中年の散歩道

後期高齢者世代、、、そんな親父の街角ウオッチングetc..

介護と医療の狭間

2013-09-29 09:04:28 | Weblog
母が脳梗塞を発症して倒れたと、早朝に介護施設から妹へ連絡が入った。なお、介護施設は、内科の併設施設でもある。
その時、「脳神経外科へ行きますか?」と、問われたので、妹は「お願いします」と、返事した。

結果として母は、ここで介護とは縁が切れた、、、
施設に出してあった健康保険証のコピーを持たされて、瀕死状態の母は、唯一人救急車で脳神経外科へ搬送された。
介護施設側の言い分は、「ご家族が、脳神経外科を希望されたので、、、、」
電話を受けて動転した妹は、医師の判断の再確認で「脳神経外科、、、」と、理解しお願いしたのであったが、、、、

私と妹は、件の施設に入って直ぐに、内科の医師殿と面談をしていた・
過度の延命は希望しない。安らかな旅立ちが、かつての本人の希望でもあり、子等の願いでもある。
酸素呼吸をを含めた救命措置については、その判断を医師にお任せする。子等は札幌に居るため、措置結果の報告は事後となっても構わない。
、、、と、してあったので、脳神経外科への搬送は、医師の判断に対する再確認を求められたと、理解したのであった。

更に驚いたのは、介護から離れて病院に入ると”担当のケアマネからも離れる”と、されることだった。
確かに、介護と医療では、費用も含めた体系が異なるのであろうが、すっぱりと突き放されるとはまるで知らなかった。リレーは無いのかよ!

仮に、子等に恵まれず、或いは早逝された孤立老夫婦が居て、どちらかが、それなりの認知症や年齢なりの惚けを持っていたとする。そして、その一方が突然倒れた時は、どうなるのか? どの様にして、行政の窓口や地域包括・・何とか等へ、出掛けるのだろうか? きっと、後手後手で町内会のご近所、、、民生委員、、、行政となるのだろう、、、

何とかちょっぴりだけ小康状態となってからの妹からの電話で、経緯の詳細が分かった次第。
現状でも要介護度3なのだが、それに片麻痺が加わったままでの退院となる。果たして、そんな状態で看取りも含めて受け入れてくれる施設があるのだろうか? 一旦リセットされたのであるから、再び病院と行政の機関に相談し、何とかしなければならないことだけは、厳然とした残された事実なのである。

このご時世、生きるも逝くも簡単では無い。介護と医療の狭間を思い知らされた数日間であった。
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水杯でJRへ乗車

2013-09-27 16:24:42 | Weblog
母の容態が急変したので、取り敢えず妹が札幌に向かった。
そうこうしている中に、姉から電話が来た。「いやーJRに乗るのは、命懸けだねー」として、不安をタラタラ・・・

姉は、冬期間に10時間も乗車した経験があり、先日などは鹿に衝突と線路冠水で、2時間弱の遅れだったらしい。
頸椎と腰に爆弾を抱えているため、長時間の乗車はもろに堪えるのだ。

昨晩の私は、水杯ならぬワインを飲んで安全祈願?をしたが、今日からはそれも自粛しての毎日となりそうだ、、、
朝一番の連絡以来音沙汰は無いが、はて?、、、ICUに入っている事だけは確かなのだが、、、多分、もう出ていることを確信しよう。

それにしても、JR北海道の”決してお粗末では済まされない数々のトラブル、、、”、ドラマではないけれど、仕事に取り組む姿勢が俺のとは違う、、、
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マスコミ報道は、味噌も○そも一緒にするな!

2013-09-25 12:20:12 | Weblog
JR北海道の度重なる事故は、お粗末の限りであり弁解の余地は無い。上から下まで技術者としての矜持に乏しかったからである。
それを、何かと管理部門の強化を追及しても安全が確保される訳では無いし、口だけ男(女)が、声高に、管理、管理と叫んでも安全は担保されないだろう。
問題の根っ子は、須らく叫ぶ(吠える?)が勝ちの社会問題でもあるのだから、、、 「あー、どうした」の盆踊りでは駄目なのだ!

至近のトラブルとし、「車軸に関係する金属ピンの欠落が発見された、、、」と、他のお粗末と同列にされて載っていたが、本来の仕事していたので発見することが出来たのであり、事故を未然に防止出来たのだ。これは、レール幅の誤差を放置していたこととは質を異にする。 担当者は、当然の仕事をしたのだから、、、
何と言っても、”機械は壊れる、人は過ちを犯す”のであり、不幸な故障や事故を最小限とするために、維持管理が必要なのだ。
金属ピンだって、何万本に1本は設計上の仕様を満足しない物も生じるだろうし、残念ながら、その素材たる鋼材にしたところで、製品ムラはゼロでは無い。
兎も角、現代の我々は、色々な都合の理由付けをし、リスクがあることを承知の上で生活が成り立っていることも現実なのである。

JR北海道の多岐に亘るお粗末はそれとして、味噌も○そも一緒にされては、真面目に仕事をしている保守要員が堪らないと、言うものであろう、、、。
とは言いつつも、「頼むよ”JR北海道”」、これから降雪と吹雪の冬を迎えるのだから、、、







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お墓のことなど

2013-09-24 12:37:51 | Weblog
我が家の墓には、親父と3才で早逝した兄が入っている。父方の爺様と婆様は青森の出身地に、母方の爺様と婆様は、私の父とは宗旨が違うとして、母が嫁いだ頃らしいが既に別にしてあった。

私たちの兄弟姉妹は、母の見舞いにリレーで行っているので、その報告をし合っているのだが、中にこんなのがあったので確認して来た。
「母さんは、父さんの墓には入りたくないと言っている、、、」。これは一大事である。私が聞いてあった話とは違うのだ。
そこで、今回再確認したのだが、一件落着! 「入る積りであるから、お爺さん(父の意)の墓を建てた!」と。やれやれ!

ただ、母としては、「先行き粗末になるのであれば、共同の墓地(埋葬)でも好い。何時も、誰かが、線香や蠟燭・・・」と言うことだった。このことは、既に前から聞いていたことなので、最終的な埋葬の方法は残された者次第となる。

しかし、ここからが問題なのだ。
男兄弟は娘だけであり、姉妹には男の子がいるのだが、「私は、嫁いだから、、、」となる。
どちらにしても、次の世代である孫には変わりはないのだが、この辺りになると私の理解を超えてしまう。

先日のこと、嫡子でも、非嫡子でも、子は子であるとの判決は出た。これは、マイナスの遺産や介護も平等に負担すると言うことであろうし、そうでなければおかしい。

話が飛んだが、先の「嫁いだから、、、」に「あんたは長男だから、、、」が加わると、何が何だか分からなくなってしまうのだった。
幸か不幸か?田畑も資産も無い分、サスペンス劇場のネタだけにはならないで済むが、、、


それにしても、生きる(育つ)も死するも難しい世の中である、、、




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JR北海道相次ぐ事故がついに全国区、、、

2013-09-23 09:17:41 | Weblog
今度は脱線事故が起きたのだが、事故の原因は、どうもレール幅の保全不良が大きな要因らしい、、、
車両、運行、工務と各部門のチョンボが出揃ってしまった、JR北海道の体たらく、、、
そして夫々の部門長の弁明は、似たようなものとなっているが、経営も含めての幼児化体質とより言いようが無い。

”須らく、いつの時代も、年寄りは宣ふ「今の若い者は、、、」”として、駅弁の如くマスコミに数多登場する識者や専門家は、更に宣ふ。そこで示すのは、哲学の無い妙な理解なのだが、、、
私からみれば、その多くは、自己顕示欲と食うために、、、としか見えない、、、。

何時の世、どの分野でも、必ずピンとキリはあるし、存在する。 これは、歴然とした事実である。
従って、これを論じてもどうにもならない。残りの大多数がどうなるかなのだが、これがごちゃ混ぜとなっている。
人は善でも悪でもどちらでも良い。悪いものは悪いし、駄目なものは駄目なのだ!単にそれだけである。
その上で、人間の尊厳と社会的な位置を考えるべきと思うのだが、”己が食うために、、”の、その一点で、他人とは無理矢理に差別化しようとた発言や主張が、世の中を無理やりに複雑化し、結果として無責任の儘でまかり通ってもいる、、、


前にも書いたような気がするのだが、JR北海道も東京電力も似たようなものだ!
寡占であり、最重要社会基盤が故に、営業停止処分などが無い。公務員と一緒で、無責任体質そのもの、、、
口当たりの良いことを言い、耳障りの良い発言を重用している輩の、ニコニコ組み合わせでは、今後も抜本的な改革は期待が出来ないと、言うものであろう!


某民放で放映された”矛・盾、、、”、ドリルは連敗中だったのだが、中小企業連合軍のドリルが勝利した。もう一つ、個人企業の手作りテントが風速80m/sマシンに負けなかった。
どちらにも、思わず「やったー」と歓声と拍手!!

昨日の”玉ねぎまつり”は、殆ど”札幌黄”と言う品種の祭りでもあった。何でも、北海道(日本?)で最初に栽培された品種らしいが、幻の品種になりかけ、それがここ数年来ブームになりつつあるらしい、、、
今年は天候不順に祟られたと説明文もあったが、何のその、我が家では規格外の小玉を求めて重宝している。
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子は、親の老後のために生む(生まれる)のか?

2013-09-22 10:28:20 | Weblog
金が敵となった挙句の、”年寄りに対する自宅介護の施策、、、”、子は親の介護や看取りのために存在するのだろうか? 
儒教思想とは別にしての疑問である。

例えば、国の免許や許可に係る、24時間運用を前提とした機械設備については、法により有資格者の配置を義務付けられているものが多い。
この場合に最低確保しなければならない有資格者の員数は、4人なのだ。
24hr/3の、3人では無い。病気にもなるだろうし、休暇もあるだろう、、、で、4人以上となるのだが、全くその通りである。

この員数については、家庭での介護も同じとなろう。しかし、そこからが問題となる。子は、専任の介護職では無い。生きるための仕事は当然あるだろうし、学校があるかも知れない。睡眠も必要であるし、身支度も必要である、、、と、すると、一人当たり数時間の持ち時間の中でのローテーションとなってしまう。

単純には、家族が6人いても4時間ローテーション、、、これすら無理な話なのだ。
だからこそ、夫々の身体状況に合わせた効率的な介護が必要となり、色々な福祉的な支援策を取った筈なのだが、”金”が敵となり「若者の将来の負担を減らす」とのお題目で、元に戻す施策となってしまったが、一体、少子化が進んで、家庭に人(介護に当たる)が増えるものなのか? 
他のインフラ(社会的な基盤)も含めて、少子化時代とその先にある総合的な施策が見えない、、、

箱物は造っても、その維持費は殆ど考えていない施策、、、今は、その綻びに右往左往させられているのだが、寄らば大樹の選挙結果、、、
借金で行う”強靭な国土計画”だって、とどのつまりは若者が背負うことになるに!


天気予報は、真っ赤な太陽だったが、30%程度の晴れ模様+時折流れる灰色の雲、、、
息抜きに、これから近郊で催されている”玉ねぎ祭り”に出掛けることにした。
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98才となった母のこと・・・続き

2013-09-20 11:07:51 | Weblog
ひと月ぶりに、母の顔を見て来た。その姿の小さくなったこと、、、明日は我が身でもあるが、、、

施設と医者が代わってからひと月となったが、その間に心臓の発作は出ていない。全体的な老衰の進行は、これは神のみぞ知るであり、静かに受け止めるだけ・・・残された方の覚悟の時間ではある。

夏の前頃から頻発した心臓発作、、、私は、秋まで保てるかと覚悟したのだが、小康状態となったのでほっとしている、、、
誰しもが同じであろうが、苦しみの中で、旅立っては欲しくないからだ!

それにしても、永年の掛かりつけ医から処方されていた6種類から8種類の薬は、一体なんだったのか? それも、心臓系の似たような薬の3種類の投与は? これも少し効いた、今度も効いたと加算されただけの薬! そして、増え続けた副作用、、、 私は、その結果の心臓発作であったと、今や確信している!

現在の薬は、胸水を戻しやすい様にする効能の物を一種類だけを夕食後に服用している、、、

下肢のむくみも減った。桜の季節頃から目立ち始めて、7月に発作を起こして入院した頃には丸太棒の様な脛だったが、昨日には、痩せた脛にそこそこ戻った。足首から下は未だであるが、土踏まずの形状が分かるようにはなったのだ。
”ゴッドハンド”だと言いながら足を擦っていたのだが、帰札する前に顔を出した昨日の朝は、使用前、使用後では無いが吃驚するくらい改善(むくみが減った)していた。小中学生の頃には、「あんたが一番上手い、、、」と、おだてられて肩もみをさせられていた自分としては、自己満足ではあるが、嬉しい。

精神的にも改善して来た。かなり冷静に自己分析しながら話すようになった。以前から、婆様の割には論理的な発想をする母なので、かなり調子が好くなったのだろう。もっとも、遠くなった耳でもあり、聴き方によってはトンチンカンも無い訳では無い、、、


母の現在は、あくまでも仮の入所であって、申し込んである本来的な介護施設は、12人待ちとなっている、、、
薬、介護、医療、、無責任な施策と哲学無き政治家! その期待の出来ない現実の中での老いた母は、正しく明日のわが身である。




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レスリングが復活して好かった、、、

2013-09-09 08:39:51 | Weblog
オリンピック、、、そのものは、プロも参加するし、商業主義にどっぷりなので、然したる興味は無いし、況してやメダル云々ではないのだが、レスリングが復活して好かった。

古代とは、文化や生活様式も変わったとは言え、個人的にはしょうもない種目も少なくないと、常々感じていたからでもある。
かっての、”はだしのアベベ、、、”は感動したが、そのマラソンだって、アフリカ勢のメダリストは、御殿に住んで居るランナーもいるらしい、、、

年寄りとしては、モントリオールの二の舞とならない様に祈るだけではある!
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母に関係するのだが、・・・あんたは長男だから、、、

2013-09-08 13:00:27 | Weblog
姉から、何かと「あんたは長男だから、、、」として、物言いがあるのだが、この一言がムカつくのだ。

サスペンス劇場の幕開けとなるような、田畑や屋敷、或いは資産を引き継いだ分けでは無いし、兄弟の中での親への依存度は、最も低い方であった筈だ。おまけに、可愛がられて育てて貰った様な記憶も無い、、、

普段から、マメに母親を気遣っている妹から、「兄さん! これ頼めるだろうか?、、、」と言われる分には、まるで抵抗は無いし、況してや身体も丈夫とは言えない状態なので、「うん、分かった、、、いいよ!」となる。

しかし、枕言葉とでも言おうか、言葉の先頭に「・・・あんたは長男だから、、、」と、あるとムカついて来る、、、
幸いにも、母にはなけなしの預金があるので、そこから保険等適用外の経費は捻出が出来てはいるが、その大半は私の仕送りの筈だ。私は、生まれた順番では無しに、兄弟姉妹夫々が、何がしかの余裕がある時に、それなりに援助をすべきと考えていたからだ!

四半世紀前に親父が病に倒れた時や鬼籍に入った時も、母が家を畳んで老人下宿に入った時も、そして今でも、やれ倒れた、やれ入院だ転院だとなると、その殆どを妹と私で対応しているのに、、、。

親の分は、私がそこそこ元気な中に後始末の対応が出来るのだが、自分の時はどうなるのだろうか? 子は、嫁いだ子が二人だけである、、、。

何かの時代小説で読んだのだが、半端者の村人が行き倒れた浪人の襟元を探るシーンがあった。「・・・しけてやがる、、、始末する銭も持っていない、、、」
ポケットなどに何がしかの始末代を残した上で、こんなのにも憧れるのであるが、娘が悲しむ(多分?)と思うと、ふんぎれない、、、

生きるも死ぬも、色々と、儘にならない、、、






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母の様子、、、

2013-09-07 13:02:43 | Weblog
しばらくは、そこそこの体調であったが、再び調子は下向きとなった、、、何れにしろ、経口での食事は若干であり、緩和ケアをお願いしているだけなので、時間との勝負ではある。それでも、偶さか冗談を言ったりもしていることが救いではあるが、、、

などとは言いつつも、兎も角落ち着かない。間もなく、死と言う旅立ちの日を迎えるであろう母親が居るのだから、当然と言えば当然であるが、何かと落ち着かない、、、

そして、母の様子を看に行っても何も出来ない、、、前に進まないこともストレスとなる。これは、性格なのであり致し方が無いことは百も承知なのだが、、、、

何と言っても、年寄りと生活を共にしていた経験が殆ど無いことが原因なのだろうが、こればかりはどうにもならないことであり、そして再びイライラが続く、、、




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