二人の会。忘年会。
新宿東口駅前の知る人ぞ知る珈琲の専門店。
前回入ったのは20年くらい前か。
かつては、珈琲の専門店も含め、こうした造りのいわゆる喫茶店はどこにでもあったが、今や絶滅種だ。
分厚い一枚板のカウンターのうしろには1000を越すカップが並び、希望を言えば好みを使わせて貰える。
古びてぼろぼろの表面の客テーブル。流れる曲はクラシック。
都会の喧騒から離れた時の止まった空間。
一人で入って来、カウンターに座る。「ブレンド」とぼそっと言う。バックパックから文庫本を出して読み始める。書名は「カラマーゾフの兄弟」。曲はマーラー。
この店の私のイメージだ。願望かな。
ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!
フォロー中フォローするフォローする