「ぽんぽんぽんぽんぽんぽん」と反対側から抜けて大方のビーズが落ちてしまい、2号号泣する。
大急ぎでビーズを別の紐に通して、虹色のブレスレットをつくってあげるとちび2号大喜び。機嫌が直る。
めでたしめでたし。

===

肝心の部分日食ですが、一瞬見えた、というのが数回程度でした。太陽グラスはほぼ用無しでした。
ちび1号もちび2号も形の違う太陽をみることができたので、それはそれでよかったです。
3年後に金環日食がみられるので、そのときはちび2号も興味を持つかもしれません。
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都会のしゃれたパン

2009-07-22 00:26:00 | ちいき・食・文化
この前のこども将棋大会で、大阪市営地下鉄の堺筋本町という駅にいくことになったので、事前にインターネットでその辺にあるパン屋さんをしらべておいた。
Paulという店と、Four de h(フール・ド・アッシュ)という店があるらしい。
後者は日曜日休みのようなのであきらめて、前者に寄れるようだったら寄ることにした。

ちび1号、将棋大会で予選敗退したので午後は暇になった。
「帰るんだったら、ちょっと散歩して、ついでにおかあさんにパンを買って帰ろうではないか。もちろんバトリオにはいく。」「いいよ」ということで交渉成立したのでパン屋を探す。
田舎ものなのではじめは違う通りを進んで通り抜けてしまい、もう一回戻ってきてみつけた。紀伊国屋さんの向かいなのね。
結構しゃれたパン屋さんでした。値段もびっくり。

家に帰ってかあさんめんどりに食べてもらうと「おいしい。洗練されたパン」とのコメント。
サワー種のパンが好きな人にはおすすめです。
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こども将棋大会

2009-07-20 14:45:44 | こども・教育
ちび1号、今年2回目の個人戦。
今年から1つ上のクラスに出場。

予選○○●●
予選落ち(ToT)
次がんばるそうだ。

1局目 相矢倉
2局目 銀冠もどき対居飛車穴熊
3局目 急戦(中飛車)
4局目 相居飛車

終わったときは超機嫌悪かったが、おかあさんが作ってくれた二人分のお弁当に入っていたウインナーを独り占めして機嫌が直る。

「今日は将棋はもういい」というのでバトリオをしにいく。
知らない子とバトルして敗戦。
また機嫌がわるくなる。

家に帰って、アイスを食べる。
機嫌が直る。
めでたしめでたし。
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ほめるところがあった

2009-07-19 10:48:15 | こども・教育
そういえば忘れていたのですが、
ちび1号は、しらけたところが全くありません。
「どこどこで何があるから行ってみるか」というと、「いくいく」とほいほいついてきます。
えー、そんなん興味あるの?って思われることもついてきます。
学校や地域主催のイベントには必ず行きたがります。
何が楽しいのか、bambooの散歩にもよくついてきます。

今はいろんなことをインプットしている最中なのでしょう。
なにか深く掘り下げて結果を出すみたいなことは、まだまだ先でよいのかもしれません。まだまだ楽しいことがたくさんあって目移りしているのでしょう。
そのうちなにか琴線にヒットしたらぐぐっと集中していくかもしれませんね。

まだまだ幼児性がぬけていないのかもしれません。大人の評価でくくるのはまだ早い気がしてきました。
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抗体と免疫

2009-07-18 21:10:40 | つれづれ
今年の冬にまたインフルエンザが流行する可能性が指摘されている。
ワクチンが足りないとか。
不安をあおる報道に感じ、いい気はしない。

かあさんめんどりが以下のような疑問をもっていた
「毎年インフルエンザの予防接種を受けるのは効果が1年で切れるからというが、一方60歳以上の人が新型インフルエンザの抗体があるって報道もあり、矛盾している」
自分も上手く説明できなかったので調べてみた。

予防接種をすることで、短期間で体の中に抗体ができるが、
1)その抗体が直接効くケースと、
2)抗体ができたことで体の中の免疫として有効に機能する場合と、
があるらしい。
一方、60歳以上の高齢者が新型にかかりにくい、というのは、かつてかかったスペイン風邪が新型インフルエンザとよく似ているため、そのときできた抗体が免疫として有効に機能している場合(後者のケース)が多いのかもしれない、ということらしい。

bamboo家の昨年の予防接種は、
予防接種によってできたB型向け抗体がちょっとは効いたので症状がましだったのだろう。それが体の中で強い免疫になっていればかからないですんだのだろうが、そこまでは至らなかったようだ。


予想されるウイルスの型と流行るウイルスの型が細部まで一致することは(インフルエンザウイルスの変異が早いから)まずないだろうから、
予防接種をうけてできた抗体が直接的に働くことを期待するより、自分の中で熟成されて体全体の強い免疫としてはたらくかどうかがポイントらしい。
「予防」接種でなくて、「もしかかったら症状を軽くする」接種って言い換えたほうが正確な気がする。


話は変わるが、政権交代した場合、しない場合で、少ないワクチンがどう配分されるのか、気になるところではある。
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