私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

イッピン 色あせない輝き~東京 七宝~

2017-03-26 14:37:09 | 日記
 3月26日(日)   天気:晴れ のち 曇り    室温:19.0℃

 少し前 2月14日(火) NHK BSプレミアムで イッピン ”鮮やか! 色あせない輝き
~東京 七宝~” が 放送されました。  東京・六本木のえりすぐりの雑貨を集めたセレクト
ショップでは ペンダントや 指輪など つややかな 七宝が 輝いています。 また ある工房
では 客の要望を描いた ありし日のペットが 色あせることのない 永遠の輝きを・・。

 七宝(七宝焼)とは、金属工芸の一種で 伝統工芸技法のひとつ。 金属を素地にした焼物とも
いえる。 金、銀、銅、鉄、青銅などの金属素地に、釉薬を 摂氏800度前後の高温で 焼成する
ことによって、融けた釉薬によるガラス様 あるいは エナメル様の美しい彩色を施したもの。

番組内容には
 銀に 色とりどりのガラスを ちりばめた 指輪が 人気だ。 空から眺めた大都市の姿を
 デザイン化したもので、東京で作られた。 金属に ガラスを 焼き付ける七宝のワザによる。
 もともと 東京では、七宝による勲章や バッジ作りが 盛んだったが、今 新たな製品が
 続々登場しているのだ。  話題となっているのは、犬や猫など 愛するペットの姿を
 リアルに写す 七宝。  ペンダントや 帯どめなど、注文により作られる。
 色あせない輝きの秘密に イッピン・リサーチャー 森泉が 迫る。・・・とあります。

 伝統工芸士・畠山さんの工房を訪れます。 空から見た東京の姿の指輪を作ります。 緑の部分は
公園です。 指輪の台は 銀。 窪みの深さは 0.35mm。 乳鉢で 珪石に コバルトなどで 着色した
釉薬に 水を適量加え すりつぶします。 こうすると 発色が良くなる。 これを 四角い穴に 木や竹の
棒(ヘラ)で 塗ります。 水の表面張力で 少しずつ釉薬を貼り付け 穴を埋めます。 炉で 800度前後
の温度で 焼く。 水分が抜け 縮む。 さらに 釉薬を塗り 焼く。 これを 4、5回 繰り返すと 厚みがで
る。 窪みにも 盛り上がるよう 釉薬を埋めて 焼く。 研磨仕上げで 0.05mm削り 表面を滑らかに
すると 完成。 つややかで 透き通った色になる。    

 明治時代 東京で盛んになった七宝。 台東区には 260人の職人がいた? 政府の要請で
勲章や 校章や 野球のグッズや バッチなどを作っていました。 


 微妙なグラデーションで 5、6色を使った ランのペンダントを作る 七宝職人・坂森さんの工房を訪
れます。 ペンダントの台は 純銀です。 濃い色から 淡い色を 順に並べ 炉で 焼くと 釉薬が溶け
て ぼけた感じになり 微妙なグラデーションになる。 立体感をイメージしながら 色を作る・・。

 さらに 濃い、淡い釉薬を乗せて 焼くと より繊細になる。 これを 4回繰り返し 表面を磨くと 完成。

 七宝の起源は 紀元前のエジプト。 ツタンカーメンのマスクは 七宝で作られているそうです。
シルクロードを通り 中国を経由して 日本に伝わりました。 
 依頼主の要望で 写真をもとに 七宝で 額を作るのが ひそかな人気を呼んでいるとか・・。
七宝職人・新妻さんの工房を 訪れます。 写真をもとに 飼っていたペットの肖像を 七宝で作ります。


 毛並みなどを 細かい描写を繰り返し 細密に描いていきます。 30回ほど 焼くうちに 徐々に
命が吹き込まれていく。 一週間後 ようやく完成。 かわいらしさを 永遠に残してあげたいとの
想いを込めて 作っています。 


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