ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

あえてTarregaを斬る!

2006-09-30 13:51:54 | 弦楽器

今年もあの「究極のひとり上手じいちゃん」ことジョアン・ジルベルト翁が来日を果たします。昨年来てくれりゃ空前絶後の三連覇の偉業達成というところだったのですが、さすがにそこまで世の中オイシイ話はありません。しかしながら1年おいてまた来てくれるなんて、じいちゃんイカすじゃありませんか。なんせライヴのタイトルコピーが「最後の奇蹟」でっせ。なんなんだその「最後の」ってのは。これで来日公演は最後ってことでしょうか。年齢的体力的にもアレだし。巷では「まさか今度こそフリーズしたまんま東京国際フォーラムのステージ上で大往生か・・・?!」という不謹慎な憶測も飛び交う中、11月の来日公演、さてどんな「奇蹟」をじいちゃんは皆の前で再現してくれるのでしょうか。楽しみです。

ちなみに店主、今年は悩み悩みしつつ東京まで行くのを諦めました。それは2004年、二度目の来日公演最終日で遭遇した「レッド・ツェッペリンも真っ青」の4時間弱のショウを目の当たりにしてしまったからというのが大きいですね。あとはじいちゃん見たさにポンポン臨時休業やらかすとお客さんから見放されてしまいますので(←これが一番大きな理由)。

さて。

そんなジョアンのじいちゃん愛用のギター(以下クサいけど気分的にヴィオラゥンと書きます)のレプリカモデル、Di Giorgio(ディ・ジョルジオ)社の「Tárrega(タレガ)」が10月半ばにサンバタウンに入荷します。

詳しくは上記のリンクで別ページに記載してありますが、いやもうホントにいわくつきの名器(迷器?)と呼んで差し支えないほどのエピソードを残してくれています。ジョアンの方で?いや、サンバタウンの方で(苦笑)。
まずとにかく仕上げが粗い。日本のビルダーさんが見たら思わず吹き出してしまいかねません。まあこれは日本とブラジルの品質に対する意識の違いなのでいかんともしがたいところがありますが、それ以上に不良品率も高いです。一昨年にTárregaを輸入したときなんざ、どういうわけか3本に1本は「難有り品」として放出せざるを得ないほどの散々な目に遭いまして、二度とこの楽器は取り扱うまいと封印を誓ったのですが、世の中にはじいちゃんの大ファンが沢山おられまして、その後も「それでもやっぱり」とのリクエストが相次ぎ、今回あえて封印を破った次第であります。

が、はっきり申し上げます。仕上げ等の品質や、美しい「クラシックギター」の音を重視されるのであれば、同じ価格で日本のビルダーさんの製作した物をお選びになることをお勧めします。そういう意味ではこのTárrega、「とにかくジョアンのあの音が欲しい」というジョアンバカのための1台といっても過言ではないでしょう。そして難有り品だろうが何だろうが、うち1本は今度こそ店主の愛器として(弾けもしないくせして)持っておきたいと思っています(結局完売してしまうところが凄いといえば凄い)。こんなんでよろしければご予約も承っておりますので、勇気のカタマリのような方は是非サンバタウンまでお問合せ下さいませ。

本当は60~70年代のDG社のヴィンテージモデル(ヘッドが彫りなしの黒いやつで白いトリムがついてるやつ)をブラジルまで行って調達したいところなんですけどね。ブラジルのギタリスト達が今も大切にこの古い年代モノを愛用しているというのにはやはりその当時の製品にしかない音色や弾き味があるのでしょう。店主もそろそろ向こうの弦楽器工房を見学して周りたいものです。

ひとつ気がかりなのが、ヤマハが一昨年にじいちゃんにヴィオラゥンをプレゼントしており、今回のステージでそれをメインで使用する可能性があるという点(ちなみに一昨年時は初演の大阪で『弦が張りたてなので』と言いつつ数曲弾いたという履歴があります)。そういえばヤマハの「ボサノヴァ」という機種のヴィオラゥン、本当にバカ売れしてますよね。店主はまだ触ったことがありませんが、大変評判が良いそうです。ボサノヴァ弾き語りに挑戦してみたい方は是非一度お試しになってみて下さい。

あ、ちなみに入荷予定の貨物の中には、カエターノ・ヴェローゾがNoites do NorteのライヴDVD、そう、「北伯の夜」ってやつ(笑)。字幕設定が「japonês 日本人」ってやつ(大笑)。あれの弾き語りコーナーで使っているTárregaの一つ上のグレード「Master」も1台紛れ込んでいます。こちらはヘッド形状も異なり(DG社のトップグレードクラス用ヘッド)、ボディもサイド・バックはマホガニーを使用しています。そういえばカエターノの新譜まだオーダーしてなかったなあ。手配しとこ。

不織布バッグを克服せよ!

2006-09-28 23:23:10 | 打楽器

店主はブラジル製の楽器用バッグ(ソフトケース)が大嫌いです。それはご存知の方も多いかと思いますが、内張り材の不織布(ふしょくふ、オイコスとも呼びます)が、使っているうちに楽器のタハーシャ(テンションボルト)や突起物に引っ掛かってザクザクのボロボロになってしまうからというのがその最たる理由です。いやホントにブラジル製って○○の一つ覚えみたいにこの素材ばっかり使ってます。ひたすら使い続けてます。そりゃコスト安いし楽器保護にも向いてるんですけどね、なんかもう嫌がらせとしか思えません。

そのため店主などはサンバチームで打楽器隊をやってた当時、練習が終わってからスルドをバッグに詰めこむのがもう億劫で億劫で。アチラのバッグはフニャフニャな造りになっていますので、バッグの上から楽器を下ろそうとしてもおいそれと中にスッポリ収まってくれようはずもありません。大抵はタハーシャのどこかがバッグの開口部に引っ掛かって、そういうのを何度も繰り返しているうちに「ムキーッ」という心理状態に陥ってしまいます。しかし多少は頭を使って、晩年は(笑)スルドを地面に置いて、その上からバッグの方をかぶせて収めるようにしていました。

しかしながら、店主、頭の使いようが今ひとつ甘かったみたいです。

少し前にウチの演奏仲間が集まった際、友人の一人が画像のように、スルドをビニール袋で包んだ状態で、この忌まわしきバッグの中に、もう憎らしいくらいスムースに「すっぽし」という感じでしまい込んだ時には「おれの知能指数は低かったのか?」とガクゼンたる思いがしました。そうです。ビニール袋だと滑りが格段に良くなって、スルリと入ってくれるのですよ。但しタハーシャがビニールを突き破って飛び出ないように、やや厚手のものを選ぶ必要があります。それを考えると、そんな16~24インチのスルドみてえな大物が入るようなサイズで、なおかつ適度な厚みをもったビニール袋を探す方がむしろ難儀なことかもしれませんね。

今サンバタウンではこの楽器用バッグは一部を除きことごとくマルメラアダさんのオリジナルバッグを採用しています。ほとんどセミハードケースと言ってよいほど頑強な成形ですので楽器を収納しやすい上、摩擦に強くまた滑りのおそろしく良い内張り材を使ってますし、何よりブラジル輸入モノより安価ですから何をか言わんやです。現在は大好評のパンデイロバッグをはじめ、大半が国内在庫切れのようですが、次の入荷が待たれます。特にパンデイロバッグのカラーバリエーションを切望!

ベトはやっぱり凄かった

2006-09-26 20:00:54 | 日記

先週の話になってしまいますが、9/22(金)、Cafe Dufiにてベト・カレッティのライヴがありました。二年連続の来日公演です。ちなみに昨年の名古屋公演もDufiさんでした。

結論から先に書きますと、ベトは昨年以上に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。昨年のライヴも相当なもんだったのですが、今回は正にエンターテイメントと言って良い内容でした。本当に素晴らしいの一言です。昨年の初来日で日本が一発で好きになったという(いや、別に『一発で』という単語は使ってなかったと思うんですが)彼は、帰国してから今回の再来日の間になんと日本語を必死で勉強してきたといいます。その成果はご覧になったお客さんでしたらMCでの語りではっきりとそれがおわかりになったことと思います。

そして他の会場は知らず、Dufiさんで再会したベトは昨年に比べて随分リラックスした雰囲気を身にまとっていました。本人がとても楽しみにしていたのがよくわかります。観客の温かい声援と拍手に包まれ、いつものはにかんだ表情でベトのライヴは始まり、それから瞬時にお客さんのハートをわし掴みにしちゃったのであります。特別ゲストには安井源之新氏。山形公演の前哨戦というわけですね。その山形戦も既に終わっちゃったんですが、どうだったのかしらん。

昨年は女性客の中で、
「あの時ベトは私だけを見て私だけのために歌ってくれていた」
というかなりアレな発言をした人がいましたが(←身内)、今回はというと、ファーストステージが終わって休憩に入るや店の外に飛び出し、だしぬけに

「いか~ん、マジで妊娠したかもしれん~、どうしよ~!」

と、もはや手の施しようがないくらいにトチ狂った女性客がいました(←別の身内)。

個人的に嬉しかったのが、今回サンバタウンの機材が活躍してくれたことですね。おお、なんと手前味噌なネタを。マイクはウチのSM58。後半部はなんとベトがカヴァキーニョを手に、粋なサンバとショーロナンバーをこれでもかというくらいに披露してくれました。ちなみにこのショウで使っていただいたカヴァ子はかのホジェーリオ・サントス(メイプル)。PUを通してベトが出した音はえもいわれぬ甘く切ない、正に彼そのものといって良い音色でした(って褒めすぎ?)。いやマジで。生音みたいに聴こえました。たぶん生音も届いていたでしょう。なんせあれ音デカいしね。ワタシはリハの時間帯はサンバタウンにいて立ち会えなかったのですが、カヴァ子のハードケースを開けた途端ベトの目の色が変わったそうです(某I氏の証言より)。次にサウンドホールに鼻をあててボディの匂いを嗅いだといいます。うーむ、通ですね。終演後も彼はこのカヴァ子ちゃんを絶賛してくれました。こんな見てくれの悪い楽器でも、わかる人にはわかってもらえるのだとホッとしたのであります。余談ながらベトがカヴァ子を弾く時は1弦Eのギターチューニングにしてました(マニアネタ)。

それからベトはブラジルでサンバ修行をしたこともあって、パンデイロもけっこう達者なのです。この日は源之新さんとのツインパンデイロでのサンバアカペラもありました。ここでベトが使用したのがサンバタウン謹製・Dufiマスター所有の「アダウベルトもどき」ショーロパンデイロ。この間ワタクシ、たぶんニヤケ面していたと思います。

というわけで「ベト・カレッティ一回使用済」という付加価値(?)が付いて、引き続きサンバタウンにて嫁入りを待つホジェーリオ・サントスであります。以上、宣伝失礼しました(笑)。

しかし名古屋でもスタンダードナンバーをベトの呼びかけに応えてみんなで歌うとか、気の利いたリクエストができるようになるともっともっと楽しくなるでしょうね。あれだけサービス満点のライヴだったのでこれ以上何を望むんだという方もいらっしゃるかもしれませんが、彼は来年もまた来たいと言ってることですし、今度は我々がちゃんとポル語の歌を歌えるように、サンバタウンでお勉強会でもしましょうか(←ただの思いつき)。

経年変化は楽しや

2006-09-13 18:24:31 | 弦楽器

楽器についてよく「経年変化」という言葉が使われます。これは年月が経つにつれ、その楽器の音色や形状そのものが(概ね良い意味で)変わっていく、という意味で使用されることが多いようです。

サンバタウンで扱っている弦楽器も、そういった経年変化を楽しむことができます。例えばカヴァキーニョ。ブラジルから入荷後、早い段階では半年くらいでもう音色が変わってくることもあります。楽器のボディに使用されている木材の含有水分が飛んで音が抜けるようになるからとか、日本の気候に慣れて木が本来の音を鳴らし始めたのだとか、まあいろいろ説があるようですが、いずれにせよ音が良くなっていくのは確かだなと店主自身少ない経験の中で実感しています。

実例をあげてみましょう。上の写真、上下ともAriass(アリアス)というサンパウロの有名な楽器工房のカヴァキーニョの「Cedro(セドロ)」というモデルです。Cedroとはポル語で杉のこと。即ち表板・サイド・バック全てこれ杉。立ち上がりが良く、かつマイルドな音色が魅力です。で、写真上が2005年製。まだボディサイドは出来立ての杉の色ですね。それでも製造後1年以上経過し、ずいぶん音も明るくまろやかに出るようになっています。

一方、写真下のものが1995年製。選手生活11年目の大ベテランです。どうですこの見事に赤に染まったボディ。トップ(表板)の木目にもくっきりと線が走っており、年季を感じさせてくれます。で肝心の音はというとこれが同一モデルかと一瞬疑うほど、更にクリアに、更に甘く、そしてデカい音を出してくれるのです。まあこれは最も赤く変色しやすいレッドシーダーを例に挙げてみただけで、全ての素材がこのように変色するわけではありませんが、杉・松・スプルース(モミ系)等ヤニ成分を多く含んだ針葉樹系木材は特にこの傾向が強いです。経年変化恐るべし。ちなみに上の2台ともウチのお客さん達の愛器でございます。

もっとも年月が経つということは良い点ばかりではありません。ブラジル弦楽器で一番怖いのは、日本に連れて来ると、ボディのひび割れや歪み、ネックの反り、指板痩せ(フレット両端にバリが出る)、ブリッジが飛ぶ等の不具合です。これは(主に)高温多湿な気候の下で造られる楽器ゆえ、寒暖の差、そしてそれ以上に湿度変化の激しい環境にある日本の気候になじめずに起こる現象と言えなくもないです。我々はよくこれを「風邪をひく」という表現を使ったりします。素材そのものがもともと硬いハカランダ等は要注意です。また薄い造りのトップもすぐヨレたり割れたりしやすいというリスクをはらんでいます。そのため入荷した楽器については、特に冬場の乾燥には気をつけています。気温25度・湿度50度キープが理想っちゃ理想なのですが、ウチはワインの貯蔵庫ではありませんのでなかなかそうもいきません。加湿器で湿度管理したり、湿度調節のできる小袋をハードケースの中に入れたりと、いろいろ工夫をするわけですねこれがまた。先日入荷した楽器たちも、このひと冬を無事に過ごしてもらって、音も姿もどんどん立派になってほしいものです。

弦楽器を良く知る友人によると、ハードケースに入れたまんまの状態にしておくのが一番良くないそうです。ネックやボディに負担のかからない姿勢で、できるだけ空気中にさらしてあげましょう。人間も同じですよね。ひきこもらずに適度に外へ。

あと、さらにその友人が冗談交じりで話していたのですが、強烈だったのが、

「楽器に良い音楽を聴かせると良い音で鳴ってくれるようになるらしい」

という説。いやコワ。

ゼリア姐さん、再び

2006-09-09 18:08:14 | DVD

昨年末から今年初めにかけて、とんでもなくカッコいいDVDが流通してたのを皆さん覚えておられますか?そう、あのZelia Duncanの"Eu me transformo em outras"という作品です。それまでロック指向だった姐さん、なぜかいきなり「ショーロとサンバへのオマージュ」として本作(CD先行)を2004年に発表したわけなんですが、これがまた一世一代の大傑作。店主はこれをリリース後1年近くも聴かずにおり、それを知った某大阪CDショップの某女店長から「アンタ、アホやわ」となじられた甘酸っぱい思い出も今はもう過ぎ去りし日々。

そしてその1年後、満を持してこのDVDがリリースされたというわけです。どっかの劇場を借りてスタジオライヴ的に収録した音と映像。最高です。最高すぎます。恥骨のへんにこう、ぎゅうっと力が入っちゃいますね。この作品、アンプラグド・ショーロ・ロックとでも呼べば良いのでしょうか、凄まじい出来です。なんせバックの4人が全員バケモノ。
・Marco Pereira (8弦ギター)
・Hamilton de Holanda (10弦バンドリン)
・Gabriel Grossi (クロマチックハーモニカ)
・Marcio Bahia (パーカッション)
ギターものやインスト系がお好きな方ならメシ食ってても箸が一瞬ピタッと止まるこのメンツ。これで凄くなかったらそれは犯罪というものです。いやあ聴きまくった観まくった。

しかしながらこのDVD、わずか3ヶ月程度で市場から姿を消してしまいました。なぜでしょう。あまりの売れ行きに初回プレスが瞬時に完売したからでしょうか。詳しく調べていないのですが、店主の推測では恐らく初版のDVDにカクカクッと画像がストップする再生エラー(初期品質不良)が頻繁に生じていたため、リコールで回収したか、再プレスにあたってそのデバッグ処理に時間がかかっていたのではないかと勝手に考えています。

それはそうと、本日、晴れてこのDVDが実に半年ぶりに再入荷しました(わずか2本のみですが)。店主、なんとなく運気の上昇を感じます。しかも今回のDVD、例の画像ストップ等のエラーが一切発生していません!やっほう。

というわけでこれから安心して更に補充オーダーをかけていこうと思います。他の商品(3,600~4,200円)に比べてべらぼうに高い(4,900円)けどご勘弁を。ブラジルUNIVERSALの設定価格そのものも高いので。最近のレアル高にも困ったもんです。

9月の名古屋ライヴ。

2006-09-08 18:11:25 | ライヴ

9月は名古屋もブラジル音楽系のライヴが目白押しです。店主の予定も含めましてちょっと改めてここで整理してみたいと思います。

9/6(水)・・・は、ジョイスのライヴがあったんですよね。ブルーノートで。しまった。
ちなみにワタシはこの日の午前中、用事で大須に行った際、大須観音でホベルト・メネスカルとプロヴェータにばったり出くわしてビックリしました。あまりに驚いたので挨拶できませんでした。しとけばよかったかなと今になってちょっぴり後悔。

9/16(土)はわが杁中・58月(ゴヤムーン)でFleylekh Jamboree(フレイレフ・ジャンボリー)のライヴ。純然たるブラジル系ではないんだけど、ワールドミュージックちんどん屋的な和製ジプシー音楽だそうなので楽しみです。店主けっこうクレズマーみたいなの好きー。以前Tokuzoで中日本フォホー団が共演させていただいたピカリズモのドラマー・太田ピカリさんもメンバーです。応援しに行きます。店、通りはさんで向こう側だし。次に名古屋でブラジル北東部音楽祭をやるならここしかないと勝手に決めています。

9/19(火)はTokuzoでPikaia Pandeiro Special(ピカイア・パンデイロ・スペシャル)ですね。先月のマルコス・スザーノ師匠のパンデイロワークショップに出席された東海圏人のみなさんは全員出席の上ここで復習しましょう。ツアー千秋楽ということもあって、もう地元の音楽仲間が集まって大騒ぎになること必至。打ち上げもまた楽し。Tokuzoは朝までやってる居酒屋である。宮ちゃん元気かなあ。

9/22(金)は言わずとしれたベト・カレッティ(Cafe Dufi)。女性リスナーは迷わず行くべし。泣きます。とろけます。そのへんの男がでくの棒に見えます。既に残席わずか、立ち見だろうとなんだろうととにかく急ぎましょう!

そして9/24(日)は吟遊詩人のジョ(むにゃむにゃ)さんがカフェ(べくしょーん)で1年ぶりにライヴ。北東部ファンの店主にとっては本当に楽しみ。

ジョアン・ジルベルトもヤマンドゥ・コスタ(いずれも11月公演)も名古屋には来てくれやしねえことがわかった今、9月のライヴに賭けるしかありません、我々。がんばってこの月で見納めとなってもいいくらいに見倒してやろうと思います。