ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

レココン異種格闘技戦

2007-03-30 16:58:15 | イベント

店主、久々に今池・Tokuzo(得三)のレコードコンサート(以下レココン)に出場します!思い起こせば3年前、初めて得三レココンにお呼ばれした時のテーマが「ブラジル音楽で今夜貴方をイカせてみせます!」と、まあ、怖い物知らずだった当時がしのばれます。この時はゲストにケペル木村・安井源之新・ゲーリー杉田の三氏をお招きするという、今にして思えばありえない超豪華メンバー。とても盛り上がった楽しい一夜だったことを憶えています。そして酔っ払った挙げ句そのまま飲み代を踏み倒して帰宅してしまい、後で得三さんから督促の電話が入ったというこっ恥ずかしいエピソードも残した店主です。

さて今回は、ブラジルのみではありません。時は4/16(月)19:00より、題して
「U.F.O.民俗音楽」
さっぱり意味不明です。万博反対!名駅周辺大開発反対!を叫ぶ、時代に逆行する我ら三人の'68年組ミュージック落武者たちが繰り広げるワケわからん世界を是非ご体験あれ!

(以下は得三マンスリースケジュール本文より抜粋)

第二十一回TOKUZOレコードコンサート「U.F.O.民俗音楽」

START 19:00 入場無料(飲食代別)

<ナヴィゲーター>
・早川欣志(ドスキゼオス/ピーカンファッヂ)
・ゼジ(SAMBATOWN)
・Kei(Ett他/COUPレーベル)


ひたすら民俗音楽でブッ飛ばす!能書き無し!音の刺激に飢えてる方是非。予備知識不要、むしろ邪魔。ピーカンファッヂの謎の店員早川欣志(ドスキゼオス)による貴方の日常生活に全く役に立たない「チャルメラ世界一周の旅」、SAMBATOWN店主ゼジが送る自分の店では売れない南米変テコ音楽集、泥酔して民俗音楽でイクのがナニより好きなワタクシKei(Ett)による民俗音楽空耳アワーなどを予定する予定(予定)。気持ちよくなりた~~~い(壊)!!UNLIMITED FREAK-OUT!!しかしここには人類への深い愛があるのだ!(K/COUPレーベル)

そう、筋書き一切なし!(4月上旬打ち合わせ予定)
来たれ音楽に生きる者達よ!!

名古屋カンタ、いきます!(アムロ風)

2007-03-23 19:51:20 | イベント

とのっけからアニメオタクっぽいタイトルを書いてしまいましたが、そんなワタシは初代ガンダムの最終回を見たことがまだありません。当時セイラさんでもマチルダさんでもなく、ミライさんにちょっぴり萌えていたなんて恥ずかしくて言えません。すみません、誰か店主を止めて下さい。

さて、2月に引き続き、定期開催っぽいペースで4月も第3回の大名古屋カンタを開催します。4/28(土)19:00からサンバタウンにて。腕に覚えのある方や「人生何事もチャレンジ」が信条の方は是非ご参加下さい。みんなで歌おう(こればっかやな)。

<以下告知文>

大阪・カイピリーニャを皮切りに、東京・アウボラーダでも開催されるようになり、もはや日本標準イベントとも呼べるブラジル音楽のど自慢大会、Canta Brasil(通称カンタ)、定期開催を匂わせつつ第3回名古屋開催が決定しました。会場は閉店後のサンバタウン。以前にどっか外でやると言った覚えがありますがそれはもう忘れて下さい(苦笑)。今度こそ東京・大阪メンバーらに(あまり)頼らず、地元メンバーのエントリーを期待しております!出演者以外の方の見学も大歓迎です。ご遠慮なく遊びにいらして下さい!

出演者募集中!

【参加費】 ¥500(出演者・観客共通)

【出演に関する条件・制限事項】
◆ 演目はブラジル音楽に多少なりとも関連する歌唱もしくは演奏であること
◆ 1グループにつきメンバーがソロないしは6名以内であること
 (それ以上は会場が狭すぎて物理的にムリです)
◆ 1グループにつき演奏時間20分以内(準備・撤収時間除く)
◆ 生音可(マイク4本・マイクスタンド4本・簡易PAを用意しております)
◆ インスト・アカペラ可
◆ アンプ等を通した大音響不可
◆ スルド及び14インチタンタン不可
◆ ギャラは出ません。悪しからず

メールorお電話にて予約受付中。ぜひぜひどうぞ!!
(MAIL zezi@sambatown.jp TEL 052-861-0336)

店主もこっそり練習を開始しています。ふふふ。

みんなで歌おうブラジル音楽

2007-03-20 20:57:24 | 楽譜・教則本・書籍

いつもいつも駄文ばかりでは申し訳ないので、たまにはお役立ち情報などご紹介させていただこうと思います。

ブラジル音楽愛好家の皆さんの中にも、ギター等の楽器や歌をたしなまれている方は多いと思います。更にはブラジル音楽の名曲(別に名曲でなくとも良いのですが)の数々をご自身でコピーしたりカヴァーしたりする方もこれまた多いと思います。

しかしもっと多いのは、「ブラジル音楽の歌や演奏をやりたいんだけど、歌詞やコードの情報が手に入らない(耳コピもできない)のでなかなか実行に移せない」といったミュージシャン予備軍の方々ではないかと店主ひそかに思っております。なぜならワタシがそうだからです。もちろん当店をはじめ中南米音楽さん・ラティーナさんでも、かの有名なLumiar MusicのSONGBOOKシリーズを始め、ブラジル音楽の楽譜は入手・取り寄せが可能ですが、自分の演りたい曲がなかなかそういった既販の歌本とかに載ってないことの方が多いのもまた事実(店主のようにお里がロック畑の人間なんか特にね)。そういった場合、我々素人衆はどうすればよいのでしょうか。そこでコレを。

ブラジルの投稿サイト、Cifraclub(シフラクラブ)。Cifraとはコード付歌詞カードを意味するようです。ここにはブラジル国内の音楽から欧米の音楽までかなりの数の楽曲を擁している極めつけの便利サイトで、店主はことあるごとに活用しまくっております。画面のアルファベットが並んだところはアーティストの頭文字。ここをクリックすることでアーティスト検索が可能です。曲名から検索したい場合は画面左上にある検索ボックスに曲名の一部を入力(çの代わりにcを入力できる等、ポル語記号でなくても良いのが嬉しいですね)すると、候補群がリストアップされるので、そこから探していくといいでしょう。

お目当ての曲は見つかりましたでしょうか?便利なのはここからです。曲によってはありがたいことにダイアグラム(コード押さえ表)も付いています。デフォルト表示はギターコードですが、カヴァキーニョコードに切替表示できるのがわかった瞬間には、店主、思わずキャーッと店の中で狂喜してしまいました。またキーチェンジも可能な曲もあって、自分の声域に合ったキーに調節することもできます。もちろんダイアグラムもそれに合わせて変化します。

ただし世の中そうそうおいしい話はないものでして、このサイト、いかんせんアマチュアによる投稿サイトですので、コードミスや歌詞の間違いがけっこうあります。ワタシなんかもパゴーヂ仲間に「そこF#7でしょ」とか言って訂正されてます(苦笑)。とはいうものの、そのへんは目をつぶって、都度お直しをかけていこうではありませんか。大切なのはみんなで歌を覚える機会を増やすこと。コードを覚えて練習し、演奏する機会を増やすこと。より正確を期したい場合は上述のSONGBOOKシリーズ等を是非お買い求め下さい(笑)。サンビスタなら既に大ベストセラーとなっているこちらもオススメです。なんといってもしっかりした楽譜と、そして日本語訳が付いているのがありがたいのであります。

皆さんにもこのCifraclubを大いに活用していただいて、日本全国各地でブラジル音楽が歌い奏でられるようになるといいなあと願っております次第です。そんな店主は残業時間の休憩がてら、ただ今ジョルジ・アラガゥンのCabelo pixaimをコピー中。てへ。

振り返ればエスコーラ・ヂ・サンバ

2007-03-18 15:01:01 | CD

店主、これでも昔は地元サンバチームのバテリア(打楽器隊)ヂレトールを務めたことがあります。もっとも電話連絡とか(当時は携帯やPCのメーリングリストなんてものはなかった!)チーム運営の裏方作業のみに従事していただけで、ヂレといっても名ばかりの存在でございました。例えばモノブロコのセルソ・アルヴィンみたいに颯爽とした指揮とか取れてればカッコ良かったのでしょうけれど、当時のワタシは腕も自信もろくにないハンパ者。そうこうしているうちにいつしかサンバチームの活動にもまったくと言ってよいほど参加しなくなりました。ていうかサンバタウンで一人店番やってりゃ参加できるわけがありません。今スルドとかヘピとか叩いたらさぞかしヘタッピになっていることと思います。怖いよう。

さて、そんなダメダメサンビスタな店主ですが、毎年ブラジルと日本のカーニバルの季節になると昔の記憶がふつふつと蘇り、なんとなく切ない気分になってまいります。そこへズレたタイミングで入荷したのがこのシリーズ。リオのスペシャルリーグ(Grupo Especial)にエントリーしているエスコーラの、過去20年近くまで遡ってのエンヘード集であります。エンヘードというのはご存知の通り、毎年のカーニバルのために作られた各エスコーラのテーマ曲のこと。毎年ブラジルでは12月頃にはもうそのシーズンのカーニバルエンヘードCDが店頭に並ぶようになっています。ですから筋金入りのカーニバルファンは大抵このCDを年ごとに買って聴き込まれているわけですね。

そこで、さて。このシリーズ。なんていうか、ジャケットが各エスコーラで全部おんなじデザイン。配色とチーム名が違うだけ。シンプルでなかなか結構ではあるんだけど、ユニバーサルも手抜きがひどすぎますね。とまあジャケに文句つけても致し方なく、中身の説明に移りますと、例えばワタシも大好きな老舗エスコーラのマンゲイラ。1曲目のDas águas do velho Chico nasce um rio de esperança (2006エンヘード)に始まり、2004-2003-2002-2001-1999-1998-1997-1996-1994-1992-1988-1987-1986という曲順で、往年の名曲がオリジナルまたはリマスタリングされた音源で収録されているのです(注:すべてのエスコーラがこの年次そのままに収録されているわけではありませんが、大体こんな感じの並びです)。これはひいきのエスコーラの歴史を振り返って当時のエンヘードを楽しんだり、「○○のエスコーラの****年のエンヘード音源がほしい」といったニーズを見事に満たす作品といえるでしょう。

ワタシの思い出の中ではマンゲイラといえば別名「中原仁のエンヘード」とも呼ばれている86年の通称「テン・シン・シン」、と87年の通称「いたびら」、これだけでごはん三杯いけます。折りしも店主が大阪の大学を卒業後、就職のために名古屋入りしたばかりの頃(だいたい92年あたり)、ウブなワタシがバカの一つ覚えのごとく狂ったように聴き倒したのが87年のエンヘード集。当時はCDなんてものはリリースされておらず、LPレコードをカセットテープに落としてもらっていました。いやあ懐かしい。まだわけもわからずガンザ振ってた入門時の頃や、ブラジルに行った際に大物楽器をどっさり買いこんで既成事実を作ってからなしくずし的にスルドにコンバートしたことやら、夏のパレード行事なんかを通じて当時ちょっといい仲になっちゃったりしちゃったりなんかしちゃった女の子のこととか、図らずもその当時の青臭い記憶までフラッシュバックしてきちゃって恥ずかしいやら微笑ましいやら。この感覚をサウダーヂと呼ぶのでしょうか。こういうのをあと更に20年寝かせてから回想したら、ヴェーリャ・グアルダ・ダ・ポルテーラの名曲「Quantas lágrimas」の境地に手が届くかもしれません。全国サンバチームのベテランさんならこの気持ち、きっとおわかりいただけるはず。ちなみにマンゲイラ、確かこの86-87年で連続優勝してます。

で、懲りずにまた通販の宣伝になっちゃうわけですが、サンバタウンでは下記の通りエスコーラ10チームのエンヘード集を取り揃えております。そしてこのシリーズのご紹介に無駄にこだわる店主、商品説明欄に収録曲も記載しておきましたので参考にしていただければ幸いです。

Grande Rio
Imperatriz
Imperio Serrano
Mangueira
Mocidade Independente
Portela
Salgueiro
Unidos da Tijuca
Vila Isabel
Viradouro

困ったのはベイジャ・フロール(今年返り咲き優勝しましたね)だけが入荷しなかったこと。いや、ちゃんとシリーズで出ています。優勝したからそればっかりが売れて品切れになっちゃったからかもしれません。というわけでウチにはベイジャ・フロールは置いてません。申し訳ありませんが悪しからず。

(文中敬称略)

店主を救った2枚

2007-03-15 16:26:32 | CD

さてさて、いつまでもアホなネタの記事を最新エントリにしておくのはやめにして。
いやあ、今回もなんとか切り抜けました、平成18年度確定申告。
なんと店主、あろうことか昨年度の会計帳票類を12か月分すべて放置してしまっており、提出期限ギリギリになってから決算作業に着手するという、ズボラを絵に描いたような愚か者を演じておりました。集計だけならまだしも、売上伝票やら通帳預金の入出金履歴、それに領収証等の現金帳票すべてを一気に会計ソフトに入力するという予備作業が立ちはだかり、この一週間はホントに気ィ狂いそうな有り様でございました。ちなみにワタクシ、税理士にお願いせず無謀にも独力で処理しております。

これだけ膨大な入力作業を繰り返していると、目は疲れるわ首・肩・腰にくるわ、しまいには背中が異常に張って、座っているだけでも苦しくなってしまい、冗談抜きでもう半泣き状態。そこへポカミスなんざやらかそうもんなら、自業自得ながら「ムキーッ」とキーボードを机に叩きつけてやりたくなる衝動にかられ、非常に不健全な状態になってまいります。

寒波戻りし初春の夜、ひとり店内に残ってしこしこ作業に明け暮れる、そんなノーフューチャー的シチュエイションに苦しむ店主を救ってくれるのはやはり音楽しかございません。心和むBGMでなんとかこの苦境を乗り越えるべく、いろいろな音源をかけ倒しておりました。

そしてこの1週間、ヘビーローテーションでずっと聴き回していたのが画像にあります2枚のCD。「中村善郎/トカール・コモ・カンタール~歌うように奏でる~」と「Pedro Amorim/Violão tenor」であります。今回はこれらのご紹介をば。

まず前者の中村善郎さんの作品ですが、ちなみに画像はサンプル盤でして(苦笑)、まあそれはともかく、昨年9月にリリースされた本作をサンバタウンでは今になってプッシュさせていただいている次第。このアルバム、意外にも初のソロインスト集なのだそうですが、ボサノヴァの酸いも甘いも噛み分けた善郎さんならではの懐の深いギタープレイがなんともいえず病みつきになります。彼の愛器であるホセ・ラミレスだったかホセ・ヤコピだったか、はたまたアントニオ・ロペスだったか確認し忘れたのですが、まあそのうちのどれかを弾いて録音されているはずです(←ものすごくいい加減な書き方で逃れるやつ)。スペイン製ギターの持ち味である「哀愁感」がとてもよく出ていますね。おっと、ヤコピだけはアルゼンチン製でした。そして「全編ソロは確かに好企画だけど、でも少しくらいヴォーカルが入っててもいいかな」という失礼な店主の思いを見透かしたかのごとく、折り返し地点とゴールに善郎さんのコクのある歌が絶妙のタイミングで2曲挿入されており、見事というほかありません。なんといっても本作の最大の特徴はアナログ・レコーディングであるという点。スピーカーから出るその音の柔らかさ、耳当たりの優しさは特筆に値します。何より店主がすげえ、と思ったのは「予想以上に製作時間が長引いちゃってね」と笑う善郎さんの次の一言。
「だって一ヶ所間違ったらもっかい最初からぜんぶ録り直しなんだもん」
なるほど確かに・・・。恐れ入りました。ともあれ、ボサノヴァもののアルバムでこれほど飽きずに何十回と聴き込めた作品は、お世辞抜きで他にはありません。ボサノヴァ&スローサンバ系のギターをこよなく愛し、またご自身でも弾かれている(あるいはこれからトライしようとしている)方には特にオススメ致します。また心穏やかに単純作業を進めるときのBGMとしても抜群に優れていることが今回の件で証明されました。サンバタウンにも今月やっと入荷したのですが、そういえばまだ通販にアップしてませんでした。確定申告もやっと終わったのですぐに手配しておきますね。

それからもう1枚、リオのバンドリン名手ペドロ・アモリンの異色作。本作ではバンドリンでなく、ヴィオラゥン・テノール(ヴィオラ・テノールという呼称が一般的のようです)という4弦楽器のみを駆使して、カヴァキーニョともバンドリンとも違うなんともいえない切ない音色にバロックの香りさえ漂ってきそうな、気品のあるショーロ作品に仕上げています。ソロあり、伴奏ありと、聴けば聴くほど味が出てくる渋い作り。ワタシ最近ホントこういうのに弱くて。

あまりにもトホホな業績に終わった昨年度の数字で自暴自棄になりそうな店主を、善郎さんのアルバムが「まあまあ落ち着いて、気を楽にして」となだめ、確定申告作業もほぼメドが立ったあたりでペドロの奏でるメロディが「ダメやったもんはしゃあないし、泣くだけ泣いて今年頑張ったらええやん」と励ましてくれるような気がしまして、勝手に、かつ一方的にお二方には感謝しております。

在日ブラジル人青年の苦悩

2007-03-11 01:25:47 | 日記

今日(厳密には昨夜)はパゴーヂの会「サバ土」がここサンバタウンでありました。最後は日本人よりもブラジル人が多い状態でした。写真撮っとけばよかったですね。
ブラジル人グループの中で今回初めて参加したという若者ネギーニョと話をしました。これから彼等は名古屋・栄にあるサンバ・ブラジル・ジャパンに乗り込むのだとか。仕事を終えてパゴーヂに参加した後だというのに皆さん凄いですね、絶倫ですね。で、ネギーニョ曰く「おれ、まだ日本人の女の子を経験したことがないんだよ。どうかなあ。今夜いけるかなあ」と。何をどういくのかよくわかりませんが「んー、こんな時間にサンバ・ブラジルに遊びに来るような娘だったら、まあその気ムンムンとまではいかないまでも、多少なりとも何かを期待してる部分はあるんじゃないの」と無責任なことを答えましたら、ネギーニョ、すっかりその気になってしまいました。がっついた態度だとすぐ逃げられるよ、と彼に釘をさしておきましたが、果たして彼の今夜の戦果やいかに。

ちなみにネギーニョ、以前日本人の女の子を口説くのに

「アナタ、(トシハ)イクツデスカ」と訊くべきところ、間違って
「アナタ、イクラデスカ」と尋ねてしまい散々な目にあったといいます。

我がブラジルの友人達は今日も元気です。

モンちゃん名古屋公演続報

2007-03-08 00:56:40 | ライヴ

モンちゃんことマリーザ・モンチ姫のJAPAN TOUR 2007・名古屋公演ですが、ポケブラスさんのサイトにて詳細が載っています。インタビューのページとかもありますよ!観に行く予定の方は予習がてらしっかり目を通しておきましょう。

というわけで、ポケブラスさんの方では3/23(金)から予約受付開始のようです。オールスタンディングとはいえど、当日並んだ者勝ちのシステムではなく整理番号による区画ブロック制になっているそうですので、予約タイミングやチケット窓口によって席の有利不利が出てくることが予想されます。お早めに良いポジションを確保したい方はポケブラスさんをどうぞご利用下さい。

サンバタウンのメールニュースに登録されているお客様には別途チケットご予約情報をお流ししております。みんなで盛り上がりましょう。ウフフ。

この日は土曜日ということもあり、あのお方やあの人とか、全国各地からモンちゃん詣に参拝される方々からのご連絡もいただいております。盛り上がり必至!これに在日ブラジル人も参戦すればかなり凄いことになります。折りしも名古屋駅前はかのミッドランドスクエアもオープンしたばかり。ワタシはいささかの興味もございませんがいやいやなんでもありません。名古屋駅周りでショッピングを楽しむも良し、市内にいくつもあるブラジルレストランで舌鼓を打つも良し、観光も兼ねて皆さん是非週末は名古屋へお越し下さい。って別にワタシ興行主じゃないんですが。もちろん土日はサンバタウン、しっかり営業しておりますですよ(ライヴ当日はさすがに17:00にて閉店とさせていただきます)。皆様のご来店を心よりお待ち申し上げます。

(しかしなんでこんな古い写真を使うかねワタシ)

通販かくあるべし

2007-03-03 13:13:49 | CD

店主、杁中の実店舗も兼業のため、通販サイトはオープン以来デザインも変わらんわ、気の利いた機能も付加できんわとトホホな状態が3年以上も続いております。ワタシに分身の術が使えたら、まずしっかりやりたいのが通販の体制強化ですね。当たり前の話ながら、カラダひとつというのはどうにももどかしいもんです。

そんなわけで(どんなわけでだろう)ひとつ気の利いた通販サイトのお手本をご紹介したいと思います。岐阜に拠点を構えるCD・DVD通販専門のショップ、その名もSONGSさん。

ここの代表であるきとうれいきさんはサンバタウンのお得意客でもあり(ジョアン・ジルベルトモデルのヴィオラゥン、Di Giorgio社のTárregaオーナーさんでもあるのだ)、東海圏の音楽仲間でもあります。お互いに口には出さねど、どうも依然として音楽不毛の地っぽいこの地域を盛り上げるべく(笑)我々、日々奮闘しておるわけでございます。

このサイト、店のモットーとして「心の奥に届く音楽」をわかりやすく顧客に伝えようという姿勢がケタ外れに凄い。ご覧いただければおわかりかと思いますが、
 ・国籍やジャンルに関わらず、オーナーが良いと思ったものは愛情をこめて紹介している
 ・可能な限り数トラックの試聴データをアップロードしている
 ・「気分で選ぶ」のユニークなカテゴリから、顧客の「今のニーズ」とオススメ音源の楽しい
  偶然の出会いを演出している
といったところは特に感銘を受けるところです。とか言いながら、その良い部分を参考にし、自分ちの通販サイトを少しでも改善しようという余力すら残ってないダメダメ店主をどうか笑って許して。

嗚呼、通販かくあるべし。ネット社会になってから商取引やショッピングも随分ラクになりましたが、反面その大きな負の代償として、血の通った感じのしない、味気ないやり取りへと変わっていったことは大変残念なことに思えます。最近の若ぇ連中(ああ、こんな書き方するワタシも相当オヤジです・・・)なんざメール一本で何でも用事が片付くものとカン違いしているフシのある奴等がホント多くなってますしね。余談ですがワタクシ、自分の名前やこんにちはの一言も書き添えられないような無礼な問い合わせには時として「なかったもの」として故意に見過ごす場合がございますのでその点どうかご承知置き下さいましね。

話がそれました(よくそれるんです)。通販の姿勢です。このSONGSさんのサイトからは、本人(れいきさん)の顔写真なんてものも載っていないのに、コンテンツを見てるだけで、なぜかしら「相手の顔が見えてくるような血の通ったお付き合い」をしている雰囲気にさせてくれます。俺まだ買ってもいないのに(自爆)。それだけ本人の「想い」というものが商品説明の一言一句、サイトのデザイン細部にまで染み渡っていることの表れだと思います。正直ここまで人としての温もりが感じられ、それでいてコテコテでない爽やかなとてもイイ感じの通販サイトって見たことないですね。

SONGSさんはブラジル/中南米系も大のお得意。サンバタウンでは手出しのできない(または品切れになっている)アイテムも多数ありますし、試聴できるのは大きなメリット。是非ご活用いただければと思います。敢えて書くほどのことでもないのですが、お客の取り合いだなんてそういう貧しい発想ではなく、仲良く力を合わせて音楽ファンをどんどん増やしていこうねというコンセンサスが我々の間には(たぶん)存在します。お互いの強みや得意分野を極めて、お客様に自分の不得意な部分を相談された時はすかさず「頼れるお友達」に振る!これです。

何が結局言いたかったのかというと、「SONGSさんのサイト見てたら羨ましくて仕方ないんだけれども、『世の中で一番醜いことは 他人の生活を羨むことです』と福沢諭吉さんも説いたように、ワタシはワタシに出来る事を精一杯やろう、と自らに言い聞かせるためにこの記事を書きました」ということですね。ははは(照れ笑い)。

ということでお互いがんばろうね、れいきさん。

仁さんがやって来るヤア!ヤア!ヤア!

2007-03-02 19:26:21 | イベント

さて、皆さんはご存知だったでしょうか?日本を代表するブラジル音楽ナヴィゲーター・中原仁さんが昨年より栄中日文化センターでブラジル音楽講座をコンスタントに開講されていることを。
ちなみに今春からは「バイーア~ノルデスチ(北東部)編」を4・5・6月の月1回ペースで開催するそうです。

今回も受講生大募集中!このへんで体系的に、そしてもっとディープにブラジル音楽の世界を勉強してみたいと思われる方はもう話せばわかる・問答無用・ズダダダダ級に大推薦致します。意地でも時間作ってお申込み下さい。善は急げでございますですよ!と昨年と全く同じ推薦文を流用してしまいました。

4~6月開講 栄中日文化センター
「ブラジリアンミュージック -ブラジル音楽地図~北東部を中心に-」
☆講師:音楽プロデューサー 中原 仁
☆開講日:4/7、5/19、6/16(土曜日) 午後3時30分~5時30分
☆受講料:3ヵ月分 6,300円(税込)※初めての方は別途入会金が必要です

日本の23倍もの面積を持ち、他民族の文化がミックスしたブラジルには、各地方に独自の音楽文化が根づいています。今回はバイーア~ノルデスチ(北東部)の豊かな音楽文化を中心に、映像も交えてガイドします。

☆講師プロフィール:
中原 仁(Jin Nakahara)

1954年11月28日、横浜生まれ。音楽プロデューサー&コーディネイター/音楽番組制作者/選曲家/ライターなど多彩な肩書きを持つ。
1988年、J-WAVE開局に先立ち試験放送のディレクターチームに入り、開局と共に数多くの番組を制作。ラジオマンとしての仕事を中心に音楽プロデューサー/コーディネイターに従事。
ブラジル関連では、六本木WAVEのブラジル・フェアのトータル・コーディネイター(86年)、サンバ歌手・森本タケルのリオ録音アルバムのプロデュース(87年)、岐阜市制100周年記念サンバ・コンサート(ブラジルからフンド・ヂ・キンタル with ドナ・イヴォニ・ララが来日)の企画(88年)などを行う。
現在も日本最強のブラジル音楽ナヴィゲーターとして東奔西走の日々。正に旬の人物。

【お申込み先】
〒460-0008 名古屋市中区栄4-1-1 中日ビル 名古屋・栄中日文化センター
フリーダイヤル 0120-53-8164
栄中日文化センターHPもご覧下さい。募集状況を確認いただけます(サイト内検索「ブラジル」でヒットしますよ)

そんなわけで、また今年も名古屋が熱い!!

※画像は栄中日文化センターとはまったく関係ない、一部のブラジル音楽ファンの間で大人気の
 激ウマうなぎ屋さん「うな富士」のひつまぶしです