6月から10月まで、リハビリ病院にいたため、ほとんど病院スタッフと患者としか会うことができなかった私が退院して驚いたのが、その4カ月の間に、私の住んでいるところでも、近所を行き来するだけでマスクをする人が一機に増えたと感じたことです。
横浜や東京に日中勤務している夫や息子には、地元の4カ月まえからの変化は感じられなかったかと思いますが、6月のはじめまでは「スーパーや公共施設以外の近場にちょっと出かける」という場合、と近所でマスクをしない人も多かった、けれど今は一部の人以外はマスクをしていて、「マスクをしないのは非国民」と言われるんじゃないか、と恐れるほどに。
といいながら、いつの間にかスポーツ観戦は出来るようになっているー観客はマスクをしてソーシャルディスタンスを守っているといったって、目からも感染するコロナウィルス、本気で防ぐきでいるかどうか、ご都合主義にしか思えません。
「今年はインフルエンザの予防接種をするぞ。」
何年か前まで家族で一人インフルエンザの予防接種を受けていて、インフルエンザに罹患していた夫(息子と私はワクチンを接種しなくとも、夫からも感染せず。)が宣言し、私は即座に言いました。
「コロナはマスクとソーシャルディス感染を防げるんであれば、インフルエンザに感染しないのでは?ワクチンを打ってあなたが今年インフルエンザになったりして寝こまれたら、我が家は息子だけが頼りになって、事実上やっていけなくなっててしまう。」
昨年の春に日本にやってきた。イタリアの友人が、旅行中風邪をひき、一緒に彼女と会った私の従姉が彼女に保湿効果のあるマスクをプレゼント、イタリアの友人はその日はマスクをつけていましたが、あとで彼女のイタリア語のブログに、「マスクで眼鏡が曇って困った。日本人とちがって、イタリア人はマスクをしないから。」と書いているのに気が付いてしまった私。
「従姉が渡したマスクは保湿マスクでノドに良いと思ったからで、「風邪をうつされるからマスクをつけて」と渡したわけではなかった。だからそれを説明してマスクも「嫌ならしなくてもよい」と伝えたんだけど、「遠慮」する友人には通じなかったかな。そもそも保湿効果のあるマスクを理解しなくて、それが高価であることも想像もしなかっただろう。」
と残念に思い、ブログを読んだことは彼女には伝えず、
「日本人は花粉症が一般的になってから、春先にマスクを持っている人が増えました。私は花粉症がひどかった時期はマスクを使っていましたが、今では春でもマスクをほとんど使わなくなりました。それで私は最近のマスク事情には詳しくなかったんだけど、最近はマスクは進化しているようです。そういえば、私の従姉があなたに渡したマスクは保湿効果があるものでした。私は使ったことはなかったけど。」
と、彼女とアメリカとスペインの友人へのシェアメールに書き、日本のマスクを海外で売っているサイトのリンクを送りました。
イタリアの友人は何か感じ取ったのか、何も言ってきませんでしたが、スペインの友人はとても日本のマスクに感激。
「スペインはマスクはしないし、だからマスクは種類も數も少ないわ。私は仕事柄(歯科医)マスクをするけど、時々洋服に合わせたマスクをするようにしてるわ。」
これから1年後、世界のあちこちでマスクをつけるようになりました。
ところでフランスはじめ欧州ではイスラム教徒の情勢がブルカやニカブを禁じた理由は政教分離や女性の人権の外、「顔が見えない」というのがあります。
考えてみれば、世界の人がマスクをつける(場所によっては強制)のは、目しか見えない人が多くなること。
監視社会で警察やら民間の店舗でカメラが回るようになっていますが、そのいくつかは赤外線等でマスクのなかもわかるものへと変化させますかね。
空港のモニターで、乗客の服の中までを映すものがあって、米国などで利用しようとする動きがありましたが、どうなったんでしょう。「コロナとテロ対策」についてもしらべてみますか。
追記:
リハビリ病院では、患者は病室にいる時と、食事やお茶をホールでとるときは患者はマスク免除ですから、顔は分かりますが、スタッフではマスク姿しか見ることがない人がほとんど。
私は退院のあいさつの時、大変お世話になったスタッフでお顔を見たことがない人に、マスクを外したお顔を見せてもらいました。
でも結局、一度だけマスク無しのお顔をみただけではマスク無しに本人と気が付きませんね。(ま、マスクありの姿でも、お顔全体を知っているのと違い、すごく近くにいない限り、気が付かないと思いますが。)
「大丈夫、私が気付くから」というスタッフの言葉が頼り。