Death & Live

いわゆる日記とは違うようで。死に様や心の疲労について、つれづれなるままに書き綴るだけ。

顔を上げる

2007-10-16 21:39:34 | 
「顔を上げる」

生き方を見つけなきゃ
と、思ってふと顔を上げると
真っ暗闇の中、
自分がたった一人だったことに気が付いた

フィギュア

2007-08-20 07:51:03 | 
「フィギュア」

このままではいけないと
頭で感じる

そのままではいけないと
身体が訴える

何をするか
何もしない

前はそこにあるのに
前進ができない

停滞
低迷
混迷

芯がどこかに抜け落ちた

間抜け
底抜け
腑抜け

心を持たない、人間フィギュア

宿り木

2007-06-05 07:43:12 | 
「宿り木」

疲れたからと
休む宿り木

朽ち果てた宿り木には
心安らかに休むことはできない

一歩前に出ることも
そこから飛び立つことさえも
崩れることが恐ろしく
力を入れることさえ出来ないんだ

身動きのとれない宿り木
それは既に安息の場所ではなく
不安と恐怖の神経衰弱

麻痺を待つか
いっそ飛び降りるか

他に休める場所がないのなら
とりあえず動こう
落ちてもいい
動こう

死んでもいい
動こう

大丈夫な一日

2007-05-10 07:43:47 | 
「大丈夫な一日」

何を悩むかと言えば
何故に今日を迎えなくてはいけないかということ。

何を悩むかと言えば
こんなに後ろ向きなのに明日が来てしまうこと。

何を悩むかと言えば
だれかに救いの言葉をかけて欲しいと思い続けていること。

しかし、
昨日は今日になり、今日は明日になる。

なにごとも無かったかのように
世間は動き
大事件も個人の悩みも
一言の慰みもなく一日を終える。

それは良かったワケではなく
それは正しかったワケではなく
それは無事だったワケではなく
ただ、一日として大丈夫だっただけ。

大丈夫な一日。
大丈夫な一日。

大丈夫な昨日は今日になり、
大丈夫な今日は明日になる。

大丈夫な一日。
大嫌いな毎日。

2007-02-26 08:05:21 | 
「鼠」

袋小路に迷い込む

叩け!叩け!叩け!
叫べ!叫べ!叫べ!
ひとすじの光さえない闇の中
鼠よ
もがけ!もがけ!もがけ!
拒め!拒め!拒め!
はるか彼方にある、あの街灯まで
お前は走り着けることができるか
それとも引き寄せることができるか

鼠よ
今をどう変える?

勇気か度胸

2007-02-12 13:14:59 | 
「勇気か度胸」

近いようで、遠かったり、
遠いようで、近かったり、
そんなところがある

行って見たいのに、
毎日のように入口の前は通るのに、
なかなか踏み入れられない場所

一歩前に出る、
それだけなはず

その一歩が怖い

待っていても、
誰も背中を押してはくれない

今、必要なのは、勇気ってヤツかい?
それとも度胸か?

生き場、踊り場

2007-01-29 07:42:48 | 
「生き場、踊り場」

行き場がない。
行き場がない人間には
生き場がない。

生き場がない。
生きばがない人間には
死に場がない。

生きる場所も、
死ぬ場所もない。

踊り場で足踏みするばかり。
足踏みし、寒さをしのぐばかり。

世の中

2007-01-12 07:45:12 | 
「世の中」

ノックをしてみたが、返事が無い
唯々叩き続けてみる

世の中はどうなっちまったんだ
誰からも返事がない

挨拶なんて不要さ
そんな事を言っているのではない

再び繰り返しノックをしてみる
やはり返事が無い
こうなったら叩き続けるしかないのか

世の中がゆがんでいる
そんなことは当の昔から気付いていたさ

でも、誰からも返事がない

そのことなのさ、今の問題は

話すことさえできないんじゃ、
それこそ話にならないぜ

まずは返事を待つしかないんだな。
とりあえず叩き続けよう、あなたがドアーを開くまで

世の中のことはそれから考えよう

役立たず

2006-12-11 07:59:55 | 
「役立たず」

役に立つとかたたないとか
僕は誰かの役に立ってるか?

役に立つとかたたないとか
君の役に立っているかい?

役に立つとかたたないとか
そんなこと考えなくちゃいけないのか?

役に立つとかたたないとか
まるで生きる意味のように言わないでくれよ

役に立つとかたたないとか
どちらであろうと、君はそこにいる

役に立つとかたたないとか
どちらであろうと、僕はここにいる

役に立つとかたたないとか
どちらであろうと、すべての人に生きるという役がある

役に立つとかたたないとか
そんなことどうでもいいだろう

役にたつとかたたないとか
関係ないほど、死ぬということは神聖なんだ
汚してはならない神聖な死

だから人は生き続ける
役に立とうとたたなかろうと

いるから

2006-11-24 08:08:23 | 
「いるから」

死ぬことばかり考えている自分のことは棚に上げて
この際言わせてもらおう

君はいい奴だぜ
どこのどいつが君を非難しようとも
俺はここにいるから
君を受け入れている俺はここにいるから

君にはそりゃあ欠点があるさ
笑っちゃうほどね、そこはおだてたりしないさ
世界中の輩が君を嫌おうと
俺はここにいるから
君に依存してしまっている俺はここにいるから

だから君は俺より先に死んじゃいけないんだぜ
俺は君がいないと困ったことになる
だから、何とか君より先に死のうと試行錯誤してるのさ

とりあえず俺はここにいるから
今はここにいるから

君はいい奴だから
君のことを非難もせず、嫌いもしない
それどころか君を必要とする人が必ず現れる

それまでは俺はここにいるから

たった今
君を必要としているのが世の中で俺ひとりだったとしても
必ずもうひとり現れるさ

今、俺はここにいるけどね

すいません

2006-10-07 08:30:42 | 
「すいません」

『あっ、すいません』
とりあえず謝る
『どうも、すいません』
完全なる非を認めたワケではないけどとりあえず謝る
『すいません』
謝っておけば気が楽だしもう少しちゃんと言うなら
『すみません』

『ごめんなさい』
と過ちを認める気はないけど相手がムッとしたり不快な気持ちを持たれないようにとりあえず
『すいません』
そう言うことでその場をしのいで相手に怒る隙を与えない
『すいません』
正しくは謝罪せず心を読まれないうちに逃げておく

『はっはっはっ、すいませんねぇ』

めくら

2006-10-03 08:12:29 | 
「めくら」

『あの向こうには何があんだ?』
だれに聞いてる?
『あんた』

『あの向こうには何があんだ?』
だれに聞いてる?
『あんた』

『あの向こうには何があんだ?』
聞く相手を間違えてるよ
あんた

『あの向こうには何があんだ?』
気がふれてしまったようだな
あんた

あの向こうには何があんだ?
聞きたいのはそこへ行く道だろ
あんた

あんた、あんた、あんた
あんた、あんた、あんた

その日

2006-09-09 11:49:59 | 
「その日」

待ち続けたその灯が来た
その灯を手に川を越えよう

幻滅は絶滅しない
その灯が幻滅を照らすこともない

絶え難い日々の中
その灯を迎えることだけを願っていた

いつ来るとも知れぬその灯を
待つ身さえも震えていた

しかし、来たんだ
その灯が

疲労からの解放
不安からの解放

その灯の終わりとともに
川の向こう側へたどり着く

その日の終りとともに、その灯が消えることだろう

こころ

2006-09-01 08:07:38 | 
「こころ」

心って形の無いモノなのに
傷つくなんてことがあるのだろうか

どんなにひっぱたきたくても
どんなに蹴っ飛ばしたくても
形が無いのにな

傷なんてつきゃしないよ

自分の弱さをアピールするための
カッコつけた人間の
カッコつけた言葉じゃないのかい?

それとも
正直になって見てみたら
まっすぐに正面から見てみたら
もしかしたら見えるモノなんだろうか