ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

サンバタウン、いざ再出陣の巻

2011-02-23 23:28:05 | 円頓寺

と、いうわけで。
今回はいきなり本題から入ります。


このたびブラジル音楽工房サンバタウンは、人と土地のご縁あって、おかげさまで実店舗として再スタートを切らせていただく運びとなりました。

オープン時期は2011年5月(の予定です)。

場所はかつて名古屋三大繁華街と呼ばれ名を馳せた城下町、那古野・円頓寺(なごの・えんどうじ、名古屋市西区)。
名古屋駅から徒歩にして約15分、地下鉄だと「丸の内(鶴舞線・桜通線)」「国際センター(桜通線)」のいずれからでも楽々アクセスできますので、県外の方も何かの折に名古屋へお越しの際、お気軽に遊びにお立ち寄りいただけるロケーションです。
しばらくは改装工事の段取りもあり詳しい立地は公表しかねますが、追ってまたご報告させていただきたいと思います。どうぞお楽しみに。

今回の再出店に伴い実店舗営業がまたスタートするわけですが、これまで通り通販の方も継続して営業してまいりますので、遠方の方も引き続きご利用下さいませ。

まずは取り急ぎご報告まで。
今後ともサンバタウンをよろしくお願い致します。

六根浄よ永遠なれ

2011-02-17 15:31:19 | 純米酒

こんにちは、海原雄山です。
嘘に決まっておるだろうがあっ!(大喝)

さて、そんないささかヤケクソ気味な店主の壊れっぷりはどうでもいいとして、久々に純米酒ネタを。
この冬ほとんど(というか全く)純米酒にまつわる記事を書いてなかったのは不覚と言わざるを得ません。いや、ちゃんと飲んでましたよ、山形の純米酒。それどころかお酒の摂取量、去年の倍です。ヤバし。
取り寄せ店はもちろん、我らが「正酒屋 六根浄」に決まっておるだろうがあっ!あ、すみません、海原雄山モード解除。

しかしワタシは何故これほどまでに山形酒のトリコになってしまったのでしょう。まだ純米酒歴二年の若造がですよ。
何て言うんでしょうかねえ、仮にワタシが最近サッカーに興味が出てきました!みたいな厚顔、もとい、紅顔の美少年ボーイだったとしましょうか。小学生低学年くらいの。横にはスペインからやって来たレオ君というこれまた大のサッカー好きなクラスメイトも確かいましたね(笑)。
そこへ山形の「やまぶらおじちゃん」という人が「よっしゃよっしゃ、そんなら本物のサッカーの試合をキミらに見せてやろうじゃないの」と連れて行ってくれたのがワールドカップの決勝戦だった、みたいな感じなのかなあと自分としては感じております次第です。
だって最近どこの居酒屋行っても普段飲んでる山形純米酒より美味しいのに出くわしたことねえんだもん!
まあ、それは単に店の保管状態が悪いせいか、それとも本当にその銘柄の酒を出しているのかといった疑問もあるにはあるわけですが・・・。

そんなこんなでもう今シーズンは山形酒の一升瓶を何本空けたか記憶にありません。近所の資源ごみステーションに空き瓶持って行ったら「おたく飲食店さんかね?」と管理人のおっちゃんに言われてしまいました。
それはさておき、この六根浄さんのオリジナルブランド「純米酒 六根浄」のH20BYモノが残念なことに完売となったこの冬、ワタシの至高の楽しみは今年の新酒!
これまでは食米の「はえぬき」を使って醸していたということですが、それであの旨さというのはもはや驚異的としか呼べぬシロモノでした。

それが今回の新「純米酒 六根浄」には、遂に酒造好適米「出羽の里」が使われるというではありませんか!
もうどれだけ凄いのが出来上がるのか、ワタシは今から震えが止まりません。
昨年の暮れから、六根浄店主・熊谷太郎さんより出羽の里使用の純米酒(他銘柄ですけど)を「六根浄新酒の予習にどうぞ」と心憎い提案をしていただいて飲んだお酒が「惣邑(そうむら)純米酒」そして「山形正宗 純米吟醸 出羽の里H17BY(五年熟成)」といったツワモノ揃い。
もう、圧倒されすぎ。

そこへ追い討ちをかけるかのように送られてきたアイテムがこれまたすごい。その名も
純米酒 六根浄 猩々緋ラベル

低農薬栽培の美山錦を使った六根浄。太郎さんいつの間にこんな隠し酒を仕込んでたんですか。
その味たるや・・・。
相変わらずオタクな説明になりますが、弦楽器で言えばインブイア仕立てなのにハカランダやメイプルより鳴るバンドリン、みたいな感じです。味の乗り方がハンパではありません。ヘンにフルーティな香りなんぞに頼らずここまで華のある味わいに仕上げてこられるとは。
ああ猩々緋よ・・・。
一升瓶360本限定品のようですので、ワタシはこれから買い占め運動に入らせていただく所存であります。

そして入ってきた朗報。

「純米酒 六根浄」、出羽の里グレードアップバージョンの新酒がいよいよ待望のデビュー!
まずは「うすにごり(一升瓶限定)」「本生(四合瓶限定)」の二種類がオープニングアクトとして登場です。
(その颯爽とした雄姿は山ブラ会長の「新MONOLOGO」にてどうぞ)
ここから春の出荷、ひと夏過ごして味の乗った秋の出荷、楽しみは尽きません。
太郎さんのブログも絶好調です。遂に六根浄の時代が到来しました。

このPVにインスパイアーされて、この曲に負けないだけの酒を『出羽の里』で造ってやろうと密かに心に決めていたんです。」

もう、太郎さん最高(大爆笑)。

もうこうなったらワタシも頑張って稼がないといけませんね。
酒代を!!

もう一度やってみよう

2011-02-16 19:31:40 | 訳詞

もう一度やってみよう (Tente outra vez)

見てみろ
歌はどこかに行ってしまったなんて言うな
神を信じろ
人生を信じろ
もう一度やってみなよ

飲むか(飲みなよ!)
水はまだ泉から湧き出てるじゃないか
おまえには橋を歩いて渡る
二本の足がある
何も終わっちゃいないぞ
何も!

トライしろ
何かを求めているその手を挙げて
そしてもう一度歩き始めるんだ
立ち止まったら
頭がおかしくなるんじゃないかなんて
そんなこと考えちゃだめだ
考えるな!

歌おうという声が
踊ろうという声が
回ろうという声が(くるくると!)
宙に舞っている

欲しがれ
心の底から深く求めろ
おまえには
世界を揺るがす力がある
行け!
もう一回やってみるんだよ

やろうぜ
勝利は消え失せたなんて言わないでくれよ
それが人生を生き抜くための闘いなら
もう一度挑戦だ

【作詞・作曲/Raul Seixas(笑)

老人と青年

2011-02-14 00:34:08 | 訳詞

老人と青年 (O velho e o moço)

(老人)
私はすべからくこんな風だ
年齢のことなどもう
さして気にもならず
相応なものに耳を傾けるだけ
朽ちていくのも悪くはない
迷惑なのはわかっているが
若いのが私に言いに来る
あれこれ注文をつけ
相槌打たせるのはやめてくれと
その通りだ
もし私が
私のこれまでやってきたこと
その初めに戻って
それらをやり直すことができたなら
今 私は
望んだようになっていただろうか?
ああ もうどうでもいいことだ
そうならなかったということは
そうではないということ
いまだ戻りたいと願う自分がいる
だがしかし
それを自分と呼べるのか

(青年)
俺は何だってこんなもん
俺に虚栄心があろうと
別に恥ずかしいとも思わない
若気の至りだ
好き勝手やらせてもらうさ
けしからんことは承知の上だが
歳くったのが俺に言いに来る
時機も畏れも測れぬやつと
おっしゃる通り
もし俺が
これからのことを先読みできて
その先で失敗することがわかって
思いとどまることができたとしたら?
ああ 今
俺にとって良い道が何なのか
決められる自分でないのなら
先読みなどいらない


自分であること
それはまた
条件を受け容れることを
自分が選んだという意味でもあるのだ


このままいこう
あとはたまたま心の中の友が
語りかけてくれる時
自分に聞く耳があれば・・・


【作詞・作曲/Rodrigo Amarante(Los Hermanos/Venturaより)】

Frevoつながりで

2011-02-04 17:44:57 | DVD

こんにちは、心中店主です。
嘘です!
ていうかもうほとんど意味不明なものばかりになってきました!

さて、今日は男どアホウなフレーヴォものDVDを紹介します。
Orquestra Popular da Bomba do Hemetério "Jorrando cultura ao vivo"というやつです。

どうです。
ハチャメチャでしょう?

DVDは比較にならぬクオリティの映像で、よりどアホウなパフォーマンスがご覧いただけます。
いやあ腹抱えて楽しませていただきましたよ。
サンバタウンにおいては、どアホウ=クソカッコいいということを意味しますので、もうめちゃめちゃオススメしております。国内入荷後あっちゅう間にラティーナさんでもディスクユニオンさんでもアンテナの鋭いお客さんや小売店さんに持って行かれて軒並みSOLD OUT状態になってるのに、教えて神様、なぜウチには2本も在庫がずっと残ったままなの?

さあ涙をお拭き、ゼジーニョ。

ちーん(洟をかむ音)。
それはさておき、指揮者やってみたいなあとこんなに思わせてくれた映像は初めてです。
皆さまも是非チェックのほど!

2月の名古屋ライヴ、二本。

2011-02-02 16:03:25 | ライヴ

こんにちは、グスタボ・トエニです。嘘です!
ていうかこれわかる人いたらコメント下さい!

さて、そんな「四国出身だけど小さい頃からスキーやってたんだぜ」的アピール過剰な店主のウザさはどうでもいいとして、2月の名古屋のライヴを二本ご紹介させていただきます。
もちろん他所からの依頼や圧力なんぞではなく、ワタシの自発的意思によるものであります。
本当に自分が売りたいものだけを売る。紹介したいものだけを紹介する。それがサンバタウンの今年の不退転の決意であります。

まずひとつめがko-ko-ya(コーコーヤ)。
つい先月1/26に待望のセカンドアルバム "Frevo!" がリリースされたばかりですが、どうしたことかこれが名古屋のタワーレコードさんの店頭で超プッシュ状態。ものすごいことになっておりました。ニューアルバムのクオリティもこれまた失神クラスのものすごさなわけですが、デビュー当時のショーロクラブのように、来るのでしょうか、びっぐうぇいぶ?!


(証拠写真ナリね。その下には"Canta Jobim"も!すごいぞタワーさん)

ブラジル音楽ファン必聴!だとかインスト好きにオススメ!だとか、そういう枠組みでご紹介するのはもうナンセンスそのもの。
この人達、バケモノです。
サッカーに喩えていうと、当時世界に衝撃を与えたヨハン・クライフ擁するあの「オレンジ軍団」オランダ代表が見せたトータルフットボールくらいのことを三人でこともなげにやってのけます。え、何です?あ、意味不明ですか。どうもすみません。
いやもうとにかく何が何でも観て聴いてほしい!
サンバタウン的イチ押し国内アーティストなんであります。
こちらでチェック!(1stアルバム『antique』の音源が聴けます)

2/21(Mon) @得三
コーコーヤ ニューアルバムリリースツアー "Frevo!"
ko-ko-ya(コーコーヤ)
・笹子重治(ギター)
・江藤有希(ヴァイオリン)
・黒川紗恵子(クラリネット)
開場 18:00 開演 19:00
Charge: 前売2,800円 当日3,300円
前売券取扱:得三、チケットぴあ(Pコード:126-518)
※サンバタウンでも前売券を扱っております!是非っ!


で、もう一本目が、2/24(木)にCafé Dufiにて中島ノブユキ&北村聡DUO。
これは期待大です。
中島ノブユキ氏のピアノの美しさ。北村氏のバンドネオンの叙情性。
泣きます。翌日の社会復帰が危ないです。
今ちょっと世の中のあれやこれやでお疲れ気味の方は、必ずハンカチとか何か拭くものを用意された方がいいですね。
ワタシも音源を聴かせていただいたことがあるのですが、やばいです。
メランコリーの世界に引き込まれたまま、しばらく帰ってこれなくなりました。
いいのです。ダダ泣きカタルシス!(またも意味不明)



2/24(Thu) @Café Dufi
名古屋市中区新栄3-17-11
PAPITA Presents vol.1
中島ノブユキ・北村聡ドゥオコンサート
・中島ノブユキ(ピアノ)
・北村聡(バンドネオン)
開場 18:30 開演 20:00
Charge: 前売3,500円 当日4,000円
ご予約・お問い合わせ:
 Café Dufi TEL 052-263-6511
 ブエノスアイレスの風&カフェ・デ・パンチート
 E-mail hijadefutonero@gmail.com


今後もサンバタウン特別推薦の良いライヴにご期待下さい。

あッ!

あと・・・そのう、手前味噌なハナシになるんですけど、ワタシの所属するBanda Sapato Novoのライヴ2/11(金祝)・サルバドール(瑞穂区)にてございますので、あのですね、何と言いますか、よかったら来て来て!ごろにゃーん!(ヴァネッサ・ダ・マタっぽい感じで)

そして楽器はどうなった

2011-02-01 12:10:57 | 弦楽器

こんにちは、時計職人のペットじいさんです。
なあピノキオや、世間ではデずニー版のわしらの物語ばかりがもてはやされておるが、ぶっちゃけ原作の「ピノッキオの冒険」とどっちの方が面白いと思う?
嘘です!でも我ながらうまく語呂ハマったなって思ってます!
もう少ししたら時計じゃなくてパンデイロ職人目指します!
それも嘘です!

さて、大阪弦楽器見本市@CHOVE CHUVAから戻ってきて、ありえないくらい体調を崩してしまった自身の脆弱ぶりを誤魔化すかのように冒頭でワーワー騒ぐ店主の痛ましさ加減はどうでもいいとして、どうにかこうにかぜじろぐ復活でございます。ちなみに今日もお粥生活です。今回初めて自分でお粥にチャレンジしてみたんですけど、おいしく作るのってけっこう難しいですね、あれ。
そんなワタシのことを、皆さんこれからどうぞゼ爺とお呼び下さい。
すみません、もちっとカラダ鍛えます・・・。

先週末の弦楽器見本市、やはり完売というわけにはいきませんでした、ハハハ!(当たり前である)
しかし沢山のお客様にご来場いただくことができましたし、サンバタウンカスタムパンデイロの方が実はモテモテだったのは予想外でしたが、何よりMATER弦楽器にご興味を持たれてお越し下さったミュージシャンの方々に、実際に触って演奏していただけたのは何よりの収穫だったと思います。野暮な話になりますが、その全員からとにかく弾きやすいと一様のコメントをいただきました。その他のお褒めの言葉の数々についてはますます野暮なのでここではあえて控えます。機会がありましたら皆様にも是非手にとってお試しいただきたいものです。

ワタシは特に、数年前のMATERを知る方々に是非もう一度お試しいただきたかった。ある関西バンドリニスタの「そんなに大した・・・(以下自主規制)」という当時のコメントが「この値段でこれだけの音が出るというのは・・・」という感想へと変わったのを今回聞けただけでも、MATER弦楽器を取り扱ってきたことについて店主としましては、スラムダンクの赤木剛憲風に言わせていただくならば、

オレは
間違っては
いなかった
(ハァ ハァ)

という感慨に打ち震えた、そんな二日間のイベントでございました。
CHOVE CHUVA関係者の皆さん、ご来場いただいたお客さま、本当に感謝感謝であります。

さて。
どんなわけで出戻り組のMATER弦楽器を虎視眈々と狙っておいでの皆様にお知らせです。
実はまだ通販アップの用意が整っておりません。
なるべく今週中の公開を予定しておりますが、フライングを切ってでもというハングリーなお客さまには個別にメール・お電話等で対応致しますので、下記アイテムの中でご興味のあるものがございましたらお気軽にご相談下さいませ。「試奏・弾き比べのための複数台数出荷」も承ります(但し送料はお客様ご負担になります)。

【MATER弦楽器】
カヴァキーニョ Estudante(エストゥダンチ) インブイア合板 PUなし 49,800円
カヴァキーニョ Clássico(クラシコ) インブイア PUなし 128,000円
カヴァキーニョ Clássico セドロ PUなし 128,000円
カヴァキーニョ Super Clássico(スーペルクラシコ) パウ・フェーホ PUなし 135,800円
バンドリン Estudante インブイア合板 PUなし 63,200円/PUあり 66,000円 ←価格改定でお求めやすくなりました! 
バンドリン Clássico インブイア 表板:杉 PUなし 158,000円
バンドリン Profissional(プロフィシオナル) メイプル PUなし 203,000円 ※SOLD OUT
10弦バンドリン Clássico インブイア PUなし 186,000円
10弦バンドリン Profissional メイプル PUなし 235,000円
ヴィオラゥン・テノール Clássico インブイア PUなし 166,000円
・7弦ヴィオラゥン Clássico インブイア ジャンボボディ仕様 PUなし 214,000円 ※SOLD OUT
(全て消費税込・ハードケース付&送料無料)

それからサンバタウン謹製カスタムパンデイロですが、大阪CHOVE CHUVAさんでも展示用サンプルを置かせていただく予定になっております。注文フォームも用意しましたので、完成品はもちろん、お手持ちのパンデイロ改造についてもご相談下さいませ。詳細は改めてご案内させていただきます。

まあ、そんなわけで、結局のところ
やっぱ楽器は自分の目で見て触って感じんといかん。
という身もフタもない結論に達してしまった哀しきサンバタウン店主であります。アウ。