ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

0812 UFO+EXP チラシ撒いてます

2008-07-31 20:42:14 | イベント

こんにちは、本日をもちましてmixiを退会した向こうみずなサンバタウン店主です。いやあ、マイミクさんやサンバタウンコミュの皆さんとの交流はホントに楽しいことばかりだったのですが、日がなPCとにらめっこしているような職種にあってはmixiはかなりキツイ誘惑ですね。まあ時間を浪費すること浪費すること。おまけに最近は鬱陶しい広告バナーやら低俗な芸能ニュースやらで辟易しちゃった部分もありまして、ええいこの際とばかりに退会の至りとなった次第であります。そのぶん余裕のできた時間とエネルギーはサンバタウン本来の業務に注力させるべく、ますます精進してまいりますのでどうぞよろしくお願い致します。

さて、話はがらっと変わり、来たる8月12日(火)に名古屋鶴舞・KDハポンにて開催の「U.F.O.民俗音楽+EXP」のチラシを、首謀者の一人・渓(Kei)が東京ツアーの最中に描きあげて送ってくれました。そうそうそう、ワタシらこういう世界を会場で展開しますんで、チラシのイメージにゾクゾクきちゃった方、是非っ!

以上、再度の告知にて失礼しました。なんかジミヘン聴きたくなってきたなあ。

【速報】Di Giorgio/ Author3入荷のご案内

2008-07-30 18:19:08 | 弦楽器

こんにちは、盛り塩とクワガタ・カブトムシ飼育がマイブームとなっている、オヤジなのかコドモなのか自分でもよくわからないサンバタウン店主です。

さて、予定よりも随分早く、Di Giorgio社から大人気のヴィオラゥン・Author3が4台、本日入荷しました(うち2台即日予約御礼)。残り2台のうち1台は、残念ながらブリッジ付近の表板に5mmほどの引っ掻きキズがありましたが(相変わらず扱いの荒いDG社です・・・)、基本品質は今回入荷した4台すべてがDG社クオリティとしては完璧ともいえる仕上がりで、これは長年Di Giorgioと付き合ってきた店主に言わせれば奇跡に近い出来事です。これはもしかしたら今日の入荷前に玄関の盛り塩を新しいものに替えたご利益なのかもしれませんね。ペグも今回からマイナーチェンジして操作精度も改善されており、弦のビビりもなく、肝心の音もバリバリにドスが効いており、(DG社クオリティとしては)自信を持ってオススメできます。これでダメ出しされるのであれば、DG社のヴィオラゥンは金輪際諦めた方がよいでしょう、と言い切れます。

前々からご興味のあった方はどうぞお早めに!

「みんなでサンバ!」ということについて

2008-07-29 14:10:36 | イベント

こんにちは、なかなかブログ記事アップが三日連続から先に進めないサンバタウン店主です。己の限界を越えるというのはやはり生半可な姿勢では達成できないもので、こう、気持ちを強く持ち続け・・・ってたかがブログ記事書くのに何をたいそうな御託を並べているのでしょうかワタシは。しかもかなりのレベルの低さだしぃ。

さて、今回は久々にサンバ、それもパレード系の話題に及んでみたいと思います。まあ、例によって半分告知なんですけど。

ロケーションは東海圏にお住まいの方ならお馴染みのリトルワールド(愛知県犬山市)にて、8/2(土、あっもう今週末じゃん)、8/9(土)、8/13(水)~8/16(土)の全6日間にわたり、園内でサンバパレードが行われます。パレードの核はブラジルから招聘しているモノホン(死語)のミュージシャンにダンサー達。ワタシも昔からよく拝見しておりますが、皆さんしっかりしております。

面白いのが、このパレードに一般参加募集をかけているところ。リトルワールドさんのチラシ募集文句を引用させていただきますとこういうことになります。

 みんなでサンバ!!
☆サンバパレードに参加しませんか☆
 ダンサーやミュージシャンと一緒に
 パーカッションや衣装で楽しくパレードする方を
 募集しています!!!
 サンバ好きな方、どしどしご参加ください!!!


 ブラジルサンバカーニバル
 ・日時 (上述) PM5:30~(約30分程)
 ・場所 野外ホール~ペルー大農園領主邸まで


 ※参加者はリトルワールド入場無料となります
  参加ご希望の方は 0568-62-5611
  リトルワールド・サンバパレード係まで


うーむ残念。ワタシはプライベートの用事が重なりこの時期のスケジュールは全滅ですが、暇があったら行ってみたいもんです。入場料が無料になる(ちなみに大人1名1,600円!)というのはかなりオイシイ特典ではあります。なんか園内のドイツ村にあるビアホールのジョッキビールやら粗挽きソーセージやらを思い出しちゃいまして、今ちょっと落ち着かない気分です。サンバパーカッションをお持ちでいながらも、日頃なかなか叩く機会がない方や、サンバチームに所属していて今夏もいろんなイベントに参加してるんだけど、それでもなお叩き足りない意気盛んなバツルカ野郎(古いね)の方は是非エントリーしてみてはいかがでしょうか。リトルワールドさんもなかなか粋な企画を打ち出されるじゃありませんか。それより何より、なんか妙に「ペルー大農園領主邸」というネーミングに激しく惹かれてしまう、そんなピント外れなワタシを笑って許して。

これ告知すんの忘れてました。

2008-07-25 11:45:06 | イベント

そういえば店主、自分の関わるプリリークーオゥ(pretty cool)なイベントを告知するのをすっかり失念しておりました。名古屋アンダーグラウンドシーンで大好評をいただいている「U.F.O.(Unlimited-Freak-Out)」イベント、今回で3回目を数えます。次なる会場は遂にでましたKDハポン。もはやレココンなのかセッションライヴなのか、出演者ですらもはや予測不能です。アクの強さ/変態度/おバカさん度にかけてはもはや向かうところ敵ナシの'68年(前後)ジェネレーション野郎達が繰り広げる抱腹絶倒の世界。こいつは掛け値ナシに面白い催しですので、是非皆さん勇気を振り絞ってお越し下さいませ。

8/12(Tue) 「UFO民俗音楽プラスEXP」
   at KD japon
開場18:30 開演19:00
Charge: 1,500yen+オーダー

民俗/民族音楽を中心にお送りする
納涼ぶっ飛びレコードコンサート/ライヴ。
あなたの知らない世界。
5~6人の変態音楽エキスパート達があなたに
エクスペリエンスをもたらす
エクスペリメントなのか
エキスポなのか。
それとも
Radio Station EXPなのか。
I just wanna talk to youなのか。
I won't do you no harmなのか。

Bold as loveには違いない夏の一夜を。

【DJs & Musicians】
・早川欣志(世界音楽全般/打楽器 fromドス・キゼオス)
・平尾義之(平尾ワールド・ミュージック/sax他)
・渓(変なの全般/ギター from Ett)
・カネコテツヤ(インド音楽他/パカワジ)
・ゼジ(ブラジル音楽/打楽器 fromサンバタウン)
・他未定(笑)


カヴァキーニョサマーセールっちゅうやつですか

2008-07-24 14:40:25 | 弦楽器

こんにちは、エアコンに頼らず扇風機のみで連夜の暑さをしのぐサンバタウン店主です。でも日が昇ったらさすがにエアコンのお世話にならざるを得ません。この勢いだとグリーンランドの氷もやっぱ溶けるんちゃうの?と思ってしまいます。大企業の「地球に優しい」宣伝広告なんてのは胡散臭いことこの上ないですが、我々個人レベルでは色々気をつけないといけない部分がありそうです。

話はちょっとそれますが、メーカーさんとか、そんなにエコエコ言うんだったら、一切のライン生産活動をすぐさまストップして『これからはグループの総力を結集し、地球環境保全事業への一大転換を図ります!グループ製品の完全リサイクル、それから代替エネルギーとバイオ、もうね、これから全部それ!』とか宣言しちゃえばいいのに。株価暴落しちゃうかな。いや、ワタシはカッコいいと思いますけどね、そういう会社。

さて、そんな猛暑の中、上記話題と全く関係ないんですけど、在庫のカヴァキーニョを20~40%OFF価格でどどーんと大放出しちゃいます。個人的にMATERの弦楽器が4ヶ月以上も在庫のまま過ごしている状態というのは、店主としてはありえんと思っておりますので、強気のセールに出ちゃいました。以前から手工製のカヴァ子を検討してたんだけど、予算オーバーしちゃうんでちょっと・・・と攻めあぐんでおられた方は是非この機会をご利用いただければと願う次第です。もちろんいつもの通り試奏・返品可ですのでお気軽にご相談下さいませ。

商品ページはこちら!

それにしましても、なんのかんのと素人レベルの商品知識しかなかった頃から弦楽器の取扱いをしてまいりましたが、ここに至って今更ながら痛感しているのが、

「ブラジル弦楽器を日本国内に普及させたいんだったら、もっとコストパフォーマンスの高いリーズナブルな商品を提供する必要がある」

という一点であります。
ここまで言っちゃうとちょっとカドが立つんですが、ブラジルの弦楽器のレベルはそれこそピンキリです。安いのになるとそれこそお土産屋さんで売ってるような激安モノから、職人の手で仕立てられた見事な工芸品級のものまで。しかし前者のような楽器は品質的にも劣悪なものが多く、出音はショボいわ、たちまちネックがぎゅいいいいんと反ってしまって弾きづらくなるし、すぐブリッジは剥がれて飛んだりするし、フレット音痴の頻度も高かったりして、買ってもスグ後悔するのがオチです。サンバタウンがこういったレベルの商品を極力扱ってこなかった理由はそこにあります。かといって、10万円を超えるような固定資産級のものをおいそれと買うのも勇気がいるし、第一そこまでハイクオリティなものまで求めてないし・・・。特に初めてブラジル弦楽器に挑戦しようとする方なら尚更のことでしょう。要はその中間に位置する価格帯の弦楽器、これの流通がサンバタウンにとっての最大の課題であったともいえます。

そんなわけで店主、懇意にしているサンパウロの工房・MATERの親方に相談し、材をクラスダウンさせ、仕上げ具合をシンプルなものにしてでも、安くてしっかりした、それでいて弾きやすいエントリーモデルの弦楽器を造ってほしいと頼み込みました。その結果、カヴァキーニョで5万円、バンドリンで8万円(いずれも予価・ソフトケース付属)という価格帯での提供にメドがつきそうな運びになりましたので、来年アタマあたりに照準を置き、ある程度まとまったロットの製作をお願いする予定です。RoziniとかGianniniの廉価タイプ、ましてや土産モノの楽器など歯牙にもかけぬクオリティを誇るMATERのエコノミークラスの弦楽器にどうぞご期待下さい。ってこんな威勢のいい予告カマしちゃっていいのかな。

ちなみに楽器の製作というのも木材を消費しちゃうので、それだって環境破壊じゃねーのかという人がいるかもしれませんが、それは材木伐採量からしても微々たるものだと思うので、冒頭のワタシの与太話ともそうは矛盾していないだろうと一応考えております。何より「楽器として使用される」というのは、人間に利用されるという視点においては最も幸せな木なんではないかというのが、音楽を愛するワタクシ店主個人の考えです・・・。

名古屋ショーロライヴ(その1)

2008-07-23 13:21:49 | ライヴ

こんにちは、何のかんので予想通りぜじろぐ記事更新どころか、通販への新商品アップもままならぬサンバタウン店主です。ううむ、もっと己に厳しくならねば。

さて、若干タイミングは先になりますが、9月に名古屋でショーロのライヴがあります。なんとかかんとか名古屋でもホーダ・ヂ・ショーロの活動を継続してはおりますが、正直もっと弾みをつけたいところ。そこへ畳み掛けるように9月のライヴ。大いに刺激をもらって、自分達の活動の活性化につなげていきたいものです。

最初に紹介するのは、9/5(金)にお馴染みCafe Dufiさんにやって来るショーロの森。バリバリのヘジオナルスタイル(弦楽器中心の演奏形態)のグループです。メンバーは東京のショーロシーンでは知らぬ人のいない強力な顔ぶればかり。オーセンティック&トラディショナルなショーロを楽しみたい方には損はさせません。是非。ちなみに店主もPAで参戦。僭越ながらワタクシ、Dufiさんでのアコースティック系ライヴの音響に関してはいささか自信が持てるようになってまいりました。「PAが入ってることを気付かせない自然な音」こそがアコースティック系PAの極意なわけですが、今回もベストを尽くして頑張るんであります。
なお、ライヴ終了後にお約束のホーダ・ヂ・ショーロも予定されております。名古屋のショーロ愛好家の皆さん、是非ご参加のほどよろしくお願い致します。

9/5(Fri) ショーロの森 at Café Dufi
 寺前浩之(バンドリン)
 井上みつる(カヴァキーニョ)
 高田泰久(7弦ギター)
 西村誠(パンデイロ)
 Open 19:00 Start 20:00
 チャージ:予約制¥2,500
 ご予約・お問合せ
 Café Dufí(052-263-6511)まで


まだまだ続きます。

トニーニョ・オルタの1stが再発されました

2008-07-16 19:02:10 | CD

こんにちは、最近公私ともにいろいろあって凹み気味のサンバタウン店主ですが、ネガティブメッセージを体中から発散しまくるような輩の許に人は集まってこないことを経験的に知るワタシは、これ以上の愚痴はこぼさず、ハイ、明るく前向きにブラジル音楽情報をお伝えしていきたいと思います。なんて優等生発言なんだろう。

日々ブラジル音楽関連サイト(中にはブラジル本国のページまで!)をくまなくチェックされるマニアの方は既にご存知のことと思いますが、トニーニョ・オルタの79年にリリースされた幻のファーストアルバムが遂にDUBASから再発されました。レコード愛好家の聖典ともなったディスクガイドブック「ムジカ・ロコムンド1」で小山雅徳氏も「1枚目にして最高傑作」と激賞されているように、「クルビ・ダ・エスキーナ(街角クラブ)」のコミュニティを支え続けた濃密なミナスサウンドが渦巻いています。マスタリングも、例えばEMIがよくやらかすような悪趣味極まりない音質でなく、実にクリアかつまろやかな作りになっています(DUBASはこのへんけっこう上手ですね)。ただ惜しむらくはLPレコードと同一デザインでなかったことですが(DUBASはこのへんけっこうヘタクソですね)、まあそのへんは笑って許せるレベルでしょう。

サンバタウンでは5枚のみ確保に成功(はっきり言って小売業界ではもう取り合いの世界です)。なるべく早く通販にアップしたいところですが、前述の通りの「いろいろ」のせいでなかなかサッと作業をこなせないかもしれません。生粋のトニーニョファンで、当情報にいてもたってもいられない方はどうぞメール(zezi@sambatown.jp)にてご予約下さいませ。

それにしても7曲目のAquelas coisas todas、何度聴いても感動を新たにします。

30年越しの夢

2008-07-15 17:21:54 | 日記

こんにちは、今日も今日とてブログに記事書くんだったらブラジル音楽ネタにしろよと心の声がワタシをどやしつけるんですが、もう一人のワタシがそれにどうしても抗ってしまうのです。すみません、要はただの日記と言うか雑記です、今回の話。

我が愚息・小ゼジもそれなりに男の子になってきたようで、カブトムシ・クワガタムシに本格的に憧れを持つようになりました。「子供を駄目にする一番手っ取り早い方法は、欲しいものを何でも買い与えることだ」と今日の中日新聞でも書かれておりましたが、その悪しきサンプルのようなチチ・大ゼジは、ええ、買ってしまっちゃったんですよね、クワガタちゃんを。これが7月アタマのこと。

画像は近くの園芸センターのペットコーナーで売られていたスマトラヒラタクワガタの♂。体長は約70mmとやたらと立派です。しかしこれでもこの種においてはミニマムサイズなんだそうです。最大では100mmオーバーさえ存在するといいますが、お、恐ろしい・・・。手のひら(ヨコ寸法)からハミ出るクワガタ。想像つきません。それにしてもこんなものものしい虫さんが雌雄ペアで2,000円を切る価格で手に入るなんて、ワタシたちがガキんちょの頃はありえなかった話です。

当時(30年前)はまだクワガタよりもカブトムシの方がメジャーな地位を守っていました。それは今にして思えば、カッコよさ以前に飼育・繁殖の難しさからクワガタが十分に市民権を勝ち取れていなかったのではないかと店主は勝手に推測しています。だってやっぱカッコいいじゃん、クワガタ(笑)。滑らかなフォルムがイタリアのスーパーカーすら想起させるノコギリクワガタ(地元松山ではみんな『スイギュウ』と呼んでたなあ)や、独特の面構えをしたミヤマクワガタ、地味ながら太く迫力のあるボディで人気だったヒラタクワガタ、そしてとうとう少年時代は肉眼で見ることすらかなわなかった幻のオオクワガタ等々・・・。ああ、なんか胸がキュンとなります(←ひとり上手)。あの頃は繁殖(ブリーディング)なんて感覚はまだ一般ピーポーには備わっておりませんでしたし、何より近くの野山を駆けずり回ればそれなりに収穫があったものです。ちなみにワタシはこれらの甲虫類を探したり捕まえたりするのが本当にヘタでした。野歩きに向いてないんでしょうね。

それが今や、あの憧れの存在だった国産オオクワガタは、ちょっとしたスーパーのペット売場で定番商品のように売られています。それどころか子供時代は図鑑の中の存在でしかなかった(いや、その図鑑にすら載ってなかったような)外国産のカブ・クワが、店頭はもちろん、通販やネットオークションで取引される時代になったのであります。これは大きく二点、昆虫生体輸入の規制緩和がなされたことと、ご存知の通りインターネットの普及がもたらした構図なわけですが、昭和40年代前半生まれの店主としては嬉しいような、なんとなく寂しいような、フクザツな気持ちであります。

とか何とか言いながら、実際のところ当の小ゼジよりも大ゼジさんの方がアツくなってしまい、やれ飼育マットの発酵具合だの、高タンパク高カロリーのゼリーを与えろだの、果ては雌雄ペアリングで半ば強制的に契りを交わさせたりして(カブトよりもクワガタの方が、人間でいうところの前戯時間が長いんですよネ)、今♀さんは特設セットの中で産卵準備中でございます。要はムスコよりもチチの方がクワガタさんを欲しがっていただけなのかもしれません。

よく定年を迎えたハイミドルなおじさま達が、これまでやりたくてもやれなかったことを今こそ楽しもうと、色々な趣味や活動にいそしむ傾向にあるようです(それよりもそういう層をあからさまに狙ったマーケティングの方が目立ちます)が、ワタシは定年エイジの遥か前でそんな状態になっちゃってます。そういえば店主、本格的にクワガタを飼育したことって記憶にないんですよね。30年越しの夢、今ここで叶う、って感じです。さて、いいのか、悪いのか。

ちなみに外国産の昆虫は絶対に外に放してはいけません。ブラックバスやミシシッピアカミミガメ(いわゆるミドリガメ)と同様、生態系破壊につながる恐れがあります。特に今回ゼジ宅で暮らしている外国産ヒラタクワガタ、それもスマトラ島出身の面々は、クワガタ界でも最も暴れん坊将軍なやつらとされ、最凶最悪の国内生態系デストロイヤーとなりうる存在なのだそうです。いやコワ。皆さんも気をつけましょうね。

新着情報

2008-07-14 23:16:59 | CD

こんにちは、梅雨明けもほとんどまだだというのに猛暑が続きますが、地球温暖化はいよいよここまで来たかと危機感を募らせつつもエアコンを回しっぱなしにしているひどい男・サンバタウン店主です。許して地球。自分の部屋用にもう1台扇風機を調達するようにします。

さて、暑さにうだってばかりもいられません。今回は旧作CDを中心に入荷しました(あいにくDVDはゼロです)ので、通販アップ前に情報を上げておきます。例によってメール(zezi@sambatown.jp)にて個別にご注文も承りますので、お探しのアイテムがありましたら是非~。

・Ana Carolina/ Estampado
・・・アナお姉様の3作目。1曲目のアレンジはデオダート。このへんからスケールがやたらとデカくなり始めましたね。

・Caetano Veloso/ A bossa de Caetano
・・・日本で一番売れたと言われるカエターノ作品。普通のコンピなのにね。やはりボサノヴァ人気には勝てない!

・Caetano Veloso/ Joia
・・・カエターノの「美しき三部作」といわれるAraça azul, Joia, Muitoの中で店主が一番好きな1枚。美しさ・危うさ・優しさ・ワケのわからなさにおいて非常にバランスの取れたカエターノらしさ溢れる傑作。

・Caetano Veloso/ Muitos carnavais…
・・・カエターノがフレヴォばかり扱った問題作。ジャケでドン引きした人の数あまた。そりゃ売れんて。時代がようやくカエターノに追いつき、今ここに再入荷!

・Douglas Aguiar/ Boca a boca 【新譜】
・・・マドリード在住ブラジル人ミュージシャンはレオ・ミナックスだけではなかった!期待の新人、ドグラス・アギアール。ペドロ・ルイス&パレーヂと、ウルグアイのホルヘ・ドレクスレルの両方ともにお好きな方は迷わずチェック!カッコいいです。

・Elizeth Cardoso/ Elizethíssima
・・・あの68年ジョアン・カエターノ劇場での奇跡の名演に次ぐ81年の傑作ライヴ盤!ショーロにどっぷりハマる以前から長らく店主の愛聴盤でもあったわけですが、ようやく今年になってこの演奏の面々がウィルソン・ダス・ネヴィス、そしてジョエル・ナシメント、ルシアーナ&ハファエル・ハベーロであったということを突き止めまして遅まきながらも感動しております。

・Emilio Santiago/ Emilio Santiago(75)
・・・MPB界の五木ひろし・エミリオの75年作。もんのすげえメンバーがバック、ユルいサンバグルーヴが最高!

・Fatima Guedes/ Muito intensa
・・・ファチマ・ゲヂス98年の佳作。入手困難盤ですよ!

・Grupo Fundo de Quintal/ Samba é no fundo do quintal Vol.2
・・・これも今となっちゃレア。フンドヂのセカンドアルバム!

・Jair Rodrigues/ Em branco e preto 【新譜】
・・・実は新譜!(笑)衰え知らずのジャイール翁、徹頭徹尾ゴキゲンなサンバチューンです。

・João Bosco/ Ao vivo 100a apresentação
・・・不滅の名盤、補充に次ぐ補充です。

・João Bosco/ Linha de passe
・・・「酔っ払いと綱渡り芸人」のオリジナルバージョンを聴きたいアナタはコレを。

・Leny Andrade/ Luz negra - Nelson Cavaquinho por Leny Andrade
・・・94年あたりに製作されたレニのネルソン・カヴァキーニョ集。アレンジが当時メロウサウンドに傾倒していたG.ペランゼッタなもんで好みは分かれますが、数曲参加のジョアン・ヂ・アキーノ(バーデンの従兄弟)のギターが妙に鬼気迫ってて凄いです。

・Luiz Bonfa/ O violão e o samba
・・・ルイス・ボンファのサンバギターを堪能あそばせ。

・Marco Pereira & Gabriel Grossi/ Afinidade
・・・ご存知ブラジリアンギター界の巨匠とクロマチックハーモニカの若き天才が織り成す超絶音遊びデュオ。

・Marianna Leporace & Willians Pereira/ A canção, a voz e o violão
・・・店主が密かに推して推して推しまくる「声とギター」の隠れた名盤。ボサというよりはミルトン、ジャヴァン好きなアナタに是非。ちなみに店主はこのW.ペレイラというギタリストの演奏が本当に好きです。

・Moinho/ Hoje de noite 【新譜】
・・・サンバ・ホッキ・バイアーノというユニークなアプローチで業界の評判となっている新感覚のグループ。

・Nicolas Krassik e Cordestinos 【新譜】
・・・ヴァイオリニスト名手ニコラス・クラシッキ、遂にここまでどっぷりノルデスチに足を踏み込んだか!生粋のショーロファン離れが心配されますが、いい!そんなもん許す!何回やってもおれが許す!最高。

・Novos Baianos/ F.C.
・・・バイーア桃源郷時代の名作、ノーヴォス・バイアーノスの3作目。充実しまくりの名盤でございます。

・Novos Baianos/ Serie dois momentos -F.C.(3rd) & Novos Baianos(4th)
・・・「一粒で二度美味しい」を歓迎される方は、3作目「F.C.」と4作目「Novos Baianos」とのカップリング盤はいかが。いやね、上の「F.C.」とダブりオーダーしちゃいまして、ははは(苦笑)。

・Raul de Barros/ O melhor da gafieira
・・・トロンボーン名手、ハウル・ヂ・バホスのガフィエイラチューンばかりを集めたコンピ盤です。出来は微妙(売り手が言うな)ながらもガフィエイラファンはどうしても気になっちゃう1枚。たぶん。

・Toninho Horta/ Toninho Horta (EMI 1980)
・・・トニーニョの通称「う~さぶっ」アルバムの紙ジャケ再発盤が1枚のみ入荷しております。

・TP4/ Superduper 【新譜】
・・・一つ前の記事で紹介した確信犯的カヴァーバンドです。超雑食派の音楽ファンに捧げます!

・VA/ Batucada brasileira
・・・ブラジリアングルーヴをカラダに染み込ませたいアナタに!バトゥカーダ(打楽器アンサンブル)素材集でございます。サンバ入門者なら誰もが一度は通る道。

・VA/ Choro & Cia
・・・単なるショーロコンピものと思いきや、中身はなんと全盛期(と思われる)のエヴァンドロの演奏。しかも収録されているのはショーロどスタンダードナンバー。格好のバンドリンお手本音源集と言えましょう。ヘジオナウ形式につき管楽器系はほとんど入ってませんので悪しからず。

・VA/ Tropicália - ou panis et circencis
・・・3年越しの悲願、遂に成る。ブラジル音楽史上に残る問題作「トロピカーリア」、ようやく再入荷です。これを聴けばカエターノ本人も語るように、ジルベルト・ジルこそがトロピカーリアであったというのが理解できるでしょう。ここでのジルのエナジー迸り度はちょっと尋常じゃない。ああ、日伯交流100周年に間に合って良かった・・・(←あまり意味のない感慨)。


ブラジル音楽布教者としての限界

2008-07-08 00:31:00 | CD

こんにちは、先日の某美術展レセプションにて、多くのブラジル関係者を前に、冒頭スピーチで、日伯交流100周年の皮切りとなったかの船の名を「ささどまる」と発したアイタタタな某市長さんにイエローカードを突きつけたいサンバタウン店主です。いかーん、それいかーん。

さて、そんな日伯交流100周年事業が全国各地でいろいろ開催されるようになった今日この頃ですが、この企画もスゴい。東京・新宿の大洋ホエールズ、もとい、大洋レコードさんのところでライセンス国内盤としてリリースされた、サンパウロ発のCD。

その名も tp4(Trash pour quatro)/ Superduper!

よくある典型的なブラジリアンサウンド基調?いやいやそんな生半可なモンではありません。
これはカヴァー・ソングスなんです。
は?カヴァー集と聞いた途端に興味が失せたと?なるほどなるほど。まあいいでしょう。

1曲目、モダン管楽器ショーロ風イントロから始まる曲が、あろうことかニルヴァーナの「リチウム」と聞いて目(ていうか耳?)をひん剥く人はどれだけいらっしゃるでしょうか。

2曲目、ビッグバンドジャズへと変貌したシコ・ブアルキの「ジェニと飛行船」をイメージできる方は?

3曲目、83年にタコがカヴァーした「踊るリッツの夜」の寝込みを襲う再カヴァーに興奮する元ニューウェイヴファンの貴方は、いま日本のどこに?

その他、オヤジ連中が泣いて喜ぶロキシー・ミュージックの「モア・ザン・ディス」や、恐れを知らぬワム!の「ケアレス・ウィスパー」、果てはマ、マドンナの「ライク・ア・ヴァージン」までをも巧みなアレンジで手がけたりと、確認犯にしてはちょっと手口が鮮やかすぎる1枚。

かと思えばアルシオーネの名曲「Sufoco」や、ドリヴァル・カイミの「Maricotinha」等の超硬派なスタンダードも、生粋のサンバファンの激怒を尻目に平然と再調理してのけるクソ度胸がいっそ痛快ですらあります。

大洋レコードさんが「社運とユーモア・センスを懸けた」というこのユニーク極まりないセンセーショナルなCD、怖いもの知らずで話のわかるリスナーさんは是非お試しあれ!(ってまだサンバタウン通販にアップしてなくてすみません)


それにしても今回つくづく思うのは、このような真にワールドワイドに訴求できるウルトラ音源を推薦するにあたり、「ブラジル音楽専門愛好者」以外のリスナー層に対し、サンバタウンは何と無力なことかと首をうなだれざるを得ません。そう、これはそういった「フツーに洋楽好きな人達」にこそ強烈にプッシュしたいアイテムなわけであります。ま、メガストアさんに任せときゃ済むだろって言われりゃそれまでなんですが、それにしても今回のtp4さんたちの所業にはビックリした次第でございます。空恐ろしいセンスの良さ。いやあ笑った笑った。最高です。

ぼくのいるところは?

2008-07-04 21:22:05 | イベント

7/5(土)から豊田市美術館にて開催の企画展「Blooming: ブラジル-日本 きみのいるところ」のレセプションに出かけて(潜り込んで?)まいりました。

まず結論から申し上げますと、この美術展は、ブラジルに興味があろうがなかろうが、少しでも美術・芸術に関心のある全ての方々にご覧いただきたい素晴らしい催しであることだけお伝えします。東海圏以外の方も、週末や夏休みを利用して名古屋(実質的には名古屋から30km以上離れてますが)に遠征いただく価値は存分にあります。ブラジルという国の産湯に浸かった、或いは洗礼を受けたアーティスト達によるその奇想天外なイマジネーション、その自由奔放なアプローチ、とにかく圧巻!と言うほかありません。

サンバタウンでは、本日より通販でお買い上げいただいた方にもれなく当美術展の割引券を同封させていただいております(といっても実は豊田市美術館の公式サイトの当該ページをプリントアウトしてご持参いただいても同様の割引が利くんですけどね)。荷物のサイズが許せば、見るだけで幸せな気分になっちゃうパンフレットもご一緒に。

さて、本日はレセプションで公開された展示物の紹介を。展示物そのものの画像はマナー上ここに出すのは控えさせていただくことにして(どのみち素人が撮った写真なんぞでこれらの作品の素晴らしさを伝えきれるワケがないので)、タイトルボードのみ。


(タイトルからおわかりの通り・・・)

トップバッターは偶然にも先々週ミュージアムショップでお会いしたパウロ・クリマシャウスカ氏の、マーカーペン1本による緻密にして壮大な作品(本人許可を得て外観写真のみ1枚だけご披露します)。一見しただけではラージサイズの一筆描きみたいな印象を受けますが、近づいて見ると驚愕の世界。これ以上は申し上げません。あとはご自身の目でお確かめ下さい。


(前企画展との展示物入れ替え期間中、わずか二日で即興的に描き上げたという信じ難い作品です!)

我らがモレーノ&カシンの、島袋道浩さんとのコラボ作品ご紹介は次回のお楽しみ。
そうそう、事前情報ではカシンが本日のレセプションに出席されるということで楽しみにしていたのですが、残念なことにスケジュールがキツキツのため、既にヨーロッパに向けて旅立って行ったとか。それまでの一週間、彼は共作者の島袋道浩さんと共に、ここ豊田市でせっせと展示物のセッティングにいそしんでいたのかと思うとなんだか不思議な感じがしますね。



(カシン眼鏡ならぬ、奥さんのHiromiさん眼鏡で遊ぶ娘のナラちゃん。あまりのカワイさに、店主萌え~)