中年の散歩道

後期高齢者世代、、、そんな親父の街角ウオッチングetc..

昔の年寄りは強い

2008-07-31 18:31:31 | Weblog
私の母は、昨年の秋に腰を痛めて倒れたまま一昼夜我慢した後、救急車のお世話になった。今回訪ねてみると、その母はレンタルしてあった歩行補助器や車椅子を、いつの間にか業者に返却していた。
手押しの買い物車を押しながら50~60mも歩けば、疲れてベッドで休ことになるのだが、兎も角も介護用の補助具を使いたくないらしい。見栄もあるのだろうが、、、。

昨年まで一人で生活して居たのだから、現在の三食付の老人下宿環境も含めて、現状がもどかしいらしい。
しかし、離れて生活している不肖の子からみれば、静かにしていて欲しいのだ。
腰を痛めたので、曲がらず伸びず状態であり、加えて白内障の手術もしたが、時間の経過で視力が低下し、細かい作業は困難となっているのに、「することが無い」と、気力だけはあるので、こちらは反省させられた。
流石に、幼子を抱えて太平洋戦争を乗り切った母は強い等々、札幌へ帰る途中の車内での会話であった。

果たして、来年の親父の法事まで健在なのだろうか? とは、赤い介護保険証の届いた親不孝な倅の複雑な思いである。我々子達の方が、何かと息切れをし始めたのだ・・・。







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やはり原油高

2008-07-28 09:54:47 | Weblog
墓参り2件と母親のご機嫌伺いをしに、函館方面へ行って来た。写真は、宿泊したホテルの窓から見た風景である。

札幌から函館へ向かう道は空いていて流れが良く、「どうしたんだろうね?」「やはり原油高?」などと会話しての往路であり、途中で給油したスタンドでも、「お客さんは少ない」とのことであった。別ルートでの復路は更に閑散としたもので、順調な流れというよりも、ある種不気味な感すら覚えたものだ。

函館の観光名所である「ベイエリア」の観光客はと言えば、例年とはまるで異なり、とてもハイシーズンの様子では無かった。
帰宅しての今朝の新聞には、例年のパターンである「夏休み最初の日曜日、各地の行楽地は・・・、飲酒して水泳し・・・」との、タイトルも見当たらない。事故の少なかったことは喜ぶべきではあるが、、、

原油高は、直接的には福田内閣の政策の誤まりでは無い。従って、無策のまましらーっとしているのだろうが、その思考回路は官僚そのものだ。

しかし、翻って考えてみると、国内の金融政策の誤りから円が海外のオイルマネーに流れた側面もある訳であり、歴代政府の責任は大きい。
加えて、一次産業のコストに占める原油の比率を大きくしたのは、各省庁の政策の誤りにも責任があるのだ。
これらのことを踏まえて、打開策を講じるのが議会や政府では無いのか?

無策のままでは、議会も政府役人も不要と考える。

ドライブや旅行が全てではない。しかし、折角の夏休みでもある。
子供達にとって、机の上で学べない手技や生活の知恵、そして自然を学び感じる夏休みであって欲しいものであり、そのためには親の懐に何がしかの余力も必要となる。

国家百年の計のためにも、早急な原油高の対策が欲しい。





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梅仕事

2008-07-26 07:06:01 | Weblog
我が家に1本だけある豊後梅は、我が家に来て30年も経った老木である。
劣悪な環境ではあるが、最盛期には、12kg位も収穫出来たのだ。しかし、ここ数年は成績が良くなかった。
住宅地において、素人の無農薬育成では、問題もあるのだろうと、今年は発芽前に一度だけだが消毒をした。

今年は好調な按配であり、既に青梅4kgばかりを収穫して、梅酒と梅シロップを仕込んだ。この後、2kg単位での収穫が出来れば、「我が家流梅漬け」への挑戦となる。
紫蘇も自家製としたいと目論んでいるのだが、生育のタイミングが異なるので、どうなることか?

昨年は、その量では紫蘇が少ないなどと家人に嫌味を言われつつ、2kgだけだが、全自家製で挑戦してみた。味見は来年以降となるが、梅酢に濁りも無く、今年も全自家製でと期待している。

塩も自家製としたいところだが、カヌーでの海水採取は問題が多いので断念した。心残りではある。

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介護のこと

2008-07-25 11:42:43 | Weblog
桔梗が咲いた。何かしら、楚々と感じて嬉しい。

男やもめの友人は週三回のアルバイトをしながら、同居している母上の介護をしている。
介護度3なので、ヘルパーさんに、食事と入浴をお願いしていたが、介護のルール改定(悪)で、同居人が居れば、生活支援については、保険の対象外となるらしい。
結果的にというか、介護行政部分の右から左の、帳尻合わせであることは、想像に難くない。

僅かな年金からの天引き、家族の負担の増加は、ベクトルの向きを変えてとはオーバーだが、角度を変えて見ると、直接的に婦女を女郎屋に売れと言わないだけで、悪徳高利貸しの手法と同じに見えるのだ。

どうして、国家予算全体を見直し無駄を少なくして、お金を回すことを考えないのだろうか? 
日本に生まれて良かったと感じさせる政策と実行や「国家百年の計」が無く、有用なことは、やれNPOだボランティアだとして進めるならば、政府役人や議員は必要が無い。単なる無駄飯食いに過ぎない。

公僕として、我々の代表として、爽やかな良い仕事をしてくれれば、感謝をされこそすれ「天下り」うんぬんと、揶揄されるこも無い筈と思うのだが、、、


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鍛冶屋さん

2008-07-22 12:23:33 | Weblog
写真は、昨日散歩して来た「北海道開拓の村」で行われていた「伝統技術」の実演である。
ミニ蹄鉄作りを、懐かしいトンテンカンの音と一緒に楽しく見物して来た。

日本にも、ドイツのマイスターを模した「技能士」なる資格もあるが、残念ながら口先三寸の事務屋と比較して、社会的地位や収入も多いとは言えない。
ましてや介護職については、その殆どが更に酷いものであり。結果として転職率が高いとの統計もある。

人が人のお世話をする、その評価はもっと高くて良い筈だ。
評価が高くなれば、優秀なそして志のある人材が集まる道理であり、介護の質が向上すると言うものだろう。

手仕事の多い、そして伝承される技術があれば、体力の落ちた高齢者でも、それなりに体力に合わせた作業を続けることが出来る。そのことで、老人の存在が認められるということだ。農作業、漁業も然りである。

手仕事や人のお世話をする仕事の社会的な評価を高めることが、職業選択のバランスも保てることに繋がり、結果として福祉国家への早道と考えるのだ。

安穏で生涯所得が多いからと、役人志望者の増える社会は歪んでいる。






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水のある風景など

2008-07-21 14:04:05 | Weblog
このところ殺伐としたニュースが多く、鬱々とした気分なので息抜きに「北海道開拓の村」へ行って来た。
今日は、村の行事である子等の写生会が催されていたので、家族ウォツチングも出来た。

写真は、鰊漁の網元であった旧青山家と漁家の納屋である。

青山家をスケッチしていた、母と息子、母と娘の二組に断りを入れて覘かして貰ったのだが、一組は、母親が傍らで単行本を読み、もう一組は、絵の具の色から筆洗いまで指図が飛ぶのだ。好対照で可笑しかったが、考えさせられた。

模擬鍛冶屋さんでは、ミニ蹄鉄を作っていたのだが、実に懐かしかった。私の少年時代であるが、自宅裏の遊びのエリアには、町工場規模の鉄工場があり、小学校への通学路を少しだけ寄り道すると、蹄鉄屋さんもあったからだ。

少年時代の視覚による体験は、へたの横好きであるが今でも日曜大工の工夫に役立っている。段取りの重要なことは、この頃に知ったものだ。


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少年のバスジャックに思う

2008-07-17 11:04:54 | Weblog
事件には、ため息が出るばかりだ。
またぞろ、識者と自称する輩が、したり顔して社会現象うんぬんと解説をするのだろう。

悪いことをしたら「ごめんなさい」「自分にして欲しく無いことは、他人にやってはいけない」、それだけでは無いのか?

ナイフがやり玉に挙がっているが、箸や櫛も凶器となり得る。
子等の犯罪の防止は、「子供が、人の子として家庭や学校で育てられてはいない」状況の改善に尽きる考えるのだ。

心の充足した幼少時代の原体験、その遠いと思われる道筋を付けることが、結果としては近道と考える。


あくまでも仮定だが、勇気ある乗客の一人が、果敢にも少年を抑えようとして揉み合い、結果として他の乗客らも含めて怪我人が出ていたとした時に、その勇気ある乗客は、どのような評価を得たのだろうか?
「相手は少年であり、緊急性も無かった。従って過剰な・・・」、、、まさか?

「個人の尊重と社会正義」、私ならどうしたかと、自問自答している。











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植樹の怪

2008-07-16 10:55:04 | Weblog
サミットの開催を記念しての植樹は、首脳夫人の手により、洞爺湖畔で行われた。
ところが、植えられた苗木は、百数十キロ離れた北海道立の林業試験場にあるという。
環境にやさしい品種だそうだが、それは良しとしても、当初から他の場所に移植する予定だったらしい。

植樹に先立つ地元の子供たちのセレモニー等は、一体何だったのだろうか?
前例の無いことは、努めて避ける役人のやることだからと勘ぐると、あちこちにあるお手植えの○○とか、何とか記念も、その伝なのか?

○△国首相夫人の植えられた苗木は、道北の□○公園に運ばれて・・・などと、予め説明しておけば良いものを考えるのだが、想定されるネガティブな面をゴチャゴチャと考えた結果なのであろう。

ファーストレディで無くなった後に、個人旅行で洞爺湖を訪問された時、私の樹は?とならないように、説明はしてあるのだろうね!








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ささやかな収穫だが、、、

2008-07-14 08:54:49 | Weblog
昨日は、梅酒と梅シロップにする青梅3kgと、ジャム用カリンズ2.5kgを採った。残した梅は、熟した後に我が家風の梅漬けとなる。

カリンズは全くの無農薬であり、梅は昨年の反省から、冬眠からの覚めかけに消毒を1回だけしたものである。
自身で管理した見える収穫物は安心であり、梅とカリンズの一部は、妹の所へお裾分けをした。

来月入れば、馬鈴薯の収穫も出来るので、楽しみ増えると言うものだ。それにしても、まとまった雨としては50数日振りと言う週末の雨は、良い雨だった。


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設計不良とプロ意識

2008-07-12 11:41:25 | Weblog
今日は、夏対策と冬対策の工作をした。

夏対策は、網戸の張替え作業である。
今までは、雨が少なかったので、虫の発生が少なかったのだが、雨の後に気温が上昇すると、湧いて出てくるため、家人から催促されていた。
居間の大きな網戸は、数年来放置したままで、今年も見送りとなりそうだ。半端サイズなので既成の部材が揃わず、日曜大工が困難なのだ。

冬対策は、玄関の風除室に使っている引き違い戸の、戸あたりシールの交換だ。
ところが、同一部品が無いので、市販のVシールで代用することにしたのだが、作業の終了目前で問題が発生した。戸に入っている化粧格子?が、隙間の開いた木琴をなぞる様にVシールに当たるのだ。糊の剥がれは時間の問題なので、工法を変更することにした。

戸それ自体は、上下にブラシ様のシールを使ったりもしていて、それなりの設計なのだが、オプションである格子の厚みは、全体の構造に配慮されていなかったのだ。
それ故に、当初から使われていたシールも、余計な当たりが加わって、寿命が短くなったのであろう。

汎用性と個性、長期間使用するものには、保守性の配慮が必要だし、システムのバランスも必要な筈だ。
高だか、「網戸」と「戸当たり」の問題ではあるが、含むところは小さくは無い。

私などは、これから仮に家を建てるとしても、色々なことを見落とすだろう。
私自身は、何がしかの知識もあるし、やろうと思えば、大抵の作業には対応が出来る。しかし、「夫々が、きちんと仕事をするもの」と、思っているのだから、、、そもそも、相手を疑うことは面倒なので、嫌いなのだ。
それで、現在の家・風除室の取り付け・増築などなど、全て担当営業の口車に乗ってしまい、家人からは学習能力が無いと、顰蹙を買っている。

説明して了解したら、後は誠意を持って最後までやって欲しい。ペナルティを山ほど書いた契約書の類は、進化ではなく、心の退化であろう。

「流石、プロの仕事」を、死語にしたくないものだ。
そう言えば、ここ暫く惚れ惚れする作業を目にしていない、、、、





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