ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

無事入荷するかどーかもわからないのに

2008-05-27 21:11:09 | 雑貨

胸のドキドキを抑えきれずにまたもフライング情報を流してしまう、学習能力のない未熟者。それがこのワタシ。
こんにちは、マルセロDD2(ドードイツ)です。あっ、ごめんなさい、物を、物を投げないで下さい!(こればっかやな)

ブラジルから上記画像のようなパロディユニフォームが6月入荷予定です。ファンなら卒倒モノのアイテム。その他「A procura da batida perfeita」や目下最新作「Meu samba é assim」をモチーフにしたテーシャツも同時入荷予定。あくまで予定。問題は本当に無事に入荷してくれるかどうかです。いや、それ、ダメじゃん。
こいつは6/21(土)に名古屋で開催されるライヴ&DJイベント「Boas-Vindas!」の即売会にて独占販売予定!イメージキャラクター(ていうかモニター)としてスペシャルゲストの中原仁さんに無理矢理着せることになっています。ワタシはホームだけどアウェイ色を着ることにしましてと(笑)。そしてニセDJ・中原ゼ仁の名を騙るのです。というわけで、みんな来やあ!(←名古屋弁)

D2といえば、今や国内ではなかなか見かけることが難しくなった彼の傑作CD「A procura da batida perfeita」や、超ド級のカッコ良さ、アコースティック編成&サンバパーカッション部隊のみでヒップホップをやる鬼のアンプラグドライヴ「Acústico MTV」がひっそりと再入荷しておりますので、探しておられた方は、是非是非!

「コロンブスの卵」とは正にこのこと。

2008-05-24 14:52:22 | CD

これもなかなかに素晴らしい。

カルトーラ作品集。それもショーロ形式で。先日のジャヴァン集に続き「ありそでなかった」シリーズ第2弾といえましょう。ジョエル・ナシメントの叙情系バンドリン、パウロ・セルジオ・サントスのクラリネットの甘い音色、マルセロ・ゴンサルヴェスの7弦ギターの重厚かつ華麗な響きに恍惚。カルトーラよ永遠なれ。

解説はこちら

遂にこの日がやって来た

2008-05-21 02:09:37 | イベント

号外!名古屋に中原仁来たる!!

こんにちは、急いで(敬称略)をつけるサンバタウン店主ですが、皆さんお元気ですか。ワタシは頚椎ヘルニアがどーにもヤバくなってきた感じでございます。やっぱ基本は体幹ですね、背骨ですね。ちゃんと怠けずにリハビリしないといけませんです、ハイ。

さて、そんなワタシのしみったれた持病はさておき、お待ちかね(の人はいてくれるのか?!)地元・名古屋の定例LiveアーンドDJイベントBoas-Vindas!が6/21(土)、58月(GOYAMOON)にて開催決定!3回目となる今回は、遂に我らが中原仁さん、エスペシアルゲストDJとしてご登場いただく運びとなりました。これはもうはっきり申しまして快挙なんであります。と言いつつワタシは何もしておらず、全ては主催バンド・NARCOの面々のおかげなんですけど。

ちょうど去る19日(月)にはPikaia Pandeiro Specialとの共演も果たし、今ノリにノッてる不思議系アヴァンギャルドバンド・NARCOのライヴにかぶせて、前回大反響を呼んだ河本隆志がお送りする映像美。更にはイキのいいDJ中川クンが遠慮無用にブラジル音楽をかけ倒し、お待ちかねの仁さんによるとっておきゲストDJタイムで会場は一気にヒートアップ(あの、イベント来月なんですけど)、その合間を縫うようにして、なんちゃってDJゼジが送りバントのような献身的プレイを狙います。来たれ若人よ!いや別に若人でなくてもいいんですけど。

【Boas-Vindas! Vol.3】
6/21(Sat) Open & Start 18:30
Charge: 予約1,800yen 当日2,000yen
DJ:ゼジ(SAMBATOWN)
   中川陽介(NARCO)
映像:河本隆志
DJ Convidado Especial:中原仁


そしてそしてそして翌日22日(日)はこれまた名古屋の新たなブラジル料理ホットスポット「サルバドール」が1周年記念パーティを開催(大拍手)。おいしい料理をつまみながら楽しい日曜の夕方をお過ごし下さい。もはや地元民のみならず、遠隔地のブラジル音楽ファンの皆さんにも是非遊びにお越しいただきたい週末なんであります。店主の所属するバンドSapato Novoの演奏も(一応)予定されておりますので、この土日は皆さんこぞってブラジル関連イベントで盛り上がりましょうぞ!

Leo Minaxに注目!

2008-05-19 15:42:50 | CD

こんにちは、なるべく16日に、といいながら結局記事アップが週明けの19日になるという、ホラやっぱりね的だらしなさを帯びてきたサンバタウン店主ですが、皆さんお元気でしょうか。

今回はミナスジェライスの出身ながらも現在スペイン・マドリードを拠点に活動するアーティスト、Leo Minax(レオ・ミナックス)にスポットを当てたいと思います。

この人は元々ミナスでドラマーとしてキャリアをスタートさせたようですが(80年代前半にロー・ボルジスの妹・ソランジとグループを組んでいたこともあるとか)、その後レオ自身最も得意なギターに回帰します。彼曰く、「当時はトニーニョ・オルタにとにかく影響を受けた」と述懐しています。87年に彼はミナスを去り、祖父がスペイン人であったことと、フラメンコギターを習得したいという思いから、スペインのマドリードへ移住します。

そこから6年後の1993年に彼自身初のソロアルバム"Bonito de escutar"をリリースしますが、いかにもミナスっぽい清々しさに満ちた音楽を展開しています。ちなみにこのアルバムは今となっては入手が不可能に近いようです。

その後2000年にセカンドアルバム"Sol no Bleu"を発表。このアルバムは更に美しさを増したアコースティック・ミナス・ジャズともいうべき内容(そんなジャンルないか)で、ここでの目玉はゲストにセルジオ・サントス(1曲)とトニーニョ・オルタ(2曲)が参加している点。ミナスの人脈がしっかり生きていることを示しています。

一気に彼の音楽性が開花したのが2003年発表の"STEREO 13"。それまでのミナスの清澄なイメージを重視した作風とは打って変わって、大胆にエレクトロニックなビートにノイジーなギターと、レオ自身の甘い歌声と柔らかいガットギターサウンドとを融合させ、これが見事に成功しています。目立ったゲストミュージシャンに頼っていないところがかえって彼のオリジナリティを際立たせ、良い結果につながったのかもしれません。ちなみにこのCDも今や廃盤寸前で、スペインからの調達が極めて難しい状況にあります。

この前後レオはホルヘ・ドレクスレルと交流を深め、曲を共作する等の足跡を残しているあたりに、彼の音楽的指向の変化がうかがえます。

そして2005年、目下最新作である"Aulanalua"をリリース、紛れもなく彼の作品中もっともクオリティの高いアルバムといえるでしょう。「月面教室」とでも訳せばよいのでしょうか、そのタイトルの通り、地球以外のどこかの惑星にいるような独特の浮遊感覚に満ちたサウンドが印象的です。驚くべきは、ゲスト陣にアルナルド・アントゥニスにモスカといった超個性派ミュージシャンを呼んでいること。その効果は抜群で、彼らのファンが泣いて喜びそうな(別に泣きはせんか)くらいにキャラの立ったトラックが収録されています。また昔からのミナス人脈として、才気溢れる女性アーティスト、マリーナ・マシャードが起用されているのもさすがと言えます(現在のミナス人脈として、彼はアフォンシーニョやヴァンデル・リーといった名前を挙げています)。レオの甘くセクシーな声にはいっそう磨きがかかり、そこへロック感覚溢れるバンドの演奏(エレキギターがとにかく最高)との絡みぶりが絶妙です。妙に変拍子の曲が多く(笑)、昔プログレが好きだったブラジル音楽ファンが大喜びしそうな気がするのはワタシだけでしょうか。それにしても、こうまで音楽性のベクトルが変わってもなおミナス音楽独特の浮遊感とセンチメンタリズムを見つけられるあたり、レオの中にミナス人としてのルーツが息づいているのだと思います。

今回、個人的にレオ・ミナックス本人とコンタクトを取る機会があり、その勢いで"Aulanalua"のCD+DVDパッケージと、僅かながら"Sol no Bleu"の入荷に成功しました。ご興味のある方はレオのMySpaceページで是非彼の音楽をチェックしてみて下さい。気に入ったらサンバタウン通販で買ってね(笑)。

現在製作中で、「もうちょいで終わるところ!!!」と毎回やたら感嘆符の多いメールを送ってくれるレオのニューアルバムの登場も待ち遠しいところです。

それにしてもMinaxという、いかにもミナスを意識した芸名についSHIDAXを連想してしまう不謹慎な店主を笑って許して。

ようやく通販にアップしました。

2008-05-15 03:06:02 | CD

そんなわけで、事前告知から一週間たってようやく新着商品を通販サイトにアップ致しました。なんという作業生産性の悪さ。カイゼン、カイゼン、カイゼン~!なんてことは申しません。そういえば最近の中日新聞の社会欄の連載記事「結いの心」で某自動車メーカーを揶揄ないしは批判する内容が、かつてないほど堂々と、ずけずけと書かれていますが、大丈夫でしょうか中日新聞さん。どっかから圧力かかったりしないかしらん。と別にワタシが心配する筋合いではありませんが、いずれにしましてもこの連載記事を読んで溜飲を下げている地元の下請け業者さんが急増中のはず。何の話でしたっけ。そうそう、新着アイテム(笑)。

しかしこうして新着アイテムのページを見ていると、完全にアコースティック指向になってきましたね、サンバタウン。アナ・カロリーナ以外にロックが見当たらない(苦笑)。いや、あった。レオ・ミナックス。

というわけで次回はサンバタウンの隠し球アイテムである、ミナス出身・マドリード在住のLeo Minaxのご紹介をしたいと思います。15日はベト・カレッティ名古屋公演のお手伝いがありますので、なるべく16日に。お楽しみに!

実はいろいろ新入荷がありまして

2008-05-09 16:27:11 | CD

GWのナゴヤエキトピアにほとんどのエネルギーを費やしてしまっていたため、通販の方がすっかりおろそかになってしまった感がありますが、どっこい、GW期間中にも国内外からいろいろと面白い音源が届いております。それらの通販アップに集中すべく本日から作業を進めておりますので、どうぞご期待下さい。でも気付いたら商品ラインナップがほぼ完全にショーロもので埋め尽くされてしまっており、もはやサンバタウンはショーロタウンと店名を変えねばならないのでしょうか。

目玉商品をひとつご紹介。リオの隣町ニテロイにあるライヴどころ「Orquídea(オルキーヂア、英名オーキッドすなわちランの花の意)」というところがあるらしく、そこでよくプレイするミュージシャン達が集まって製作したのがこのアルバム「Choro e samba em Niterói」でございます。リリースされたのはかなり前になりますが、これを聴くのは店主初めてでございます。ジャケットに写ってる顔ぶれを見るだけでも、ご存知ホナウド・ド・バンドリン(なんてガラの悪さだ!)、んで彼の弟ホジェリオ・ソウザ(ここでは珍しく6弦がメイン)、マルシオ・アルメイダ(映画『Brasileirinho』にもチラリと映ってましたね)、シルヴェリオ・ポンチスとショーロ界の大御所揃い。もちろんこのテの作品はパターン的に彼らだけの演奏のみにとどまることはなく、Zé da Velha, Eduardo Neves, Jorginho do Pandeiro, Celsinho Silva, Marcos Nimrichter, Mario Seve, Rodrigo Lessa, Alexandre Romanazzi, Quarteto Maogani, Guinga, Rui Alvin, Marcello Gonçalves, Zé Paulo Becker, Carlinhos Leiteといったとんでもない名前がクレジットに次から次へと並んでおります。ということは中身はもう今さら解説するまでもありませんね(ふふふ)。ただひとこと、最高です。

このほか入手困難盤のMarcos Ariel & Tigres da Lapa(もはや在庫2枚), Galo Pretoのバンドリニスタ・Afonso Machadoのソロアルバム(バンドリンファン必携!)、それから可愛い女性三人衆によるChoro das 3も入ってきておりますので通販アップをどうぞお楽しみに!

Di Giorgioオールドファンの皆様へ

2008-05-08 16:08:11 | 弦楽器

とタイトルを打ったはいいのですが、果たしてこの日本中に何人のDi Giorgioファンの方がいらっしゃって、更にその中の何人がぜじろぐをご覧下さっているのだろうと考えるといかにも無駄な記事だなあとと思いますが、あまり気にせずいってみましょうっ。

本日、名古屋のHARD OFF覚王山店さんにて、Di GiorgioのSignorina N.16が置いてあるのを発見致しました。1974年製、バリバリのヴィンテージものでございます。不覚にも店主、そのときデジカメも携帯も持ち合わせていなかったのがどうにも悔やまれます。(後日追記:再度行ってこっそり撮影してきました)

 (ちっちゃーく青い文字で1974って)

トップはスプルース系。ただやけに赤いのです。まるで酢豚あんかけのような赤さです。これは経年変化ではなく、ただのニス着色???ひょっとしたらジョアン・ジルベルトのまっかっかなTarregaの表板も、この酢豚あんかけなのかもしれないと思ったらムムムという気持ちが致します。

 (赤い、赤い、赤すぎる!)

サイド・バックはハカランダ合板。内側の板もハカランダです。サイドなんてオダイル・アサドが使っているギターのように、ブラウン×クリームのツートンが凄まじく派手な色合いです。この酢豚あんかけトップとド派手ツートンのサイドのカラーコンビネーションだけとってみると、ボサノヴァというニュアンスからはどうにも程遠いギラギラしたイメージです。なお、トップ、ボトムともに無数の小さなひびが入っており、年季というか、よく34年も生きながらえてきたもんだねと労ってやりたい気分になりました。

 (この明暗の分離がスゴいですよね、当時のハカランダ)

指板・ブリッジもハカランダ(ブリッジもこれまたツートンカラーでして・・・)。トップのヨレにより一部ブリッジとの分離がみられますが、致命傷ではありません。しかし仕上げのお粗末さときたら現行Di Giorgioの比ではありません。はっきり言ってワタシが今ぶっつけで造っても遥かにキレイにできそうです。ちなみにペグはゴトーの35G1600(ボタン・茶)に交換してありました。


(リペアマンの腕の見せどころってやつだなあ。別にワタシがリペアするわけではないですが)


(ゴトーの35G1600はホントに快適で素晴らしいペグです。
でも、やっぱりDGのヘッドには当時の「飴玉ペグ」こそがふさわしい・・・)

状態のデリケートさからか試奏はあえなく断られましたので、実際に音を聴けなかったのがどうにも残念ですが、とにかくまあ、こんな状態のシニョリーナちゃんが税込105,000円(本体のみ)で売られておったわけでございます。店主としてはあえて手を出さずにおいた次第ですが、もしこの情報を目にされて一瞬めまいがしそうになった方は、是非トライしてみてはいかがでしょうか(何のトライだ?)。HARD OFFさんとの電話交渉でらちがあかないようでしたら購買・発送代行を承りますのでご相談下さい(但し売約済みの際はご容赦願います)。

あ、そういえばDi GiorgioのTarregaとAuthor3を通販サイトにアップしました。Tarregaはただいま在庫あり、Author3は5/18頃の納期となります。ともに1台限り、お早めにどうぞ。ってまたそのうちオーダーしますから実はお急ぎになる必要はないんですけど。

続・通販をしばらくお休みします。

2008-05-06 13:25:30 | 連絡事項

こ、こんにちは、怒涛のナゴヤエキトピアまつりが終わり、機動戦士ガンダム(初代)のラストシーン状態のごとく心身ともにズタボロのサンバタウン店主ですが、皆さんは有意義なゴールデンウィークをお過ごしになられましたでしょうか。

さて、ひとつ前の記事にて5/5(月)まで通販営業を休止させていただく旨のご案内をさせていただきましたが、事後処理(後片付け・在庫たなおろし・商品メンテナンス等)に少々の時間を要するため、営業休止を5/7(水)まで延期させていただきます。従いまして通販再開は5/8(木)からとなります。誠に申し訳ございませんが何卒ご容赦下さいませ。