私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

宮島・弥山 みせん 529.8m

2009-06-08 19:59:23 | 山歩き
 6月 8日(月)  天気:ほぼ晴れ・蒸し暑い!   地図:厳島

 きのう 6月7日(日) 日本三景・安芸の宮島の弥山に 登ってきました。 いつだったか テレビで
神々が すむ森・鎮守の森・安芸の宮島原始林歩き という番組を見て いつか 登ろうと思っていた
のです。 子どものころ 広島に住んでいたので 2、3度 登ったことは ありますが 記憶には・・・。
 母が 米寿を迎えたので 兄弟(本当は 姉と妹)が 集まるため 木曜日から 広島に 帰っていまし
た。 金曜日に 登ろうかと思っていましたが 天気が 良くなかったので 日曜日になり お陰で 帰
りの高速道の千均が 利用できず 高速道料金は 5600円也。 しかも 世界遺産・厳島神社のある
宮島、弥山は 人が多かった・・。

 一週間ほど前 姫路の本屋へ地図・厳島を買いに 行ったのですが 品切れ! 仕方なく 5万分の
一を 買いましたが・・・。 山と渓谷社の分県登山ガイド33 「広島県の山」 44番を 参照してください?
 本によると 登山ルートは 東から 博打尾コース、ロープウェイコース、紅葉谷コース、西尾根コース、
大聖院コース、多宝塔コース、大元谷コー ス、西の多々良潟のコース などが あるようですが・・・。
尾根を 登る方が 見晴らしが良いかと思い 多宝塔コースを 登りましたが・・・。 ロープウェイで 登るの
だったか・・・。 山の高さは 地図では 529.8mですが 本では 535mとなっています。 山頂に
大きな岩があったので 高御位山と 同様に 三角点と 岩の上で 高さが 違うのかな?

 7:53 家を出ました。 徒歩で JR大野浦駅へ。 宮島までの切符を 往復(700円)で 買い 時刻表
を見ると 丁度 8:13の電車が・・。 急いで ホームへ出ましたが 来た電車は 下りでした。 上りは
8:20。 宮島口で 降りて 桟橋へ。 桟橋からも 船のデッキからも 宮島の山並は 見えますが 同定が
難しい。 船が 島へ近づき 海に浮かぶ 大鳥居が見えると 方向が定まり 弥山、駒ヶ林が 同定できま
す。 駒ヶ林は 変な名ですが 弥山の西の尖った 509mピークです。 残念なことに 行くときは 駒ヶ林
の西斜面の岩壁に 日が当たらず 岩が はっきり見えません。 帰りは 岩が 白く輝いていましたが 撮
り忘れるし・・・。
 8:54 船を降りて 海岸沿いに歩いて 大鳥居の横から 厳島神社の裏を廻った 少し先に 多宝塔の
道標があり 9:10 ここから 露地の石段を上がるり 2、3分で 多宝塔がありました。 多宝塔は 面
白い建物ですが 周りに 木が茂り 写真が 撮り難い。

 私が登ろうとする多宝塔コースは 本には 書いてありますが 誰も登らない 地図にも 載って
いないコースのようで 道標もありません。 多宝塔の前に 道らしきものがあったので ここから 山
へ。 尾根を ほぼ一直線に 南へ登り 駒ヶ林へ登ります。 道は はっきりしているような 荒れて
分かり難いような・・・。 土のところは 雨に洗われ ざらざらで 滑りやすいし 地図にもある通り 原
始林なので 整備はされず 枝は延び 倒木も 少しあります。 クモの巣は 少しあったが テープの
類は 一切 ありません。 以前 赤ペンキで 印を付けられたらしい箇所を調査しよう? と思ったの
ですが・・・。
それでも 尾根を登っていくと 所々で 景色が見え 後方に 多宝塔や 大鳥居や 厳島神社や 五
重塔や 桟橋が見えるし 西には 海の向こう 廿日市市街の奥に 山並が 望め 展望は まずま
ず・・・。 東も 尾根が見え 下の谷には むき出しの斜面が・・。 平成17年の台風の爪痕のよ
うです。 風化した花崗岩は 真砂土となって 粗く 土砂崩れを生じやすい?
 白い小さい花が たくさん咲いていて ドウダンツツジかと思っていましたが 山の上で 会った
若者に ネジキもあった と言われ 調べると 幹がねじれているか 否かは見ませんでしたが 一
列に並んで 咲く 咲き方から やはり ネジキのようです。

 だらだらと登り 高度が上がるにつれて 道の脇に シダが現れ 進むに連れ シダ原になり
やがて ジャングルに・・・。 本にある朝日観音は 分かりませんでしたが 徐々に大きな岩が
現れて 岩の下に 祠もあり 10:23 摩尼大師石仏の祠は 壊れ 屋根が 横に置いてありま
した。 石仏が 何体かあったので 昔は 修業道だったのでしょうか? 険しい登りもありました。
えっ・・ 空海が修行した? 岩屋大師?もあった? 岩に 磨崖仏がないかと 一応探したが・・・。
 駒ヶ林の頂上が 近くなると 大きな岩がいくつも 現れ 岩は どれも丸く 尖った岩は ありませ
んでしたが 太古の昔 この辺りは 海の底だったのでしょうか? それとも 花崗岩は 脆く 風雨に
曝されると 風化しやすいのでしょうか? 三角点や 墓石に使われるらしいが・・。

 大岩は どれも迂回しましたが 山頂近くでは 滑りそうな岩の上を歩き 10:55 駒ヶ林 509mに
登頂。 ここは 30m以上ある平らな大岩の上です。 東に 弥山・山頂が 目の前です。 驚いたのは
大岩の上に ポツンと リュックがあり 人はいません。 岩から落ちたのかと・・・。 オーィと 叫ぶと 西
の木の奥から ハーィと 返事があり 西へ行くと 大岩の上に 若い男の人がいました。 この人は ロ
ッククライミングに 来たそうで 仲間を待っているが 来ないので 下山しようか 迷っているようでした。
 ここ 駒ヶ林の西斜面は 地図にもあるように 高さ約50m、長さ約450mにも及ぶ 断崖が 北から
東ヘ伸のび 断崖の傾斜は 西に 約85度の一枚岩で 岩登りのトレーニングの場となっているのだ
そうです。 若いけど この人は 色々なことを よく知っていました。

 また この山頂は 弘治元年(1555)の厳島合戦の舞台だったそうで 龍ヶ馬場の攻防 と言わ
れている。 西の岩からも 展望がよく 直ぐ西のピークの岩も見えます。 若者に挨拶して 先に
降りたが 直ぐ追付かれ 抜かされた。 ここからの下りは 参道だったのか 石段が多い。 登っ
てきた修業道?に比べると まるで 遊歩道。 大元谷コースとの分岐を過ぎ 階段を降りて 11:
12 鞍部の分岐に 降りました。 ここは 仁王門跡と言われる 10m位の平坦地で ベンチもあり
公園のよう。 道は 十字路になっていて 北は 石段の大聖院コース 南は 奥の院へ 東は 祢山
山頂へ。 若者は ここから南の奥の院の方へ降りて行きましたが どこへ行くのか? 私は 東の
祢山へ向かいます。

 ここからは 遊歩道のような道で 道標もあり 若い女性も歩いていて 何の心配もなく 気持よく
歩けます。 赤い鳥居のある御山神社の分岐を 直進。 石段を上がって 11:20 水掛地蔵を 通過。
 11:24 階段を上がり 大日堂。 11:28 干満(かんまん)岩を通過。 11:31 広い山頂広場
に 西から登頂。 中央に 二等三角点が 突き出ています。
 南は 大岩が四つ、五つ。 北は 3階建ての展望台で 1階は 売店。 きょうは 蒸し暑かった。 い
つもは あまり水を飲まない 脱水症状気味の私も 500mLの水を ほぼ飲んでしまいました。 売
店で ポカリスエット500mLを買うと 300円だった。 高っ!

 3階の展望台に 上がると 360度の大展望。 生憎 昨日の雨で 空気が湿っていて モヤが・・。
北の広島市街方向は ボケているが 北東の似島 東の ああ江田島 南東の能美島は 近いの
で 良く見えます。 東の下には ロープウェイの獅子岩駅も見えます。 南の山口県方向には
分かるものがありません。 西には さっき登った駒ヶ林・山頂の大岩が 小さく見えます。
北の下には 桟橋が・・。 本にも 見える山や 島が いろいろ書いてありますが・・・。

 山頂には 多くの人がいました。 20人以上の人が いたでしょうか? 半分以上が 外人で
女性も 多い。 黒人女性も 一人。 写真を撮って 日陰に座り 母に電話しました。 歳を取る
と 心配性になって・・・。 今から 降りるから とだけ言って 11:54 下山。
 登ってきた西へ降りましたが 本にあるように 山頂一帯は 道が 三角形になっていて 南東
へ降りると 直ぐ下が 三鬼堂だったのに・・。 西から 回り道をして 弥山本堂へ。 弥山本堂
とは? 本尊は 虚空蔵菩薩? 近くにいた人に聞くと 少し下に 御山神社があるので 是非
と言われた・・・。
 御山神社は 厳島神社の奥宮で 本殿三棟は 品字形に並び 御祭神三女神が 夫々 一柱
ずつ祀られています・・・。 本殿三棟とは 弥山本堂、三鬼堂、文殊堂のことでしょうか?
 広場の南が 本堂で 階段を上がった上が 三鬼堂です。 何のことか よく分かりませんが
とりあえず 御山神社へ お参りしましょう。

 本堂から西へ降りて 道標に従い 左へ降りて 山道を約3分 12:17 御山神社に。 朱色に
塗られた三つの小さい建物 お堂?が 品の字形に並んでいます。 このことだったのか?  明
るいし 思ったほどの雰囲気は ありません。 南の鳥居を潜り 降ります。
 道なりに降りたのですが 奥の院の表示があったので ついでにと思って 自然林の暗い林を
降りました。 荒れた道はどんどん下るので また登り返すのは 大変なので 奥の院は 諦めて
引き返すことに。 登り返し 赤い鳥居を潜って 遊歩道に 戻った所の大岩から 南の山の裾に
見えた建物が 奥の院だったのでしょうか?

 12:45 分岐の仁王門跡に降りて 右の大聖院コースへ降ります。 石段の遊歩道を 少し
降りると 道の脇に アオテンナンショウが たくさんありました。 若者が 教えてくれたのですが。
花?は 枯れ始めているのも ありますが ウラシマソウのように 長い釣り糸を 伸ばしています。
 写真を撮っていると 多くの人が 歩いて行きますが 興味がないのか 皆 素通り。 テンナン
ショウは 20本以上あった?
 大聖院コースは 本に書いてあるように 台風の災害で 新しく修復された きれいな庭園風の
谷間の道? 庭園とは 感じませんでしたが 石段もある緩やかな下りの遊歩道です。 自然林
を歩くので 見晴らしはなく 前を歩くハイカーの背中を見ながら 付いて行くしかありません。
 しばらく黙々と降りて 右が 見える所から 土砂崩れの跡を 垣間見ることが出来ました。
東屋のある休憩所を過ぎ 道標に 白糸の滝とあったので 右へ100mほど行くと 岩から水が
滴り落ちていましたが これが 白糸の滝?
 土砂崩れにより 滝も崩れた? 更に下へ降りると 石畳のような 整備された遊歩道になり
大きな砂防ダムもありました。 これでは 折角の景観も台無しですが・・・。

 更に降りると 屋根が見えてきて 大聖院へ降りました。 橋を渡って 大聖院に お参りします。
真言宗御室派の大本山。 仁王門を潜り 鐘楼の横を上がり 本殿に お参りしました。 雰囲気
のある大きなお寺でした。 お寺から真直ぐ進み 厳島神社の裏から北へ廻ると 朝は 満潮だっ
た潮が すっかり引き 干潮。 海岸へ降りて 大鳥居の傍へ行ってみました。 近くから見る鳥居
は さすがに大きい。 この鳥居を 建て替えるには 樹齢500年以上の くすの木が要るそうです
が・・・。
 砂浜では 多くの人が 潮干狩りをしていました。 そうそう いつだったか テレビで この近くの
うどん屋のアサリうどんを 放送していました。 うどん屋は 近くにありましたが 貝殻付きのアサ
リが 入ったうどんが 750円。 きょうは 暑いし うどん食べる雰囲気では・・・。

 14:22 桟橋に 着き 14:25 の便に乗ろうとしたら 改札口で 止められ 14:50の船で 宮島口へ。
船から見る駒ヶ林西斜面の岩壁は 陽が当たり 白く輝いていました。 宮島口に 着くと ホームに 電車
が待っていて 飛び乗りました。 きょうは 汗もかいたし 疲れました。 大野浦の駅から歩いて 帰るとき
汗を 十分吸ったリュックの重いこと・・・。
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