・・・といっても長い間どこかに行ってたわけではありません。やらねばやらねばと思いながらも放置気味だったサドル調整(スペアサドルの成型)を、今になってやっとセッティングに出し、預けたものが戻ってきただけの話であります。そんなわけで、確かな品質と弾きやすさで好評をいただいているMATER弦楽器工房の6弦ヴィオラゥンを通販サイトに正式にアップし直しました(今までは参考出品につき『買い物カゴに入れる』ができない設定にしていました)ので、ご興味のある方は是非チェックしてみて下さい。
いつも思うのですが、リオの工房とサンパウロの工房、やはり明らかに違いというか傾向があります。ひとことで片付けてしまうと「色気のリオ、品質のサンパウロ」といえそうです。まあ、一長一短といいますか、どちらを選ぶかはこりゃもうまったくもって好みによります、としか言いようがありません。
しかしサンバタウンはここで多少お役に立てそうな指標を用意しました。それは何かといいますと、
アナタは実際にクルマを持つとしたら、
イタリア車を選びますか?
それともドイツ車を選びますか?
という二者択一の質問で、きっと弦楽器を購入するにあたっての目安となるはずです。
細部の造りはトホホなまでにちゃち。すぐ壊れる。ていうか買った最初からそこかしこに不具合あるいは気になる箇所が見つかる。やたら人間くさい。でもいざハンドルを握り、アクセルを踏んだ時の抗い難い官能的なレスポンス。そんな色気とガッツを兼ね備えたイタリア車のようなリオの弦楽器。
一方、官能というよりはむしろメカニカルな印象。インパクトや野趣はイタリア車に譲るが、安定した品質を誇る。ディテールにわたり緻密に造り込まれた工芸品としての美しさと、ユーザーに優しい設計が光るドイツ車のごときサンパウロの弦楽器。
さあ、アナタはどちら?
ちなみにワタシは手がかからず弾きやすいサンパウロ製を贔屓にしています。クルマはイタリア車に憧れるんですが、トラブルが多いとね、無精者のワタシにとっては所有するとなると現実的にはやっぱりね(苦笑)。
もっと具体的に例えると、リオの楽器は70年代のスーパーカーブーム前後のランボルギーニやマセラッティを想起させ、かたやサンパウロの楽器はまさにドイツ車~!って感じです。ジョアン・バチスタ(JB)なんかベンツそのもの。そこへAriassとMATERがBMWとAudiあたりの座を争っているという構図でしょうか。
そんなわけで、サンバタウンではこの両者の長所を併せ持つモンスターマシン(←弦楽器のこと)に出会えないものかと、いつも夢見ております次第です。理想は技術と官能が同居するポルシェみたいなやつですね。バイクでいうとV-MAX。どっちも乗ったことないけど。
・・・あ、でもDi Giorgio(TarregaとAuthor3が3月に久々入荷予定です)はサンパウロの工房(ていうか工場)だけど、明らかにリオ的な趣ではあります。いや、でもあったあった、ドイツ車なのにイタ車みたいに人間味のあるやつ。そう、VWビートル(笑)。
Folhetim - Gal Costa
http://jp.youtube.com/watch?v=t5biRwiJUlI&feature=related
http://www.maseratidealers.com/cornesshowrooms/mc12.php
これに匹敵するギターってあるのかな?そんなのがあればいつかまた紹介してください。
junio barreto oie
http://www.youtube.com/watch?v=-XdWaG11PXU
オィェ~オィェ~オィェ、マンドゥヂィゼ~
ティン へザ~ヂシェガ~ダ オィェ マンドゥヂィゼ~
オィ ティンパサ~ダ ダグゥア セェウ モゥリャ~オィェ~
エストゥヘ~ラ ダヘィ~ア オィェ~マンドゥヂィゼ~
マンドゥヂィゼ~ マンドゥヂィゼ~ マンドゥヂィゼ~
ヂィゼ~ ヂィゼ~ ヂィゼ~ ヂィゼ~ヂィゼ~
ヂィゼ~ ヂィゼ~ ヂィゼ~ ヂィゼ~ヂィゼ~
ヂィゼ~ ヂィゼ・・・