中年の散歩道

後期高齢者世代、、、そんな親父の街角ウオッチングetc..

粟の実

2008-10-05 09:49:10 | Weblog
写真は、北海道開拓の村で撮った粟の実というか、穂である。

先日のテレビで、所謂ところの雑穀作りを始めた農家が紹介されていて、収穫祭には東京からも駆けつけていた。そこのお宅では、安全な小鳥の餌としてとのことであり、試食してからは「こんなに美味しい物を食べさせていたのか?」と語っていた。

我が家では、時折だが「雑穀の粥」として食卓に出ては来るし、「米アレルギー」の方は主食としていると、聞いていたが、新たに商売として始めた方が居たことには驚かされた。

その一方では、東大農場での水銀系農薬を使用した米作りも報道された。

食の安全、有機農業、汚染米の使用、後継者等々、点では話題となったり、論じられてもいるが、今後の自給率も含めた、日本としての「食」の方向でのトータルな議論は、殆ど目にしていない。

原油高騰となれば、バイオエタノールうんぬんとアドバルーンが揚がりはするが、これまたトータルでの議論が、あったのか?途中で消えたのか?

ウラン鉱石も、日本では採算ベースでの産出は無い。
農業で用いる化学肥料の大半は、石油製品か輸入である。
農業というよりも、栽培が工場的な捉え方の出来る作物の類は、その種子の多くが輸入か外国の特許の下にある。

全てが外国依存の中で、エネルギーも食もあったものでは無い。

終戦後の、急激な人口増に対しての食料を確保するために行った施策が、未だに延々と続いていることを反省し、100年先の食と農業を目指す必要がある。
戦時・戦後の、交付金分配のための組織でもあった農協や関連団体は解散して、官僚や役人ベースでは無い、新たなビジョン作りが求められる。




















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