ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

いま真剣に思案中。

2006-05-30 19:48:40 | ライヴ

6月、遂にあのトンガリ三人衆が来日します。Moreno-Domenico-Kassin+2がっ!
ワタクシ今マジで店閉めて東京に行こうかどうか悩んでいます。なんで東京だけの2daysなんだよお。まあ今の名古屋じゃ集客的にも興行は無理か・・・。

この連中、ホントに不思議です。「最先端」とか「新世代」とかよく形容されていますが、決してそれらの言葉のイメージだけでは捉えきれない魅力を彼等は持ち合わせているのです。ボサファンにもロック野郎にもクラバーにもまんべんなく支持されるっちゅうのは並大抵の音楽やってちゃとても不可能なのですが、この三人にかかればあっさりクリア。とにかく大注目のユニットです。Latinaさんの許諾を得て、以下にプレスリリースのテキストを転載します。ワタシが書きたいことはもうここに全て表現されています。

★モレーノ・ヴェローゾ、ドメニコ・ランセロッチ、アレシャンドリ・カシンというブラジルの「今」を代表する3人による最強プロジェクトに、サポートメンバー2人を加えて送る今回のUNIT2days。世代や国境を越えて数多くのアーティストからの寵愛と賛辞を一身に受けるこの3人にしかありえない、リオデジャネイロ発の音楽ならではの洗練と、ブラジル音楽新世代派筆頭らしい冒険精神に満ちたライヴは、コアなブラジル音楽ファン~ボサノヴァ、カフェ・ミュージック愛好者はモチロン、欧米モノに飽き足らないロックリスナーやクラバーにも新たな衝撃を与えることは間違いありません!!!!  ドメニコのアヴァンギャルドなドラミング、カシンの予測不可能なベースラインとノイズ、そしてあたかも女性かと思われるほどのスウィート・ヴォイスを聴かせてくれるモレーノ。そして今回はサポートメンバーとして、“+2”ユニットの準メンバーでもあるパーカッショニストのステファン・サンジュアンと、カエターノのバンドのギタリストであるペドロ・サーを迎えます。そのほかにも彼らの来日に駆けつける日本人ミュージシャンが華を添える予定。超・盛り上がり必至の二日間です!!!!!!!

6/27(火), 28(水) @代官山UNIT 2DAYS
【メンバー】モレーノ・ヴェローゾ/ドメニコ/カシン/ステファン・サンジュアン/ペドロ・サー
【ゲスト】Saigenji(6/27)※28日のゲストはシークレットとさせていただきます。
【開場時間】18時30分 【開演時間】19時30分
【前売料金】¥6,000 【当日料金】¥6,500 【ドリンク】別途
【資料請求・問い合わせ】(株)ラティーナ
 http://www.latina.co.jp/
 〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-3-7隅越ビル5F
 tel 03-5768-5588 / fax 03-5768-5599

★メンバープロフィール

<Moreno Veloso/モレーノ・ヴェローゾ>
父親はトロピカリズモの創始者のひとりで、ブラジル音楽界の最重要アーティスト、カエターノ・ヴェローゾ。カエターノの作品には曲も提供し、リミックスも手掛けている。名作『リーヴロ』、『プレンダ・ミーニャ』(DVD)にはゲスト参加。カシン、ドメニコ、アンドレス・レヴィンらと創った初のリーダーアルバム、モレーノ+2『タイプライター・ミュージック』を2001年1月にリリース。同年5月には来日公演も果たし、日本の音楽ファンに熱狂的に受け入れられた。操る楽器はギター、トランペット、チェロ、パンデイロととにかく多彩な才能の持ち主。物理学が得意。

<Domenico Lancelotti/ドメニコ・ランセロッチ>
90年代の伝説のカットビ・ロック・バンド「ムリェーリスキヂーゼンシン」のドラマー。サンバ、サンバロック、ロックとありとあらゆるジャンルの音楽を繰り出すドラミングは必見。父は正当派サンバ・正当派ボレロの偉大な作曲家&歌手、イヴォール・ランセロッチ。2001年5月には「モレーノ+2」で来日公演し、2002年6月に、ドメニコ+2『シンシアリー・ホット』をリリース。昨年リリースされたサイゲンジの『Acalanto』ではドラムを担当。画家であり造形作家でもある、まさにアーティスト。

<Alexandre Kassin/アレシャンドリ・カシン>
ベース、ギター、プログラミング、シンセサイザー。自身が運営する”Monoaural studio”を拠点に精力的な創作活動を続け、プロデューサー、コンポーザー、プログラマー、ベーシストとして、カエターノ・ヴェローソ、ベベウ・ジルベルト、アート・リンゼイ、レニーニ、宮沢和史、サイゲンジ等の作品を手掛けてきた“90年代以降のブラジル音楽シーン影の立役者”。卓越したセンスと膨大な音楽知識、一流のプレイヤビリティとリスナー感覚で、ブラジル音楽新世代派の旗頭として全世界から一目を置かれる存在。
(転載終わり)

店主はとにかくカシンのファンでして・・・。ついでに書くとロス・エルマーノスっちゅうロックバンドが死ぬほど(死にはせんか)好きなのですが、そこでよくカシンが例のズシンとくるベースをブイブイ弾き倒してて、あーんもうカシンカシンカシン~!(註:店主はそっちのケはありません)

それからそれから、ペドロ・サーまで来ますがな!ワタシは彼を肉眼で見たのは恥ずかしながら昨年のカエターノ来日公演時が初めてだったのですが、あのカッティングにはシビれたな~。彼のプレイはカエターノのDVD「Noites do norte」でもご覧になれます。

誰ですか、カエターノのDVD(Prenda Minha)でモレーノがやや音痴であんましイケてなかったからちょっとなあとか言ってる人は?
誰ですか、ドメニコってパッと見Saigenji似っぽいんだけどSaigenjiは二人もいらないわなんて言ってる人は?!
誰ですか、どっちがカシンでどっちがドメニコか少し前までわからんかったとか不届きなことを言ってる人はっ?!

そういう認識、この際来月に全部改めちゃいましょう。まずはLatinaさんのサイトの「Moreno-Domenico-Kassin+2 人脈AtoZ」を見てブッ飛んで下さい。これ見て食指が動かんようだったらちょっと感度鈍いですよ(やや強気な発言)。

くっそう、行きたいなあ・・・。それにしても2日目のゲストって誰だよ・・・。

まごうことなき化け物。

2006-05-27 12:22:22 | CD

ギター四人衆・Maoganiのメンバー、Marcus Tardelliのソロアルバム(Biscoito Finoより)、ようやく到着。

ギンガ集というテーマだけで何やら予感めいたものを感じさせてくれていましたが、この男一人でマオガニの四倍凄いんじゃねえかっちゅうくらいめくるめく不条理の世界。音の宝石。腰が抜けました。

ギターファンは聴き逃すと絶対損しますよ。

念には念を入れ

2006-05-24 18:06:48 | イベント

既にサンバタウンサイトのイベント欄や掲示板にて告知済みで「もうイヤっちゅうほど見たわっ」という方もいらっしゃるかもしれませんが平にご容赦を。案外こういうのってこちらが思ってるほど見てくれてなくて、更には追い討ちをかけるように「あ~ん知らせてくれたら絶対行ったのにぃ~」とか嬉しいような悔しいようなことを「終わってから」言って下さるお客様が沢山おられますので、あえてぜじろぐにも投稿させていただく次第です。ホントーはぜじろぐカレンダーにまんべんなく太文字表示されるように日を散らして書きたいのですが、まあ善は急げ(善なのか?)とばかりに今日ふたつめのトピックを書き込むワタシです。どうせ今日ヒマだし。

<半日パンデイロ道場の逆襲~The Workshop Strikes Back>
 6/17(土)サンバタウンにて 13:00~


サンバタウン2周年記念イベントとして昨年10月に開催し大好評を博した「パンデイロ半日道場&ミニライヴ」。講師の長岡敬二郎氏が半年のブランクの間、さらなるフォースの暗黒面の強大なる力を得て(人聞き悪いなあ)名古屋にターン・バック!ええ、お察しの通り店主も長岡先生もスター・ウォーズオタクです。

今回はパンデイロのみならず、いよいよブラジル弦楽器のカナメ、カヴァキーニョのレクチャーも登場します!講師はカヴァッコDDJこと大道寺栄氏。適任です。適任すぎます。パンデイロ受講者も必須のコースです。なんといってもアンサンブルを理解する上でこれは不可欠なのだ。これでいいのだ(バカボンパパ風)。

更には新ユニット「カヴァキーニョの夜」改め「カヴァキーニョの黄昏」がマッチョなブラジル弦楽器&パンデイロアンサンブルでもってパッキンパッキンのパツキン、失礼、叩き倒しの弾き倒しパフォーマンスを披露してくれることでしょう。皆様大勢のご参加をお待ち申し上げます!

【プログラム】
♪12:00 開場

♪13:00~14:30
 ★基礎練 『トラの穴』=3つの基本動作 徹底マスター
 ★ブラジルのノリに慣れよう! (担当:長岡)

♪14:30~15:30
 ★リズムのパートナー『カヴァキーニョ』を知ろう!! (担当:DDJ)

♪15:30~16:00
 ★みんなでアンサンブル『来れ!チャレンジャー』(担当:長岡/DDJ/田嶌)

♪16:30~17:30
 ★『カヴァキーニョの夜 改め カヴァキーニョの黄昏』ライブ
 大道寺栄(カヴァキーニョ) 田嶌道生(ギター) 長岡敬二郎(パンデイロ)

【チャージ】
 WS 3,500円(1dr付) ライヴ 2,300円(道場参加者は2,000円)

※パンデイロ貸出し 500円
※カヴァキーニョ・ギター持ち込み可(カヴァコ講座・アンサンブル参戦用)
※カヴァキーニョの貸出しはしておりません。ご了承下さい
※予約制(定員30名)
 
ご予約はメールまたは直接サンバタウン(TEL 052-861-0336)までお願いします。
zezi@sambatown.jp

着いたわよーん

2006-05-20 13:02:16 | CD

マルセロD2の新譜"Meu samba é assim"が届きましたざんす!
名古屋のD2を自負するワタシとしましては、あっ、物を、物を投げないで下さい、セルメンの新しいのが出た後のタイミングでコレをリリースしていただいてホントーに溜飲の下がる思いがするざんす。

「俺のサンバはこーゆー感じ」というタイトルですが、よりヒップホップ色が強まってるようなのに、同時にサンバテイストもより濃くなっているように感じる不思議極まりない作品です。「完全無欠なるビートの追究」の旅はこれでひとまずのゴールに辿り着いたのかもしれません。売り手があまり過熱しすぎたコメントを発するのもアレなんですが、気にせず言いますね、もう気ィ狂いそうなくらいカッコええですわ。前作"A procura da batida perfeita"でハマったあなたはもちろん迷う必要などありません。

しかしD2、アタマ薄くなっちゃったね。帽子かぶりすぎだよ。ワタシも気をつけよう・・・。

エルメート新作、遂に到着!

2006-05-10 17:47:16 | DVD

・・・なんかもう、こういうの見せられたらコメントとか書く気が失せちゃいます。
これまでにも各所からのアルバムレビューの原稿依頼を承ってきましたが、「いや、こればっかりはご辞退申し上げます」と言いたくなる作品に初めて出くわしました。ワタシなんかにゃ書けるワケがない。あえて一言で表現するならば「宇宙」、もうこれしかございません。

リリースに関してブラジルの方でいろいろあったらしく入荷が延び延びになっておりましたが、その遅れを帳消しにする凄まじい出来栄えです。こいつは是非DVDでご覧いただきたい。多くは語りますまい。抜け目なくサンバタウン通販サイトにすかさずアップしておきましたのでファンの方は是非今のうちにお求め下さい!