中年の散歩道

後期高齢者世代、、、そんな親父の街角ウオッチングetc..

役人の仕事

2008-10-08 17:24:44 | Weblog
国交省の、限界集落の防災イメージを見た。確かに新たな予算確保の命題とはなるが、思わず笑ってしまった。

高齢化が進む中で、防災無線からの連絡を受けたらいち早く退避する、孤立化を防ぐために重機や機動力を持った基地を、里のどこかに作る、と言うものだった。これでは当然だが先は無い。年次計画の途中で高齢化が更に進んで、集落が消滅してしまうというものだ。
65歳以上が半数を占めるのであるから、早急に産業の基盤も含めての振興を図る必要があるのだ。

未だ時間のある若者も何れ老人になるのだが、その若者にとって山里に住むだけの魅力のある集落・地域であればそこに住むだろう。人が住んでさえいれば、山を含めた土地の荒廃を防ぎ、かつ安全な集落となるというものだ。
折角やるからには、農水省や厚労省なども含めて、点や線ではなく面での計画であって欲しい。

無線連絡を受けてから人を集めて救出に向かうよりも、先ずは隣人による一次対応であり、次に機動的な対応であろう。先ず、何よりも人の筈だ。
限界集落の防災イメージが、国交省の予算確保プログラムにより見えないのは、裏切られ続けた小市民故とだけは、言えまい。

防災イメージに載っていた砂防ダムについては、稿を改める。




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